2025年01月31日

氷川きよしコンサート

昨日は、縁あって、氷川きよしことKiinaさんの
コンサートを観に行かせてもらった。


2024_hikawa.jpg

僕は恥ずかしながら、演歌のコンサートというのは
生まれて初めて。
ただ、去年の紅白で彼が歌った「白雲の城」が
あまりにも素晴らしく、楽しみにしていた。

さすがに演歌、かなりの年配者が
多いのかなんて思っていたら
(昼の部はそれなりだったらしい)
おそらく僕よりも若い女性
(それでも十分中年!笑)が
8割くらいだったと思う。

みんな手に手に、ライトペンを持って
歌に合わせて振りながら「キヨシ!」と
声をかける。
そういう意味では、
アイドルさながらのライブ。

こういう状況も慣れてない僕は
なんだか恥ずかしい気持ちになりながらも
(さすがにライトペンを
振ることはなかったけれど)
すっかり楽しませてもらった。

場所が、明治座ということもあって
(明治座なんて、歌舞伎を観に行った以来
30年ぶりくらいに行ったような気がする)
昨夜は演歌のみのライブだった。
衣装も三回チェンジがあったものの、
すべて着物や旅姿の男っぽいモノ。
ドレッシーなKiinaも観たかった。

それにしても、今さらながら、本当に
ハリがあり、力強い歌声は感動的だった。

途中、歌いながら客席に降りてきて、
握手をしたりしながらの演出はさすが。
その中で、7歳の男の子を前に
Kiina本人が泣き出してしまったのには
驚かされた。

いじめられたり、除け者にされたりしていた
幼少時代を思い出したのか、それとも
幸せそうな母子の姿に胸を打たれたのか。

彼はライブの端々で
「自由に、自分らしく生きる。
自分なりに歌う」ということを
何度も口にした。

今度は、またドレッシーな彼を
ぜひ観たいと思った。


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2025年01月29日

映画の記憶

子供の頃からずっと映画が好きで、
どれくらい映画館に通い、
どのくらいの映画を観たんだろう、と
よく考える。

途中で眠ってしまったことも結構あるし、
好きな映画は2度、3度と観ることもある。

ただ、好き過ぎて、良かったモノを
何度も観るよりも、ついつい新しいモノ、
まだ観ていない旧作を
観ようとすることが多い。

若い頃からそんな観ていない映画を
追いかけて当時は二番館、三番館と
言われる名画座に通ったものだ。

ただ、その後、世の中は、
テレビでやった映画を
録画できるようになり、
DVDで買うことも出来るようになった。
そして、今や、配信で
いくらでも観られる時代だ。

だから、さらに同じモノを繰り返し
観ることを避けてしまう。
一度だけ、それも次々と観ていない映画を
追っていくと、逆に観たモノを
すぐに忘れてしまったりする、

映画を語る、ということに関して
僕がリスペクトしているのが
ラッパーの宇多丸氏だ。

彼の批評眼の鋭さや、その着眼点、
そして何よりも記憶力の凄さは
とても真似が出来ない。

ストーリーのみならず、細部に渡り、
よくも次から次へと過去作の話が
出てくるものだと心から感心する。

そんなことを考える中で、
良かった、胸を掴まれたとしか
言えないような録画しっぱなしや
配信されている映画を、改めて
観ていこう、そう心に決める2025年だ。

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2025年01月27日

ゲイのセクハラについて

芸能人の起こした問題が
大きく話題になっているけれど、
50代になるトミタ君が、
去年、職場で結構頭を抱えることが
あったことを話してくれた。

会社の中で20代の部下の男子が
40歳の男性社員からセクハラを
受けていることを、
相談されたのだそうだ。

飲み会の帰りに自宅で飲もうと誘われ、
酒を飲まされ、そういう行為に及んだと。

トミタ君は、その男性社員がゲイかどうかは
知らなかったし、おそらくその彼も
トミタ君のことは知らない。

ただ、ゲイかどうかということよりも、
セクハラ案件ということで、直属のその
彼を問いたださなければならない。

それこそ、会社全体の問題として、
定義するべきなのか、それとも
個人的な注意や何らかの罰則を与えることで
若い彼が納得することなのか。

これはトミタ君が、ストレートだった場合と
ゲイだということとは、
かなり違ったのかも知れない。

自分がゲイであることを
社内でも、公表するべきではない、
そう思っていたトミタ君が、
この件を会社の他の人間にどう伝えるべきか。

トミタ君はかなり悩んだ末、
若い社員に断った上で、
他の社員には伝えることなく、
結果的に、その件について冷静に
手を出した彼に話を聞いたらしい。

彼は酔っていた自分の問題である、と
しっかりと謝罪し、その翌月に
会社を辞めたのだそうだ。

こういったことは、今後も
クローズアップされていく事案に
なるのかも知れない。

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2025年01月25日

新年からブルーな報道

あと数日でもう1月も終わる。

新年早々から、携帯やテレビから
飛び込んでくるニュースを見聞きすると
かなり気が重くなるモノが多い。

僕にとって最もショッキングな出来事は、
アメリカ大統領の就任式だった。
ほぼ人間の理想、道徳感からかけ離れたと
思える大統領令なる書類に、
次々と署名していく男。
大歓声の中、嬉々としてサインベンを
観衆に投げていく様に、僕はどうしても
独裁者の姿が見え隠れする。

大聖堂の司教からの「弱い者たちに
慈悲の心を持ってほしい」という言葉に
苦虫を噛み潰したような表情で対応し、
謝罪しろと強く言う男。

それを50%以上の人たちが
支持しているという現実に
本当に憂鬱になる。

同様に、国内でも、支持者に支えられ、
再度当選した県知事のその後。
彼のパワハラをめぐる件から
3人目の犠牲者が出てしまったこと。
それで亡くなった人間をさらに
SNSで追い討ちをかける人まで出てくる。

また毎日のように報道される
芸能人本人が認めた事件から発する
テレビ局の不確かなエクスキューズ。
増して、一応、加害者とされている
彼の功績を讃えるような映像が
他の局からも流されるという不思議。

そしてそういう多くの報道から
あまり注目を浴びない
新たなる裏金問題。

僕の若い頃から当たり前とされた
不条理な上下関係やジェンダー問題、
時代と共にまったく形を変えていく。

顔がないSNSというモンスターに寄って
さらに歪められていくような気がしてならない。


こういう事象から、メンタルをやられることなく、
僕らは何をどういうふうに
学び取って、日々に生かしていけるか、
そんなことを考える2025年の幕開けの月だ。

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2025年01月24日

甥や姪へのカミングアウト

昨日は旧友のミツトモが来てくれた。

彼は、一度結婚をしたことがあり、
元妻にゲイであることがわかり、
ミツトモ自身の両親にアウティングされ、
裁判沙汰にもなったことがあった。

ただ、その裁判の際に、ミツトモの
両親は、ただ、ただ彼の味方を
してくれたと言っていた。

その後、彼は今のパートナーと知り合い、
おそらく35年近くの付き合いと
なっている。

ご両親とパートナーは仲良く、
共に食事をすることもあるようだ。

そんなご両親が、近々、結婚60年という
ダイアモンド婚のお祝いがあると言う。

ミツトモの妹や弟夫婦は
ミツトモとパートナーのことは
よく知っている。

ただ、その子供たちには
まだ、伝わっていないらしい。

今回、そのお祝いの会に
初めてパートナーを連れて行くことで
どういう説明をするか、と妹から聞かれ
「パートナーだ、と伝えてほしい」と
話したそうだ。

姪や甥は、まだまだ若い。
自分の叔父さんが、ゲイであることに
驚くことはあっても、さほどショックを
受ける世代ではないだろう。

こういう家族が増えることで、
少しずつ、理解も広くなっていけば良いのだけれど。

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2025年01月22日

新版「阿修羅のごとく」

3年前、コロナ禍のブログで
もう40年以上も前に作られた
「阿修羅のごとく」について、書いた。

http://bar-bridge.seesaa.net/article/481063478.html

なんとこれのリメイクが、
今月の9日からNetflixで始まった。

それも是枝裕和監督、宮澤りえ、尾野真千子、
蒼井優、広瀬すずという豪華キャストだ。

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ただ、向田邦子のオリジナル脚本を
どう改めて作り直すか、正直言って
NHK版(当時の演出はこれまた才人
和田勉)が良かっただけに、
どうなるか、僕はかなり疑心暗鬼だった。

今どきのテレビドラマのように
軽く、あまりにもわかり易く作られてないか、
もしくは、変におどろおどろしい
演出とかになっていないかなどなど
不安材料は山ほどあった。

是枝監督の脚色は、ほぼ向田版に
忠実、と言えるほどそのままだ。

しかし、そこに見事なまでの躍動感に満ちた
キャストの演技が光り輝いている。

特にこの四姉妹の掛け合いは、
オリジナルを超える、
と思うほどのテンポの良さ。
台詞が重なる、口にモノが
入ったまま喋るなど、かなり
リアリティを追求した演出だ。

キャストでは、この四人が
素晴らしいだけではない。
尾野真千子の夫役、本木雅弘ことモックンが
かつての神々しいイケメンぶりを
しっかりと抑えて、常に受けの演技に
徹しているのが好感が持てる。

ちなみに、オリジナルの同役を演じた
緒方拳は、「男が情けなさすぎる脚本」という
理由で第一シーズンで役を降りた。

そう。まさに昭和の妻の尻に敷かれた
情けない夫を、本木は見事に
演じ切っているのだ。

オリジナル父親役の佐分利信の
科目で頑固な父親像はさすがだけれど、
今回、國村隼も今までにはなかった
老人役を嬉々として演じている気がする。

いずれにしても、こういう俳優たちが
昭和の家庭を中心に、見事な美術、セット、
そして今では想像できない黒電話や公衆電話を
使ったシーンの多さも見逃せない。

オリジナルを見ずに、今回に挑んでいる人は
U-NEXTもしくはNHKオンデマンドなどで
是非ともオリジナルも見て、楽しく比較してほしい。

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2025年01月20日

元彼との再会

10年ぶりくらいだろうか。
30年ちょっと前に、1年間だけ
付き合った元彼と久しぶりに食事をした。

当時は彼も30歳くらいで、
食べ物の好き嫌いは多い、
何かにつけ、僕の行動にものすごく嫉妬をする、
加えて、僕の愛情を何らかの形として
見せなければ機嫌が悪くなる、
とかなり大変な付き合いだった。

口論は絶えず、喧嘩をしたくなくても
すぐに喧嘩になってしまう。
それまで僕が経験した恋愛とは
まったく違ったものだった。

もちろん、いつも僕を心配し、
手厚く色々なことをしてくれたことなど
感謝することも多かったけれど。
そんなこんなで、付き合って丁度一年目に
ピリオドを打つことになったのだった。

しかし、今回、再会して、
彼のその変貌ぶりにはとても驚いた。

彼は、僕と別れて、5年ほど経った時に、
ご両親がやっている家業を継ぐため、
大企業を辞め、地方都市の実家に帰った。
そして、3年前までの10年は
母親の介護に奔走する日々だったようだ。

3年前にそのお母様が亡くなり、
今は90になるお父さんと共に
仕事をしているのだそうだ。

それまで、ほとんど話をしたことがなかった
父親との関係も、二人きりになり、
とてもよく話すようになったと言う。

当時、自炊などしたことがなかった彼なのに
毎日、二人分の食事を作っているらしい。

そして、さらに驚いたのが、
17年前に都内に住む
男性と付き合いだし、月に一度、
遊びに来ているのだと言っていた。

その彼との関係は非常に穏やかで
喧嘩をすることもなく、
毎日のように電話で話し、
来た時は、楽しく数日間を
過ごしているようだ。

そんな彼の大きな変化だが、
10年前に会った時は
彼の友人と店に来てくれていたので
まったく気が付かなかった。

ただ、改めて考えると、当時僕が
返せなかった彼の嫉妬や、
僕に求めていたモノは
ご両親や現在の彼への深い愛情として
色々な人たちを支えているのだ、そう思った。

幸せそうな彼の笑顔を見て、
お互いに憎み合うこともなく、
こういう形の関係になることが出来て、
本当に良かった、そう思った。

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2025年01月18日

パンツまみれの日々

キョウスケ 26歳は、大のパンツおたく。

高校生の頃にネットで見た
下着の広告の男性がものすごく好きで
それからその下着を買うようになったのが
始まりだったらしい。

最初は出来るだけ小さく、股間が
もっこりしていることがわかりやすいモノを
選んで買っていた。
ただ、それは1000円や2000円ではなく、
モノに寄っては、1万円近くするモノも
あったようだ。

ありとあらゆるブランド、色、形で
買い出すとどんどん増えていく。
学生の時からバイトで貯めたお金のほとんどは
競パンや、ビキニブリーフに消えたと言う。

パンツ道(?笑)を突き詰めていくと、
最初は小さめビキニだったのが、
ボクサータイプや
トランクスにも目がいき、
もちろん単純な下着ではなく、
いわゆるケツ割れサポーターや
六尺にまで手が伸びるようになった。

最初はそれぞれを履いて、
マスターベーションなどしていたが、
それこそ、それをビデオに撮影したり、
だったら身体を鍛えたほうが良い、と
数年前からお気に入りの下着が
似合うようにジムにも通い出した。

困ったことに、最初に望んでいた
広告の男性のような人を追いかけるのではなく、
自分がそんな広告に出られるように
なりたい、そう強く願望するようになった。

これってナルシストっていうことですか?
自分の半分以上の年齢以下の若者から
こう聞かれても、なんとも答えられないけれど、
それで満足ならいいんじゃないかと
言うと、「了解です。極めていきます」
と笑顔で応えてくれた。

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2025年01月17日

ワンちゃん愛の日々

昨夜、ものすごく久しぶりに
タジマちゃんが店に来てくれた。

彼はオープンした最初の7、8年は
週に何度も来てくれるかなりの常連で
その後、地方都市に転勤。

帰京してから、なんと柴犬を買い、
もうワンちゃんにメロメロ。
一度だけ、店にもそのワンちゃんを
連れてきてくれたりした。

その後、なんともう一頭買うことに
したらしく、ものすごく大変じゃないかと
心配をしたけれど、なかなか楽しそうだった。

とにかく仕事とワンちゃんとの日々で
しっかり癒されているということだった。


今年の正月明けすぐに、僕との共通の
友人タダシがやっている宮古島の
ペンションに犬と共に行く話を聞いた。

昨日のタジマちゃんの来店は
その報告がてら、来てくれたのだった。

ワンちゃん二匹を飛行機に乗せるのは
初めてで、その狭く暗い場所に3時間以上も
閉じ込めてしまうことに、
うしろめたさもあった。

しかし、彼のブリーダーいわく、
出来るだけ環境が違う場所に
慣れさせることは、しつけとしても
大変良いとのこと。

本来なら2泊くらいして帰ろうと
思ったけれど、結局4泊もいたのだそうだ。

天気はすこぶる良く、かと言って海に
行くワケでも、観光をするワケでもない。
もちろん、ドッグランや、犬が入ることが出来る
カフェや散歩はとことんやったと言う。

しかし、少なくともその中の1日は、
ほぼ犬と一緒に部屋にいて、
タジマちゃんはずっと本を読んでいたらしい。

そして、東京では考えられないような
充実した1日を過ごしたと言う。

なかなか僕からは想像できないような
日々だったそうだ。

とても良い2025年の幕開けだった、
そう言いながらも、さ、これから散歩に
連れていかないと、といそいそと
タジマちゃんは店をあとにした。

犬を飼ったことなどない僕には
まったく想像つかない幸せなのだろうな、
と少し羨ましく感じた。

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2025年01月16日

地方で農家

5年前に続いて昨日来てもらった
地方都市からのシュンさん、51歳。

彼は子供の頃から、うちのそばにある
農園や庭園を見るのが好きで、
土いじりも楽しんでいたようだった。

その好きが長じて、
35歳の頃に脱サラ。
自営で花農家を始めた。
いわゆる切花を栽培しているのだそうだ。

田舎なので、仏事の際には
多くの花の注文を受けるし、
それでなくても、まだ家に
仏壇があったりする家庭が多く、
そういうことでずいぶん
助かっているのだそうだ。

もちろん、花以外もお米や
野菜なども作られているらしく、
最初の頃はかなりの重労働だったらしい。

ただ、ここ10年ほどは機械が
ほとんどのことをやってくれて、
そうでないことは、近所のご婦人たちが
手伝ってくれたりするようだ。

そんな中で、長いあいだ、一人で
暮らしていると、さすがに最近は
寂しくなると言う。

ずっと別に男なんか、いらない
面倒臭い、そう思っていたし、
たまに大阪や東京など大きな都市に
行った時に、サウナや売り専で
満足だった。

ただ、50も超えるとそこは変わったそうだ。

マッチング・アプリなどで
農家男子と書いているようだけれど、
それを聞くと、男らしさに
群がってくるんじゃない?と尋ねると
「僕も農家をやっています」
という人が圧倒的らしい。

そういう人に限って、実家を継いでいたり、
なかなか時間が取れない人も多いそうだ。

悩ましき農家男子らしい。

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2025年01月15日

スタッフ新年会での恋バナ

一昨日の祝日の13日の日は
店を休ませていただき、年に二度の
スタッフ会をやらせてもらった。

毎年、僕が住んでいるうちに
みんなに来てもらうのだが、
料理自慢がこぞって、得意料理を
披露してくれる。

料理を作ったり、食べたり飲んだりしながら、
それぞれの恋バナに花が咲く。

中にはパートナーと携帯のカレンダー機能や、
マップを共有している人もいて、
羨む人がいれば、絶対無理という人もいる。

どういうことで束縛したい、
されたいと思うか、まったく思わないか。

セックスがなくなると、関係は終わり、
まるで友達のようになってしまうのか。
それとも、そこから家族という
関係が始まるのか。

エッチなんて、男のたしなみ。
それはオープンにして付き合いたいか、
こっそりと墓場まで持っていくか。
それとも絶対浮気などしないか。

付き合う際に、ずっとこのままでいたい、と
そんな気持ちを永続させるために、
また、別れた時にその代償を
支払うために同性婚が必要と思うか。
だから、そんな男女のような
面倒だと思うのか。

えええっという不可思議な声や
爆笑をしながらも、時には真面目に、
時にはくだらない話も交えて
30代から60代、ゲイと言っても
まったく、それぞれだなあと
改めて、そう思った。

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2025年01月12日

自分の身体について

去年の年末、このブログに
僕がアルツハイマーにかかりやすい遺伝子を
持っているのと、物忘れが多くなっている
ことについて、書かせてもらった。

それを読んだお客さんからは
色々な助言をもらった。

「まだ何かが認定されたワケじゃないから、
気にし過ぎないほうが良い」
「みつあきさんは、これだけ日々
色々な人と関わっているから、大丈夫。」
「食べ物の種類を増やして、あらゆるモノを
毎日、きちんと食べることが良いみたい」
「早歩きで、出来るだけ長距離を
毎日歩く、というのがかなり効くらしい」
などなど。

本当に有り難く、嬉しいと思う。

医師から進行を遅らせる薬が
僕の場合、使用出来ない、
そう言われた時のショックも
時間が経つと和らいでいき、
とにかく自分が出来ることを
していこう、そんなふうに考える日々だ。

そんな中、コロナ禍からずっと
悩んできた脊柱管狭窄症も
しっかりとした医師に相談し、
出来る限り、治す方向にいけば、
そう思っている。
(このことも伝えるとは初めてかもしれない。)

また、最も重要な睡眠、特に
朝晩が逆転する、ということに対しての
悩みも、今年から金曜日、土曜日は
2時にクローズさせてもらう、ということで
少なくとも平日は2時、週末は4時に
就寝することに専念しようと
するようになった。

まあ、そんな年齢になった。
ということなのだ。

色々ご迷惑かけますが、
よろしくお願いします。

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2025年01月11日

「凶」が「大吉」となった日

カズシ君37歳は去年の11月に
マッチング・アプリで出会った(またか、笑)
29歳のボーイフレンドと、一緒に大晦日、
正月を迎えたそうだ。

二人で初詣に行き、
おみくじを引くことになった。
祈りを込めて、ふたりでエイっと引く。
ボーイフレンドは「吉」だったようだが、
カズシ君はなんと「凶」と出てしまったらしい。

「ええっ!やば!!」とカズシ君は
ちょっと落ち込んだ。
そのあと、ちらっと彼氏の顔を見たら、
彼はニコニコと笑っている。
「カズシは今がどん底、でもこれからは、
僕が居るから急上昇していくんだ」
そう言ってくれる。

「でもお前と会うまでは
どん底だったってことなのかなあ」
そう言うと
「そうなの?でも、だとしたら、
俺と会ってなかったから、
もっとsどん底だったのかも知れないよ」
そう言ってくれる。

「そっか。でも、お前と会ってからの
3ヶ月がどん底っていう考えだってある。
だって、おみくじ引いたのが今日だから。」

そんな屁理屈を言うと、彼は
「いい?カズシ。
そういう考え方が、凶を引いたんだ。
大丈夫!!来年はまた俺と一緒に
おみくじ引いたら、絶対「大吉」だから!」
と真顔で語ってくれたようだ。

そんなにネガティブに考える
タチじゃないのに、
正月しょっぱなから、「凶」が出て、
なんだよと思ってしまった自分。

ただ、この彼と会って本当に良かった、
これからは僕がずっと彼の支えになりたい、
いや、なる!
そう心に誓った新年となったらしい。

新年早々、良い話を聞いた。

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2025年01月10日

カミングアウトとクローゼットのはざまで

以前、5人を伴って来てくれたリョウジ君、
28歳がふらりと一人で来てくれた。

彼はそもそも団体行動が苦手で、
ゲイの友人もほぼいない。

たまたまマッチング・アプリで
知り合ったうちのお客さんに
誘われて初対面の4人と
この夏、うちの店に来てくれたのが
最初だったのだと言う。

今のところ、ゲイの友人も、
恋人もいないせいなんだろうか、
そこはかとなくノンケ臭がする
ちょっと落ち着いたいい男だ。

とは言え、10代の頃に自分は
ゲイだと気が付き、両親にカミングアウト。
親は当時まだ40代と若かったからか、
すんなり受け入れてくれたらしい。

以前の職場でもカミングアウトしていたが、
偏見はないにしても、そこにいちいち
説明を要したり、他の男子とは違うと
思われるのも面倒だった。

現在の職場ではクローゼット。
しかし、今のほうがずっと
周りと仲良くいられて、
週末はほぼ男女入り乱れて、共に
色々なスポーツに挑んだりしているらしい。

職場でアウトしていないけれど、
関係が良く、楽しいという話は
あまり聞かないだけに、
人それぞれだなあ、そう思った。

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posted by みつあき at 18:56| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月09日

店内に警察官が

昨夜、店の準備をしていると、
警察から電話がかかってきた。

ちょっとした事件があり、
そのお客さんがうちで飲んだ、
ということもあり、
お酒の種類と店の写真を
撮らせてほしい、ということだった。

「他のお客さんもいらっしゃるかも
知れないので、ジャージのような
格好で行かせてもらいますので」とのこと。

警察官がジャージで!?と
ちょっと想像を逞しくしてしまうのが
俺たちゲイの性(さが)。

それよりも、本当にそうなんだろうか。
詐欺かも。。。

おそらく、まだ20代かと思われる
警察官二人が、警察手帳を見せて
丁寧に挨拶をしてくれた。

そして「忙しいところ、本当に
申し訳ない」と、お酒の種類と、
店内の写真を撮る。

当たり前だが、きちんとした対応で
二人とも薬指に指輪が光っていた
(余計なお世話)。

ジャージと言っていたけれど、
上にジャンパーを羽織っていたので
一見、大学生のようにも
見えなくもなく、
10分もしないうちに出ていかれた。

思えば、「ジャージ」という言葉に
大学生のようなイメージを持っただけなのかも。

それにしても、今の人たちは普通に
スウェットを着るけれど、ジャージも
それと並んで着ているものだろうか。

くだらないことを考えるそんな夜だった。

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2025年01月08日

電車で居眠りのあいだに

昨年末に来てくれたゴロウちゃん、
最終電車でぐっすり寝てしまったらしい。

無事に自分の駅に着いたのは良いものの、
なんと自分のバッグがないことに気がついた。
咄嗟に人が少ない車内を見ても
まったくない。
鍵も財布も携帯もその中だ。

愕然とした思いで、自分の家から
最も近い友人宅に行き、説明をし、
その日は泊めてもらった。

翌日、地下鉄の忘れ物置き場に
連絡をすると、携帯も鍵も入った
バッグは出て来たものの、
財布がなかった。

カード関連をすべて止めようと
連絡をしたら、なんとその前日に
キャバクラで120万、深夜やっている
ドンキで40万のテレビ、
そしてコンビニで1200円ほどの
買い物をされていたことがわかった。

カード会社は、お金を使ったのは
ゴロウちゃん自身ではない、
と証明してくれと言う。

ゴロウちゃんはキャバクラまで行って、
自分は行かなかったと証明してくれ、と
頼むのだが、それは無理だと断られる。

コンビニに行っても、監視カメラ映像は
お客さんに見せられず、証明は出来ないと。

最終的にドンキに行って頼みこむと、
それではそのカード会社の人と一緒に
来てくれとのこと。
結局、担当の人に伝えて来てもらい、
証明は出来たようだった。

それにしてもここまで大変になるとは。
いくらなんでも、ひと晩で、人のカードを
160万以上使うなどという人がいるとは!

ゴロウちゃんは、もう絶対、
電車では座らないと決めたらしい。

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posted by みつあき at 18:31| Comment(0) | 日常生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月06日

ホテル宿泊のデンジャラス

昨日、とある地方都市の大きなホテルで
勤めているジュンペイ君が来てくれた。

年末年始は大忙しで、特に正月を
ホテルで迎える家族や大人数を
さばくのは例年と同じらしいけれど、
それでもかなり疲弊したのだそうだ。

格式あるホテルのようだから、
さすがにクレームが出ることも少なく、
困った人もほとんどいないのが有難いらしい。

ただ、大雪や大雨、台風などの予報が
出ると、多数のキャンセルが出たりする。
キャンセルが出るのは構わないけれど、
無理して来てもらって
途中からホテルまで来られない、とか
来てから帰れなくなった、
というのがいつも問題になるようだ。

その際は、「今回限り」ということで
ホテルから車を出したりするようだが。


ちょうどジュンペイ君の横に座った
カツラギちゃんは、数年前
南の島に行った時、台風が来た。
ホテルには泊まっていたものの、
5日間、ほとんど飲まず食わずの
生活をしたのだそうだ。

とにかく、物資が届かない、
なおかつ、近くにもコンビニがなかったり、
停電になってしまったり。

遅れに遅れた飛行機も、やっと
飛ぶかと思っても、空港で
待っている人たちが何百人もいて、
最終的にはほぼ一昼夜、空港にいる、
ということになってしまったようだ。

海外も含めて、結構旅行に
行っている僕だが、さすがに
そこまでの経験はない、
と思う(ネガティブなことだけに
忘れているだけかも知れないが、笑)

ただ、行く前に、現地の事情を調べ、
いかに早く行動するか、ということに
尽きるのだろうね、
そんな話となった。

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posted by みつあき at 18:43| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月05日

本好きな30代

正月、関西方面から実家のある
関東に帰省したついでに
寄ってくれたマサノブ君、34歳が
夏以来にまた顔を出してくれた。

彼は無類の本好きだという。
職場まで片道1時間の往復のあいだ、
寝る前は、ほとんど読書しているのだそう。

基本的にはテレビも観なければ、
ゲームも、SNSもしない。

小説も読むけれど、どちらかと言うと
ルポルタージュが多いらしい。
自分の知らない世界の奥深くまで
情報を得ることは、ホントに
愉しい、そう言う。

PCもそれほど触らないけれど、
本好きの人たちのネット情報から
色々な書物を知って、出来る限り
読み漁るのだそうだ。
ただしら、電子書籍がダメで
本屋できちんと買うらしい。

基本的には本屋でくれた
紙のブックカバーを付けたまま
読むのだけれど、半分くらい読んで
これは!と思うモノには
お気に入りの自分のブックカバーを付ける。

良かったモノは何度も読むため、
本棚に並べて、そうでないモノはすぐに
売り飛ばし、新しい本に変える。

ただ、再読したいモノがどんどん
増えたため、ブックカバーも
透明なモノにしたらしい。

老眼が進んですっかり本を読む習慣も
少なくなっている僕だが、
とても刺激的な話しだった。

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2025年01月04日

新しい携帯トラブルの巻

新年早々、ハッと思いついて、
Appleの初売りをHP上のストアを
見に行った。

5年近く使い続けたiPhoneが
何度か不具合があったり、
(何らかの形で水が入っていたり)
電池の減り具合も多かった。

この物価高、円安で考えていた
買い替えをここらで一気にと思い、
新しいモノに変えようと。

まあ、かなり高額ではあったけれど、
いくらか戻ってくるのであれば、と
購入決定をポーンと打つ!

その後、よくよく見てみると
領収書には初売りの値引きが
書いていない。
あれ?と思ってきちんと調べてみると
初売りで値引きがあるのは
古いタイプのモノだったと知る。

まあ、買ってしまったモノは
仕方がない。
届いてから前のiPhoneを移行する。

以前は自宅のMacを通してだったけれど、
クイックスタートとかで、
なんとあっという間に移行出来る。

下取りもあったので、早々に
古いiPhoneの中のモノはすべて消去。

ところが!今までiPhone上で
大切なメールに付けていたフラグが
すべて消えている。
それだけじゃなく、
それらのメールも古過ぎて
新しいiPhone上には出てこない。

サポートに電話して聞いてみたが、
僕が契約しているプイロバイダーのメールに
付いたフラグのモノは戻ってこないと。。。

まさか、こういう事態に陥るとは。
正月から、頭を抱えてしまう。

Macの中にある膨大なメールの中から
見つけ出すのに何日かかるのか。。。

これだから年寄りはやってられない。

まあ、気を取り直して、新たな気持ちで
新たなiPhoneで2025年を
乗り切っていかなければ!

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2025年01月03日

あけまして、おめでとうございます 2024映画ベストテン

本年もよろしくお願いします。


さて、さて僕の恒例の去年観た
映画ベストテン。

10年以上前は、洋画、邦画を
分けてアップしていたけれど、
思えば、映画枠としては同じ。

そういう中で今年は、
1位も含めて、邦画が4本も入った

2.二つの季節しかない村
3.オッペンハイマー
4.瞳をとじて
5.ゴッドランド GODLAND
6.悪は存在しない
7.デューン 砂の惑星PART2
8.アイ・アム・ア・コメディアン
9.異人たち
10.ルックバック
次点 ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリデー

そして、ブロックバスター系
娯楽映画は「デューン」と「ルックバック」しか
入っていない、といういかにも僕らしい。

また、配信のベストテンは以下。

1.喪う(Netflix)
2.ブルース・スプリングスティーン&Eストリート・バンド Road Diary(Disney +)
3.陪審員2番(U-NEXT)
4.アメリカン・フィクション(Prime Video)
5.サウザンド・アンド・ワンU-NEXT)
6.シカゴ・ダイアリーズ(U-NEXT)
7.LONDON CALLING ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー(JAIHO)
8.ジョン・ウィリアムズ 伝説の映画音楽(Disney +)
9.ポップスが最高に輝いた夜(Netflix)
10.アイ・アム・セリーヌ・ディオン 病と戦いの中で(Prime Video)


なんと、我ながら音楽関連が多い。
でも、それ以外の映画はほぼ昨年の初公開モノ。
機会があったら、是非。

ともあれ、今年も良い年でありますように。

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