2023年07月07日

旅日記 ロンドン編 その1

さて、ロンドン。

ロンドンもものすごく久しぶりだった。


ロンドンでは何と言っても、

素晴らしいアパートの一室を

用意してくれたB&BBenさん。


ホテルだったら、スイート?と

思うほどの広さがあり、

PCも自由に使って、と言われ

(自分のノートを持ってきたので

特に大丈夫だったけれど)

キングサイズかと思う大きさのダブルベッドに

ふんわりとしたタオル類、

そして僕専用として出してくれる

新しい石鹸とシャンプー、

なおかつ、バッキンガム宮殿や、

観光客が行き交うヴィクトリア駅まで5分。


いやらしい話だが、現在のホテルの金額だと

有に一泊8万円はする部屋だった。


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なおかつ、共同のリビングは素晴らしく、

朝食は彼が食べると同時に

作ってくれるモノが日々違った。


また、隣の部屋にはアイルランドから

もう3年ほど住んでいる、というケヴィン君と

いう人がいて、彼も何かと気を使ってくれた。


久しぶりのロンドンは、ドイツ3都市も

物価は高かったけれど、その倍か、と

思うほどの額で、水1本買うのに

日本円で400円くらい。


もう、途中からいちいち日本円に換算するのは

やめようとしたモノの、やっぱりついつい

してしまうのは、貧乏性だからか。

と言うか、やっぱり日本が安過ぎるのかも

知れない。


今回は着いた翌日に、ヴィクトリア&

アルバート博物館に向かった。


ロンドンと言うか、イギリスが

素晴らしいのは、基本的には

美術館、博物館は無料だということだ。


色々論争を繰り広ながらも、

「全ての人に等しく文化に

触れられるように」というのが

ポリシーだそうだった。


posted by みつあき at 19:35| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年07月06日

旅日記 ベルリン編 その2

さて、ベルリン2日目(正式には3日目)は、
借りているアパートからゆっくりと

シャルロッテンブルグ宮殿に行った。
ここは15世紀終わりのフリードリッヒ一世の
王妃へのプレゼントだというから凄かった。
どこも、かしこもキンキラキンで
多くのヨーロッパの宮殿と同じく、
ついつい大きなため息が出る。
無料で日本語のイヤホンガイドがあったのは
嬉しかった。
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このあと、前回も行ったブランデンブルグ門を
改めて訪問。
遺言を持ちながら堂々としたこのゲイトは、
パリの凱旋門を始め、インドの
かつて見た、多くの門の中では
抜きん出て、興奮した、

そしていよいよ「ヴァルトビューネ」

電車で到着したのは、ピシェルスベルクという駅。
老若男女が、電車を降り、楽しそうに
森を抜け、歩いていくと、そこには
2万人入ると言う屋外ライブ会場。

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僕は幸運にも完売だったチケットで
キャンセルが出た前から10番目中央という
良い座席だったが、いわゆる演奏する
すぐ前の広い芝生の場所は、長く時間を
かけて並んだ人たちが、ゴロゴロ寝そべったり、
ピクニック気分で、ビールやワインを
楽しみながら演奏を聴くという。

映像配信が共にある、というコンサート。
だから、時間きっかりに始まる。

指揮者はアンドリス・ネルソンス
歌手はクラウス・フローリアン・フォークス

1部がワーグナーの曲を数々、
そして2部は、シュトラウスが次々と演奏された。
ラストは大好きな「薔薇の騎士」の総集編だ。

初のベルリン・フィルが
屋外で、というのは残念だったけれど、
(とは言っても、通常は冬だから辛い!)
それでも十分、楽しむことが出来た。


ヴァルトビューネが終わって、せっかくの
土曜日の夜。
前回来た時は、まったくゲイバーには
行けなかったので、今回は少し放浪してみようと
Googleで点数が高かったプリンツクネストという
ゲイバーに行った。

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みんな、それぞれ楽しそうだったけれど、
(これはニューヨークなども同様)
ほとんどが友人同士でいて、
一人で来ている人が少ない。

また、若い人がそれほど多くない、
それは、この店の特徴なのか、
そのまわりのゲイバーには
入らなかったけれど、
近くのクラブ以外は
そういう感じだったような気がする。

ベルリン・フィルの余韻と、
ゲイバーの喧騒を背に
少しだけ物寂しい気持ちで
ベルリン、最後の夜を過ごした。

posted by みつあき at 12:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

旅日記 ベルリン編 その1

昨日、無事に長旅から帰国しました。
長い間、留守で、お客さん、スタッフには
すっかり迷惑をかけました。
また金週末から、頑張りますが、
ブログは当面、旅行のブログとなります。


さて、デュッセルドルフに行くのなら、
もう一度ベルリンに行きたい、そう思った。

8年ほど前には、それこそスプリングスティーンを
聴くために行ったのだったが、
今回はのんびりと観光でも、と思っていた。

しかし、それこそ、そんな話をしたら、
以前ベルリンに行ったお客さんのタカシ君が
「『ヴァルトビューレ』知ってます?」と言われた。

以前、NHKのBSだったか、YouTubeだったかで
観たことがあるベルリン・フィルの
年に一度だけ行われると言う野外コンサートだ。

「もし、行かれる時にそれがあるのなら、
是非行くべきですよ」と。

調べてみたら、ベルリンに4日間いる
3泊目の土曜日の日の夜がその日だった。
日本で、聞いたその日にすぐに
うまい具合にチケットを取れた。


さて、デュッセルドルフまではホテルだったが、
ベルリン、ロンドンはいわゆるB&B(日本で言う民泊)だった。

ベルリンでは、家主は別のところにいて、
アパートは僕一人で、キッチンもバスルームも
もちろんベッドルームも人に遠慮することなく、
快適に使うことが出来た。

場所もトラムや中心地まで15分くらいで行ける。

初日は泊まるだけだったが
2日目の昼間は雨が降り、屋外を
ぶら付くのも、前から行きたかったユダヤ博物館に
行き、これは実に観甲斐があった。

ユダヤ人の歴史、生活、文化と共に、
ナチの元で迫害されえた彼らのが
閉じ込められただろう早のイメージする部屋や、
そんな悲しみを持つ金属で出来た顔を
踏んでいくと、泣き声、呻き声のような
音が響き渡る部屋で、切なくなった。

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そしてこれもロンドン行きを決めることになった
タロウちゃんとのLINEのやり取りで
オペラ「トゥーランドット」をやっていることを知り、
この夜は、初のベルリン・ドイツ・オペラ体験となった。

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この演目は過去、何度か観ていて、その中でも
ゼフィレッリが演出したメトロポリタン・オペラの
壮大な装置(これは日本にもそのまま来た)を
目にしているせいなのか、あまりにシンプル、
かつ、設定が現代ということで
出演者がすべて平服、という
陳腐とまでは言わないけれど、その地味な演出に
少しだけ落胆させられた。

歌手は知らなかったけれど、
さすがにオケと歌は堪能出来たから
もちろん、行って良かったけれど、
思えば、スプリングスティーンのロックを
聴いたあと、オペラやベルリン・フィルに
行く人っているのだろうか(笑)
posted by みつあき at 12:04| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年07月01日

旅日記 番外編 愛しのブルース・スプリングスティーン その2

よく僕が店や、ゲイの友人たちに
彼のファンだと話をすると、
「え?何故?”Born in the U.S.A.」と
拳を振り上げるおっさんでしょ?
暑苦しいとか、何故ロック?と
言われることが多かった。

彼がもう少し若い頃は、
マッチョだから?と言われることもあった。
たぶん海外でも、ゲイの彼のファンは
それほど多くないと思う。

しかし、彼は過去、Adovocateという
ゲイ雑誌のインタビューで語ったように、
LGBTQの痛みを想像し、
映画「フィラデルフィア」の
主題歌も歌っていた。

因みに、現在、公開している「ガーディアンズ・オブ
ギャラクシー vol.3」のエンドクレジットの
「バッドランド」が流れる。

「貧しき人は金持ちになろうとし、
金持ちは王になろうとし、
王はすべてを支配しなくては満足できない
俺はこんな場所を抜け出したい
俺が今まで何を手にしたのか
きちんと理解したいんだ」
という歌詞には、泣かされる。


今回、何万人も入る満席のスタジアムの中で
偶然にも、またまた良い席を
手に入れることが出来た。
良い席というよりも、ほぼかぶり付きの
前から4人目くらいの立ち見なのだが。笑

普通、ライブに行っても、出来るだけ座りたい
そう思うのに、ブルースはまったく
そう思わないのは不思議だった。


オープニング、このツアーでは初めて歌うと
言う"Ties That Band"という
大好きな曲で幕を開けたものの、
少し声が枯れていて、高音も出ず、
疲れているのか、やっぱり年齢かと心配をした。

しかし、その後、4曲、5曲と歌っていくうちに
まったくそういう不安も消え去り、
彼はまったく想像を超えるほどの
前と変わらぬステージングを見せてくれた。

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ライブの中身もたっぷりと語りたいけれど、
おそらく店のブログに書くことは
少しはばかられるので割愛しよう。

しかし、彼はそのところどころで、
ありとあらゆるメッセージが
託された歌を、時には激しく、
そして時には切なく歌い上げた。

いずれにしても、この年齢で
このパワー、バイタリティ。
そして僕の胸を激しく掴み取ってしまう
説得力とその深さに、いつもながらに、
いや、それ以上にすっかりやられてしまった。

おそらく彼はまだまだライブを続け、
シャウトし続けるだろう。

加えて、彼よりは若い僕が、今、
そしてこれからも、まだまだ多くのことが出来る、
決して屈することなく、自分の在りたい姿を
きちんと追求していかなければならない。

そう強く思えた貴重な体験だった。
予定を変えて本当に良かった。

長々と読んでくれた皆様、
ありがとうございました。  

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posted by みつあき at 09:05| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする