2024年10月31日

許してもらえない何か その2

昨日のブログのつづき

タケルのように、理由がわからず、
友人、知人から離れていかれたことは、
僕にも何度かある。

理由がわかれば、至らなかったことは謝るし、
反省を心がけようとする気持ちはある。
それでも、おそらくその人の大切な部分
(いわゆる地雷というモノだろう)を
踏んでしまい、まったく連絡が
取れなくなることはあった。

タケルのパターンと同様、
もう会話すらする気はないのだろう。

人には長所もあれば、短所もたくさんある。
成功もあれば、失敗もいっぱいする。
僕個人としては、許し合っていけることこそ、
むやみに争いも、おおきな問題は
起きないと思っている。

ただ、人にはどうしても許せない、
ということはあるのだろう。

自分自身が、地雷のようなモノを
持たない、そんな緩さが
人を苛立たせることもあると思う。

僕の接客態度に憤慨する人も
いるのかも知れない。

親しいと思っての軽口が
大きく傷つけてしまうこともある。

私的や注意を受けたことは、出来る限り、
改めていくべきだと思う。

ただ、近年思ったのは、
許してもらえないことに対して
自分がずっと抱え込んでいっても
前に進めないことだ。

人間関係は難しい。
ただ、これだけの人間がいる。

すべての人が自分を許し、
受け入れてくれることなんてないだろう。

そんな事柄を繰り返さないように思いながら
とても残念だけど、その人とは
縁がなかったのだと
考えるしかないのだろう。

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2024年10月30日

許してもらえない何か

43歳のタケルは、
ものすごく仲が良かった
友人と突然、連絡が取れなくなったと言う。

送ったLINEは既読にもならない。
電話をかけてみたけれど、何度かけても
電話も出ない。

最初は事故や入院かと考えたけれど、
その友人が、共通の知り合いと
普通に連絡を取っていることがわかった。

自分が、何らかの理由で、
LINEもブロックされ、
電話も出ないのだろうと思った。

それにしても、どんな理由か
皆目わからない。
最後に会った時のことを考えても
特に思い当たる節はない。

共通の知り合いに、タケル自身に
何か問題があったら謝りたい、と
伝えてもらうことにした。

しかし、その後、知り合いも
よくわからないから、
仕方がないんじゃないか、と。

おそらく知り合いには何らかの
事情や理由は伝わったのかも知れないけれど、
それをタケルには話さないように、と
言われているのかも知れないと。

色々なことを語り合った仲なのに、と
タケルは落ち込んでいるらしい。

色々思うところがあるので、
それは明日書こうと思う。

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2024年10月28日

ピーコさんの訃報

ピーコさんが亡くなられた。

僕がまだ店をやるずっと前、
ピーコさんは亡きHIROKIというお店、
そして兄弟のおすぎさんとはやはり去年
亡くなったTAKAHASHI というお店で
よく話させてもらっていた。

また、お二人とは映画会社の試写室で
たまにお会いし、声をかけさせて
もらったこともあった。

お二人は(大体別々だったが)
いつも最前列の中央に座っていらっしゃり、
あんな前の席だと自分なら
絶対寝てしまうなんて、よく思っていた。

また、ピーコさんには、何人かの友人たちと
青山にあったご自宅のマンションに呼ばれ、
ハリウッドの古典のバズリー・バークレーの
映画のビデオなどをどんどん出して来てくれた。

ドラマの流れを重視するおすぎさんとは
ひと味違い、様式美を楽しむピーコさん
ならではだなあ、そう思ったことも懐かしい。

お二人とも、テレビなどで見るのと
ほぼ変わらず、おすぎさんは楽しくも
どんどん攻撃されるタイプ、
ピーコさんは穏やかだけど、笑いながら
ちくりとした言葉で刺す感じだった。

その後ずいぶん経って、
少しアルツハイマーぎみの
おすぎさんをピーコさんが
介護をしていることが報道された。

その後、おすぎさんが施設に入り、
ピーコさんも認知症だということも
知らされた。

美輪さんやピーター(現池畑慎之介氏)とは
違って、とにかく毒舌で売り出し、
それは昨今の「ゲイとはこういうモノ」
というイメージを作り上げた先駆者だった。

とは言え、もちろんベースには
心遣いも優しさもあり、それぞれ
目を潤ませているのもよく見かけた。

ご冥福をお祈りします。

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2024年10月26日

友人が属するカテゴリー

カオルは、うちの店にオープン当初から
来てくれてかなり仲良くなった一人だ。

彼の趣味はバービー人形集めだったり、
ロマンチックコメディ大好きだったり、
ある意味、ティーンエイジャーの
女の子のようだったりする。

しかし、手先はめちゃくちゃ器用で
DIYなどお手のもの。
工具はたくさん持っているし、
もちろんミシンがけや、
植物の手入れまで完璧。

スポーツも好きで、最近は空手を
始めたのだと言う。

顔の作りが小さくて可愛らしいから
おそらく彼の職場の多くの人は
彼をゲイだと思っているようだ。

かと言って、テキパキと仕事をこなすカオルを
バカにしたり、差別するような
人は過去も含めて全くいないらしい。
そりゃそうだろう。

恋愛対象は男だけれど、
関係に持った人は
ストレートのことも多いようだ。

だからと言って、そもそも
ゲイという枠で語られることも
イヤだということもよく聞いていた。

この間、久しぶりに一緒に食事をしながら
カオルの色々な話を聞きながら、
ひょっとすると、彼は実は
ゲイではないのではないか、そう思った。

つい最近、古い友人が自分が
ノンバイナリーだと気が付き、
とても楽になったという話を思い出し、
カオルもそうなのでは、と尋ねてみた。

形式に捕らわれたくない、そう言っていた
カオルが「うん、きっとそうなんだと思う」
そう言った。

だから、彼は特にゲイドラマだから観るとか、
ゲイイベントにも一切興味がなかったことが
よく理解出来た。

多様性という言葉が広がっていく中で、
本当に色々ななタイプの人がいる。

カテゴリーではなく、自分は、彼は、
彼女は、こういう人なんだとわかり、
受け入れることがあれば、
みんなもう少し楽に
生きていけるのかも知れない。



posted by みつあき at 19:04| Comment(0) | ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月25日

セイゴ君の決断

うちの店にずっと前から来てくれていた
セイゴ君40歳が、SNSで自身の
特別なことを発表していた。

メディア系の会社に勤めて
15年以上経つけれど、ここに来て、
辞めるということだった。

セイゴ君にはアメリカ出身の
中国系アメリカ人の
同居しているパートナーがいる。

コロナよりも前に外国旅行中で知り合い、
都のパートナーシップ制度にも
登録していたようだ。

ただ、コロナ禍になり、
海外にいたパートナーは
入国制限で、日本に入られなくなり、
二人は2年間、まったく会えなかったらしい。

もし、二人が男女で結婚していれば、
配偶者ビザとして入国出来るけれど、
これが同性同士だと許されない。

二人はこの2年の間、
PCの画面上で、ずっと
関係を育んできたのだそうだ。

外国人という問題ではなく、
たとえば病院の面会や相続、
ほかさまざまな場面で
同様の不安に陥るかもしれない、
そう思ったらしい。

自身も不安定な状況の中、
同性婚の社会運動にボランティアとして
関わるようになった。

そんな活動の中で、
職を辞して、あらゆることに
チャレンジしようと決意したと言う。

選択的夫婦別姓も含めて、
色々な事情から多数の問題に
面してしまっている人が多くいる。
なんとかならないものか、
心からそう思う。


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2024年10月24日

ゲイバースタッフになるのが嫌な理由

昨夜たまにふらりと来てくれる
短髪、髭、30歳のオカ君が
顔を見せてくれた。

話好きだし、感じも良い彼に
「そう言えば、どこかの店を
手伝ったりしてるんだっけ」と尋ねてみた。

彼いわく、どこに行っても言われるし、
入って欲しいと誘われるらしい。

でも、オカ君は絶対に無理なんです、と言う。

まず、他店などに言って、自分の形容詞が
「どこそこの店で働いている」と
なってしまうのがイヤなのだ、と。

いわゆるその店の雰囲気を担いでしまい、
その店を苦手な人が自分を
遠ざけてしまうのではないか、と。

また、他人が飲んだグラスを洗うのが苦手。
それほど潔癖症ではないけれど、
飲食物で手が汚れてしまうのがダメで
自宅でも出来るだけ避けたいらしい。

また、最も大きな理由は、自分が
話したいワケでもないお客さんに
何か飲んで、と言われて、話に
付き合うのがかなり辛いらしい。

なるほど。
思えば、昔の自分も、まさか店を
やるなどと思えないほど、
人を選んで話していたことを思い出した。

人には色々な得手不得手があるのものだ。

いつも自由気ままなオカ君だから、
きっと好きな時に好きな店で、
好きなマスターやお客さんと
一緒にいられる、というのが
とても楽なのだろう。


posted by みつあき at 18:46| Comment(0) | ゲイバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月23日

人生の歓び

特に子供を持つこともなく、
自分がやりたいことだけを
やってきたような自分の人生。

そんな中で、先週末、スタッフたちと
旅行に行って、色々なことを話しながら
ふと思ったことがある。

彼らは、もし僕が子供を使っていれば
自分の息子、もしくはそれよりも
ずっと若かったりするのだ。

それはうちにいらっしゃる
多くのお客さんたちも同じだ。

僕は長いあいだ、自分が子供を
持つことが出来なかったことを悔い、
辛いとさえ思い続けてきた。

ただ、果たして自分が人の親となり、
今の時代、より良い教育などが
出来たのだろうか。

と言うよりも、共に学んでいくこと。
それこそ、僕自身の夢だった、そう思う。

僕は会社の社長でもなく、
学校の教員でもない。
何かを教えるような立場にはない。

むしろ、若い彼らからこの
2020年代という時代、その傾向、
そして僕にはそれほど長くはない未来の姿、
そういうことを学ばされているのだろう。

下ネタもあれば、恋愛の話もあるのは
もちろんゲイバーならではだけど、
文化的な話や健康の話から、
家族、そして人生のことも
あらゆる角度、立場で聞くことが出来る。

60も過ぎた僕にとって、そういう
若い人たちと日々、過ごせることは
実に頼もしいことだ。

ストレートの人のみならず、
ゲイの人でも僕ほどの年齢になると、
なかなかそんな機会も
ほぼ持つことができないものだ。

それは仕事、商売、ということを超えて、
なんと幸せなことだろうか、
それは店をオープンした頃には
まったく気がつかなかったことだった。

あと、どれくらいこういう状況を
保てるかもしれないけれど、
幸せな時間を、きちんと
噛みしめていきながら、
お客さん、スタッフと良い時間を
過ごしていきたい、改めてそう思った。

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2024年10月21日

初めてのスタッフ旅行

一昨日の10月19日(土曜日)は、お店、
お休みをいただき、来ていただいた人には
大変申し訳ないことをしました。

x(旧ツイッター)や、HPのスタッフ表
(これ、いまだにSafariで見られない
という人がいらっしゃいますが、
Google Chromeなど他ブラウザなら
完璧に見られます)などには
告知していたのですが、それでも
昨夜など来ていただいていたことを
知りました。大変申し訳ありませんでした。

今回はそんな旅行記

さてさて、今年のはじめあたりから、
何人かのスタッフから「みんなで一泊で
旅行しましょう!」と連絡があった。

何人かのスタッフの仕切りもあって
那須塩原に行くことに決定。

前日も金曜日は0時にお店を
閉めさせていただき、
土曜日は10時過ぎの新幹線で
みんなで那須に。

僕にとっては、なんと初めての那須塩原
だったのだけれど、スタッフの中でも
何度も行っていて、どこに何がある、
とわかっていたりして安心だった。

那須に着いてからは、カーシェアを
借りて、車で来たスタッフのと
会わせて3台で紅葉前の那須をドライブ。

色々とアトラクション的なモノも
あったけれど、僕のような老体(笑)を
案じてなのか、美味しいお蕎麦を食べ、
そのあと牧場にぶらりと行き、
洒落たカフェでお茶という
かなりのんびりした初日。

そのあと、スーパーに買い出しに行くと
何組もの、ゲイの集団に遭遇する。
僕は気が付かなかったけれど、
スタッフはうちの店で会った人を
見かけたと言っていた。

その後、その中のひと組は、
僕らと同じコテージに泊まっていることが判明。
特に何も起こらなかったけれど(笑)

広々とした10人泊まれるコテージ。
露天風呂付きの温泉。
そこでのバイキングと、深夜の部屋での
飲み会が、今回旅行のメインとなった。

それぞれの楽しくも、波乱万丈だった
ゲイライフを語りあい、これだけでも
お休みをいただき、来た甲斐があったなあと。

結局3時過ぎまで飲んで、
9時半の朝食時間に間に合うために
9時前には起きてバタバタ
(僕が一番遅くまで寝ていた。笑)

昨日は、朝食後、アジアンバザール、
アウトレットでいかにもゲイ)的な
買い物をし、新幹線で東京に、
そのまま日曜営業に突入した。

お客さんには少し迷惑をかけてしまうけれど
年に一度くらい、こういう交流が
あっても良いかな、そんなふうに思った。

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posted by みつあき at 18:35| Comment(0) | スタッフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月18日

演歌大好きな20代のタイ人君

4月、7月に続いて昨夜もバンコクから
来てくれたアール君、28歳。
まるでBLドラマから抜け出たような
大きな瞳と前髪が可愛い。

彼はバンコクでのクラブや、
カラオケ、もしくはGoGOバーなどは
とても苦手らしい。

友だちも大勢で集まるのも嫌いで、
大体、一対一から3人が限度。

バンコクにいる時は、仕事が終わってから
一人で部屋で、日本の演歌を聴きながら
お酒を飲むのが大好きだと言う。

日本のことを調べていて
辿り着いた音楽が演歌で、
何故、日本の若い人たちが
演歌を聴かないのか不思議なようだ。

アール君は、特に小林幸子と谷村新司が
好きで、夏に来た時は、小林幸子の
コンサートに一人で行ったらしい。

そこでも自分が最年少ではないか、と
思うほどお年寄りが目立った。

いずれにしても、そんなアール君が
うちの店を気に入ってくれたのは
ホントに有難い。


さてさて、明日9月19日(土曜日)は
スタッフの旅行のため、お店を
お休みさせていただきます。
(17年間で土曜日休みは初)

よろしくお願いします。
ちなみに20日(日曜日)はオープンします。

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2024年10月17日

乳首の大きさと見えかた

僕はTシャツやポロシャツを着る時や、
よほど寒くない限り、襟付き長袖の
シャツを着る時も、アンダーシャツを着ない。

新陳代謝が悪いのか(歳?笑)それほど
汗をかかないのと、もともと
下着(上だけだが)を着るクセが
付いてないからだと思う。

20代のカズオに言わせると、
まず乳首が見えてしまうのが嫌なのだと。
だから運動する時に、シャツ一枚の時は
男性用のニップレスなどするらしい。

僕は人よりも胸の下に乳首があるせいか
(誰も、んなこと聞いてねーよ!)
シャツから乳首の突起が浮き出ることはない。

気にするという気持ちもそもそもないのは
いい親父だからだろうか。

アダルトビデオなどを見ると、乳首を
大きくするために、ニップルサックなるモノを
付けている人や、中にはピアスを
している人もいる。

さすがに大きくしたい、などとは
思わないけれど、ゲイの中では
二つに分かれるところなのかも知れない。

posted by みつあき at 18:42| Comment(0) | エロティック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月16日

AIの恐ろしさ

先日、30歳のソウタが、友人と
食事をした時にその友人が
最近物凄く良い男に会った、
そんな話をしていた。

いわゆるガチムチの10歳年上で、
多くの人が良しとするような
タイプだったらしい。

ソウタの理想とはちょっと違い、
僕はやっぱり同世代で、もう少し
普通の体型の人がいいなあ、
そんな話をしていた。

それから10分ほど経ち、友人が
トイレに行ったので、携帯で
LINEなどを確認しようとしたら、
「あなたのタイプはこういう人ですか」
と、ネットで多くのシュッとした
若者たちの画像が出てきた。

さすがに焦って、戻ってきた友人に
そのことを話すと、
知らず知らずにSiriとかを
立ち上げてたんじゃないの?
と笑われた。
しかし、店に入ってソウタは
一度も携帯を触っていない。

もちろん、過去に自分の好きなタイプの
画像検索をしたことがあるけれど、
まったく違う写真ばかりだ。

これって、どう思います?
そう聞かれたけれど、ネット音痴の
僕には到底わからない。

それからソウタは、人と会話する時に
出来るだけ携帯をオフにしようと
決めたのだと言う。
posted by みつあき at 18:32| Comment(0) | インターネット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月14日

80年代の思い出

昨日初めて来てくれたちょうど60歳になる
シュウサクさん。
彼は、まだ二十歳そこそこで、地方都市に
住んでいた時に、一人の人と会って
少し付き合ったのだと言う。

それが、ちょうど12年前に亡くなられた
うちの隣にあった"SAYAKA"のマスターの
サヤカさんのことだった。

"SAYAKA"は、僕も若い頃、ちょこちょこ
行っていて、思えば、地方都市に彼がいて、
という話を聞いていた。

それがシュウサクさんだったとは。

彼らは、ものの数年で
別れたらしいけれど、
その後、東京で暮らし出した
シュウサクさんは
たまにふらりと"SAYAKA"に行っていたらしい。

その後、サヤカさんは、ガンに侵され、
亡くなる数ヶ月前に、
シュウサクさんと二人っきりで
深夜の店で泣きながら、昔話をしたらしい。

僕とシュウサクさんとは、
年齢こそ少し違うけれど、
僕が2丁目に出出した頃と
時期がかぶっていた。

当時、一世を風靡したマスターのハジメさん
(このブログにも何度も書いている
イケメンマッチョマスター)の
「男蔵(メンクラ)」には
お互いによく行っていたことが
話していてわかった。

ハジメさんが亡くなった時も
胸が潰される思いだった、と。

思い出の中にその店、その店のマスターの
色々な面が見えてくる。

いつか、僕もそういう何かを残すことが
出来るのだろうか、
そんなことをふと思った。


posted by みつあき at 18:46| Comment(0) | 新宿2丁目 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月12日

出逢いの確率

40歳のサクマ君がカミングアウトした
ストレートの同僚を連れてきてくれた。
サクマ君は、去年4何ほど付き合った彼と
別れたばかり。

彼の同僚は、ここ8年ほど女性と
付き合っていないと言う。
見た目はゲイからもモテそうな
スノボ好きななかなか良い男だ。

二人が周りのお客さんと話していると、
ストレートは、周りに女性は山ほど
いるけれど、とにかく付き合うまで
いくのは、かなり難しいと言う。

彼からすると、ゲイのサクマ君のほうが
出会う確率は高い気がするのだそうだ。

もちろん、エッチなんてもってのほか。
まず、ほとんどの女性は付き合う、
と決まらなければ
なかなかベッドインまでいかない。
つまり、男同士ほど簡単にいかず、
やるだけやって、またね、など
夢の夢だと言う。

別にやりたいだけ、というのはないけれど、
とにかく、良い人に出会えない。
マッチングアプリをやったところで、
写真がなかったり、加工されてたりは
当たり前で、やっと会えたと思っても
なかなかうまく行かない。

まあ、アプリの出逢いだけに関しては
あまりストレート、ゲイ、
関係ない気もするけれど。

ただ、彼の話を聞けば、
確かに会うまでの
出逢いのハードルや
確率はゲイのほうが高いのかも知れない。
posted by みつあき at 18:14| Comment(0) | 恋愛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月11日

ゲイに目覚めて良かったという話

ふた月ほど前だったか、初めて来てくれた
21歳の青年が翌日からワーキング・ホリデーで
海外に向かったことをここに書いた。
昨日は同じく海外でワーホリ中の
31歳のノリオ君が一時帰国して寄ってくれた。

ノリオ君は、10代の頃からずっと
まったく男性には興味がなく、
肉体関係は女性ばかりだったと言う。

20代になってから、マッチョブームが到来、
毎日のようにジムで
トレーニングをすることに夢中になった。

ジムのトレーナーをやりながら、
ボディビルの大会に出たらしい。

そんなさなか、ジムのサウナで
40代の人から声をかけられ
食事に行ったことから、
そういう経験を持つことになる。

そのあと、彼の紹介で何人か
トレーニングに励んでいる
ゲイの人と会ったのだそうだ。

筋肉の付きかた、付け方などの話に
盛り上がりながら、性的に旺盛な人たちと
ノリオ君はどんどんこちらの世界に
興味を持つ。

そしてこの3年。
外国で生活をしながら、SNSなどを通じて
多くの海外のゲイ・トレーニーたちと
知り合い、関係を持つ。

まだ人を好きになることや
付き合う、という経験はないらしく
今後もそれは未知数だと言う。

ただ、これほどセックスが楽しめるのだ、
そんな意味で、ゲイに目覚めて良かった、
ノリオ君はそう言う。

恋愛生活で充実するゲイもいれば、
ノリオ君のような人も多くいる。

何が正しく、何が誤りということはないけれど、
充実して悔いがない人生になれば
良いなあ、そう思う。

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2024年10月10日

引越しの大変さ

40代、50代となって御両親、もしくは
そのどちらかの身体が弱り、実家に
帰省する、という話はよく耳にする。

50歳を過ぎたシンちゃんも、先週、
職場から2時間半かかる地方都市に
戻り、そこから通うことになった。

大変だったのは、引越しだ。
片付けても、片付けても、まだ出てくる
荷物に辟易しながら、日々の色々なことに
追われ、引越業者が到着するギリギリに
徹夜作業がなんとか間に合ったらしい。

ただ、相見積もりで少し安い業者に
頼んだせいなのか、打ち合わせでは
聞いていなかったとされる、
カラーボックスや、CDボックスなど
多少大きなモノは聞いていないので
運べない、と言われたらしい。

仕方がなく、それはタクシーで
運ぶことにして、高額なタクシー代は
結果的には高い他業者とは
変わらなかったようだ。

問題は、運び込まれた荷物の箱の数々。

一人暮らしをしていた部屋は、それなりに
広く快適だったが、学生時代までいた
自分の部屋は想像以上に狭く
とてもこの荷物を開けきることは出来ない。

引越し前には、時間もなく、売ることも
捨てることも出来なかった大量の本が、
箱にはぎっしりと詰まっている。

荷物のこともそうだが、とにかく
家族と住むのは25年以上経っている。 

これからどうんなふうに気持ちを切り替えて
生活するか、考えるところだそうだ。

まあ、楽しいことを次々と考えられる
シンちゃんだから、僕個人としては、
うまく乗り越えられそうな気がするけれど。

posted by みつあき at 18:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月09日

7ヶ月ぶりの発熱

店をやっている僕の唯一の自慢は、
この17年間、ほとんど
体調不良で店を休む
ということがないことだった。

しかし、今年の2月、不覚にも熱を出し、
週末営業をスタッフに任せざるを得なかった。

そしてこの日曜日の夕方から、また
体調が悪くなり、38度5分。
この日は、六尺デーのため、
僕は休みだったから良かったけれど、
翌日のことを考えると頭が痛かった。

家にあったロキソニンを飲んで
早めにぐっすり寝て、翌朝測っても38度。

病院に行って調べると、これまた
コロナでもインフルエンザでも
流行りのマイコプラズマでもない。

確かに鼻水は出るものの、咳は出ず、
ただ身体中の関節が痛く、だるいだけ。
気温の変化のせいなのか、
それともやっぱり年齢には勝てず、
免疫が落ちているのか。

結局、月曜日はスタッフのトモに任せ、
昨日は通常の火曜日のタクヤなので
たっぷり休むことが出来た。

おかげさまで、すっかり元気になったけれど、
今ままで以上に気をつけなければ、
そう思う3日間だった。

皆さんも体調にはくれぐれも気をつけて。

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2024年10月05日

新人スタッフ ノブのこと

来週から晴れてスタッフに
なってくれるノブは32歳だ。

彼はもう8年ほど前からうちの店に
来てくれている。
晴れて、と書いたのは、当時、一度だけ
うちのイベントを手伝ってもらい、
あまりにもよく動いてくれたので
スタッフにどうか、と誘ったことがあった。

丁度同じ時期に誘ったけれど
仕事の都合で難しい、そう言っていたのが
今のスタッフのヨウ。

この二人は、それより遡ること、
数年前に地方都市のゲイバーで知り合い、
長く友人同士になっていた。

二人とも僕が誘った当時、
丁度仕事が忙しく、入るのを断念したけれど、
ここに来て二人が少しずれて、
手伝ってくれることを決めてくれた。

店に来てくれていた最初の頃は
常に一人だったノブ。
元々ヨットなどやっていて
体格が良かったけれど、
その後どんどん身体は大きくなり、
山登りなどで友人も増えた。

昨日、色々教えると同時に
手伝ってもらったけれど、
入店してくれていたヤスやケンイチ、
お客で来てくれていたケンシロウなど
スタッフと楽しそうに仕事をしてくれ
ホッとした。

来週から、ノブをよろしくお願いします。
posted by みつあき at 17:15| Comment(0) | スタッフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月04日

青春の光と影

初めて来てくれた22歳のモトキ君は、
ほとんどゲイバーに行ったことがなく、
このブログを見つけて来てくれた。

座るやいなや、「あまりお金がないので、
一杯だけしか飲めなくてすみません」
とウーロンハイを頼んでくれた。
ここまで気を使ってくれる若い人は
とても珍しく、好感を待った。

モトキ君はとある小さな会社で職人を
やっていて、地味ながらも自分の
スタイルでモノを作っていく作業服は
とても楽しいと言う。

しかし、数ヶ月前に、地方都市に住む
ご両親が、何らかの詐欺にあったようで、
かなりの借金を背負わされたらしい。

一緒に住む妹が、父親からモトキ君には
絶対言うなと言われたようだ。
ただ、結果的にどうしようもなく
彼女から連絡が入ったと言う。

それからモトキ君は、本職とは別に
宅配と居酒屋でアルバイトをして、
毎月送金するようになった。

よほどネットで見つけた売り専でも
しようかと思ったらしい。
ただ、好きな人やタイプの人でないと、
興奮出来ない自分がわかっているので、
向いていないと納得したと言う。

ただ救いは昼間やっている本職が、
なかなか先輩は厳しいけれど、
かなりやり甲斐があること。

ふと、大好きなジョニ・ミッチェルの
「青春の光と影」のタイトルが
頭をよぎったけれど、むしろ
まだまだ何でも出来る、という
輝きが、ネガティブな部分を
消し去っているんだな、そう感じた。

ふた月に一度くらい少しだけ時間が
取れるので、また色々報告をしに
来ます、と帰りがけの笑顔が
なんとも眩しかった。

posted by みつあき at 18:34| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月03日

Bottom 三段階とは

ちょっと今日のブログは
かなり際どかったりするので、
苦手な人は飛ばしてください。

*******************

昨日、来てくれたショウヘイ君 38歳は
ポジション的にはウケ。
もちろん、他の多くの人たちのように、
出会った際に、タチなのか、ウケなのか
きちんと確認するらしい。

ルックスや体型が自分の好みのタイプでも
性格的にこれは!と思っても
セックスのトップボトムが違うと
それだけで、付き合うことは元より
ベッドインなどもってのほかなようだ。

何度も書くけれど、僕が若かった頃、
ポジションの確認などすることもなく
(まず、自分がどのポジションなのかなんて
多くの人たちはわかっていなかった)
その上で、性的関係を持った。

その時に初めて、どういう行為が好きか、
ということがわかったものだ。

まあ、そんなことはともかく。
ショウヘイ君は、ウケでも大きく
分けると三段階ある気がすると言う。

一段階目は、とりあえずアナルで
ウケは出来るけれど、
気持ち良さを感じられない人。

二段目は、気持ち良いし、最終的に
自分もイキたい、という人。
ここには潮吹きというのも
含まれます!と話す。

三段目になると、もう掘られているだけで
昇天する、いわゆるケツイキというやつだ。

ショウヘイ君はこの第三段階まで
何度かイッたことはあるけれど、
これは相手のテクニックや、
何より相性に寄るので、
必ず、という人はそんなに
いないと思うらしい。

この年齢で、そんなところまで
追求したり、考えてこなかったのは
時代のせいか、僕個人のせいなのか笑

そんなくだらない、下世話な話で
盛り上がってしまうのが
いかにもゲイバーだなと思う
水曜日の夜。
posted by みつあき at 17:25| Comment(0) | エロティック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月02日

フルスピードラブ

一昨日、数ヶ月に一度来てくれる
トシオがパートナーヨウタ君と、
そのヨウタ君の友人、ムネマサ君を
連れて来てくれた。
トシオとヨウタ君は、付き合って
7年。ヨウタ君が東京を離れて
ここ5年は3ヶ月に一度
行ったり、来たりという
遠距離恋愛だ。
そんな話の流れからムネマサ君について
トシオカップルが
「ちょっと彼の話、面白いので
聞いてやってください」と囃し立てる。
ムネマサ君は、5年ほど前に友人を
介してとある人と出会ったらしい。
特に恋愛感情もなく、親しくなり、
お茶や食事のみならず、
旅行まで行く仲になったと言う。
それから4年。二人は何度目かの
海外旅行先でロマンチックなムードになり、
付き合うようになった。
もちろん、それまでは肉体関係さえなく、
まさかの出来事だったらしい。
そして、付き合うという関係になって1年。
なんと二人で家を買おうと
決意し、カップルローンを
組んだのだそうだ。
あまりの急ピッチの展開にヨウタ君カップルは
今さらながら、大丈夫?と何度も聞く。
ムネマサ君は笑いながら
「どうなんだろう?」と。
話を聞いて、ストレートカップルだと
普通にある話だなあ、そう思った。
posted by みつあき at 18:51| Comment(0) | 恋愛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする