2024年03月30日

職場の上司に恋をして

昨夜、一人でゲイバーに来たのは
初めて、という27歳のヒトシ君。

初めて、にしては、颯爽、かつ凛として
堂々としている。

趣味はサーフィンにスノボー、
その二つをこなしていると
1年中、楽しめると言う。

彼は特にゲイの友達が多くいるワケでもなく、
マッチングアプリで会うのも、
数ヶ月に一度。

特に性的なことを強く求める性格じゃない、
と言うけれど、普通、20代半ばだと
そういう気持ちは旺盛だろうし、
決してモテないタイプじゃないのに、
不思議だなあと思った。


ところが、よくよく聞いてみると、
同じ職場の20歳以上の上司のことが
好きだそうだ。

もちろん、彼はストレート(のはず)だと言う。
バツイチで子供もいるけれど、
スポーツ好き、ということもあって、
スノボーもサーフィンもその彼と
行くのだそうだ。

親子ほど年齢差がある人と同室のホテルで
長い時は3泊もすると言う。

周りにいるお客さんたちは、
くちぐちに「どう考えても、
それはゲイじゃないの?」と言うけれど、
まったくそういう気配などない。

もちろん、そういう関係にもならないし、
それをヒトシ君が求めているかと言うと、
あまり求めていないのかも知れない。

ひょっとして、手を出されそうになったら
それはそれで、がっかりしてしまうような気もする、と言う。

それよりも、こういう関係が
とても心地良いのだそうだ。

どうしても、性的なことで動く人が
目立つゲイの世界で、ちょっと不思議ながらも、
こういうプラトニックなロマンスが
特異ながらも、ある意味、羨ましささえ感じた。

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2024年03月29日

依存症について

昨今のニュースを賑わせている
「ギャンブル依存症」の問題。

もう何年前だろう。
立て続けに5、6回何度か来てくれた
お客さんが、一時期、かなりの
パチンコ依存だったと、言っていたのを思い出した。

彼はかつて平日は仕事帰りに、
そして土日は朝から晩までパチンコに通い、
ちょっとして趣味だったのが
どんどんハマッていったのだそうだ。

結局、パチンコ好きが理由で、
前の仕事をやめたと言っていた。

やめた当初は、パチンコでいくらでも
稼げる、そう信じ込んでいて、
パチプロになろう、と思っていたらしい。

しかし、もちろんそうはいかなかった。
1日10万円近く手にしたこともあったけれど
あっという間に、5万、10万と
つぎ込んでいく。

それは雪だるま式に増え、
金融業者から100万単位で借入が増え、
にっちもさっちも行かなくなった。

これじゃ、自分がダメになる、
パチンコでお金を擦るくらいなら、
まだ酒で使ったほうが良い、
そう思って、うちの店に来てくれたようだった。

それでも、何年もそういう
暮らしをしていたせいもあり、
パチンコの夢を見る、はっと気がつけば、
どこかでパチンコ台の音が聞こえる、
なんてことも言っていた。

その後、夜勤に仕事になったので、
ちょっと来られなくなります、
でも頑張ります、そう言ったのが
今のところ、最後だ。


ギャンブルに限らず、アルコール、買い物やドラッグ、
そして性依存、という人も多く存在する。

そういう話を聞くたびに、僕自身も一歩間違えば
なんらかの依存に苦しむこともあったかと思う。
たまたまきっかけがなかっただけ。
若い頃にそういう誘いがあったら、
おそらく断る強さなどなかったような気がする。

彼もパチンコから離れ、元気に
仕事を出来ていればいいのだけれど。

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2024年03月28日

お勧め映画「夜明けのすべて」

なんだろう、少し重い題材であるのに、
この清々しいほどの感動は...!

どうしようもない自己嫌悪や、
人には簡単に話すことが出来ない
精神的な苦しみ、
それでも、行きつ戻りつしながら、
少しずつ歩いていくということ。

人生の機微を見事に描いているのが
この「夜明けのすべて」だ。


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内容を知らずに、評判の良さだけで観ようと決め、
最初にこのポスターを見た時には、
そうか、また若い男女の恋愛ドラマかと思った。
しかし、作品はそんな予想を遥かに裏切り、
深く心に刻みつけられる傑作となっていた。


映画の主人公は、PMS(月経前症候群)と診断され、
苛々で人が変わったようになってしまう女性、藤沢。
そして、パニック障害を患っている男性、山添の二人。
とは言っても、通常は、まったく
ごく一般的な健常者と変わらない。

二人が務める栗田科学というのは、
顕微鏡など理科教材、プラネタリウムなどを
製造している少人数の会社だ。

仕事場に通いながら、藤沢は
体調を悪くした故郷の母親を気遣い、
山添は、付き合っている恋人との関係や
元上司の心遣いに気持ちを揺らす。

デジタルではなく、16mmフィルムで
撮られた、というこの映画、
季節ごとに流れる空気感が素晴らしい。

風、雨、日差し、木々、うねる坂道、
トンネルなどが、まるで二人の心象風景のように
語り出していく。

職場の人たちは、彼らに寄り添い、
受け入れていきながら、
やり甲斐のある仕事を託している。

彼らは、そんな日常の中で、
それぞれのメンタルと、どう向き合い、
乗り越えていくのか。
二人姿を、映画は決してドラマチックではなく、
淡々と描いていく。

後半、体育館の中に彼らが作った
仮設のプラネタリウムのシーンがある。
これまた決して大袈裟ではないけれど、
あまりの巧みな語り口に、
僕はすっかり胸を掴まれた。

久しぶりに、すぐにでも
もう一度、味わいたい、そう思える映画だった。

2月から始まっているこの映画、
観るのがすっかり遅くなってしまったので
上映回数も少なくなっているけれど、
是非とも観てほしい一作。

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2024年03月25日

職場で頭が痛いこと

職場の人とうまくいかない、
もしくは、パワハラに合っている、
などで、体調を壊したり、
仕事を変えたりする、という話はよく耳にする。

僕が若い頃、撮影現場で
アシスタントをやっていた頃、
当時はカメラマンや照明の人などから
怒鳴り散らされたりしたことがよくあった。

そうやって鍛えられた職人の人が多く、
かなり辛い思いをしたことはよく覚えている。

今どき、そこまでは、さすがになさそうだが、
誰が見ても、聞いても、そこまでのパワハラは
今はなさそうだ。

でも、ヤマグチ君いわく、
じわじわと丁寧な口調で嫌味を言われる、
それで、かなり辛い思いをしていたそうだ。

仕事を辞めたいどころか、
自分の居場所がわからなくなり、
自死しようかとさえ
思ったこともあったらしい。

そんなある日、自分の部下の女性が
ヤマグチ君に嫌味を言っている上司から
セクハラ紛いのことを言われた、と
ヤマグチ君自身に相談してきた。

ヤマグチ君も部下には今まで
会えなかったが、自分も嫌な思いをしたことを
彼女に伝えた。

彼女はヤマグチ君のその言葉でいきなり
意を決して、なんとセクハラらしき言葉を
その後録音し、社の社長に訴えたらしい。

結果的に、上司は左遷され、ヤマグチ君の
場所からは居なくなったと言う。
彼よりも、彼女のエネルギーがそうされたけれど、
彼女いわく、ヤマグチ神がいなければ
勇気が出なかったと。

愚痴ということではなく、近い誰かに
相談する、というのは、こんな事もあるのだ


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2024年03月24日

伝言ダイヤル時代、ダイヤルQ2の話

僕が若い頃には、雑誌の文通欄と共に、
電話での出会いが多くあったことは
ここにもずいぶん前に書いた。


さて、昨日、初めて来てくれた
ミナミ君、45歳は、その電話時代、
ダイヤルQ2で、ストレート男性と
よくやり取りして、テレフォンセックスへと
持ち込んだらしい。

当時のQ2の出会い系やテレセ系は
女性は無料、男性はどんどん課金をされる時代。

もちろん、Q2の会社が
電話をするのか、男性か
女性かなどチェックすることは出来ない。

それで、いわゆるネカマ(女性のふり)として
ノンケ男性を興奮させて、自分も電話の
こちらでイク、ということが
多かったのだと言う。

ある時、二十歳そこそこの草野球をやっている
鳶職の男子と繋がり、日々、
彼をイカせ、自分も日々興奮していた。

ただ、ある時、間違ってミナミ君が自分のことを
「僕」と言ってしまい、
「あれ?今、僕って言ったよね」と詰め寄られた。

いや、言ってない、と言い張ると
「そっちが男っっていうのは
ちょっと前から気がついていたんだ」と言う。

「それでも十分興奮させてもらったから
いいんだけど」と。

いつから男だとわかったかと尋ねると、
途中、自分のアソコの音を聞かせて?と
言われ、ミナミちゃんは、口で
クチュクチュと音を出した。

その時、受話器を股間に
持っていってるはずなのに、
吐息が聞こえたのだ、と。

それにしても、今、思えば、
鳶職の男の子なんて
興奮する女の子いるのかなと
ミナミちゃんがつぶやいた。

そうすると、隣にいたシロウちゃんが
それで興奮させようとした彼も
ゲイだったんじゃない?
騙し合いの世界だ、と
みんなで爆笑した。

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2024年03月23日

彼がハッテン場に行くことを辞めた理由

サクマちゃん42歳は、25歳前後の頃、
バー遊びも少しだけ慣れて、
とは言え、すぐにエッチが出来るワケでもなく、
初めてハッテン場に行こうと試みた。

かなりドキドキしながら、
最初に決めた場所へと平日の夜に
行き、何周もそのマンション?のまわりを
ぐるぐると周り、やっと入店。

入り口で「誰もいないけれど、いい?」
と聞かれ、「あ、じゃあいいです」と撃沈。
(それを言ってくれるお店も凄いけれど。)

気を取り直して、二度目に行ったところでは、
かなり緊張して行ったにも関わらず、
まったく自分がタイプではない人に
追いかけ回され、30分で出てきた。
(よく聞くパターン)

3度目に行った場所では、
入るやいなや、バーで何度か一緒に飲んだ
知り合いとバッタリ出会い、意気消沈。
それでも頑張って、ウロウロしたが、
少し経つと、大部屋でその知り合いの
うめき声が聞こえて、そそくさと出る。

そして、最終的に向いていない、
そう思ったのは、そのあと行った店も含め、
暗いからと言って、全体的に不潔。
(まあ、度清潔なハッテン場など
ないだろうけれど)

歩く床が変にベタベタしていたり、
みんなが横たわるマットも、濡れている。
おまけにシャワーに入ると、
いわゆるシャワ浣をやったあとだろうけれど、
汚物が残っていたり。

いくら性的に解放されたいと思っても、
こりゃ無理だと思ったようだ。

それこそ、その後、毛じらみを移されて
参っている友人の話など聞くと
絶対行くものか、と。

僕が昔、行った時代は、おそらく今よりも
さらに衛生環境が悪かったと思う。

サクマちゃんが潔癖症だとも思わないけれど、
おそらく普通に綺麗好きな人には
向いていないことは確かだと思う。

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2024年03月22日

騒音問題

一週間ほど前、朝がた、
僕の自宅の上の階の部屋から
ドリルの音やモノを打つような凄い音がする。
それも一瞬ではなくて、ずっとするのだ。

管理会社の設備に聞くと、どうやら持ち主が
部屋を売却し、その後から入る人が
全体的な改築をしているらしく、
なんとそれが5月下旬まで続くと言う。

少なくとも、事前に聞いていなかったし、
夜勤の仕事なので、午前中、かなり
辛い、ということをやんわりと伝えた。

ただ、その部屋は我が家の真上ではなく、
斜め上の部屋らしく、その両隣の部屋と
真下の部屋の住民には伝えたそうなのだ。

斜め上!?
ベッドルームにいても、シャワーを浴びても
ほぼ真上から凄い音がする。
そこまでの大規模な工事をしているのだろうか。

まあ、くどくど色々とクレーム出すのも
嫌なので、出来るだけ音が出すのは
午後にしてもらえたら有難い、と伝えたが
どうなることやら。

それを考えると、近くの部屋の騒音で
ずっと悩まされている人の話や、
逆に音もたてていないのに、
裁判沙汰にまで持っていかれた、という
お客さんの話を思い出すと、
音の問題は、改めてデリケートだと思う。

人はどんなことでも自分の身に
ふりかかってみないと、わからなかったりするものだ。

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2024年03月21日

ナルシストなエスコート

お客さんのシュウちゃんは、若い頃、
ずいぶん売り専遊びをしたらしい。

とてもかっこ良くて素敵な人も
いたけれど、会った途端、
しまったなあと思う人ももちろん
少なくはないと言う。

ただ、シュウちゃん自身は、
それでキャンセルや
チェンジなどはしないタイプ。

最も、ショックだったのは、
そこそこ身体が素敵だなあと
思ったボーイさんの時。

彼はシュウちゃんのほうは、
まったく見ることもなく、
シャワーの際も、
部屋でプレイが始まった際も、
最後まで、ずっと鏡で
自分の身体を見続けたと言う。

ポジティブなことでよく耳にするのは、
まるで恋人のように扱ってくれる、という話。

それこそ、ある意味で凄いテクニックなようで、
徹底した仕事師なんだと思う。

過去、来てくれたお客さんの中で、
鏡を見ないと射精出来ない、という人も
数人いたけれど、それは個人的なことだから
構わないだろう。

ただ、シュウちゃんが経験したタイプ
と言うのはエスコートとしては
あり得ないかも知れない。

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2024年03月20日

我が店の映画ポスター

少し前、店の電飾映画ポスター用の
OHPフィルムの件でここに書いたけれど、
色々悩んだあげく、OHP専用となると
高価なだけではなく、それ以外の
印刷に使用できなかったり。

結局、前持っていた後継機種を
考え、その会社の人が言った
「使用してみないと、印刷できるかどうか
わかりません」という言葉を
無視して、とりあえず前は
使えたのだから!ということを信じて、
その新機種を購買することにした。

設定なども、PCや携帯を使いながら
という一見、簡単なような、逆に面倒な
時間が過ぎ、やっとテスト印刷まで
漕ぎ着けることが出来た。
そして、印刷してみると、これが完璧。

ふう、ひと月ほど経過して
やっと8枚のポスターを変えることが出来た。
ほっ。

IMG_6441.jpg

それにしても、今、自宅でプリンターを
持っている人って、どれくらいいるんだろう。
フリーランスのデザイナーとかであれば、
ともかく、簡単な印刷はコンビニで
出来る時代だし。

街にはオンデマンド印刷の店があるのに、
ここでもOHPプリントは不可能と
言われたのがいまだに不思議。

それはそうと、うちの店には
現在上映しているこの電飾ポスターのほか、
僕がNYで買ってきたオリジナルの
かなり大きめの映画ポスターが
貼られている。

これらはあちらに行くたびに購買したのだが、
過去貼っていたポスターはすべて使い切り、
これをネットで買おうとすると、
物凄い高額となる。

はあ、次にニューヨークに行くのは
いつになることやら。。。

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2024年03月19日

お勧め映画「ナチ刑法175条」

もう20年前に作られたドイツ、ナチ政権下の
同性愛者を扱ったドキュメンタリー
「ナチ刑法175条」が、今週末から
いよいよ、公開されることになる。

image.jpeg

この「刑法175条」というのは、
かつてのドイツで同性愛者、特に
ゲイの性行為を固く禁止した法令のことだ。

ここでも紹介したNetflixの
「エルドラド ナチスが憎んだ理由」
http://bar-bridge.seesaa.net/article/501509175.html
でも、その当時の状況は克明に
描かれていたし、その状況下から
長く投獄されていた男を描いた
フィクションの「大いなる自由」でも、
それは克明に描かれていた。
ナチ期に厳罰化されたこの法案は、
戦後引き継がれ、1994年まで続いていた。
そして、21世紀になろうとしていた
この映画が撮影された当時、
かなり少数、生存していた数人に
スポットライトを当てている。

この映画では、自分たちを置いて
亡くなった人たちや、
その傷ついた心と、深い後遺症について
各々が、カメラの前で証言している。

もう、思い出したくもないし、
取材も受けたくないという人、
逆に失った長い時間を取り戻そうと
穏やかで幸福な日々を送ろうとする人もいる。

ホロコーストを描いた数多くの映画の中でも
見落とされがちなあまりにも悲惨な一面を見ながら、
ここといまだに繋がっているかも知れないことに
きちんと目を向けなければ、
そう思わせてくれる一作。必見です。

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2024年03月18日

Bridge店内 お花見のお知らせ

さあ、今週末から来週末にかけて、
東京は桜の開花が予想されています。

Bridgeは、例年同様、今年も4月1日から約1週間、
店内とベランダに大きな桜の樹を入れ、
店内お花見を催します。

IMG_1129 2.jpg

この時期のみ、ヴーヴ、モエ、
スパークリングなどは
それぞれ通常よりも2000円安く提供します。


また7日の日曜日は、昨年と同じく、
花見六尺スペシャルデーとして
3500円飲み放題(ただし出入りはなし)で
営業します。
当日は、いつものタクヤに加え、
スタッフ二人が入店します。


また、明日、3月18日 祝日前は、久しぶりに
マスターみつあきと、タクヤ、二人の営業と
なります。

花見営業と共に、よろしくお願いします。

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2024年03月17日

国民性の違い

昨夜は、よく来てくれる東京在住の
アメリカ人の50代の友人同士、
ジェイソンとエリック、
そしてその隣に20代でいつも
一人で飲みに来てくれるスティーブが
話をしていた。

ジェイソンとエリックはもう30年ほど
日本に住んでいるだけに、
日本語はかなり堪能だ。

逆にスティーブは、日本で生まれ育ったから
英語は聴くくらいしか出来ないと言う。

ただ、それぞれ外見が外国人なので
接する日本人は、まず英語で
話しかけてくる。

それはまったく仕方がないことだけど、
その多くが、ほとんどカタコトで
きちんと話せないのに
一所懸命、何かを伝えようとしたりする、
というのが日本人らしいと言う。

確かに。
逆に、以前、僕がバルセロナに行った時には
(まだGoogole Mapなどがない頃か)
英語で道を伝えても、ほぼ英語を
話さない人たちは、スペイン語で
ドドッと教えてくれようとして、
こちとら、まったくわからないけれど、
その誠意は有り難かった。

もちろん、欧米ではアジア人嫌いも
それなりにいて、まったく相手にされない、
もしくは、バカにされるようなことも
幾度もあったりもした。

国が違うと、色々と変わる。
不便も多いけれど、その違う環境を
楽しんでいければ、そう思う。


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2024年03月16日

同性婚訴訟から

一昨日、同性婚についての控訴審で、
札幌高裁、東京地裁は「違憲」という
判断がくだされた。

僕の20代の頃には、同性婚どころか、
「LGBT」という言葉のみならず、
「ゲイ」というのは、どちらかと言うと
「ゲイボーイ」というフェミニンな
イメージだった。

加えて、「同性愛者」=「異常性愛者」と
思っていた人たちはまだまだ多かった。

それから思うと、それから40年を超え、
僕が店を始めた17年前あたりから
少しずつ変化が見え始めた。


ただ、他国に比べると、当事者(特にゲイ)で
同性婚があるべきだ、そう思っている人たちは
それほど多くない。
それは店をやっていてもよくわかる。

理由はさまざまだ。

まず、男女よりも、男同士のほうが
不特定な人との性的交渉が多くなりがちな
ゲイは、離婚訴訟などに面倒だという意見。

加えて、カミングアウトしている人が
少ないこともあり、自分がした場合、
親族や会社にバレてしまったら困る
という意見。

同性愛者は、自由恋愛だから良い、
何も異性間と同じにする必要もないという意見。

そして、LGBT法案と共に、同性婚が
決まったりすると、それでなくとも
自分がゲイである、ということが
公になりそうで嫌だ、という声もある。

いずれにしても、クローゼットで十分
幸せ、という、いかにも日本的な発想だと思う。
わざわざ西洋文化に
日本が合わせる理由はない、という人もいる。


色々な意見を聞きながらも、
それでも僕は「選択的夫婦別姓」も同じように、
やりたい、と思う人だけがチョイス出来る、
ということ。
それが最も大切な気がしてしまうのだ。

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2024年03月15日

元同僚との長い友情

いつも二人で来てくれる46歳の
仲が良い友人同士のオサム君とタネグチ君。

二人はそれぞれ、アメリカに学生時代留学。

その後、同じ会社で出会ってからの関係らしい。

オサム君は、ゲイの友人に囲まれ、ゲイバーや
ゲイクラブにいつも行っていて、
日本に帰国した際には、すっかり
オープンリーゲイになっていたそうだ。

逆に、タネグチ君はクローゼット。
誰にも自分のことは話せず、
唯一、オープンなオサム君にだけ
話をしていたと言う。

それから4年後、オサム君は
職場を去り、タネグチ君は会社の
派遣で改めて海外に行くことに。

そこでタネグチ君は、今の彼
(外国人)と会って、それから
10年以上付き合うことになったと言う。

オサム君は、日本でも他の国でも
よく3人で会って、食事をしたり、
飲んだりしているのだそうだ。

タネグチ君のパートナーは、日本と
アジアの2つの国に、3軒、
マンションを持っている。

日本以外の国は、マンションの名義は
どちらの国でも、二人名義に出来ると言う。

まだ少し若い間は、お互いの国を
行き来して、将来はそのどこかの国で
のんびりと暮らしたい、
そう思っているらしい。

それを聞いたオサム君は、自分も
名義に加わらせて、
とジョークを言っていた。

こんなラフな友だち関係はいいな、そう思った。

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2024年03月14日

最初のデートは、食事か酒か

昨夜は、今まで人と付き合ったことがないツネオと、
10年パートナーがいて、たまにふらりと
浮気をしてしまう、というタカマサが
なかなか面白い話をしていた。

たとえばうちのバーで初対面で意気投合して
LINEを交換して、こちらがタイプ的にも
性的にも興味がある場合、
次に誘うのは、食事か、バーか、
という話だった。

ツネオは、食事をしてしまうと、
それが終わると「またね」ということになり、
次に続くかどうか、わからないから
バーのほうが良い。
お酒も力も手伝って、自分の気持ちを
伝え易いんじゃないか、そう言う。

かたや、タカマサは、バーだと
初対面の時のそのままの流れとなるから、
友人のようになる可能性もある。
それよりも、きちんと「デートとして」
食事をしたほうが、きちんとした話も出来るし、
お互いの気持ちもなんとなく
確認出来ると思う、と言っていた。

僕もタカマサと同じ感想だが、
二人とも、出来ればその日に
自宅なり、ホテルなりに、というつもり、
ということが、意外と慎重派の僕とは
違っていた。

僕はとても最初のデート(バーの出会いは除く)で
とてもベッドイン、というのは考えられない。
まあ、僕がおっさんだということか(笑)

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posted by みつあき at 16:36| Comment(0) | 恋愛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年03月13日

孫のことなんて想像できるか!

一昨日、高校時代の同級生から連絡があり、
なんと孫が名門高校に受かった!と
大喜びをしていた。

彼は比較的結婚が早かったせいもあって、
出来た娘さんもかなり若くして
母親になったようだった。

それにしても、高校生か。

自分の子供すらいないのに、
孫なんてまったく想像できない。

ただ、彼の話を聞いてみると、
自分の娘が学校にあがる、とか
就職した時に、こんな喜びは
なかったような気がする、と言う。

むしろ不安や心配だらけで
いつも細かいことを奥さんとぐちぐちと
言っていたらしい。

しかし、これが孫になると、心配どころか、
応援とどう転んだって、喜びにしか
感じないのだそうだ。

僕が子供を欲しかった話は、このブログでも
山ほど書いてきたけれど、
さすがに孫が、という話には
どうしても付いていけない。

友人に言わせると、彼は子供を育てるのは
本当に苦労したし、孫の顔を見て、
もう死んでもいいかな、と思うほど
幸せも感じると言う。

もちろん、子供の養育費のことを考えて、
職も変えたし、奥さんとの関係や
彼女のご両親のことで、大変な想いもした、と。

ただ、お前(僕のこと)は、そういうこととは
別に、自分の好きなことだけをやれる、
好きなように生きていける、という人生を
選んだんだから、立派だよ、そうつぶやく。

思えば、ゲイで、この年齢になって
バーなど呑気に出来ている自分は
決して立派ではないけれど、幸せなのだ、
つくづくそれを自覚したし、
もうずいぶん昔だけど、奴に
カミングアウトしていて良かったなあ、
そうとも思った。

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posted by みつあき at 18:40| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年03月11日

そしてアカデミー賞授賞式当日!

例年、日本時間午前9時から、
オスカータイム!なのだけれど、
そこまでのレッドカーペットなどは
録画して、ギリギリまで寝ていたが、
今年は1時間繰り上げて
なんと8時から。

ということで、僕としてはかなり早起きで
オスカーモーニングを楽しんだ。

結果的には昨日書いたモノがかなり大外れで
23部門中、当たったのは13部門。

ニュース速報で流れたように、
日本からの「ゴジラ〜」と「君たちは〜」が
最優秀をとり、たぶん違うだろうと
踏んでいた僕には辛くあたる人もいるだろう。
すみません。

逆に取って欲しかった「PERFECT DAYS」は残念ながら落選。
ただ、アウシュヴィッツを題材にした
この国際長編の「関心領域」をとった
ジョナサン・グレイザー監督の
「現在、最悪の事態が起きています。
ホロコーストが拝借され
何の罪のない人々が犠牲になっています」
という言葉には胸が詰まった。

「オッペンハイマー」はさすがの圧勝で、
一刻も早く観たいけれど、ここまで上映が伸びた
理由がいまだにわからなかったりする。

個人的には想像してうぃたよりも「哀れなるものたち」が
4部門もゲットした上、たぶん今回は
ないだろうと思っていたエマ・ストーンが
二度目の主演女優賞というのは嬉しかった。

二度目と言えば、ヘンリー・マンシーニ以来、
歌曲賞を二回とったビリー・アイリッシュ。
まだ22歳というから凄い。

驚かされたのは衣装賞のプレゼンター
「バンブルビー」などのジョン・シナが
マッチョな身体を全裸のていで
現れたところ。
昔のストリーキングの映像と共に
笑わせられた。

加えて、これは気づかなかったのだが、
放映終了後、友人からの
連絡で知ったのは、助演男優賞を
去年のキー・ホイ・クワンから
ロバート・ダウニーJrが、オスカー像を
手渡されたシーン。

ダウニーは、クワンにはニコリとも
礼の挨拶もなく、無視した(ように見える)。
おそらく無意識の行為だろうけれど、
クワンがアジア人だけに、
確かに考えさせられるシークエンスだった。


このこととは別に、非常に残念だったのは、
追悼のシークエンスで、パフォーマンスを
見せようとしているせいか、
スクリーンに映った亡くなった人々の
映像や名前が小さくて、
よくわからなかったこと。

グラミー賞もそうだが、この
コーナーはかつて活躍した著名人に
思いを馳せる大切なシークエンスだ。
日本は何故、レコード大賞や紅白、
日本アカデミー賞などで
何故やらないのだろうか。

そんなことをぼんやり考えていた中で、
気がつくと、今日は、3.11。
あれから13年の月日が流れていたのだ。

人生には愉しいことだらけではない。

あの日に感じた恐怖感を思いだし
被災されたり、亡くなった方々にも
追悼する気持ちで一日を過ごさなければ、
そう思った。

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posted by みつあき at 16:28| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年03月10日

明日はアカデミー賞授賞式!

映画好きにとって、年に一度のお祭り、
アカデミー賞が日本時間、明日の朝、
放映される。

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今年は、原爆関連ということで、日本公開が
渋られた(結局、今月末やっと公開)
「オッペンハイマー」が、かなり有利と
言われているので、今日は僕の予想。

まったく興味ない人がほとんどだろうけど、
スルーしてください。


作品賞は「オッペンハイマー」(個人的には『オッペン〜』観てないので『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』)
監督賞もやっぱり「オッペンハイマー」のクリストファー・ノーラン(これは個人的にもそうだと思う)だろう。

主演男優賞も「オッペン〜」のキリアン・マーフィ
(個人的には『アメリカン・フィクション』のジェフリー・ライト良かったけれど)

主演女優賞、これは個人的にはどうしても、プロデューサーも兼ね、
全裸にまでなった「哀れなるものたち」のエマ・ストーンに取らせたいけれど、
たぶん、「キラーズ」のリリー・グラッドストーンだろう。
確かにホント、彼女も素晴らかった。
ストーンは「ラ・ラ・ランド」で取ってしまっているし。

助演男優はやっぱり「オッペン〜」のロバート・ダウニーJRなんだろうなあ。
観てないけれど、これは賛同。
助演女優はこれまた観てないけれど「ホールドオーバーズ」の
ダヴァイン・ジョイ・ランドルフが手堅いようだ。
「ナイアド」のジョディ・フォスターは
よくノミネートされたなあと感心する。

下馬表では、脚本は「オールドオーバーズ」に、
脚色は「オッペンハイマー」に行きそうな感じだ。
個人的には「落下の解剖学」や
「アメリカン・フィクション」も楽しめた。

長編アニメーションは、宮崎アニメ
「君たちはどう生きるか」に日本中の注目が
集まるだろうけれど、「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダース」に
なるような気がする。(ゲイが主人公の『ニモーナ』もなかなか良かった。)

また、国際長編映画賞
これは「PERFECT DAYS」に取らせてあげたいけれど、
「関心領域」に行くような気がする。

また、視覚効果賞は「ゴジラー1.0」に入ると盛り上がるだろう。
ただ、渡辺謙が出ていた「ザ・クリエイター 創造者」がかなり強いとも言われているようだ。

美術、衣装デザインはおそらく「バービー」だろう。

メイク&ヘアは日本人のカズ・ヒロがやった「マエストロ その音楽と愛と」に
これまた注目が集まっているけれど、彼は二度取っているため、
「哀れなるものたち」に行きそうな予感。

パフォーマンスとしては、ライアン・ゴズリングが
「バービー」の"I'm Just Ken"で歌い踊るらしいのが楽しみ。
これは歌曲賞を取るんじゃないか。

昨今のオスカーと言えば、作品賞の言い間違いや
受賞者の平手打ちなど、サプライズもあった。
さあ、今年も楽しみだ。

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posted by みつあき at 23:44| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年03月09日

見合いの果てに 続き

そう言えば、数日前にコメントをいただき、
以前、書いたブログの続きはどうなったか、
ということで、すっかり抜け落ちていたので
今日はその後の彼の話を書くことに。

前、書いたブログは以下
その後、ススム君は、実家にも見放され
自分らしく生きていこうと決めたのが
40歳になる前だったようだ。

アウティングのあと、勘当されて10年、
ただ、そのあと、ススム君のお母さんが
よく連絡をくれ、
「私はずっとあなたの味方だ」と
言ってくれたことが、
その後の彼を支えてくれたのだと言う。

それから、マッチングアプリで
何度か出会いや別れを繰り返し、
今はアメリカ人と5年ほど付き合っていて、
昨年から共に暮らし出したと
言っていた。

彼の実家にはまだ行っていないけれど、
skypeなどで、彼の家族と
顔を見ながら話したりする。

そして、ススム君のお母さんも近いうちに
彼らのうちにこっそり訪ねてくる、と
言っていたのが、ふた月前だったので
もう会っているのかも知れない。

ススム君は、見合いに寄って
嫌な思いをしたものの、その件がなければ
自分の生き方を変えられなかっただろうと言っていた。

父親や他の家族はともかく、
母親がこうして受け入れてくれようと
していることも含めて、
自分が受けた痛手は
今の現在を作るためだったと
あの感情的な彼女に感謝もしている、
そう言っていた。

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posted by みつあき at 18:50| Comment(2) | 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年03月08日

里親から里親へ

38歳のモトキ君は、実のご両親二人が
体調不良ということで、幼少時に
里子に出されたのだそうだ。

数年に一度、実のご両親とは
会ったりしていたものの、
体調が悪くて会えなかったり、
会えてもほんの少しだけ、という
ことも多かったのだそうだ。

しかし、彼を育ててくれたご両親は
子供に恵まれなかったこともあって、
精一杯の愛情でモトキ君を育ててくれ、
大学まで出してくれた。

そして、実の父親はモトキ君の高校時代、
母親は大学時代に亡くなられてしまったらしい。

何とも言えない虚しさの中で、
モトキ君は育ててくれた両親を心から
リスペクトし、大切にしよう、
そう心に誓ったのだそうだ。


モトキ君が就職をし、落ち着いた
20代後半の頃から、両親から
「誰か好きな人はいないのか」
「早くモトキの子供が見たい」
そう言われた。

彼は子供の頃から自分がゲイであると
気が付いていたけれど、
この両親には、絶対にわからないように
しなければ、そう思っていた。

そして、5年ほど前に最愛の同世代の
パートナーが出来た。
彼は家族にカミングアウトしていたが、
どうしても話せないモトキ君と説明し、
パートナーもよく理解してくれた。

ただ、最近、40前になり、自分の今の
両親への最大の恩返しは、自身が子供を持ち、
育て上げる事ではないか。
そう考え始めた。

人工授精で誰かに産んでもらおうか、などと
パートナーともそんな話をした。
しかし、自分がそうだったように、
親に恵まれない子供の里親になる、
結局、それが最も良いかも知れない、
そう思った。

賛同してくれるパートナーと
財団に相談をし、準備を始めようとし始めた。
しかし、そこにはやはり両親への
カミングアウトという問題が今でも横たわる。

あの両親だから喜んでくれるのだろうか。
ただ、絶対に悲しませることだけはしたくない。
モトキ君の心は揺れているのだと言う。

僕自身、理由あってカミングアウトして、
幸いにして受け入れてもらえたが、
基本的に全ての人にアウトは
勧められない、そう思っている。

モトキ君の気持ちが痛いほどわかるだけに、
悩む彼に、ただ頷くことしか出来なかった。

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