一昨日、長田君50歳か、身長高く
ガッチリした30歳の
初めて見るイケメン君を連れて来てくれた。
一瞬、ノンケ?と思える彼は30歳だが、
とは言え、このあたりでブラブラしていたら
すぐに色々な人から声をかけられるだろう
というようなタイプ。
自分の好きなタイプは大柄な50歳以上だけれど、
なかなかそういう人との付き合うもないし、
2丁目には、ほぼ来たことがないのだと言う。
加えて、マッチングアプリも。
長田君と彼(リョウ君)は
どう知り合ったかと言うと、
なんと3ヶ月ほど前に、
長田君が務める社内だったらしい。
自分がコピーを取りにコピー機のある
部屋に行った時に、ふいに目と目があったのだと言う。
ただ、部署が違うため、その後、
見かけることはなかったらしい。
しかし、それから数週間後、ランチタイムに
出ようとした長田君が、ビルの入る
入館カードをデスクに忘れてしまった。
その時に受付にたまたまそこに
いたのが、そのリョウ君だったらしい。
それから、二人は社の中のメールを見つけ
やり取りが始まった。
結局、会社の人間が行かないような
レストランを探し、
ランチを楽しむようになったそうだ。
ありそうで、なさそうな出会い。
長田君はなかなかプライベートでの
事情はありそうだ。
しかし、リョウ君は店を出る時に、
さりげなく、長田君のコートを
かけてあげている様が、
二人のより良い関係を表していて
ほっこりとさっせられた。