初めて来てもらった
50歳を迎えるノリタケさんは、
非常に厳しいおじいさんや
お父さんに育てられたと言う。
いわゆる家父長制度のど真ん中のような
家庭で、とにかく家族がいかに大切か、
親子の繋がりが大事かと
日々、説かれるような家庭だったらしい。
もちろん、30代になる前から
祖父からは「結婚はまだか、
早く子供を作れ」と急かされ、
その祖父とあまり仲が良いワケではなかった
父親も、その点については同様だった。
そんなワケで、ノリタケさんは
自分がゲイであることも含め、
彼はかなり悶々とした時代を
過ごしていたのだそうだ。
ノリタケさんは30代の頃、
自分が愛読している、とある雑誌に
自分が書いた簡単なコメントと
イラストを送ったところ、
その編集者が気にいってくれ、
もし良かったら、小説の
挿絵を描かないかと、連絡が入ったようだ。
それが、ノリタケさんの
大きなターニングポイントとなったと言う。
その転機が、まさに、自分は自分のままで良い
という思いにもなった。
そうだ。
この家父長制という「呪われた家族」を
壊すために、子供を持たないゲイ、
という存在として自分は生まれたのだ、
そう思うと、かなり楽になったと言う。
その後、彼はデザイン事務所を辞め、
フリーランスとして
今は好きなように生きているのだと言う。
逆に、ゲイだから、子供を持てなかった、と
ちょっと後悔し続ける僕自身に
ノリタケさんの言葉は、
悔いても仕方がない、
という気持ちになるかもしれない。
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