2024年10月14日

80年代の思い出

昨日初めて来てくれたちょうど60歳になる
シュウサクさん。
彼は、まだ二十歳そこそこで、地方都市に
住んでいた時に、一人の人と会って
少し付き合ったのだと言う。

それが、ちょうど12年前に亡くなられた
うちの隣にあった"SAYAKA"のマスターの
サヤカさんのことだった。

"SAYAKA"は、僕も若い頃、ちょこちょこ
行っていて、思えば、地方都市に彼がいて、
という話を聞いていた。

それがシュウサクさんだったとは。

彼らは、ものの数年で
別れたらしいけれど、
その後、東京で暮らし出した
シュウサクさんは
たまにふらりと"SAYAKA"に行っていたらしい。

その後、サヤカさんは、ガンに侵され、
亡くなる数ヶ月前に、
シュウサクさんと二人っきりで
深夜の店で泣きながら、昔話をしたらしい。

僕とシュウサクさんとは、
年齢こそ少し違うけれど、
僕が2丁目に出出した頃と
時期がかぶっていた。

当時、一世を風靡したマスターのハジメさん
(このブログにも何度も書いている
イケメンマッチョマスター)の
「男蔵(メンクラ)」には
お互いによく行っていたことが
話していてわかった。

ハジメさんが亡くなった時も
胸が潰される思いだった、と。

思い出の中にその店、その店のマスターの
色々な面が見えてくる。

いつか、僕もそういう何かを残すことが
出来るのだろうか、
そんなことをふと思った。


posted by みつあき at 18:46| Comment(0) | 新宿2丁目 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする