2025年03月16日

叔父の思い出

昨夜、40歳のショウゾウが
久しぶりに来てくれた。
近況を尋ねると、大好きだった父親の兄、
つまり伯父さんが亡くなり、そのショックで
しばらく立ち直れなかったそうだ。

その話を聞いて、僕も母の弟である
叔父のことを思い出した。
叔父は岐阜県で建築会社を設立し、
現場に立つ姿が、颯爽としていて、
とてもカッコ良かった。

祖父母も暮らすその家に夏休みなどで
泊まりに行くと、叔父は
大抵パンツ一丁でビールを
飲みながら野球を見ながら
一日の疲れを癒していた。

その時、彼の太い二の腕や、
30歳を過ぎているはずなのに、
割れた腹筋を見てドキドキ
していたことをよく覚えている。

そんな叔父は、僕が高校を卒業した頃、
趣味の狩猟で友人と山に出かけた際、
足を踏み外した友人の猟銃が暴発し、
それを全身に受け、失明寸前になった。

調べた結果、日本は治療が難しく、
アメリカ、シカゴの医療機関に行くことになり、
「一緒に来てほしい」と僕に頼んできた。

僕は喜んだものの、当時渡米にはビザが必要で
それを取得するまでにひと月かかるため、
結局、父親が代わりに同行することになった。

帰国後、父は「目が不自由になった叔父は
頑固で苛立つことも多くなり、
人が変わったようだったから
結果的にはお前が行かなくて
良かった」そう話していた。

叔父の目は完治こそしなかったものの、
視力は5割くらいは回復し、
その後も比較的元気さを取り戻した。

しかし最終的に屋根修理中に
瓦屋根から落ちて死んでしまった。

元気でかっこ良かった叔父らしい
最期だったなあ、今、改めてそう思う。

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posted by みつあき at 18:34| Comment(0) | 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする