2024年07月31日

Strangerという映画館のこと

江東区にStranger、という映画館が
出来たことは数年前から知っていた。

僕が住むのも江東区なのだけれど、
これがなかなか不便で、
電車に乗っても、ぐるりと周り、
なんと1時間弱もかかってしまう。

ただ、かなり渋いプログラムを
組んでいて、いつか行かなければ、
そう思っていた。

ところが、昨年末、代表が変わってしまい、
まだ行ってもいないのに、
これからどうなるんだろうか、などと
勝手な心配をしていた。

と言うのも、この代表が変わる際に、
ここを創設した岡村氏という人の言葉に
ものすごく打たれた。



その後、プログラムを見ると、おおかた、都内で
観られるモノ、もしくは少し遅れた名画座的な
扱いの映画が多く、少し残念に思っていた。

それが、この夏、ジョン・ヒューストンという
往年の監督の特集上映をする、と聞いて
自転車で汗だくになりながら、
劇場へと向かった(それでも30分強)。

ここがカフェも併設されている
なかなか素敵な映画館。
シネコンの小さめのスクリーンと
さほど変わらない。
菊川駅から3分もかからないし。

評判が良い「ゴングなき戦い」という
映画だけ観るつもりだった。
でも、このあと、まだ時間があったので
それでは、ともう1本観たのが
マーロン・ブランドと
エリザベス・テイラーの
驚きの「禁じられた情事の森」だった。

この映画のことは、明日にでも改めて。

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2024年07月29日

あの日、読んだ本を探して

昨夜来てくれたショウヘイ君。
子供の頃、大変な読書好きだったらしい。

彼が中学生くらいの頃に読んだ本で
非常に心惹かれたモノがあったという。

時代はまったくわからないけれど、
とあるヨーロッパの国の監獄が舞台だそうだ。

一人の男がそこに収監された。

そこでは、ありとあらゆる国から囚人がおり、
それぞれが自国の言葉で
話をしているのだそうだ。

色々な言語が飛び交い、少しずつ
男は他国の言語も理解するようになる。

そこで会った一人の男の話は非常に面白く、
機知に富んでいたという。
主人公は、その魅力的な男と、
いつかお互いに出獄したら、
彼が住む国で、会おうと約束したらしい。

その男が先に出所、その何年かあと、
主人公も監獄から出て、彼から聞いた
国へと向かう。

ただ、どこを探しても、
その国らしき場所はなく、
色々探しても、あの男が
話していた言語すらなかった、
という物語だったそうだ。

ショウヘイ君は、そんな古典文学って
聞いたことはないですか?と聞かれ、
僕や他のお客さんはまったく
耳にしたことはない、そう答えた。

彼はどうネットを駆使しても、
その話には行き当たらないと言う。

ひょっとして、自分の妄想や思い込みで
その話を頭の中で作り上げたのかも、と
笑っていた。

どなたか、そんな小説を読んだことが
あるだろうか。
ひょっとして、とても有名な文学だったりして。

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2024年07月28日

2020年代のAV俳優

昨日、アプリで出会った、という人と
一緒に来てくれたオサム君は、
くったくなく笑うごく普通な29歳。

ギラギラガツガツしてる感じではなく、
ある意味爽やかでもあり、
ノンケ風味だったりもする。

そんなオサム君は、こちらから聞く前に
僕、ビデオモデルや売り専を
やっています、と言うのでちょっと驚いた。

いや、そんなゲイには何度も会っているし、
僕自身、まったく偏見はないんだけど、
あまりそんなふうには見えなかった。
電車などぇ普通に見かけるような
リーマン風だからなのか。

彼いわく、数年前はビデオのメーカーに
世話になったり、売り専の店に
登録したりしていたけれど、
今は自分でonly fansやmy fansを
やったり、ホストも個人でやったほうが
とても楽だし、それだけで
食べていけるんですよ、そう話す。

とは言え、顔を出さずに出ている人たちは
やはりこの世界だけ、というのはなかなか
難しいし、自分とは違うタイプが多いと言う。

昔、メーカーなどに出ていた男優は、
確かにゴーグルやマスク、モザイクで
顔を隠す人が多かったけれど、
そついう人は非常に少なくなったらしい。

AV男優と言うよりも、まったくの一般人が
snsなどを通じて、ふらりと出てくるように
なったこと、そしてゲイがさほど
大したことではない、と思う若い当事者も
増えたからかも知れない。

posted by みつあき at 18:58| Comment(0) | エロティック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月27日

パリ五輪が始まった

前回のコロナ禍にて無観客で行われた
東京五輪の印象が薄いせいか、
今回もギリギリになるまで、メディアも
そえほど騒がなかったような気がする。

にわか五輪ファンの僕も一昨日、
「あ、明日の夜がもう開会式か!」と焦って
店でプロジェクターの準備などしたくらい。

そんなワケで昨夜は、お客さんと一緒に
深夜に開会式を観ることにした。

始まってしまえば、それぞれの競技には
手に汗握るけれど、パフォーマンス好きには
開会式、閉会式がやっぱりたまらない。

それほど金がかけられなかったことや、
ソーシャルディスタンス
(今となっては懐かしい響き)のせいもあって、
大掛かりには出来なかった東京。
印象に残っているのは「
手作り感満載のピクトグラム」くらいだった。


今回のパリは、史上初、競技場ではなく、
パリの街を使ったオープニング、
ということで、セーヌ川を船で
パレード、というのが話題だった。

さすがに壮大なモノだったし、
背景で見せるパフォーマンスも
パリ独特のモノも多かった。
ただ、まさかの土砂降り。
その中で、よく見せていた。
これ、晴れていたら、もっとこういうふうに、
と思うシーンもたくさんあった。

雨で滑りそうで怖かったパリ市庁舎での
オペラ座バレリーナのダンスや、
NYラジオシティのロケットほど揃ってない
ムーラン・ルージュのカンカンには笑った。

エッフェル塔前のファッション・ショーや
ドラァグのパフォーマンスも目を見張ったけれど、
船のパレードと交代で映し出され、
もう少しきちんと見たかった。

個人的には最もワクワクしたのが
セーヌ川を走るロボット騎手だったかな。

というような趣向をこらしたモノが続々と登場。

ミュージカルファンには「オペラ座の怪人」や
「レ・ミゼラブル」のシーンがほんの少し登場。

噂されたレディー・ガガのショウはまさに
彼女らしかったし、
つい先日、ドキュメンタリーで
瀕死かと思うほどの辛い姿を見せた
セリーヌ・ディオンが堂々と歌う「愛の讃歌」は
クライマックスに相応しかった。
ただ、二人とも、フランス人ではなかったから
同国の人々はどう感じたのだろうか。

そう言えば、アリアナ・グランデの姿は
見えたけれど、パフォーマンスはなかった。

聖火点灯までは、かなりの時間がかかり
少し苛立たされたけれど
気球型の点灯台に灯され、
空中に上がっていく様は見事。

しかし、これ、どこに燃え続けるのだろうか。

いずれにしても、にわかな日々が楽しみ。
店では営業中は、映像が流れています。

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2024年07月26日

とある宿のちょっと怖い話

先週、早い夏休みで先週、東北地方に
避暑に行ったノボルちゃんだけれど、
暑さを凌ぐどころか、東京よりも
酷暑でかなり参ったらしい。

加えて、平日だったせいで、舐めていたのか
泊まりたい宿がネット上で大丈夫だったのに
新幹線の中で予約しようとしたら満室。

他の宿もほとんどがいっぱいで、
どうしようかと悩んでいたら、
一軒だけ一室空いている旅館があった。
しかし、ネットで何度トライしても、
どうしても取ることが出来ない。

駅に着いて、電話をしてみたら
「一室空いていますよ」と言う。
「抑えてもらっていいですか」と頼むと
「良いですが、ただ、比較的最近、
ちょっと事故があった部屋なので、
一応、お断りだけしておかないと、と
思いまして」と伝えられたらしい。

「事故って、自殺か何かですか」と
尋ねると「自殺ではないです。
ただ、病気での突然死です。」
そう断言されたと言う。

ノボルちゃんは、よほど辞めようかと
思ったけれど、その宿の人いわく
「きちんと壁紙など張り替え、
お祓いもしているので」と言われたし、
他で満室になっている部屋よりも
かなり安い。
ノボルちゃんは、気になりながらも
宿泊を宿泊を決意したらしい。

観光のあと、外で夕食を済ませ、
タクシーで宿から1000円ほどのゲイバーで
飲んで帰って眠りに落ちたそうだ。
結果的に、何事もなく、
ちょっとホッとしたと言っていた。

以前、ラジオでお笑いタレントが地方都市の
ホテルに入るやいなや、
すごく気持ちが悪くなり、
やめたい、そう伝えると
「やっぱりそうですか。みなさんそうおっしゃいます」
と返金してくれた、という
驚く話も聞いたことがある。

僕自身、あまりそういうことに
拘らないタイプだが、それでも
最初からわかっているのは
さすがに必死になって他を探す気もする。

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2024年07月25日

アジア圏からの若い人たち

昨夜は常連のお客さん以外で、
上海、バンコク、そしてソウルから
別々に20代から30代前半の人たちが
来てくれた。

思えば、アジア圏のお客さんは
非常に若い人が多く、欧米圏の人たちは
若い人たちもいるけれど、年配者も多い。
これは距離や航空運賃に
比例しているのかも知れない。


上海からのフアン君 35歳は大のロックファンで
過去4回とも日本での音楽フェスに来ていて、
今週末のフジロックのための来日だそうだ。

欧米や中国でのフェスに行くけれど、
とにかくマナーが悪くて嫌なので
日本でのライブがとにかく好きだと言う。

もちろん、中国政府については何も
語らなかったけれど、彼がロック好きなのは、
社会に対する意見をきちんと歌っているからだと言う。
なるほど、こういう若い人もやっぱりいるのだ。


バンコクからのアール君 27歳は、大学から
日本語を勉強し、大好きな日本に
来られるように、タイの日本企業に入った。

今回は2度目の来日だったらしいけれど、
とにかく嬉しくて、嬉しくて、
少しだけタイ語が話せるお客さんに
「出来るだけ、日本語で話してください」
と言っていたのも、愛らしかった。


韓国からのソユン君 30歳はずっと
日本の歌手に憧れていて、やっと
日本に来ることが出来たそうだ。

彼の日本愛もとても強く、どれだけ
日本を愛しているのかを語ってくれた。

3人とも若さもあって、くったくなく
日本が、東京が素敵だと話してくれた。

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2024年07月24日

3人それぞれ

先週末、高校のアニメ研究会だった
という36歳になった3人が来てくれた。
その彼らだけれど、それぞれの性癖が
全員まったく違っていて
(一人、一人を聞くとあるあるだけれど)
それが揃いも揃って友人だというのが、
興味深かった。

ショウジ君は、まったくのゲイ。
それまではかなり遊びまくっていたけれど、
ある人に出会ってから、一途まっしぐら。

人をくれほど好きになるとは
思わなかったのだそうだ。

タカダ君は、恋愛には
まったく興味がない。
もちろん、セックスはする。

アプリや発展場で出会った人から
付き合いたい、お茶くらいしたい、
そう言われることは
結構あるけれど(それくらいイケメン)
自分はやるだけ、それも
同じ人とは一度だけ、
と決めているらしい。

そして、ヨコタ君は、Aセクシャル。
つまり、他者に対して恋愛や
性的感情を持たない人だ。

何度かトライをしたものの、
恋愛感は元より、性的なモノは
まったく感じることはない。

触られたりすることに嫌悪感を
感じることもないけれど、
それでも自分がマシンやぬいぐるみに
触れているのとさほど変わらない感覚なのだと言う。

恋愛映画やセックスシーンを見ても、
ふ〜ん、なるほどと思うだけで、
自分をそこに投影することもないらしい。

いつも思うけれど、人それぞれの生き方で
誰に迷惑をかけているワケではないのだから
まったく自由だし、自分の求める幸福を
追求していくことが一番、そう思う。

しかし、これほど違う3人が
ものすごく仲が良い、
というのも面白かった。

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2024年07月22日

元マスターの死から繋がったモノたち

数日前に書いたKEELのマサの訃報。

僕の記憶の中でマサを知っている人たちには
出来るだけ伝えようと連絡をした。

連絡先は知らなかったけれど、KEELと言えば、
うちの店と同様、大きな窓があった、と
懐かしさから、10年ぶりに来ていただいた
ユタカさんもいた。

彼はKEELオープンした2年後くらいから
最後の日まで毎週のように通っていたらしく、
ラストにみんなで中孝介氏の「それぞれに」を
泣きながら歌ったと言っていて、
うちの店でかけてほしいと言ってくれて、
僕もその曲を初めて聴いて、
マサを追悼した。


僕が連絡した中で、ヨネちゃんという
マサが2丁目に出て来たばかりの頃の
旧友が、ユタカさんが来てくれた、
その翌日に訪れてくれた。

ヨネちゃんとは、30年以上前にマサを
介して会ったのだった。

口数が少なく、物静かで穏やかな彼だが、
僕とパートナーが一緒に住み始めた頃に
うちのホームパーティに一人で
来てくれたこともあった。

ただ、僕も店を始めて忙しくなり、
たまに行ったKEELでも会うことがなく、
最後に会ってから20年ばかり経ったある日、
ヨネちゃんは店にぶらりと来てくれた。

それから数回来てもらうこともあったけれど、
その後、コロナになり、今回、僕の連絡から
久しぶりにまた来てくれたのだった。

SNSをやっていないというヨネちゃんに
マサの元気だった頃のインスタグラムを
見せたりして、昔話をした。

そして、その翌日、ヨネちゃんから
改めてお礼の連絡が入り(お礼を伝えたいのは
こちらのほうなのに)、
そのメールに、絵を描いている彼が
ホームページをやっていることが書かれていた。

その頃から絵を描いている、という話は
聞いていた。しかし、HPを見させてもらうと、
まさに僕の敬愛するアンドリュー・ワイエスを
彷彿とさせる筆使いの絵がそこにあった。

僕は若い頃に観た「天国の日々」という
大好きな映画で、監督がワイエスの
「クリスティーナの世界」をイメージして
撮影した、ということから
この画家の存在を知ったのだった。

ヨネちゃんの絵の中で、ほんのり薄暗い
光の中で働く労働者の姿がある。
そこには沖縄で肉体労働をしていた、
と言うマサの姿さえ思い浮かべたりしてしまう。

日本なのか、異国の地なのか、
そんな風景で浮き上がってくる
人物像は、ひと昔前のまったく
便利ではなかった時代の一コマだったりする。

ヨネちゃんの作品と出会えたのも、
「それぞれに」という歌も、
マサが改めて繋げてくれたのだ、
そう思ったりする。

ちなみに、ヨネちゃんに了解をとったので
もしよろしければ、彼のギャラリーをどうぞ。

近々、店のリンクにも載せさせてもらうつもりだ。

https://yone-junichiro.com/#profile


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2024年07月19日

困った情報の伝達

一昨日、久しぶりに友人を伴って
来てくれたオカダ君。

彼が前に来てくれたのは10年ほど前。
彼は他店でアルバイトをしていたから
その時会ったことも含めて、会ったのは
2、3度だったと思う。

オカダ君は、連れてきてくれたその友人に
僕を指して「このマスターがスカトロを
極めているすごい人だよ」と言った。

「え?ちょっと待ってくれ」と僕は驚いた。

「何故、僕がスカトロを極めているの?」
そう伝えると、オカダ君は、随分前に
僕自身からそう聞いたと言った。

それも、いかに「スカトロ」が変態などではなく、
いかに素晴らしい世界か、を説いたというのだ。

それに感動して、オカダ君は、自分の周りの
多くの人に「Bridgeのマスターはスカトロの
教祖のような人だ」と伝えたと言う。
これには腹がたつと言うよりも、
なんだか苦笑してしまった。

SNSなどで、そういう言われもない噂が
広がったりすることがあったりすると、
何かの嫌がらせで仕方がない、
そう思うけれど、実際僕から聞いた、
となると話が違う。

どういう流れで、彼がそう思い込んだのか
わからないけれど、客観的にさまざまな
フェチがあるのは十分理解出来ると思うけれど、
僕はスカトロについて語ったこともないはず。

そういった趣味を持っている人に対する
嫌悪感などまったくないけれど、さすがに
そんなに嬉しい話ではない。

オカダ君は「そうですか。誰かと話したのを
すっかり、マスターだと思っていたのかも知れません。」
そう言っていた。

ってなワケで、そういう話をどこから
聞いたとしたら、それは僕ではないので
よろしくお願いします。笑

それにしても「スカトロを極める」って
どういう感じなんだろう。

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2024年07月17日

同世代元マスターの逝去

一昨日、祝日の少し遅い時間、7人の
お客さんがいらっしゃった。

今日は何かの集まり?と尋ねると
なんと、渋谷で8年前まで営業を
していたKEELのマスターだった
マサが亡くなったという話だった。

沖縄で転落死という
痛ましい事故だったようだ。
彼とは個人的にも親しい時期もあったので
物凄くショックだった。

マサと僕は一歳違いで、彼が年齢的には
少し遅い30歳くらいの時に、
とあるバーで知り合った。
もちろん、お互いにゲイバーを
経営するなど、まったく思っても
いなかった頃だ。

それからよく一緒に
飲んだりしたものだ。
お互いに当時の彼氏も交えて
食事をしたこともあった。

そんなマサがそれまでのアパレルを辞め、
突然、渋谷に店を出すと聞いたのが、
2004年だった。

ほとんど平日だったが、渋谷に映画を
観に行った帰りなどちょこちょこと
店にお邪魔をした。
春になると満開の桜が見える
窓の大きな素敵なバーだった。

当時は、僕自身、まだバーを
開くなど想像もしていなかった。

ただ、その3年後、自分の店を持とうと
した時は、このような落ち着いた
店にしたい、とマサに色々
相談に乗ってもらったものだった。

僕が店を出して数年後、渋谷が再開発で
大きく変わる、という話と
共に、2012年の正月明けに
マサはKEELをクローズすることになった。

以下はまだ残されていたKEELのxだ。


マサは、その後、沖縄へと旅立ち、
その後、いつか沖縄でバーをやる、
という話も耳にしたけれど、
それも叶うことなく、
今回の事故だった。

本当に、本当に残念だけれど、
あちらで安らかに眠ってほしい。

ご冥福をお祈りします。

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2024年07月15日

旅する人

昨日、深夜に来てくれたカオル君は、
僕が旅行好きだということを聞いて
「自分もあらゆるところに一人で旅している」
と話してくれた。

今回、僕が行ったイタリアやポルトガルは
もとより、東ヨーロッパ、アジアも
かなり回っていて、その土地、土地のことも
あるある!と僕も同意するモノから
驚くような話もたくさん聞かせてくれた。

カオル君は、ウクライナ戦争がある前に、
モスクワからサントペテルブルクに行ったと言う。・
これはよく聞く話だけれど、
とにかくほとんどの場所で
英語が通じず、かなり困ったらしい。

モスクワについた当日、
泊まるはずのホテルがどうしても見つからず、
道で右往左往していたら、通りすがりの
コワモテのおじさんから「どうした?」と
聞かれ、英語でホテルがわからず、と
言っても、うまく伝わらない。

人相も含めて怖いので、離れようとすると
「ちょっと待て」というふうに追ってくる。
カオル君は、すこし怖くなり
携帯のGoogle Mapを出し、「ここに行きたい」と
手振り身振りで説明。

そうすると、凄い形相で、携帯をとりあげられた。
もう無理、と思った瞬間、彼は
Mapの下に表記されたホテルに電話をかけ
「一人の日本人が道に迷っている」とのことを
伝え、経路を聞き、連れて行ってくれたのだと。

そのような感じで、それ以降、ロシア人に
対する恐怖感は消え、サントベテルブルクに
行く列車の個室で一緒になった相手とも
言葉は交わさずとも、楽しい旅となったらしい。

ちなみに、ロシアは多くの都市が
モスクワ時間表記のため、列車の時刻表や
乗り降りはとても面倒だそうだ。

また、ロシア語が多少できるうちのお客さんの
トキオ君が10年ほど前に行ったモスクワの
ゲイバーは世界で一番面白く、エロティックさも
群を抜いていたらしい。

しかし、カオル期もの話も、トキオ君の話も
もう何年も前の話。
戦争が起こり、アンチゲイも多くなった今、
大きく変化しているんだろう。

10代の頃に、一度だけストックホルムに
行く途中にトランジットのため、立ち寄った
モスクワ。ほぼ観光も何もなく、街も
見ることはできなかったけれど、
あれが最後にならなければいいのだけれど。

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2024年07月14日

都会と地方、個人と集団

昨夜、地方都市からGoogleを見て
初めて来てくれたカズト君 35歳だが、
うちの店のドアをあける時には
ものすごく緊張したのだそうだ。

それはとてもよくわかる。
僕でさえ、いまだに地方都市などで
他店に初めて行く際、
いささか緊張するし、
若い頃など、もっとドキドキしたものだ。

カズト君の悩みは、インスタグラムや
XなどSNSはしていて、都会の人々が
大勢でワイワイと集っているのが
とても羨ましいと思うらしい。

確かに地方に住んでいると、
バーに集う人たちも一緒に何かをする、
ということも少ないだろうし、
実家が多いせいか、ホムパも出来ない。

実家を継いでいることもあって、
なかなか大都市に出てくることもままならず、
増して移住することなんて不可能だ。
それで、たまに落ち込んだりすると言う。


逆に2年ほど前に東京に来て、
最近よく店に来てくれるユウスケ 40歳は、
日頃、SNSによく自分の意見を発信したり、
鍛えた身体をアップしたり
するようになったこともあり、
新しい人からどんどんダイレクトメッセージが
来るようになったのだそうだ。
それで、新しい友人もすぐに出来る。

もちろん、都会と地方の差はあるとは思う。
ただ、あとはキャラクターの問題もあるだろう。
社交的か、そうじゃないか。
多勢でいることに安心を感じるか、
そうでもないか。

僕など若い頃は時代もあっただろうけれど、
ネットもない時代に、多くの人と
動くということはまずなかった。

と同時に、集団行動が苦手だということもあった。
そもそもネクラだったからだ(笑)

人が多くなればなるほど、個がわからなくなる。
なんとなく大勢の意見に飲み込まれそうになる。
一緒にいても、4人が限度だった。

そんな話をカズト君にすると、
「なるほど。僕もひょっとするとそうかも知れない。
ただの憧れかも知れませんね。
自分は高校時代サッカー部だったけど、
みんなで部活後、ワイワイと集まるのが
とっても嫌だったから」だそうだ。

ただ、それはゲイだからなのかも知れない。
いずれにしても、人間の動向やその好みは
本当にさまざまだ。

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2024年07月13日

「頂き女子りりちゃん」から学ぶ

数日前、作家の高橋源一郎氏が
ラジオで「頂き女子りりちゃん」の
ネットnoteを、ものすごく面白い!と
絶賛していた。

「頂き女子りりちゃん」?
この事件は数年前、中年男性を
次々に騙して大金を手にして
捕まった若い女性なんだ、
というくらいしか、僕は知らなかった。

昨日、お客さんと話しても
ほぼゲイからは無縁のこの事件のことなど
ほとんどの人は関心を持っていなかった。

何だかとても頭が良いとは思えない
金髪に真っ赤な口紅、まるでAIのような
ルックスの女子のニュースなんて、と
思う人も多かっただろう。

ただ、高橋氏は、彼女が起こしてしまったことは
問題だけれど、彼女が麺密に練り上げた
その手口と、それを書き記したノートは
素晴らしい、そう絶賛していた。

いや、頭が悪いどころか、そのまとめかた、
文才は、天才的だというほどの褒め方だった。

これが今、全文見ることが出来るそのノートのコピーだ。

https://note.com/_mew_mew_/n/n59bdc873b8c0

これを少し読んで、僕は彼女の
もともとの家庭環境の悪さや、
ホスト狂いからのリベンジからなのか、
金に対するあまりの執着、
そのモンスターぶりには気持ち悪くなった。

ただ、なるほど、こうやって中年男性を
転がしていったのか、このような人たち
(彼女のノートに細かく書いてあるタイプ)は、
いかに堕とされていくのか、という
彼女の緻密なロジックは、確かに興味深かった。

そこに見え隠れする、自分自身の劣等感や
そこからの離脱に対する感情も
決して理解できなくもなかった。

その文章力は、頭が悪いなんて
とても思えない才筆だとも思った。

そして、彼女が書いているように、
「もっと稼ぎたいと思っている女のコ」
ならずとも、「稼ぎたいゲイの男のコ」も
こちらの世界でも十分にいるのだろう。
僕は出会ったことはないけれど。

何だかここ2日間、少しへんてこな
りりちゃんワールドに触れ、
一冊の本を読み切ったような気になってしまった。

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2024年07月12日

同棲を始めて

34歳のリョウヘイは、最近、4年ほど付き合った
彼氏と同居することになったようだ。

付き合って4年というのは、なかなかの
時間の経過だけど、それでも結構、
新鮮じゃないかと尋ねてみた。

リョウヘイいわく、
そもそも、几帳面なのはわかっていたけれど、
共に生活をすると、ここまで?と
自分との違いに驚くばかりだと言う。

自分もそこそこきちんとしているタイプだけれど、
気になる部分がまったく違う。
よく耳にする話だ。

そりゃ、長年、自分のペースや
親のしつけの流れで覚えたライフスタイルとは
まったく違ったりするから
戸惑うことも多いのが同棲だ。


そんな中で一番困るのが
「オナニーをいつするか」という問題らしい。

人に寄っては、好きな人と一緒に生活するのに
そんな必要はない、という声もあるかも知れない。

しかし、そこは男の子だ(笑)
オナニーくらい、好きな人がいても
やりたい時にはやるだろう。

リョウヘイと彼は、比較的似たような
生活スタイルの中で、
ひとり、シャワーやトイレでやるというのも
臭いが残るから嫌なのだそうだ。


それを思えば、ストレートの既婚者だって、
オナニーくらいはするだろう。

子供もいたりする中で、みんなどういう
時間を作って、やっているんだろうか。

どうでも良いと言えば、
どうでも良い話だけれど(笑)

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2024年07月11日

自分のことが好き過ぎて

今年、46歳になるというキモト君。
「突然なんですけど、店のブログを読んで、
僕の恥ずかしい話も、聞いて、
是非とも書いてほしいんですが」そう言われた。

キモト君は、子供の頃、
サッカー教室に通っていて
10歳にもなる前から、
かなりのスポーツマンだったらしい。

その頃から、女のコからだけではなく、
男友達や同級生からも「かっこいい」と
連発されていたのだそうだ。

だからなのか、小学生の頃から
キモト君のナルシストぶりは
徐々に始まって行ったのだと言う。

自分はかっこいい、自分でもそう思い、
同級生や後輩から二人だけで一
緒に遊ぼうと言われたことは
数知れず、中学時代から何人かと
相互オナニーのような
ことはやっていたらしい。

その彼らはおそらく、ゲイではないけれど、
とにかくキモト君がこうしてほしいと言えば、
応じてくれる人が何人もいたのだそうだ。

とは言え、大学までは地方都市だったので、
現実的にゲイの人と知り合ったのは
大阪に住んだ25歳くらいの頃だったらしい。

ただ、高校を卒業してからは、
ずっと鏡を見ながら
マスターベーションをしていたのだと言う。

その後、ゲイの人と知り合って、
肉体関係を持ったり、
付き合おうと言われても
今ひとつのれない自分がずっといた。

「恥ずかしいし、変態だと思われるのでしょうけれど」
と前置きをして、キモト君は言う。
「どんな相手よりも、自分のことが一番
『かっこいい、エロい』って思ってしまうんです。
そんなこと人に言うと、だいたいドン引き
されちゃうんですが」と。

だから、20代後半から35歳くらいまで
ボディビルの大会などにも出たこともあった。
ただ、絶食などで体を壊してしまって、
そういう大会に出るのはやめたと言う。

そんなキモト君なので、
自分の好きなタイプじゃなくても
褒めちぎられるとそれだけで興奮はするらしい。

しかし、挿入も含めて、
変に性的なテクニックを使われると
冷めてしまうのだと言う。

何故、そんな話を僕にして、
ブログに書いてほしいと?と尋ねると
「きっと僕のような人もどこかに
それなりにいるような気がするんです。
そういう人と繋がりたいワケではなくて、
ここにそういう人間がいることを
知ってもらいたくて」

そう言うと、キモト君は、美味しそうに
グラスに残ったジン・トニックを飲み干したら
「きっと、今日も鏡が相手です」
と、言い残し、店を出て行った。

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2024年07月10日

自分の過去の話は

一昨日来てくれたキョウゾウ君42歳は、
8年ほどパートナーと付き合い、
共に暮らしているらしい。

キョウゾウ君は、ことがるごとに、
自分の家族の話、過去の人間関係、
付き合った人たちのこと、などを
自分の彼に伝えて来た。

キョウゾウ君としては、昔から
誰かと付き合うと、そういう話を
しっかり伝えるのが当たり前だ、
と思っていたようだ。

しかし、相手はほとんど自分の
過去の話をすることはないのだと言う。

彼の家族のことは、キョウゾウ君と
同居しているので、そのことは
両親や兄妹には伝えているけれど、
(カミングアウトはしていないらしい)
その関係性はよくわからない。

キョウゾウ君自身、そこまで根掘り葉掘り
聞きたいとは思っていないものの、
人としての根本的な部分が見えないことに
不安を感じることも

そのパートナーいわく、日々、二人が
充実して楽しければそれでいいし、
将来のことはきちんと考えていくけれど、
お互いに過ぎ去った過去のことなど
どうでもいいのじゃないか、
いつもそう言うのだそうだ。

キョウゾウ君はそんな彼が好きだし、
その言葉に大きく頷きながらも、
彼がどのように、こんなふうに
生きてきたのか、知りたくて、
たまに、うずうずするらしい。

これって、欲張りなんでしょうか。
キョウゾウ君は僕にそう尋ねる。

僕も基本的には聞かれたことは
ほぼ確実にすべて話すことが出来るタイプだし、
過去の自分も自分だから、
恥ずかしいことなども
吐き出すように伝えたりする。

ただ、人は違うのだ。
いくら長く付き合っていようとも
100%理解し、受け入れることは
難しいし、ないと言っても過言じゃない。

それを踏まえて関わっていくことが
大切なのだ、僕はそう思う。

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2024年07月08日

都知事選が終わって

長い都知事選が終わった。

長いと言っても、僕は直前まで旅行に出ていたため、
多くの人ほどその長さを感じていないかも知れない。

ただ、このブログにも書いたように、旅行中も、
寝る前にビールを飲みながら、
YouTubeなどで候補者の動向を眺めたりしていた。

取材や討論を見ながら強く思ったのは、
候補者たちのどこか上から目線だ。
ものすごく偉そうな態度が
節々から伝わってくる。

彼らが自分の方針を強く語るのは構わない。
違う候補者、またその陣営からの反撃、攻撃もあるだろう。
ルールを守らないマスコミにも苛立つことも多いだろう。

しかし、それにしても、どこか人をバカにしている、
都民、国民を舐めている、そんな感じが
してならないのは僕だけだろうか。

応援したい、この人なら何かを変えてくれる、
そう願うよりも、不愉快さや、不安感を
掻き立てられることのほうがずっと多い。

もちろん、これは都知事候補に限らず、
国政を担う人たち全般に言えるだろう。
公僕である謙虚さよりも、権力を
手にするための名誉欲にしか見えなかったりする。

笑顔でこの人なら、という気持ちで一票を入れる、
そういう日が来るのだろうか。
そんな思いで投票に向かった
この酷暑の夏を、僕は忘れないだろう。

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2024年07月06日

恋愛への粘り強さ

昨日の深夜、
お客さんも切れたし、店の電気を切り、
閉めようとしていたら
「まだ開いてます!?」と長年来てくれていた
ヨウスケが一人で飛び込んできた。

彼は仕事も忙しく、かつ実家が
都内よりも1時間半ほど離れていたりするため、
数ヶ月に一度しか来ない。

それも、せっかくの土曜日。
僕もまだ帰国して一週間。
「お!よかったらサシ飲みしましょう」
とヨウスケ。
もちろん、これはちゃんと対応せねば、と
二人で色々話したら、朝までとなった。


ヨウスケが最初に来てくれていた時には、
まだ20代だったのが
昨日話したら、42という年齢になったと
知ってびっくりした。
僕も歳をとるはずだ。

ヨウスケは、高校の時にはバレーボール、
そして大学に入ってラグビーをやっていた。
元々骨太でごっつい身体をしていたから
初めて2丁目に行った学生の頃は
「ラグビー」というだけで
かなりチヤホヤされたと言う。

モテたと言えば、モテたけれど、
自分のキャラクターや考え方よりも
とにかくスポーツをやっている現役、
ということが先走ってるのが
とても嫌だったようだ。
だから、その後は
「ラグビーをやってる」とは、
ほぼ言わなくなったのだと言う。

とは言え、ヨウスケは明るいし、
基本的には前向き、そして真面目だ。

だから、男も出来ても、自分は
長く付き合おうと頑張るのだけれど、
ちょっとしたことで放り出されることが
多かったらしい。

それはヨウスケの容姿(ガッチリとした
スポーツマンタイプ)ということと、
生真面目さたのギャップなのかも知れない。

何故、みんなつまらないことでつまづき、
せっかくの縁を閉じようとするんだろう。
ヨウスケは、半年前にも
たった1年で閉じた恋愛に
ついて語っていた。

確かに、少し自分と違う部分を見ると、
すぐにダメだ、と思ってしまう人も
少なくない、そう思う。

ゲイの場合、ストレートと違って、
次がある、と思いがち。
そうすると、その次、というのも
ちょっとした問題でNGを出す人も多いだろう。

粘り強い人を求めていけば、きっと良い人と
出会えるはず。
ヨウスケはそう言っていたけれど、
僕もまさにそう思った。

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2024年07月05日

スタッフとのやり取り

僕が店を離れている間、スタッフが
それぞれ店を守り、頑張ってくれた。

帰国して数日はまったく
気がつかなかったのだが
店のカウンター内のペン立ての中に、
小さな電卓が置かれていた。

僕は基本的に、会計の際、自分の
携帯の計算機で計算をするのだけれど、
思えば、スタッフに対して
「それぞれの携帯でしてください」
などと言ったこともなく、
まったくそこら辺は抜けていた。

基本的に仕事中に、携帯を見ているのも
どうか、ということもあり、
誰かスタッフが準備してくれたらしい。


昨日、気がついた瞬間に、スタッフの
グループLINEに、「誰かわからないけれど、
気遣いをありがとう」と連絡をしたら、
「準備してくれたのは彼です」と何人かが、
スタッフ一人の名前を伝えてくれた。

その彼は店の中でも物覚えも早く、
テキパキと動いてくれる、
ということがみんなわかっていて
あるスタッフが
「さすが出来る奴!」とLINEで褒める。

本人、照れ隠しもあり
「イジメはやめてください。笑」と。

それに応えて、別のスタッフは
「イジメ、ゼッタイダメ」との表示で
笑わせる。


旅先でも、このグループLINEの中で
微笑ましくも有難いやり取りを
何度か目にして、ちょっと胸が熱くなった。

今さらながら、
素敵なお客さんたちはもちろんだが、
良いスタッフに恵まれて、
つくづく店をやって良かった、
有難い、そう思う日々だ。

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posted by みつあき at 15:19| Comment(0) | スタッフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月04日

便利さの喜び、そして寂しさ

今日のブログは、実は昨日のブログ、
後半に書いたもので、昨日のブログには
ちょっと加筆したモノがあります。

そんなワケで、昨日のブログ、読んだ人には
申し訳ない。これは昨日のモノを移し変えたモノです。

*************************
昨日のブログに書いた、外国語が話せなくても
翻訳アプリを使えば、かなりの会話が出来る、
という昨今。。。

思えば、イタリアやボルトガルでは
本当に翻訳ソフトにはお世話になった。

昔は、他国に行って、たとえば美術館に行くと
ツアーガイドのイヤホンなど、英語、スペイン語などと
共に、日本語が入っていた。
それはレストランのメニューなどにも
ちらほらあった。

しかし、ここ10年くらいだろうか、中国語や
韓国語のモノはあっても、日本語が
見当たらない。

それはそれで残念だが、今は翻訳ソフト付きの
アプリで、読みたい部分に携帯カメラを向けると、
そこで即座に翻訳をしてくれる。

今回、観光する場所に寄っては
長蛇の列に並ばなければならなくて、
それをスキップするために、
ガイドツアーなるモノを頼んだ。

とは言え、ガイドの人の話す英語があまりにも
早くて、理解できないこともしばしば。
それを同時通訳して、イヤホンで教えてくれる
そんなソフトがあるかと探してみたら
僕の力では、辿り着かなかった。

マップもそうだけれど、
世界は小さく、狭くなった。

便利さは本当に有難いけれど、
若い頃、地図を片手に右往左往し、
道行く人に拙い英語で色々尋ね、
色々なことをなんとか手に入れた。

面倒はあったけれど、そこに
至るまでの人との関わりは楽っかった。
そして、やっと目的に漕ぎ着ける、という
あの感動は、今ではあまり
味わえないのも、少し寂しい気持ちにもなった。

冷静に考えると、ただの
じじいの戯言だなと思うけれど笑
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