2024年07月11日

自分のことが好き過ぎて

今年、46歳になるというキモト君。
「突然なんですけど、店のブログを読んで、
僕の恥ずかしい話も、聞いて、
是非とも書いてほしいんですが」そう言われた。

キモト君は、子供の頃、
サッカー教室に通っていて
10歳にもなる前から、
かなりのスポーツマンだったらしい。

その頃から、女のコからだけではなく、
男友達や同級生からも「かっこいい」と
連発されていたのだそうだ。

だからなのか、小学生の頃から
キモト君のナルシストぶりは
徐々に始まって行ったのだと言う。

自分はかっこいい、自分でもそう思い、
同級生や後輩から二人だけで一
緒に遊ぼうと言われたことは
数知れず、中学時代から何人かと
相互オナニーのような
ことはやっていたらしい。

その彼らはおそらく、ゲイではないけれど、
とにかくキモト君がこうしてほしいと言えば、
応じてくれる人が何人もいたのだそうだ。

とは言え、大学までは地方都市だったので、
現実的にゲイの人と知り合ったのは
大阪に住んだ25歳くらいの頃だったらしい。

ただ、高校を卒業してからは、
ずっと鏡を見ながら
マスターベーションをしていたのだと言う。

その後、ゲイの人と知り合って、
肉体関係を持ったり、
付き合おうと言われても
今ひとつのれない自分がずっといた。

「恥ずかしいし、変態だと思われるのでしょうけれど」
と前置きをして、キモト君は言う。
「どんな相手よりも、自分のことが一番
『かっこいい、エロい』って思ってしまうんです。
そんなこと人に言うと、だいたいドン引き
されちゃうんですが」と。

だから、20代後半から35歳くらいまで
ボディビルの大会などにも出たこともあった。
ただ、絶食などで体を壊してしまって、
そういう大会に出るのはやめたと言う。

そんなキモト君なので、
自分の好きなタイプじゃなくても
褒めちぎられるとそれだけで興奮はするらしい。

しかし、挿入も含めて、
変に性的なテクニックを使われると
冷めてしまうのだと言う。

何故、そんな話を僕にして、
ブログに書いてほしいと?と尋ねると
「きっと僕のような人もどこかに
それなりにいるような気がするんです。
そういう人と繋がりたいワケではなくて、
ここにそういう人間がいることを
知ってもらいたくて」

そう言うと、キモト君は、美味しそうに
グラスに残ったジン・トニックを飲み干したら
「きっと、今日も鏡が相手です」
と、言い残し、店を出て行った。

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posted by みつあき at 18:50| Comment(0) | エロティック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする