2024年03月11日

そしてアカデミー賞授賞式当日!

例年、日本時間午前9時から、
オスカータイム!なのだけれど、
そこまでのレッドカーペットなどは
録画して、ギリギリまで寝ていたが、
今年は1時間繰り上げて
なんと8時から。

ということで、僕としてはかなり早起きで
オスカーモーニングを楽しんだ。

結果的には昨日書いたモノがかなり大外れで
23部門中、当たったのは13部門。

ニュース速報で流れたように、
日本からの「ゴジラ〜」と「君たちは〜」が
最優秀をとり、たぶん違うだろうと
踏んでいた僕には辛くあたる人もいるだろう。
すみません。

逆に取って欲しかった「PERFECT DAYS」は残念ながら落選。
ただ、アウシュヴィッツを題材にした
この国際長編の「関心領域」をとった
ジョナサン・グレイザー監督の
「現在、最悪の事態が起きています。
ホロコーストが拝借され
何の罪のない人々が犠牲になっています」
という言葉には胸が詰まった。

「オッペンハイマー」はさすがの圧勝で、
一刻も早く観たいけれど、ここまで上映が伸びた
理由がいまだにわからなかったりする。

個人的には想像してうぃたよりも「哀れなるものたち」が
4部門もゲットした上、たぶん今回は
ないだろうと思っていたエマ・ストーンが
二度目の主演女優賞というのは嬉しかった。

二度目と言えば、ヘンリー・マンシーニ以来、
歌曲賞を二回とったビリー・アイリッシュ。
まだ22歳というから凄い。

驚かされたのは衣装賞のプレゼンター
「バンブルビー」などのジョン・シナが
マッチョな身体を全裸のていで
現れたところ。
昔のストリーキングの映像と共に
笑わせられた。

加えて、これは気づかなかったのだが、
放映終了後、友人からの
連絡で知ったのは、助演男優賞を
去年のキー・ホイ・クワンから
ロバート・ダウニーJrが、オスカー像を
手渡されたシーン。

ダウニーは、クワンにはニコリとも
礼の挨拶もなく、無視した(ように見える)。
おそらく無意識の行為だろうけれど、
クワンがアジア人だけに、
確かに考えさせられるシークエンスだった。


このこととは別に、非常に残念だったのは、
追悼のシークエンスで、パフォーマンスを
見せようとしているせいか、
スクリーンに映った亡くなった人々の
映像や名前が小さくて、
よくわからなかったこと。

グラミー賞もそうだが、この
コーナーはかつて活躍した著名人に
思いを馳せる大切なシークエンスだ。
日本は何故、レコード大賞や紅白、
日本アカデミー賞などで
何故やらないのだろうか。

そんなことをぼんやり考えていた中で、
気がつくと、今日は、3.11。
あれから13年の月日が流れていたのだ。

人生には愉しいことだらけではない。

あの日に感じた恐怖感を思いだし
被災されたり、亡くなった方々にも
追悼する気持ちで一日を過ごさなければ、
そう思った。

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posted by みつあき at 16:28| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする