2024年06月29日

2024 旅行日記 その9

大したことを書くこともなかった
この初夏の旅行日記も、今日で終わり(のはず)。

また、書き足らないことがあったら、
追って書くつもりだけど。


因みにこのブログは、リスボン空港で、ローマ行き
(また、戻るワケではなくて、経由して
帰国するため)を待っている間に書いている。

また、旅の話よりも、余談になるけれど、
ポルトからリスボンには、11時過ぎの
最終深夜バスでやってきた。

リスボンまでは飛行機で行くほど、遠くはないし
(と言うか、移動その他、色々な時間を
入れると電車と変わらない)、
加えて、電車だと昼間しかなくて、
せっかくのポルトの最終日、
1日無駄にしてしまうからだった。

イタリアもポルトガルも驚くほどの
好天が続き、素晴らしい旅となったけれど、
バスに乗った途端に雨が降ってきた。

そこに髭面のゲイからはモテそうな
歳の頃は、45前後くらいの運転手。
バッグの出し入れや、チケットのチェックなども
彼一人でやっていて、
ニコニコと非常に愛想も良い。

ところが、バスが出発してからが大変。
僕はたまたま一番前の座席に一人。
あとはうしろに10人ほどいた。

とにかく、僕の左前の運転手のことは丸見え。
彼は運転しながらイヤホンで音楽を聴いて
鼻歌を歌うわ、チラチラ携帯を見るわ、
何故かアクセルから足を離して伸ばしてたりするわ、
その上、雨の中、猛スピードで飛ばす。

バスでこのブログを書こうと思っていても
それどころじゃなく、恐怖の3時間半だった。

おそらく僕以外の乗客は、まったく
そんなことを感じなかっただろう。
んで、空港に着いたら「オブリガド!」(ありがとう)と
妙に爽やか。なんじゃ、こりゃ。

確かに今回の旅で、ポルトガルの人々は
本当に大らかで、優しく
嫌な思いをすることはまったくなかった。

少なくとも、アメリカや他のヨーロッパの国などで
どう考えても、アジア人差別だと感じるようなことは
ここポルトガルでは、まったくなかった。

バスの件はともかく(本当にビビったけれど)
とにかく観光も含めて、ポルトガルは
忘れられない旅となった。


コロナ前まで行っていたニューヨークやロンドンでは、
観劇プラスα(美術館など)と決めているので
意外とのんびりした旅行だった。

しかし、今回のように、久しぶりのイタリアや
初めてのポルトガルは、ガイドブックや
人の話から、あそこを見なければ、
ここも見なければ、とついつい忙しくなる。

3週間という長い時間とは言え
滞在するのが、それぞれ3日ずつほどに
なるため、駆け足で飛びまわる
ということになってしまう。

美術館や教会など文化施設は出来るだけ
しっかり観たいと思っていたら、
その後の予定を飛ばしたり、断念したり。

とは言え、多くのサラリーマンの人たちに
比べて出来ない休暇は本当にありがたく、
幸せだと思う3週間だった。

スタッフにも、お客さんにも
迷惑をかけたことと、
素敵な時間をもらえたこと、
心から感謝します。

というワケで搭乗します。

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2024年06月27日

2024年 旅行日記 その8

イタリアからポルトガルに入って、
もう5日が過ぎようとしている。

今はリスボンからポルトへのバスの移動中。


今回は、イタリアとポルトガルで
少し覗いたゲイ・シーンについて。


ローマでお世話になった
アンドレアさんカップルがやっている
B&Bがあるピニェート街。

市内中心からは30分ほどかかる
下町だけど、ゲイや文化人が集う
場所だと言う。

小さな劇場があったり、
明るいうちから遅くまで
ワイワイ飲んでいるバーがたくさんあった。

とは言え、ゲイバーらしきモノはない。
アンドレアさんいわく、ここ10年ほどは
ストレートの中に同性愛者が一人、二人
いることは、ごくごく普通で、特にゲイバー、
というくくりがなくなっているのだと。

あと、カトリックの影響が強いせいか、
クローゼットの人たちもまだまだ強く、
ローマにはゲイバーの数も少ない。

たまたま僕が来ていたこの6月は
プライド月間ということで、
ローマのコロッセオ近くにある
ゲイバーには多くの人たちが集っていた。

このあたりにローマのゲイバーが
集まっているのだ。


しかし、驚いたのは、リスボンだった。

僕が到着したのは、木曜日だったが、
夜の0時を過ぎても(と言うか、午後10時、
11時よりも、深夜になればなるほど)
ものすごい人だかり。
週末になると、歩くことさえ出来ないほどだ。

そこにはストレート男女も入り混じり、
僕も含めた観光客も多いため、
どれほどゲイがいるのかわからないけれど、
驚くほど、エネルギーに満ち溢れていた。

行ってみれば、数年前の渋谷の
ハロウィーンのような感じだ。

思えば、その土曜日というのが
プライド・ウィークだったらしく、
リスボンの海のように広い
テージョ川沿いの大広場に
数万人という人たちが集まり
盛り上がっていた。

それこそ、東京のブライド・ウィークを
何倍にもした感じ(少なくとも広さに限って言えば)
だった。

このリスボンで世話になったジャンさんは
彼はうちの古いお客さんだ。
フランス人で日本も大好きな彼は、
リスボンに別宅を持っていて、
リスボンに来た時は
是非、うちに、と誘ってくれたのだった。

そして彼の住まいのそばは、
やっぱりゲイが多く集まる場所だったのだ。

ジャンさんは、リスボンに来て17年。
ちょうど、うちの店がオープンした頃だったらしいが、
本当にゲイに関しては驚くほど変わったと言う。


リスボン最後になった日曜日の夜も、
人出は変わらず、盛り上がる街の中で
ジャンさんが、「もう少しゆっくり出来る
ゲイバーに行こう」そう言って連れていってくれたのが
「106」というゲイバーだった。

確かに、そこはそれほど大きくない店内を
イギリスから34年前にやってきた、という
マスターが一人でやっている店だった。

お客さんは4、5人だったが、とても
フレンドリーでなんとも落ち着く。
いや、ここは週末でもそれほど混み合わないから
楽に飲める、と言っていた。

ジャンさんには、ゲイシーンのみならず、
本当にお世話になり、
リスボン市内を日々、細かく案内してくれた。

観光名所ばかりではなく、まるで日本では
見ないような隠れ家的なレストランや
バー、また映画マニアが集うような
素晴らしい施設などにも連れて行ってくれた。


さて、そんな日々を過ごしたあと
(と言っても、ゲイ以外のことについて
ほぼ書いていないけれど、そこはインスタグラムで 笑)
Mitsuaki_kis

バスでこれを書き、ポルトに到着して
2時間ほどぶらぶらしたけれど、
なんと手を繋いで歩くゲイカップルが多いこと。

リスボンでも見なかったこの光景に
ここ、ポルトってゲイ・タウン?と
思うほどだった。

まあ、それほどポルトガルは寛容なのかも知れない。


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2024年06月26日

2024年 旅行日記 その7

ジムはともかく、映画館に至っては、
少なくともイタリアでは、
探すことさえ出来なかった。
(ポルトガルの映画館事情はまた今度)

映画マニアには有名なローマの撮影所、
チネチッタに隣接する映画博物館は
古い映画ファンにはかなり興奮できる場所だった。

そこにはフェリーニ、ヴィスコンティ、
アントニオーニ、セルジオ・レオーネなど
イタリアを代表する巨匠たちが
作った映像がふんだんに流され、
衣装や美術の数々やスクリプト、
編集技術などの記録まで残っている。
(何故か、我らがパゾリーニ笑は、見当たらなかった。)

もちろん、それ以外にも、外国人が撮った
「ローマの休日」や「愛の泉」「旅情」など
アメリカ映画の作品群も
あらゆる角度から展示されていた。

中でも、フェリーニの世界観を表現した
“FELLINIANA”という展示場は素晴らしかった。

IMG_7432.jpgIMG_7436.jpg

カサノバ」を模したエントランスから、
中には蝋人形さながらもマストロヤンニや
「甘い生活」で使われた車などがワクワクさせてくれ、
その奥にはイタリアの古い映画館さながらの
施設まである。

撮影所には入れなかったけれど、この場所から
また少し離れたところに「チネチッタ・ワールド」という
ディズニーランドや、USJのような
アトラクション中心の場所もあるようだ。


映画や観劇ではなかったけれど、今回
目にしたパフォーマンスは、
ロックのグリーン・デイと、ミラノ・スカラ座の
「ウェルテル」だった。

この両方を観る、というのはおそらくグリーン・デイの
7万人の観客の中でも僕くらいだったかも知れない。

オルタナティブと言いながらも、グリーン・デイの
楽曲はポップというだけではなく、
日本でも過去観た公演では胸を鷲掴みにされたし、
今回も変わらず、年甲斐もなくものすごく楽しかった。

巨大な競馬場でのライブじゃ、
始まる前から芝の上で寝転がったり、
ビールを飲みまくる。タバコもガンガン吸う。
これはライブ中も同じだ。
マリファナらしき臭いもどこからか、漂ってくる。
まあ、屋外だし、海外ではあるあるなんだろうけれど。


そうそう。飲み物がチケット制だった。
このチケットが5枚で10ユーロ。
4枚でビール一杯。水は2枚。
ということで、5枚だけでは、余ってしまい、
それがさらなる儲けになる、という仕組みだ(笑)

なおかつ、ライブをやっている途中、
鮨詰めの観客を縫うように、
ビールを売りに来る上半身裸の男たち。
もうギュウギュウなのに、「ほら、ビールだよ!」と
ガンガン売りにくる、というのも日本じゃ
観られない光景だった。

17時から始まるというのが、前座もあって、
結局始まったのは20時半も過ぎてからだった。

それから3時間近く、久しぶりに立ちっぱなしの
鮨詰め状態で観たけれど、その熱いステージに
年齢も忘れ、その瞬間はまったく
疲れることもなかったのが不思議だ。

ミラノ・スカラ座は、パリ、ウィーンと共に
三大オペラ座と言われるひとつ。
(ウィーンも行かねば!)

外観こそ、工事中で小さく地味だったけれど
(そりゃNYのメトに比べちゃうと。。。)
それでも中に入ると、やはりバルコニーが
燦然と赤く輝き、息を呑む。

今回の「ウェルテル」
ニューヨークのメトなどと違って
ショウストッパーがないと言われるな中で
まだ30代のB.ベルネールのアリア「オシアンの歌」は
まったく場面が続かないほどの拍手喝采だった。

イタリアでのエンタメはこのような感じ。

残念だったのは、ローマで「真実の口」が
時間が過ぎて見られなかったこと、
そしてミラノから「君の名前で僕を呼んで」の
ロケ地巡りをしようと思っていたにもかかわらず、
叶わなかったことだ。
まあ、仕方がないか。。。

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2024年06月24日

2024年 旅行日記 その6

僕は海外に行くと、出来るだけ、その土地の
映画館とジムには行こうと思っている。

ただ、今回に限って言えば、それぞれが
久しぶり、または初めての土地で、
観たい、行きたい場所が山ほどあり、
さすがにそこまで時間を削れなかった。

ただ、今回、僕が行っているジムは
世界の各国にあるため、
無料で使えるパスをもらっていた。

日本では広く展開されているそのジムだけれど、
コロナ禍、アメリカ本国は倒産し、
代表がドイツに移ったらしく、
各国では、そのチェーン店は
非常に少なくなったと聞いた。

調べてみると、アメリカのみならず、
ヨーロッパでもそれほど多くなく、
なんとイタリアではミラノだけだった。
しかし、2箇所もある、というのでそれぞれ
一回ずつ、行くことにした。

1箇所は去年の暮れに出来たばかり。
夜8時くらいに行ったのに、ガラガラだ。
それも本格的にトレーニングしているマッチョな
人は少なく、これは不思議だった。

逆にもう少し古いほう(とは言っても、
出来てまだ3年くらいらしい)
は、かなり混み合っている。
かつ、カリフォルニアのジムかのような
コンテストビルダーがガッツリと鍛えていて
ここまで違うとは、びっくりだった。

古いほうが愛着もあり、
そこから離れたくない、
というのが心情なのかも知れない。

双方共に、ジム内は日本の平均よりも
ずっと広く、天井も高いけれど
エントランスは日本よりもシンプルで、
スタッフは少なかった。

ただ、それぞれのスタッフは
非常にフレンドリーで
店内を笑顔で説明してくれたり、
鍵の使い方(これがなかなか複雑)を教えてくれたりと、
他の国では感じたことがない親切な対応だった。

ポージング・ルームや
コーチング・ルームというのが
特別にあったりするのも驚いた。
ただ、ストレッチする場所がない
というのが不思議だった。

僕はかなり広いエアロやダンスなどをする
スタジオでストレッチをしたけれど、
している人はほぼいないから、
これも習慣なんだろうか。

マシンもそうだけれど、フリー・ウェイトも日本で
見たことがないモノも多く、
メーカー自体も初めてのモノだった。

シューズは外履きのモノをそのままだし、
トイレに行くのも、当然のようにその靴のままだ。
使ったダンベルを日本のように所定の場所に
戻すワケではなく、バラバラだったり、
下手すると、床に置きっぱなしにされている。

ベンチについた汗を綺麗にふきとらない、
ということはアメリカでもそうだったけれど、
これ、コロナが大流行の時はどうだったんだろう。

携帯をチェックするだけでなく、
電話している人もいれば、
携帯でトレーニング風景を撮影している人もいた。

水を飲む場所はないので、外で安いモノを
買ってくるか、ジム内でそれなりの
金額で買って飲む。

日本よりも自由と言えば自由。
気にしないと言えば気にしない。

思えば、携帯で話すのは、
地下鉄やレストランなどでも
まったく普通で、慣れてない僕らはついつい
うるさく感じたり、驚いてしまう。

特にイタリア人は、諸外国の人よりもよく喋るから
最初はものすごく気になっている自分がいた。

しかし、前回のブログでの電車のことと同様
これも文化の違いなのだろう。

日本にいる時の感覚に囚われ過ぎず、
剛に従うことにしなければ、そう思う。

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2024年06月22日

2024年 旅行日記 その5

イタリアに来て、国内の4箇所(ローマ、フィレンツェ、
ミラノ、ヴェネツィア)は、すべて電車で移動した。

ローマのテルミニ駅のホームは、映画「終着駅」を
ミラノ中央駅のホームは「旅情」を思い起こさせていたけれど、
共に僕が生まれる前の映画だから、
さすがに現在のプラットホームには
まったくその面影はない。

思えば、日本の上野駅だって、僕が学生の頃と
今とでは、またまったく違うから当然だろう。

とは言え、駅の玄関口となる門構えなどは
さすがにイタリア。堂々と古いモノがしっかりと
遺されていて、美術館さながら、感嘆とさせられる。


電車自体は、それほど古くはなく、基本的には
想像以上に綺麗で、速さも含めて快適だった。

しかし、いかんせん、搭乗する電車のホームが
決定するのが、発車のほぼ数分前だったりする。
これはアメリカもそうなのだけれど、
何故なのか不思議だ。

何番ホームと掲示板に表示されて、そこから駆け足で
ホームに滑り込んで、乗ったらすぐに出る、
というくらいのタイミングだ。
とても、右往左往しているヒマなどない。

いつも思うのだけれど、こちらのお年寄りなどは
大丈夫なのだろうか。


特に今回、参ってしまったことがあった。

ミラノからヴェネツィアに向かう電車を待ち、
プラットホームが表示されて移動したあと
60分遅くなる、と案内が
僕にメールが送られてきた。
たまたまネット経由で買ったから、
僕はわかったけれど、でなかったら
気付かなかったかも知れない。

そこのホームで待っていると、20分ほど経過して、
ホームが変わった、とアナウンス。それもイタリア語だ。
ぞろぞろと乗客が新しいホームへと動き出して
僕もそのアナウンスだったおt気が付く。

動くと、電車はそこにもう到着していた。
掲示板を見ると、60分後に発車、というのは変わらない。
その時点ではあと40分ほどあった。

そこで、それではトイレに行っておこう、と
すぐ近くにあったトイレに入った。

ものの5分ほどで先ほど動いたホームに戻ると
なんと、もう電車がいない!!

駅員に聞くと「もう出た」とのこと。
ここに60分遅延って書いてあるじゃないかと
掲示板を指差すと、もう消えていて
「大丈夫。次の列車があるよ」と駅員も
笑いながら軽い。

もちろん、遅延ということもあって、
振替の追加料金は取られなかったけれど、
結果的にヴェネツィアには80分ほど
遅れての到着となった。

こういうことに合うたびに(もう忘れたけれど
過去、こんな経験はたびたびある)
日本のシステム、というのは
本当に素晴らしい、そう思う。

ただ、逆に言うと、こういうことは日常茶飯事らしく、
駅員に文句を言ったり、大騒ぎしたりしている人を
諸外国ではあまり見たことがない。

あまりにもきちんとし過ぎていることに
慣れ過ぎていて、ちょっとしたことで苛々したり、
うんざりしたりする僕らもどうなんだろう、
旅をしていると、ついついそう考えてしまう。


ほぼ何を何をした、ということよりも
旅で感じることを書いちゃうブログで申し訳ない。


インスタグラムには、行った場所や
コメントをちょこちょこ書いているので
そちらをどうぞ。

mitsuaki_kis

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2024年06月21日

2024年 旅行日記 その4

今回の旅行は、以前も書いたように
ローマ、フィレンツェ、
ヴィネツィア、そしてここミラノを訪れ、
今日からポルトガルに移るところだ。

イタリアは、どの場所にも数々の教会があり、
どれだけこの国にカトリックの
教示が残っているのだろうと感心した。

今の若い人たちも、祖父母や両親、
または教師などから着々と
受け継がれているのだろうか。

僕が行ったドゥオーモと呼ばれる大聖堂は
ローマのコロッセオやパンテオン、
遺された神殿跡と同様、
今さらながら、何千年前に造られた
という衝撃と共に、
それを守り続けている国や市民たちの
情熱というモノに想いを馳せてしまう。

ほぼ無宗教である我々日本人には
なかなか想像が出来ない世界観の中で
彼らは生まれ、生活しているのかも知れない。

それは絵画、彫刻も含めた芸術もそうで、
これは世界中からそれを目指した若い人たちも含め、
ここで何かを得ようとやって来ているのだろう。
そういう常に文化的なことと
背中合わせにある日常、ということにも
胸躍らされた。
実は一部の人たちだけなのかも知れないけれど(笑)

そんな中、ローマやミラノなど
大都市ではスリや軽犯罪が横行していることは有名。
僕も地下鉄やバス、路面電車を
多く使ったし(タクシーは一度だけ)、
それなりに人混みにも行っていたが
おかげさまでそういう目に遭うことはなかった。

僕にとってはどの場所でも、
ほぼ乗客や観光客は
日本と変わらないように見えた。
そこでそういう出来事が起きているなど
とても想像できない感じではあった。

ただ、はっと気がつくと、なくなっている、
そういうことが多いのだろう、きっと。
思えば、10年ほど前に、ロンドンの
英国博物館で、まったく知らない間に
スリに遭ったことがあったから。


僕が訪れたイタリアの4つの都市は、
とにかくどこかへ行こうと思っても、
駅から20分、30分歩くことが多い。

どこもが、それほど道が入り組んでいて、
グーグルマップなどがなければ、
とても行きたい場所に辿りつかない感じだ。

特にヴェネチアの迷路のような道は有名で、
ネットもない僕が10代の頃、よくこんな道を
歩いたものだなあと思った。
とにかく1本道を間違えると、
とんでもない場所に行ってしまうのだ。

前に書いたかも知れないけれど、うちのお客さんの
キョウゾウちゃんは、どこにいても東西南北が
わかる、と言っていた。
それを思うと、彼などは意外と大丈夫なのだろう。
かなりの方向音痴の僕は、まったくお手上げだった。
街のところどころで、ネットが繋がらなくなると
途端に不安になるものだ。
これは、ニューヨークやロンドンでは
感じることはなかった。

車が通らないヴェネツィアも大変だが、
細い道しかない、と思えるほどのフィレンツェ。
僕が泊まったホテルから、フィレンツェ駅まで
歩いて40分。そしてタクシーに乗っても35分、と
それほど変わらないのだ。
一通も多いし、道が入り組んでいるので
そういうことになるらしい。

フィレンツェからミラノに出る際、
朝、かなり早く動こうと思ったにも関わらず、
流しのタクシーなどなければ、予約も受付けていない。
ホテル近くの駐車場のおじさんに
電話で呼んでもらうように頼んだけれど、
とにかく混み合って繋がらない。

これは押さえた電車には間に合わない、
焦りながら、重い荷物を引きずって
比較的観光客が多い場所まで行き、
偶然、旅行客が降りたタクシーを捕まえられて
ことなきを得た。

見知らぬ土地でのこういう出来事は常にある。
特に僕の場合(笑)

結局、今回も何を観た、何をした、ということを
書けない日記となってしまった。
そこは前回同様、インスタグラムを見ていただければ。
(先日、アカウントが間違っていたらしく、
正確には以下です)

mitsuaki_kis
です。

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2024年06月17日

2024年 旅行日記 その3

このブログは、フィレンツェからミラノの列車の中から。

ローマ3日間は、ほぼおのぼりさん的に
観光地を中心に動いた。

何度も言っていたNYや
ロンドンなどは観劇という目的があったので
それ以外、それほど観光はしなかった。
しかし、さすがに今後行ける場所は
後悔することなく、観られるところは
どんどん観たいものだ。

昔行ったバチカンや、コロッセオも
前回書いたようにもう半世紀近く前だから
もう一度しっかりと見たかった。

毎週、水曜日にローマ教皇が市民の前に
現れる、というチケットは前日に
長く並ぶらしく、これは断念した。

それを目にしたお客さんに寄れば、
何とも言えないオーラに包まれ、
心から興奮させられたと言っていた。


ローマ、フィレンツェといくつもの
美術館を回ったけれど、
(バチカン、ボルゲーゼ、
ウィフィツェ、アカデミアなど)
入館してしまうと、やはりじっくりと
見たくなり、それぞれが3時間近く、
あっという間に時間が過ぎていく。

長蛇の列をスキップするチケットを
事前に買ったのは正解だった。
少し高くて、時間を無駄には出来ない。


バチカン、システィーナ礼拝堂の
ミケランジェロが描いた天井画の壮大さには
凍りつき、時間を忘れて、見入ってしまった。
これが、33歳の時の仕事とは本当に驚愕する。

また、カラヴァッジオ観たさに行った
ボルゲーゼではずっと観たかったベルニーニの彫刻の
あまりの細かい表現力にも鳥肌がたった。
もちろん、カラヴァッジオの数々の作品も
素晴らしかったのだけれど。

IMG_7233.jpg

それにしても、こういった名匠の残した形跡を
目にして、比べるのもなんだけれど、
自分の人生はなんだったんだろう、
つくづくそう思わされてしまう。

悠久とも思える時間の中で、
自分が生まれてきた意味は何なのか、
何を学び、どれほど自らに問いかけ、
どれほど達成感を持つことが出来たか。

人生の答えを見つけることなど
おそらく誰もが出来ないかも知れないけれど、
模索さえしていないのではないか。
旅先で、珍しく重苦しい気持ちになった。


まあ、それでもこうして長旅をさせてもらえていることに
多幸感を感じ、感謝することしか出来ないのだと。

ほぼ旅行記と言うよりも、
自分の感情記録になってしまっていて
申し訳ない。

また次は楽しい旅日記を書きます。

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2024年06月15日

2024年 旅行日記 その2

これは、ローマからフィレンツェへの
電車の車内で書いてる。
さすがに旅行中、こういう時にしか、
なかなかゆっくり書くことが出来ない。


さてさて、イタリアに来たのは
僕が19歳の時の夏休みに来て以来だった。
あれから50年近く(ちょっと大袈裟、でも近い。笑)
経過しているなんて。

そりゃ半世紀だから、世界は大きく変化した。
まだアメリカとの冷戦が続く
ソビエト連邦時代のヨーロッパは、
あらゆる国がまだ社会主義国家だったし、
日本は高度成長が落ち着き、
これからバブルを迎えようとしていた。

ネットもない時代に、兄が住む
スウェーデン、ストックホルムから
デンマークを経て、ヨーロッパを一人旅した。

まだ、ドルが360円時代。
アルバイトで貯めた金何かとが吹っ飛んでいった。

ただ、昼は街を歩き、夜は電車で移動して
ホテル代を浮かしていたんだから、
本当に若くて元気だった。


当時、イタアリアはローマとヴェネチアに
行ったけれど、今回来て、少なくとも
ローマの街の雰囲気は
当時とほとんど変わっていない気がした。

もちろん、人の動きはインターネットや携帯の
普及に寄って、諸外国同様、変化している。
でも、高層ビルがあるワケでもなく、新しく出来た店舗も
崩れそうな古い建物の中に組み込まれていた。

少なくともスタイリッシュな建造物は
ほぼ見当たらなかった。

ビル群がないせいか、どこに行っても
日陰が日本よりも少ない。
これが真夏だったら地獄だろうけれど、
この季節は爽やかな風が吹き、
心地よく動くことができた。


到着した月曜日の夜は20時なのにまだ明るかった。
ローマに限らず、イタリアのホテルはバカ高いので
ゲイカップルがやっているb & bに4日間、
お世話になることにした。

ピニェート地区という中心街から4キロくらいだけど、
地下鉄で動くと30分ちょっと。

このピニェート地区は、テアトロ・ハムレットという
小さな劇場など文化的な人々が多いらしくて、
ゲイに親しまれているけれど、
ゲイバーなど関連施設は特になかった。

と言うか、ローマにゲイバーは10軒あるかどうからしく、
その多くは、「グラディエイター」でお馴染みの
コロッセオ近くにあるようで、
僕も最後の日に覗いたけれど、
ちょうどプライドパレードの打ち上げ的なモノを
やっていて、盛り上がっていた。

ほぼ、この3日間、何をやっていたか、を
書くこともできなかったけれど、
僕個人のインスタグラムに写真と共に掲載しているので
良ければ、そちらを。

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posted by みつあき at 15:17| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月12日

2024年 旅行日誌 その1

今回の旅の始まりは、
我が自宅からおよそ30分ほどで
到着する羽田空港からだった。
(店のある新宿よりも近い。泣笑)

朝に羽田に到着し、今年から再開したという
東京→ローマ直行便の
ITAエアラインの列に並んでいると、
僕の真後ろにいたお年寄りの男性が
携帯で電話会社に電話をしている。

「私は86歳でこれからローマに
行くのですが、あちらでも日本にいるように
携帯が使えると聞いたのですが」と
どこかの会社の交換種と話をしている。

それで確認のIDなどを携帯に打ちながら、
さくっと鞄からノートを出して、
交換種に言われたことを
丁寧に書き込んでいる。

なおかつ、携帯を駆使して、
音声で話しながら
他のアプリを立ち上げたりする。

結局「よく、わかりました。
本当にありがとうございました」と
電話を切られた。

そうか。86歳でも、ここまで携帯を操る人も
いるのだ、と感心するよりも、惚れ惚れ。

世の中はどんどん便利にはなっているモノの、
年配者にはまったく付いていけないほど
進んでいる。

自分がその年齢になって、おそらく、
さらに大きく変化しているだろう。
自分ひとりで長旅が出来ているんだろうか。

でも、出来れば、こういう年配者でいたい、
強くそう思わされた旅の始まりだった。

ローマに到着して2日目の朝だけど、
このブログは、ローマ行きの機内で書いたもの。

次はいつ書けるのか、わからないけれど、
留守中をよろしくお願いします。

お店も無事に、営業できていますように。

追伸

あ、コメント欄の「ひこさん」
何故か海外からだからか、コメント返し
出来ませんが、新たな恋の魔法が
始まっていますように。笑

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2024年06月09日

留守中をよろしくお願いします

昨夜も多勢のお客さんんたちに来ていただき、
大変、賑わい、有り難かった。

書きたいことは色々あるけれど、
いよいよ明日から旅に出させてもらうため、
ここ一週間、店のことや準備でバタバタ、
まだ多くのチェックが残っている。

ともあれ、以前に書いたように、例年のごとく、
今月30日まで、店を空けさせてもらいます。

日々、スタッフが入れ替わり、立ち替わり
入ってくれますが、くれぐれもよろしくです。

毎日、誰が入るか、は、スケジュールに
アップされていますが、これ、iPhoneや
MacのSafariでは見られないことも多く、
その場合、Google Chromeや
他のブラウザから確認してもらうと
有難いです。

途中、あちらから、ブログを書くことも
あると思うけれど、数日に一度になりそうなので、
よろしくお願いします。

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2024年06月08日

謝罪会見について

昨日、お客さんと今更ながら、大谷翔平から
ギャンブルのため、金を盗んだと言われる
水原一平の裁判の話になった。

まあ、その事件に付いては、
アメリカの司法の元で落ち着くんだろうけど、
お客さんが観たテレビのワイドショーでは
何故彼が謝罪記者会見をしないのか、
という話になっていたらしい。

僕はそもそも、政治家であれ、
会社であれ、芸能人であれ、
不祥事があった時に、わざわざ謝罪会見を
するのが不思議だと思っている。

いくらネットも含めたメディアが
取り上げようと、基本的に一般の
人間の前で、カメラに向かって
頭を下げている様子がなんとも
気持ち悪い。

一体、誰に何のために
謝罪しているのか。

今回に限って言えば、水原は大谷も含めて、
球団や、個人的に迷惑をかけた人たちに
謝ればそれで良いワケだ。

おそらく、こういった謝罪会見など
海外では見られない光景だと思う。

こんなことをしているから、
無関係な人間が
どんどんSNSで叩いたりして、
自殺する人が出たりするのだ。
ホント、どうかと思う。


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2024年06月07日

恋の病

44歳タモツの10年前の大恋愛は、
半年でエンドを迎えたらしいけれど、
それが忘れられなくて、
次に進めない、そう言う。

48歳トモマサも40歳くらいに
4年ほど一緒に住んだ恋愛もあったけれど、
別れてから会うこともないし、
今後も別に会いたくない。
特に喧嘩したり、浮気で別れたのではなく、
憎んでいるワケでもないけれど、
終わった恋愛は、
とっとと忘れることにしているらしい。

こんなふうに、過去の恋愛に対する
現在の気持ちというのは、いくつかの
パターンに分かれる。

タモツのように、忘れられない人、
トモマサのように、まったく
どうでも良くなる人、
そして僕のように、友人になって
しまう人間もいる。
かと言って、僕の場合は、
それぞれ何年かに一度くらいしか
連絡は取らないけれど。

よく男性の恋愛はフォルダ保存、
女性は上書き保存と言うけれど、
ストレートだって、ゲイだって
色々な人がいるワケだし、
あまり男女だとか、関係ないような気もする。

もちろん、相性の合う合わないはあるけれど、
基本的に僕は、恋愛というのは
ある意味、魔法のようなモノだと思っている。
もしくは、恋という名前がついた
病だったりするんじゃないかと。

いわゆる、相手の気に入った部分を
どれだけ膨らませ、良く言えば
そこだけをポジティブに捉えていく。
言葉を変えれば、執着だったりする。

その魔法が解けて、それでも許し合えるか、
ただの恋の病だった、と思えるか。

少なくとも、タモツには
まだまだ時間が必要なのだそうだ。

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2024年06月06日

睡眠問題

昨夜、お客さんたちと睡眠時間について
話をしていたら、やっぱり30代、40代中盤までの
人たちは、8時間から10時間、
短い人は5時間から6時間。

僕も寝つきの悪さは昔から、と
ここにも何度か書いたけれど、
昔はそれでも寝坊ギリギリまで
一度寝たらぐっすり8時間近く寝ていた。

ところが、最近は4、5時間で目が覚める。
トイレに行きたくて、というワケじゃないけれど、
それでも一応行っておく。

ただ、二度寝が出来なくなり、
そこから食事を摂って、再び寝られる時は寝る、
寝られない時はそのまま翌日に持ち越す。

持ち越すと言っても、翌日7時間や8時間
寝られるかと言うと、そうでもない。

完璧に年齢もあるけれど、おそらく、
平日は2時から3時に寝られても、
週末、6時とか7時に、という
この不規則な生活スタイルが
睡眠時間をぐちゃぐちゃにしている。

まあ、こういう仕事なんだから、
それは当然。

一昨年、90歳で亡くなったとある人は
ずっと寝るのが朝の5時くらいで、起きるのが
午後だった、と聞いた。
そういうリズムを作ったほうが良いのだろうか。

それにしても、日本人の平均睡眠時間は
7時間半に満たなくて、世界でもかなり低いらしい。

先進国のアメリカ、そして中国なんかも
平均9時間以上寝ているらしい。
これは何が要因なんだろう。

ふ〜む。良い睡眠を摂りたいものだ。

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2024年06月05日

帽子について

いつも帽子をかぶって来てくれる
お客さんが数人いる。

帽子というモノは、お洒落や、冬の寒さ対策、
もしくは髪の薄さを気にする人、
という意味だけでなく、
髪の毛を整えたりするのが面倒、
という人も多い。

そういう人は帽子の中でも
キャップ(いわゆる野球帽なんて、
今は言わないか)を被る人がほとんど。

最近、店を夜手伝ってくれている
リョウタロウも、ほぼキャップを
被って営業をしてくれている。


僕は子供の頃から、帽子を
被ることはなかった。
被り慣れていない、というのが
最も大きい理由だけれど、
だからなのか、なんだか恥ずかしい。

頭が小さいワケではないので、
単に似合わないだろうという思い込みもある。

だから旅行の時にしか、ほぼ被らない。
冬の寒い時は、どちらかと言うと
耳当てのほうが多いけれど、
これはあくまでも外を歩いている時のみ。

これを書きながら、恥ずかしい、
という気持ちが昔から僕の中に
よく生まれていることに気が付く。

当初は店の中に立って、見知らぬ人と
話す、なんてもってのほかだった。
もちろん、周年などで何かをやる、
なんていうのも、本当は苦手。

ただ、恥ずかしがっているほうが
お客さんこそ恥ずかしい、ということも
わかり、そのあたりは
もうヤケだったりする(笑)

少なくとも、出たがりではないので、
YouTube配信なんてもってのほかだ。

この年齢になって、何が恥ずかしいのだ、
改めてそう思う。

お客さんと話すと、「恥ずかしいなんて
考えたことがない」という人もいたりするから
びっくりする。

ホント、人それぞれである。

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2024年06月03日

男性メイクについて

一昨日、エクアドルから来てくれた
お客さんと、日本の印象を聞いたところ、
多くの外国人がいうように、
日本人の丁寧さと清潔さ、
何から何まできちんとしていると話す。

加えて「日本に来る前まで、若い男の子は
みんなメイクをしている、そう思っていた」
と言っていて、驚いた。

どうやら、最近、あちらでも韓国ブームで
歌手やタレントの多くの韓国人は
わかりやすいくらいにメイクをしている。

これはおそらく日本も、
同じだと信じていたらしい。

調べてみると、韓国では全世代で
メイクを使ったことがある、という男性は
69%(20代では77%)!ようだ。
日本では3.6%だそうで、これは
さすがに大きな開きがある。

それでも、おそらく20代以下の男性の
3割くらいはしている、もしくは
したことはあるんだろう。

いつの頃からか(もう15年ほど経つのか)
眉毛を揃える、細くする、書く、
というのも若い人たちの間では普通になった。

ここに何度も書いたあらゆる部分の
ヘアの処理、そして汗も含めた肌質のこと
そのあたりを気にする人も多い。

もちろん、ゲイの中には毛深いことや、
臭いフェチも少なからずいる。

加えて男らしさを求めていたゲイの中で、
メイク=女性的、そういう
観念がある人は嫌がる。

ただ、ストレートに比べると
清潔好き、容姿を気にするタイプは
多いだろうから、そこのラインが微妙だ。


とは言え、好みの相手に
性的なモノを感じるかどうか、
感じさせるかどうか、ということも
かなり重きが置かれていく。

これはジェンダー問わずに、
人間の本質なのだと思う。

ただ、エクアドルでも含めて、
欧米の一般の若い人たちでは
メイクをする、という習慣はないので、
アジア人は不思議だ、彼はそう思ったらしい。

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2024年06月02日

野郎フェス帰りで

昨夜、初めて来てくれたソウ君44歳は、
まるでサーファーのような雰囲気の
さわやかな雰囲気。
とは言っても、40を超えてるから
もうイケオジの部類に入るのか。

そんな彼は、昨日、いわゆるゲイのコミケ
と言われる「野朗フェス」に行ってきたと言う。

これはなんと、昨日のxにもトレンド入りを
していたくらいの大きなイベントらしく、
彼以外にも、関西からわざわざこれに
参加するために来ていたシュウサク君もいた。

会場では18禁のエロゲイマンガを中心に、
BLや、ケモナーが喜ぶようなコミックや
絵が販売されているらしい。

会場には多くの人が詰めかけ、
「駅から絶対この人たちは
そこに行くタイプだ、と付いて行ったら
まったく違う場所だった」という
笑えるxのポストまであった。

人気のコミックはすぐに売り切れ、
増販することもあれば、
まったくその時だけ、というモノもあるらいし、
BLファンの女性も結構いたとのこと。

さて、そんな中で、最初に書いたソウ君は
外見からは若いコ好きなのかなと思いきや、
50代以上のガッチリ、ムッチリのおじさまが
好きらしく、漫画と共に、会場で
目を凝らして見ていたらしい。

そこで一人で来ていた56歳の地方都市からの
おじさまを発見。
しっかりと帰りに食事をしてからの
我が店訪問だったようだ。

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2024年06月01日

WIFIとタブレットとキャッシュレス決済

キャッシュレスが当たり前になった昨今、
うちの店も半分くらいの人が
Pay PayなどQR決済、
クレジットカード決済などを
使用するようになった。

うちの店のクレジットカード決済は、
手数料がQRよりも高いため、
今のところ、1万円以上使用された方と
外国人観光客の方、と
限らさせてもらっている。
その代わり、いくつかの店舗で
取られている手数料などは
まったく乗せていない。

思えば、去年行ったロンドンでは、
ほぼ9割以上の場所が
キャッシュレスで、持って行った
ポンド紙幣がまったく使えず、困った。
色々聞くと、あちらのクレジットの手数料が
日本に比べて、格段に安いと知った。
日本じゃ、3%から5%の手数料を
取られるのに、あちらは1%で済むらしい。


そんなわが店のキャッスレス決済、
たまにWIFIの状態や
決済タブレットの調子が悪く、
お客さんに迷惑をかけたりしてしまう。

どちらも、コロナ前から使用していたため、
これから僕が店を離れた時に、
スタッフが右往左往するのは
申し訳なく、両方とも
新しいモノを導入することに決める。

これが、年配者の僕が設定するのが
本当に大変。これから格闘します。
(今日の営業に間に合うだろうか。。。)

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