2023年07月31日

友だちを作るには

48歳のシュウサク君は、かなり趣味が広い。

あらゆるジャンルの音楽も好きで、
コンサートにも行く。
あらゆるジャンルのスポーツも好きで、
競技大会も観に行く。
もちろん、映画や舞台にも足を運ぶ。
旅行も大好きだ。

ただ、ある程度、限られたことに
関してでないと、ほぼ一人で
行くことが多いのだと言う。

ちなみに、シュウサク君は、
長く付き合っている
パートナーがいるけれど、
その彼は地方都市に住んでいる。

加えて、ほぼシュウサク君が好きな趣味には
興味がなく、大体一人でゲームを
しているのが好きらしい。

「みんな、一緒に何かを出来る
友人というのは、どうやって作るんだろう。
まあ、どこかに行かなくても、
マスターは長い友だちはいますか」
と聞かれた。

僕が30代に仲良くなった友人たち数人とは
当時はいつも一緒にいるね、と言われた。
けれど、それぞれにパートナーが出来たりして、
何となく会わなくなった。

その前によく遊んでいた友人たちも、
生活スタイルが変化すると会わなくなる。

少なくとも、この年齢になって、
新たな友人を作ろうとすることはなく、
自然に気があって、何かを一緒に
する、という人々は出来るような気もする。

僕の場合、店を始めて16年。
そこで知り合ったお客さんと仲良くなり、
たまに食事をしたり、旅をしたり、
ということもある。
ただ、僕が友人と思っても、お客さんのほうが
どう考えているか、わからなかったりもする。

まあ、僕の場合は、映画や旅行など
一人ですることに慣れているし、
ある部分、そのほうが楽だったりもするのだ。

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2023年07月30日

改めて性病について

昨夜、来てくれたスギタさん、55歳は
つい数ヶ月前に性病に感染したと言う。

彼はSNSで会った人とそういう関係を
持ったり、たまには売り専やマッサージに
行くほど、自分でも性依存症か?と
思えるほどだった。

ただ、性病に関しては、とても
デリケートで、4ヶ月に1度くらい
マメに病院にかかっていて、
今回は梅毒だったのだと言う。

性病は自分自身の責任問題だし、
一応、ここ数ヶ月間、そういう関係にあった
相手にマメに連絡をとって、
検査をしてほしい、そう伝えたらしい。

50を過ぎた多くのストレート男性は、奥さん、
もしくは交際相手としか性行為を
しないとも聞くけれど、
よくそれで我慢出来るなあ、
そうスギタさんは言う。

「まあ、この年齢になって、どんどん
そういう遊びをしているのもどうかと
思うけれど、僕の場合、生涯現役で
いたいなあ。そう思っている」
ということだった。


そう言えば、僕自身、まだHIVが
騒がれるよりも前(どれだけ前??笑)
とあるバーで、非常にハンサムな
アフリカ系の人に声をかけられ、
彼が泊まっているホテルに誘われた。

当時の僕たち世代の多くは、今で言う
バニラ(いわゆるアナルセックスを
しないという行為)だったのだが、
その彼が強く欲していて、
コンドームもつけることなく、
彼とそういう行為に至ったことがあった。

なんと彼は、当時ブロードウェイから
とある大きな来日公演をしていた舞台の役者で
数日後、僕を舞台に招待してくれた。

また、帰国寸前にも、
貧乏臭い当時の僕のアパートにも
金魚を飼ってきてくれ、
「これをずっと僕だと思って」
などとロマンチックなことを言う人だった。


しかし、その後、HIVのニュースが
大きな話題となり、僕の友人が感染し、
まだ若かった僕も強い恐怖に陥り、
緊張しながら病院に走ったことも覚えている。

その時は、おそらく僕は感染してしまって
いるだろう、そう思っていたため、
ネガティブと医師に言われた時、
にわかに信じられなかったことを
よく覚えている。

今ではPrepの使用で、HIV感染は
防げると言われているけれど、
それでも他の性病には感染する
可能性もある。

いくつかの性病は、キスでさえ
感染の可能性がある、そう
言われているから、スギタさんは
マメに病院に行っているのだそうだ。

彼の言うような「性依存」のみならず、
セックスというのは、人が生きていく
その原動力にもなっている、
僕はそう思っている。
それだけに、自分の身は自分で守らないと
いけないのだ、と改めて思った。

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2023年07月29日

当日の予定を聞かれたら

ササキ君、36歳が、いつもは
日本に住む外国人と一緒に
来るのだけれど、
昨日は久しぶりに一人で来てくれた。

ハンサムで身体もガッチリしていて
モテそうなのに、ここ数年は
付き合う人はいないと言う。

ササキ君いわく、
好きな人はたくさんいても
なかなかその日に約束出来ない。
今日、空いてる?と聞くと
「今日はちょっと〜」と言う人が多い。

おそらく、用事があってもなくても、
当日、言われると、心の準備が
出来てなかったりするのかな、と。

大半の人がそうか、どうかは
わからないけれど、僕もいつの頃からか、
当日、今日、どう?と言われても、
というのはある。

まあ、僕の場合、ほとんどの人が
自由な時間になる夜は仕事だし、
休みの日は結構、予定を入れていることも多い。

ササキ君にとっては、それが寂しく、
彼いわく、外国人の友人たちは
結構、その日に良い形で
即答してくれるのだそうだ。

とは言え、困ったことに、
ササキ君は外国人は性的にどうしても
興奮することが出来ない。
だから、付き合う相手として
考えられないのだと言う。

まあ、彼が言っていることもとても
わかるけれど、ササキ君も
即日返答してくれなくてもいいや、
というふうに思えれば
楽になるのに、僕はそう思った。
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2023年07月28日

兄貴専?親父専?老け専?

昨日は常連の22歳の大学生のユウジ、
30歳成り立てのコウゾウ、
32歳のヤスオの3人が
自分の好きなタイプの話をしていた。

それぞれに年上が好きなのだが、
彼らのスマホに保存している
アプリや、自分たちの好きなタイプの
親父たちを見ながら「おお!」
「素敵!」とか、キャアキャアと
騒いでいた。

ちょっと写真を見てみると、
50代、60代のありとあらゆる
タイプの人々の写真だ。

こんな若い連中が、50以上を
良しとするのは、まさに有難い。


僕らの頃は、10歳年上でも、すぐに
老け専?とバカにしたような口調で
言ったりしていた時代だ。

それほど、同世代が好きだという人が
多かったような気もするけれど、
それは僕も周りだけだったのかもしれない。

ただ、僕が若い頃
(30年、40年以上前!!)の
50代以上と今の50代以上は
確実に変化している。

当時は、まだ戦後生まれ直後
のような人が多数いて、
それこそ日本が経済成長ど真ん中で
頑張っていた人々だった。

それは比較的のほほんと過ごし、
漫画やゲームで育った我々とは違う。
「増して東京も含める都会のゲイ」
という括りで見るとそれは
かなり違うのかもしれない。

これから3、40年後の彼らも
その時の若い人たちからすると、
また随分変わるんだろうな。
posted by みつあき at 17:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年07月27日

スポーツ観戦!!!!

昨日、来てくれたエイジが、
9月にフランスにラグビーワールドカップを
観に行く話をしてくれた。

他のお客さんの数人は、何度やっても
取れなかったけれど、ヨシは3時間くらい
かけてやっと1枚だけ取れた、そう言っていた。

最初、パリに着いて、最終的にスペインに行くまで
バスクをいくつか回るのも楽しみらしい。

そんな話の中で、パリには朝に着いて、夜、
動くまで何をするか、と考えていると言っていた。

僕は、ルーヴルや、オルセーなどの
美術館を勧めたんだけど、
あまり絵画や彫刻を観る、ということに
関心がないのと、時間もないとのこと。

そかそか。当然ながら、僕が興味あるからと
言って、他人が興味あるかと問えば、
まったくそうとは限らない。

思えば、僕も海外でスポーツイベントなど
行ったことはないことに気がついた。

エイジも含めて、うちに来るお客さんは
ラグビーやら、バレーボールやら
サッカーなど、とにかく多くの
スポーツ観戦に行く人も少なくない。

比較的ミーハーでもあるし、にわかファンでも
あるから、ラグビーや、サッカー、野球など
観に行きたいと思ったこともあるし、
今でもそう思っている。
東京オリピックは、柔道や体操など
チケットがたくさん当たっていたのに
これは残念でもあった。

ただ、海外に行く前に、ネットで
そのようなイベントを探す前に、
舞台やコンサート、博物館、美術館を
ついつい先にチェックしてしまう。

次回、海外に行く時には
何かスポーツ観戦に行ってみたい。
何せ、残されている時間は短いのだから
↑最近、いつも言っている笑

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2023年07月26日

「夏が好き」は終わるのか

生活をしていると、周りから
暑い、暑いのオンパレード。

確かに、休みの日など約束でも
ない限り、映画に行くのも、
ジムに行くのも嫌で、
エアコンが効いた部屋にいたい、
というのが今の僕の本音。

僕自身、そんなふうに思うのは、
ものすごく珍しい。
もちろん、それでも足を
引きずってでも行くんだけれど。

そもそも、海やプールも含めて
ギラギラした太陽の元で
冷たいビールを飲んだりするのが
大好きだった。

大体、夏好き男も、40くらいになると
みんな夏はもういいや、
まだ冬のほうがいい、そうなる。

しかし、この僕はついこの前まで
いや、去年まで、と言っていいくらいに
夏好き男だった。

しかし、今年は本当に暑い。
ここまで不愉快な暑さは
過去、経験したことない気がする。

この前行ったイスタンブールや
カッパドキアも暑かったけれど、
ここまで湿度がない分、
やっぱり、気持ち良かった。

あ、そう言えば、前に店に来てくれた
40過ぎの人が、あまりに暑いのが
苦手で、30代前半の時に
肉を貯蔵する冷凍庫の倉庫で
働いたようだった。

ただ、夏は良かったモノの
真冬は死ぬかと思った、
という話を聞いたことを思い出した。
そりゃそうだろう。
逆にこの真夏の炎天下で働く
多くの作業員の人々は死ぬ思いだろう。

こういう時に、プロ野球はともかく
高校野球などを観ていると
あの高校球児たちは大丈夫なのか、と
本気で心配になる。

まあ、そんなこと心配するのなら、
かなりヤバイ年齢になっている
自分のことを心配しろよ、
という声が聞こえてくる。

確かに(笑)

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2023年07月24日

お知らせ

一昨日あたりから、ホームページに
入ることが出来なくなっております。

今週末にはなんとかしようと
悪戦苦闘中です(笑)

このブログは直接、入っている方は
読まれていると思いますが、
スタッフは日々のツイッターを
見ていただければ、と思います。

ちなみに本日はトクジの一人営業。
明日、火曜日はタクヤ。
水、木も含めて日曜日までは
マスターみつあき、
そして金曜日はハチ、
土曜日はキムカツとトシが
加わってくれます。

よろしくお願いします。

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お勧め映画「close/クロース」

この夏は、ゲイ関連の映画が続々と公開されている。

その中で最もお勧めなのは、レインボーリールで
一度公開されて、一般公開を待ち望まれていた
「大いなる自由」

http://bar-bridge.seesaa.net/article/489952234.html

そして次にお勧めしたいのが「CLOSE/クロース」だ。

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これは、5年前にバレリーナになることを
夢見た15歳の青年を描いた「Girl/ガール」を
監督し、ゲイであることをカミングアウトしている
ルーカス・ドン監督が描いた映画だ。

とは言っても、これは「ゲイ映画」と
言えるのかは微妙。
フランスの田園都市で生活する13歳になる
少年で親友のレオとレミが主人公。

彼らは親同士も仲が良く、校内だけではなく、
学校の行き帰り、そして家でも寝泊まりを
するほどの仲だ。

ところが、ある日、学校でクラスメイトに
「二人は付き合っているのか。
恋人同士なのか」と聞かれる。

特にそんな意識もなかったレオは
動揺し、レミと距離を置くようになる。

今まで通り、仲良くいたいと思う
レミの切なく、悲しそうなまなざしは
見ているほうも辛くなってくる。

そう、このレミのまなざしだけではなく、
この映画は、レオ、そしてレミの母親など
非常にデリケートな視線の動きが
見事な演出となっている。

映画は大きな事件を挟んで、
二人の関係がどれほど大切だったか
ということが、しっかりと見えてくる。

二人が並んで自転車を漕ぐシーンが
何度か出てくるけれど、この二人の
息遣いが、田園風景に溶け込んでいる。

二人の少年だけではなく、彼らを見守る
家族たちの映画としても秀逸。


これに加えて「青いカフタンの仕立て屋」
というのも、シンプルながら素敵なゲイ映画。

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また、来月から公開される
「インスペクション ここで生きる」も
素晴らしそうだ。

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2023年07月23日

見た目だけで判断されたくない

ここ数ヶ月、週末の深夜になると
うちに来てくれるジュンジ 30歳。

彼は、特にメイクをしているワケでもなく、
女の格好をしているワケデモない。

でも、髪の毛に柔らかなパーマをかけ、
ユニセックスのシャツを着ていて、
体の動きも滑らかだ。

で、パッと見、若い女のコのように
見えるらしく、女性扱いする
お客さんも結構いる。

彼は、トランスジェンダーでもなく、
女装している、という気持ちも
ないけれど、思えば、昔から
こんな感じだったんだと言う。

だから、声をかけられるのは
ストレート男性が圧倒的に多いようだ。

とは言え、雰囲気だけで
女のコ扱いされるのは嫌だと言う。

もちろん、「だったら、もっと
男らしくしろよ」なんて、
古い親父的なことを言う人は
店ではまったくいないから良いけれど。


そう言えば、ずいぶん前だけど
メディアで活躍する女装タレントが
店に来てくれたことがある。

その時、彼は「あたし、ノンケ男性から
どんどん声がかかるのはいいんだけど、
ベッドで寝たら、もっと女みたいに
喘げ、とか言われるのはホント、イヤ」
そう言っていたのを思い出した。

逆に、外見が野郎系のように見えて
ベッドの中では女性のようになると、
途端に引いてしまう、という人も
多くいるだろう。

人間というのは、勝手なモノで
自分の思う通りに相手が
そうであってほしい、
そうであるべきだ、なんて
思いがちだ。

おそらく、僕の中にも
そんな部分は多くあると思う。

いつになれば、人はその相手の
あるがままを受け入れるように
なれるんだろうか。

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posted by みつあき at 14:27| Comment(0) | ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年07月22日

今回のヨーロッパ旅行

長々と書いた旅行記だけど、
どこで何を観た、何をした、
ということをダラダラと
書き綴っているだけだったので、
今日はその締めくくりとして、
僕の旅についての考えを
書かせてもらおうと思う。

僕は幸いなことに、40代最後で
店を始め、最初の1年目は
特に長くは休まなかった。

2年目か3年目から、年に2回、
初夏と、晩秋にNYとロンドンを
中心に、南米やヨーロッパなど、
色々な場所に行くことが出来た。

基本的には、ブロードウェイ、
ウエストエンドのその時にやっている
ミュージカルを片っ端から観る、
というのが命題だった。

だから、店をやってからの12年ほどは、
よほど短くしてクローズした舞台ではない限り、
ブロードウェイでオープンしたモノは
ほとんど観ることが出来た。

その間、いらっしゃったお客さんには
申し訳なく思っているし、
店を守ってくれるスタッフには
本当に感謝している。

ただ、コロナになり、一昨年、
劇場がリオープンをしても、
なかなか日本から出ることが出来ず、
そのうちにウクライナ戦争、
そして想像を超える物価の高騰が起こった。

ついこの前のロンドンでのミュージカル
日記にも書いたけれど、これに寄り、
僕はまったく舞台の情報を目にしなくなった。
目にすると、どうしても
行きたくなってしまうからだ。

それでも、コロナは続き、経済も不安定の中、
僕も少しずつ歳をとり、
あと、どれくらい色々な国に行けるだろうか
そう考えるようになった。

もちろん、先立つモノは大切だし、
それがないと旅行にも行けない。
しかし、それでも、少しばかり無理しても、
自分が本来、やりたい、そう思ったことは
やっていきたい、やるべきだ、
今年になって、本気でそう思った。

もちろん、今回ロンドンで観劇をして、
改めてこの経験が僕にとって
どれほど大切で必要か、
ということもわかった。

僕自身、このような贅沢な環境に身を置き、
充足出来ることは心から感謝している。
その上で、自分が元気で動き回れるうちは
どんどん旅を続け、まだ見ぬ世界を
目に焼き付け、色々な人々と合流したい、
つくづくそう思った今回の旅だった。

posted by みつあき at 19:26| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年07月21日

旅日記 カッパドキア編

イスタンブールからカッパドキア、
本当は電車やバスで移動、というのも
楽しそうだったけれど、
時間的な事もあって
飛行機でカッパドキアに飛ぶことにした。

カッパドキアと言えば、
気球で有名だけれど、
飛行機からも、到着してからも
どこからも見えない。

カッパドキア中心部ではないところで
飛ぶ、ということと、基本的に早朝しか
飛ばない、ということをあとから
聞いてなるほど、と。
気球に関しては、このあと、ゆっくり。

そう。カッパドキア、
気球以外のことは、
ほとんど知らなかったのは事実。

それが、ホテルから見る景色も含めて、
雲ひとつない真っ青な青空の下、
岩や洞窟がそこ、ここにある
実に、風光明媚な場所だった。

IMG_3898.jpeg

そもそも、今から1700年も遡ること、
4世紀の頃に、キリスト教徒に因って
地下都市が作られたようで、これが
見事に残っていたのは凄かった。
写真を撮ることが出来なかったのが
残念だったけれど。

案内してくれた日本語堪能な
トルコ人女性もとっても素敵だった。

カッパドキアは、さすがに
山々に囲まれているせいか
イスタンブールにも劣らないほどの坂が
多く、その坂を上がっていくと
驚くようなレストランがいくつかあった。

IMG_3801.jpeg
そこで知り合ったのは、ルーマニアから
遊びに来た二人の女性。 

それは到着した初日の夜で、
彼女たちは翌朝、気球に乗ると
はしゃいでいて、僕はイスタンブールに
戻る当日だから、一日置いて
明後日なのだ、と伝えたけれど、
それが僕にとって、残念な結果になるとは
その時はわからなかった。

初日の夜、そう言えば、
イスタンブールでは受けられなかった
ハマムのマッサージや垢すりを
体験しようと、夜、空いている店を
探すと、それはそれは
素敵な店ではあった。
しかし!!!
そこでやってくれるのは全部女性!

トルコのハマムが!
と惨憺たる気持ちになったけれど、
ウガンダから来たという
アフリカ系の女性は
非常に丁寧で、それはそれで良かった。

思えば、僕のトルコ旅行で
出会ったり、重要なシーンに
登場するのは女性ばかり、
という結果になった。笑

さてさて、気球。
日の出を見る、ということで3時半に起き、
4時にホテル前集合で、
何組かと迎えに来た車に乗り合って
気球に乗る丘に集った。
100人強は集まっていただろうか。

ただ、10分経っても、30分経っても
気球が膨らまない。
天気も良く、風もないのに。

40分ほど過ぎたところで、
連絡があり、空中が凄い風で
その日は中止だと。
なんと、中止なんて、10%ほどしか
ない、と言うのに。。。

まあ、これもこの次の旅の総括ブログに
書く予定だけれど、そのあと、
何故かイスタンブールに戻る
格安航空券が、ビジネスになる!
というサプライズがあったので、
プラマイゼロかと。

旅にはトラブルや、サプライズは
付きものなのだ。
それでも、カッパドキアは
十分過ぎるほど素晴らしい旅となった。

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2023年07月20日

40代半ばの悩み

昨日、3、4年ぶりに来てくれた
アキヒコ君、44歳は、コロナ禍も
海外勤務でバリバリ仕事をやっていたようだ。

ただ、上司のパワハラが酷くて
かなり参っていた日々だったと言う。
オンラインになって、多少楽に
なったモノの、それでも
上司の大声や、強い口調には
辟易し、結局長く続いた仕事を辞めた。

その後、今年になって再就職したけれど、
ほんのふた月で辞めてしまった。
その理由は、前の仕事と同じだった。

20代、30代の頃、自分はこれほど
弱かったのか、それとも
気が付かなかったのか。
もしくは、そういう人が周りに
いなかったのか、そんなことばかり
アキヒコ君は考えた。

色々考えていくと、どんどん落ち込む、
次の仕事が決まるのか、不安になる。


僕は、彼と、前に色々話をした時も
そうだけれど、今回話していても、
とても社会人としてきちんと
している人だという印象を受けた。
それだけでなく、話す内容も
ものすごくしっかりとしていて
ある意味、自信に満ちているようにも思える。

個人的なことを色々言うこともどうかと
思うけれど、彼自信の中で自信の
ある部分を生かすことが出来ないか。

僕自身も、そういうことで頭を
抱えていた時期もあった。
まさか、今のこのような仕事を
やるなんて想像したこともなかった。

アキヒコ君も、まずはあまり人と関わらずに、そ
れこそオンラインで出来るような会社を
探すこともひとつの手だし、
それこそ自営の道もある。

そんな中で、少しずつ自信を取り戻す、
そのような選択が出来ればいいなあ、
そんなふうに思った。

人さまのことだから、人は何とでも
言えるのけれど。

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2023年07月19日

旅日記 イスタンブール編

ロンドンからトルコ、イスラエル。
旅の後半で、イスタンブール、カッパドキアを
1週間くらいの予定で組んでいた。

初のイスタンブール。
空港からのシャトルバスで着いたのは、
中央のタクシム広場。
僕が宿泊するB&Bはいわゆる新市街。

広場も街も、ものすごい人、人、人。
あとで気がついたのだが、この木曜日から
僕がカッパドキアに移動する
日曜日まで宗教的なこともあって、
祭日と週末が続くのだそうだ。

ってなワケで、どこに行っても
人だらけだったのはそういう意味だった。

IMG_3435.jpegIMG_3457.jpeg

それにしても、新市街。
ものすごく坂道が多く、急な階段で
40段もあるようなところもあちこちに。
これにはかなり参った。
最初にスーツケースとリュックを
下げて上がる時が最も辛かったけれど、
食事に行く時、街に出る時、
ここを昇り降りしなければならないのだ。

もちろん、その点、上にあがると
海から見える素晴らしい景色も、
家々やアパートの屋根も見事だった。

多い、と言えば、猫、そして犬が
道々に、坂という坂にどこにでもいた。
思えば、トルコ映画の「猫が教えてくれたこと」
というのは、野良猫と多くの人々の
ふれあいを描いたもので、
まさにそういう光景があちこちに見られた。

人々は彼らに餌を与え、ワクチンも打つ。
そういう意味では痩せ過ぎず、
太り過ぎず、かなり健康的な犬猫が多かった。

IMG_3449.jpegIMG_3469.jpeg

さて、部屋を貸してくれたニハトさんは
ホテルマンでほぼ部屋には居なかったけれど、
ここもキッチンもリビングも
使い放題で居心地は良かった。

すぐそばにゲイクラブがあり、夜になると
かなり音楽が聴こえてきたけれど、
さすがに昼間動き過ぎて、
まったく行くことが出来なかったのも
残念だった。

最初に街に出た時にケバブ屋で仲良くなったのが
イラン人の若いカップル。
彼らは初めて海外に出たらしく、
トルコの自由さに感動していた。
とにかく、ありとあらゆることで
常に締め付けられているイランは辛いと。

カップルの女性は非常に可愛らしかったが、
常にヒジャブで顔を隠さなければならず、
なおかつ派手で明るい服装も禁じられている。

もちろん、日本でも報道された去年の秋の
若い女性が死亡して、次々に女性が
亡くなったことなどを思い出させられた。

その翌朝、朝食を食べに行ったレストランで
知り合ったのが、3年前にローマから
「人生のリスタート」と、イスタンブールに
来たイタリア人女性、エレナさん。

ちょっと会話をしたことから、彼女が
元バレエダンサーをしていたことや、
非常に映画に詳しかったり、それぞれの
文化について、お互いに完璧なネイティブな
英語ではないことが、盛り上がった。

結果的に、彼女とは僕がカッパドキアから
戻ってきた日の夕方、素敵なレストランで
4時間も食事をすることになった。

こういう出会いは、旅ならでは、だなあ、
そう思う。

加えて、カッパドキアでもルーマニアから
来た女性二人と仲良くなったけれど、
何故、ここまで女性だらけ?と
不思議な気持ちにもなったけれど。

もちろん、アヤ・ソフィア、ブルー・モスクなど
大聖堂、そして船でボスポラス海峡を渡るなど
素晴らしいイスタンブールの旅は
一度では書ききれないほどだった。

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2023年07月17日

タイプは色々

今日は久々にエロな話題。
旅日記はお休み。
ちょっと苦手な人は飛ばしてください。



昨夜、久しぶりに来てくれたヨウヘイ、
コンノ君、スグルちゃん。

ヨウヘイ、スグルちゃんには
パートナーがいるけれど、
コンノ君にはいない。

それは選ぶ基準が狭いからだと言う。
コンノ君は、177cmなんだけど、
いわゆるタッパ専で、180はないと
ダメなんだと言う。

なおかつ、デカマラ専。
二人とも、かなり大きくなければ
ダメなんだと言う。

身長はパッと見た目でわかるけれど、
あそこの大きさは、裸に
なってみないと、なおかつ
大きくなってみないと
わからないんでない?と僕。

「いや。」二人は言う。
「経験上、会ってみれば、
なんとなく大体、わかるものです」
ホントかよ〜って僕は思うのだけれど。

と言うわけで、日本人だとなかなか
コンノ君に見合った人はいないのだと。

ただ、彼は外国人はダメ、ということは
ないので、万が一、そういう諸外国の人と
会えれば、それで問題なし。

ただし、彼らはすぐに国に帰るし、
コンノ君も、そうそう外国には
行けないワケだ。
増して、アジア人はそれほど
モテないとも言うし。

そう思えば、タイプが狭ければ
狭いほど、なかなか出会いも
狭い、ということになる。

そう言えば、つい先日初めて来てくれた
お客さんも、出来れば40代で
禿げていて、包茎で(それも
できるだけ真正くらいにほうが
良いらしい)、そして
ボディビルダーくらいの
筋肉がある人、と言う。
彼の場合、最初に付き合ったのが
そういう人で、トラウマと言うか、
それに縛られているのだそうだけれど。

ホントに人の好みは色々だ。

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2023年07月16日

お知らせ & 旅日記 番外編 ミュージカル その4「キャバレー」

さて、観劇記の前にひとつだけ。
明日、17日から、トクジが店を、
という話になっていましたたが、
急遽、彼の仕事の都合で入ることが出来なくなり、
僕が今まで通り、入店することになりました。
一応、来週から、彼が入ることになるので
また、よろしくお願いします。

********************

コロナ禍、ブロードウェイやウエスト・エンドが
リオープンしても、ちょっとの間、行けそうもなく、
色々情報を見ると、どうしても行きたくなってしまうため、
僕はまったく情報を得ていなかった。

正直、現在の時点でも、ほぼ情報は得ていない。

ただ、先日、ここに書いたように、
今回、ヨーロッパに行くのなら、と
友人に勧められたのが、「ガイズ&ドールズ」と
この「キャバレー」だった。

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それは、彼が言うように、驚くような
ステージが繰り広げられる、今回の
ウエスト・エンド観劇の中で
最も素晴らしい体験となった。

僕が以前観た「キャバレー」は、
アラン・カミング(映画『チョコレート
ドーナツ』が有名)がベルリンの
退廃したクラブの司会者エムシーを演じ、
見事な舞台にしたのが1993年のモノだった
(え!もう30年前!!)

今回、ウエストエンドの劇場が再開してすぐの
1年半前、なんとエディ・レッドメイン、
そしてジェシー・バックレーという
豪華キャストで幕開けをしたこの舞台、
その後、メインアクトは何度か変わり、
今回は、僕が知らない人たちだったが、
奇抜な演出は、93年版をも凌ぐほどだった。

舞台は、司会者エムシー、そして
クラブ歌手サリー・ボウル、
彼女の家に居候するゲイの青年、
クリフォードの3人
(と言っても、エムシーは劇の進行役でもあり、
この過激な舞台をさらにぐちゃぐちゃに
かき混ぜるような役どころ)、
クリフォードの友人で
実はナチ、というエムスト、
それに、サリーが住む寄宿舎の管理人、
シュナイダー婦人と彼女と恋仲になる
ユダヤ人のシュルツが主なメインキャスト。

それに、キットカット・クラブという
狂気に満ちたクラブのダンサー、歌手たち、
また、ナチの人間たちが、彼らを取り囲む。

これまた、観客席(前列はクラブのテーブル付き)
と同じ目線で、円形舞台が、
もちろんクラブをメインに
列車の旅や、船乗りが到着する場面などなど
ある意味、暴力的で卑猥な
(さすがに18禁なよう気がする)
シーンが続出し、目も脳も強く刺激される。

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いわゆるバーレスク、スペクタクルに
満ちたこのショウは、ブロードウェイ入り
すると決まっていて、
改めて是非再見したい一作だった。

本当に凄い演劇体験だった。

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posted by みつあき at 17:15| Comment(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年07月15日

アイデンティティを見つけたのに

ここのところ、ずっと僕の旅日記を
書いてきたけれど、このあと、
ロンドンミュージカルが1本、
イスタンブール、カッパドキア、
そして旅行記総論(論ってことも
ないけれど)の4回がある。

しかし、帰国して一週間経っているのに
それを書き続けるよりも、
やっぱり店での日記を挟んで、
まだ、交代に書くほうが良いかと
今日からは少し店でのこと、
また昨今自分の身の回りで
起こったことを書こうかと。 

****************

昨夜来てくれたカズシ君は、
話をしていてもノンケッぽいし、
一見スポーツマンに見える33歳。

ただ、彼は子供の頃、母親や
お姉さんの着ている洋服や
化粧品を付けるのがたまらなく
好きだったと言う。

何度か、家族に見つかり、
怒られたものの、その癖は
中学一年くらいまで続いた。

ただ、学校ではサッカー部に入り、
それなりの成績を治めていたので
女子からプレゼントやラブレターを
もらって、それはそれで喜んでいた。

その時は女性の格好をすることが
ゲイやトランスジェンダーなのか、
そういうこととはまったく考えず、
女のコを好きになるものだ、
そう思い込んでいたのだそうだ。

しかし、中一のある夏休み、クラスメイトと
遊んでいる時に、実は女性の
格好をするのが好きだと伝えると、
なんと彼もそうだと言った。

それからその相手のうちに行った。
彼の母親はシャンソンなど小さなクラブで
歌っている歌手。
ゴージャスな衣装が山ほどあって、
それを互いに着て、遊ぶようになった。

そして、そのうち、女装した彼が
メイクをして口紅をつけたままで
なんとキスをしてきたのだと言う。

それからされるがまま、二人で
色々な格好をしたまま、下半身をいじりあう、
そういうことが何度も続いたのだそうだ。

しかし、カズシ君に彼女が出来て、
それもなくなった。
とは言え、まだ中学生。
女のコとそういう関係になるのは
まだまだ早過ぎたし、
自分でも彼女に性的なことを
望んでいたのか、わからなかったと言う。

加えて、カズシ君の脳裏には常に
女装した彼とエッチなことをしている
そんなことが思い出されたのだと言う。

カズシ君は、その後、高校に行く前あたりで
世の中のLGBT事情を知る。
そして自分はどこに当てはまるのか、
考える日々だったのだそうだ。

男が好きなのか、女装したいのか、
はたまた、ひょっとしてトランスなのか。
悶々とした日々が続いていた。

そういうさなかに、ryuchell氏が
離婚を決意し、自分らしく生きる、
というメッセージを発表した。

カズシ君は、なんだか
ずっとモヤモヤしたものが
取れたのだと言う。

しかし、それから数日前の衝撃的な出来事。
カズシ君は、本当にショックな日々を
過ごしているのだそうだ。

僕自身、ryuchell氏のことは
非常にショックだった。
本人の苦悩はおもんばかることさえ
出来ないけれど、とにかく自死することを
僕は決して良しとは思えない。

せっかく与えられた命。
そして残された元奥さん、子供さん、
そしてご両親ほか、ご家族や
友人たちの辛さを考える余地も
なかったんだろうことは
本当に切なく考えてしまう。

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2023年07月14日

重要なお知らせ 月曜日はトクジDAYに

突然ですが、
来週7月17日(月曜日・海の日)から
トクジが毎週、月曜日、一人営業
してくれることになりました。

彼は先日、僕が旅行していた時に
月曜日、入ってくれていました。

トクジは数年前にスタッフとして入り、
仕事の都合で長くスタッフから
外れていましたが、ここに来て
ひとり営業をしてくれる、ということに。

彼なりのまた、新たなBridgeを
作ってくれることを楽しみにしています。

何卒、よろしくお願いします。


posted by みつあき at 11:45| Comment(0) | スタッフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年07月13日

旅日記 番外編 ミュージカル その3「アスペクツ・オブ・ラブ」

ロンドンで観た4本のうち、ある意味、
ずっと本場で観たかったのが
「アスペクツ・オブ・ラブ」だった。

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これは「オペラ座の怪人」「キャッツ」
なんかでお馴染みのアンドリュー・
ロイド・ウェバーの一作で、
劇団四季も何度か公演している。

特に評判も良くない作品で(それは
四季版を観た時点で、僕自身、
この話、ないよな、と思っていた)、
タイトルを知らない人もたくさんいるだろう。

上の2本以外でも「ジーザス・クライスト〜」や
「エヴィータ」など、歌を聴いただけで
ああ、あれを作った人かとわかる人も多いのに、
とにかく、あまり知られていない。

しかし、僕自身はロイド・ウェバーの中で、
この舞台の楽曲が最も好きだった。
とにかく、いつの日か、NYやロンドンで
観ることが出来れば、ずっとそう思っていた。

今回この演目の目玉は、
それこそ「レ・ミゼラブル」ほか
数々の舞台、コンサートなどでも
多くの観客を呼べるマイケル・ボールが、
オリジナルで演じていた
若き主人公、アレックスから、
今回はその叔父、ジョージをやる、
ということで観客を集めていた。

このジョージ、今まででは完璧に
脇役ではあったけれど、今回はほぼ主演扱い。
彼の登場も少し遅いのだけれど、そこで
主題歌と言える"Love Changes Everything"を
歌うと大喝采だ。
(そもそも、これはオープニングで
アレックスが歌う歌なのに。笑)


ちょっと陳腐とも思えるこの作品のあらすじは、
青年、アレックスが女優ローズに
入れあげ、叔父がやっている田舎の別荘に誘うが
そこに叔父ジョージが帰ってくる。

ジョージには彫刻家のジュリエッタという
恋人がいながらも、ローズに魅せられる。

Unknown-6.jpeg

数年後、軍隊に入ったアレックスが、
ジョージを訪ねると、ジョージは
ローズと暮らしている。

その後、アレックスはジョージと
ローズの娘、ジェニーと結ばれる、
という何ともめちゃくちゃな話だ。

ただ、美術セットは、舞台上手(右)や
下手(左)から、俳優たちの映像が
映し出されたウォールが流れていき、
それが幕変わりになる、という
かなり洒落た演出ではあった。

それにしても、想像以上に客席は
年配の人たちで埋まっていて、
ここまでマイケル・ボール人気は
すごいのかと少し驚いた。

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2023年07月12日

旅日記 番外編 ミュージカル その2 「ブロークバック・マウンテン」

あの「ブロークバック・マウンテン」が
ミュージカルになり、それが評判が良い、
というので、今回、観に行くことにした。

Unknown-2.jpeg

それを耳にした時に、どうなんだろうと
正直思ったのは、
NYで観たオペラバージョンで
結構落胆させられていたからだった。

http://bar-bridge.seesaa.net/article/460411119.html

今回、ある意味で成功していると思ったのは
ミュージカルと公表されていて
(されていたのか?)
実は、ミュージカルではない。

いわゆるストレートプレイの
バックミュージックとして、
エディ・リーダーという女性歌手と
バンドが雰囲気を盛り上げ、
語り部、ともなっている演出だった。

演出は、日本でも舞台化もされ、
Amazonでも映画化された
ゲイのミュージカル「ジェイミー
〜Everything Talking About Jeimie」の
監督でもオリジナルの
演出家ジョナサン・パターレル。

そして、なんと言っても、主演の二人が
「マンチェスター・バイ・ザ・シー」
「ある少年の告白」などで子役ながら
シリアスな演技を見せたルーカス・ヘッジスと、
「ウエスト・サイド・ストーリー」の
マイク・ファイスト。
これは、大抜擢だった。

舞台は、映画よりも、原作に忠実に
作られていると思われる。

それは、二人の出会いの20年後の
年老いた(と言っても、今の僕よりも
ずっと若いのだけれど)
イニス(ポール・ヒッケイという俳優)が
ベッドから起きるところから始まる。

死んだジャックが残したシャツの
匂いを嗅ぐことから、過去に
想いを馳せるというオープニングだ。

そして、明るくよく喋る
ジャック(ファイスト)と、
寡黙で物静かなイニス(ヘッジス)の
出会いが描かれる。

Unknown-3.jpeg

舞台は、この前に書いた
「ガイズ&ドールズ」と同様、
客席と同じ位置目線で作られている。

美術セットは、藁敷きのステージ、
ベッド、それ以外に軽く作られるテント、
出し入れされるテーブル、
そして焚き火という簡素なモノ。

ここでヘッジスとファイストは
抱き合い、濃厚なキスも見せる。
(なんて書くのは下世話ですね。
欧米の舞台では、ごく普通のこと。)

キャストでは、映画で出てきた
ジャックの妻は出て来ない。
その分、イニスの妻とイニスとの
その後の不穏な関係は、
女性観客を微妙な気持ちに
させるかも知れない。

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このあと、舞台は映画同様、ジャックの死、
そしてイニスとジャックの両親との
出会いと会話へと続く。

大きな喪失感の中に、差別や偏見を
背負いながら過去のイリスと
現在のイリスが交差するラストは
胸が苦しくなるほどの演出で
ところどころですすり泣きがあった。

もちろん、ミュージカルではない分、
英語のヒアリングはかなり大変で
かなりお手上げな部分もあったけれど、
大筋を知っていただけ、良かった、そう思えた。

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2023年07月11日

旅日記 番外編 ミュージカル その1「ガイズ&ドールズ」

いつも、NYやウエストエンドに行くと、
最低なら10本から15本観るのに、
久しぶりの今回はゆっくりと観光、
というのが目的だった。

通常ならNYよりも
ずっと安いロンドンのチケットが
あまりにも高かったので結局4本!
と言うか、本当にそれくらいしか
時間がなかった。

その中で、最初に観たのが、
「ガイズ&ドールズ」
(映画タイトル『野郎どもと女たち』)

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これ、僕がNYに一番番最初に行った
35年ほど前に2回、そして
コネチカットにあるオペラハウスで
1度観た以来だった。

何より今回の演出が、この劇場(その名も
Bridge Theatre)のアーティスティック・
ディレクターをやっているニコラス・ハイトナー。

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彼は「ミス・サイゴン」の演出で有名だが
滅多にミュージカル演出はしない。
しかし、僕の最も好きな「回転木馬」
(92年版)の演出をしたのも彼だった。


前置きが長くなったけれど、この劇場は
そもそも円形の劇場なのだが、
この演目は、ステージの
中央の部分のあらゆる部分が
床から上がったり下がったりする。

そこを立ち席の観客が取り囲むんだけれど、
シーンに寄って、スタッフが誘導し、
お客さんが前後左右に動いて観ることになる。
また天井から降りてくるネオンライトや
ビルボードや、サプライズの
舞台装置も大きな効果になっていた。

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ストーリーは、ラスベガスでダイスを振るスカイと
救世軍の堅物の女性サラの出会い、
そして賭博師のネイサンと、婚約している
ショウガールのアデレイドの行く末を
軽妙に描いているのが中心だ。

とにかく、始終ダイナミックに浮き出てくる
舞台の上を、演者が芝居をし、
歌って、踊りまくる。

普通の劇場よりも、目の前でそれを観る、
というだけでなく、参加出来るのは
観客にとって大きな喜びだと思う。

僕は1部を座席で、2部はどうぞと
言われて、ステージ真横の立ち席で観た。

ショウガールたちの
ストリップショー(とは言っても
もちろん脱ぐワケではない)の
ダンスのシーンは圧巻。

アデレイド役が、ここではアフリカ系の
マリシャ・ウォレスが演じていて、
歌い上げるその声は素晴らしい。

ただ、個人的には、
オリジナルキャストが持つ
あのくしゃみが止まらない、
コケティッシュな感じとは
少し違うかなと感じた。

とは言え、一部と二部の間の休憩時間に
あるオリジナル曲をアレンジした
コーラス矢,ダンスバトルなどもあり、
ラストでは、舞台が床と同じところまで
降りてきて、キャストとオーディエンスが
共に踊るという演出は、劇場が一体になり、
興奮冷めやらず、という感じだった。

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