元スタッフのヨウイチロウが
土曜日に久しぶりに来てくれた。
彼はここ1年半ほど、
大阪で仕事をしていた。
たまにふらりと来てくれたり、
連絡があったりしていて、
場所が変わっても楽しくやっている、
という感じだった。
確かに大阪での生活は
なかなか楽しかったようだけれど、
仕事は色々あったのだろう。
あまり詳しいことは聞かずに、
都内ですでに新たな仕事を決め、
頑張っているのだと言うから
安心した。
僕が会った時は、まだ25歳にもなっていなかった
彼は、もう38歳。びっくりである。
以前にも書いたかも知れないけれど、
ヨウイチロウは、海外で生まれ、育ち、
ヨウイチロウは、海外で生まれ、育ち、
日本の地を初めて踏んだのが
うちの店に来る半年くらい前だった。
とは言っても、お母さんが教えてくれた
日本語で、ほぼ完璧に日本語は話せたし、
なおかつ英語その他の言語も
いくつか話すことが出来るから大したものだ。
彼は大変な読書家で、店にいる時は
よく本や映画の話をたくさんした。
店に入ってから、数年後、それこそ、
1年半ほど、台湾に住んでいたこともあった。
ただ、考え方が普通の日本人の同世代とは
少し違う、というようなことをよく
言っていた気がする。
と言うか平均的な日本人の若者、
というのがどうなのかはわからないけれど、
僕は彼が彼らしくいられることが
最も素晴らしいことだと思う。
ヨウイチロウが、店、出がけに
「みつあきさんの40前って
どういう感じでした?」と聞いた。
僕の場合は、映画に骨を埋めようとしながらも、
僕の場合は、映画に骨を埋めようとしながらも、
流れで男女モノのAVプロデューサーなどをし、
それでそれなりの生計を立てていたことに、
内心、これで良いのか、常にそう思っていた。
AVが悪い、とかそういうことではなく、
AVが悪い、とかそういうことではなく、
映画が好き、なおかつゲイである、
という自分が、もうそこに40歳、という
年齢がある、ということに愕然としたのだ。
ストレートの40歳と言えば、
子供を学校に入れ、家を養う、という
自立をしているように思えた。
そんな悶々としていた時代だなあ、と
改めて思い出した。
ヨウイチロウも含めて、40歳前後の
ゲイは、20代、30代とはまた何か違う
思いがあるだろう。
良い経験をたくさんして、
良い経験をたくさんして、
素敵な50代に向かってほしい。
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