2023年12月06日

徹底されていたジャパニーズカルチャー

13歳から日本で育ったという
アメリカ育ちの日系人のジョン君 42歳。
とにかく、子供の頃から
日本のアニメに魅せられて、
この国に来た時には
とても興奮したのだそうだ。

アメリカ以外の諸外国でも、
子供たちは多くの日本の
アニメを観て育っていることは
ついこの前もここに書いた。

外国人で、今の40歳くらい以降に
生まれた人たちの中では
かなりアニメオタクが増えたようだ。

話を聞いてみると、当然ながら
僕なんかよりもずっと日本の
アニメに詳しい。

そりゃ、そうだ。
僕の世代は「鉄腕アトム」「鉄人28号」
「巨人の星」「あしたのジョー」
の世界観しかなかったのだから。


さて、そんなジョン君が驚いたのは、
父親の実家にあった古い日本のレコード
(とは言っても、僕が中学生の頃
買っていたモノだ。笑)のこと。

ジャケットとレコード盤だけでなく、
解説の紙が付いていたこと。

確かに、特に洋楽の場合、
歌詞カードと共に、音楽評論家や
ライターの人がそのアーティストに
まつわる文章をつらつらと書いている
解説が付属していた。

加えて、日本盤には、レコードジャケットを
守る厚めのビニールカバーが付き、
おまけにコピーだとか書いてある帯
(単行本などにも付いている
ああいうヤツだ)が巻かれてある。

そして、思い出すのは、僕が
遊びに行ったアメリカ人の友人の
持っていたレコードは、レコード盤と
ジャケットだけで、レコードを
傷つけないようにするあの
薄いビニール袋でさえ、なかったのだ。

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僕らは丁寧に指紋や傷がつかないように
盤の端を持って、ターンテーブルに
置いていたけれど、彼らは
盤の表面を軽々と持ち、
ある時にはジャケットにさえ入れず、
放ったらかしにしている。

このあまりに雑な使い方に
驚くやら、ある意味、憧れるやら。
何故、ここまで
シンプルなんだろうと思ったし、
逆に日本は何故にここまで丁寧で
きちんとしているんだろうとも思った。

思えば、映画のパンフレットも
日本独自のモノだ。

ネットがある今、それさえ
廃れようとしているけれど、
ある意味、こういうジャパニーズ
カルチャーがなくなるのは寂しい。

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posted by みつあき at 15:11| Comment(0) | 趣味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする