2023年05月31日

改めてChat GPTを

早いもので、いよいよ、明日から6月。
増して、まだ初夏の陽気が嬉しいはずの
この時期に、もう梅雨かという予想だ。

そんな中、来月の旅行のプラン
(ご迷惑かけます)を考えていて、
色々ネットで調べものをすることが多い。

たとえば、今回僕はフランクフルト経由で
デュッセルドルフに行き、
愛しのスプリングスティーンのライブに
行こうとしている。

デュッセルドルフには夕方到着、
フランクフルトは翌日の午前の便。
空港内でのんびり出来る場所があるのか、
むしろ、その近辺で(どうせ泊まるだけだから)
安いホテルを探すことのほうが良いのか。

それもこの時間とこの時間の間に、
など色々考えていると、
まとめてChat GPTに尋ねたほうが
確実だったりするのだ。

これが見事なまでに、丁寧にどんどん
応えてくれる。

空港で時間を潰したり休んだりすることは
出来るけれど、荷物の管理はなかなか大変そうだ。
その分、多少お金がかかっても
やっぱり近隣の休めのホテルのほうが
ゆっくり出来る、とわかってくる。

そのホテルへのシャトルバスの情報なども
聞いてもいないけれど、ちゃんと
教えてくれたりするのは有難い。

ただし、Chat GPTの内容は、
2021年までの情報のため、改めてそのホテルが
ちゃんとオープンしているか確認にはなってくる。

まあ、予約する時に、そのホテルに
繋がらなければいけないので
そこは良いのだけれど。

GPTは、まだまだ不完全とも聞くけれど、
使いようなんだなと今は思う。

ただ、他国が警鐘を鳴らしているように、
そこにあらゆることを委ねてしまう
恐怖は確かにあるから、注意しないと。

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2023年05月29日

マスオさんになってしまう!?

ここのところ、週末にちょこちょこと
来てくれていたヨウジ君 29歳と
昨日、初めてゆっくりと話すことができた。

ヨウジ君は、自分からどんどん
カミングアウトすることはないけれど、
相手から彼女いるの?とか聞かれると
必ず、2歳年下の彼氏がいます、
と答えるようだ。

そんなワケで、家族、友人、職場の
多くの人は彼がゲイだと知っているらしい。

パートナーと付き合ってから、お互いの
家族に紹介し合った。
その際に、相手の両親から
「どうせ付き合ったのなら、一緒に暮らしなさい」
と言われ、加えて
「3年経過したら、うち(同じ敷地に
数件建物があるらしい)に住みなさい」と
言われたようだ。

そして付き合って、もう3年経とうとしている。

ふた組の親御さんは、
まだお互いに知らないので
双方とも会うことを楽しみにしているらそお・
ヨウジ君は、これじゃまるで結婚だなあと、
ちょっと複雑な気持ちらしい。

パートナーの両親はとっても良い人で
気にいっているし、このまま彼とも末長く
付き合えば良いとも思っている。

他のお客さんたちは、本当に幸せだと言う。
もちろん、ヨウジ君は幸せであると
確信していると言う。
しかし、それでも人の価値観は
それぞれ違うのだ。

自分がゲイだということを恥じたこともないし、
カミングアウトも後悔はない。
でも、日本ではまだ同性婚制度もない中、
男女のように結婚するような状態になること、
増して、マスオさん状態になることは
ちょっと考えてしまうのだそうだ。

とっても異例なケースだけれど、
悩みはそれぞれだなあって思った。

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2023年05月28日

90年代ネットアイドル!?

昨夜、僕よりも少しだけ若い
(と言っても、もちろん中高年 笑)
タダヨシカップルが来てくれた。

最近、ついふた月前くらいに、
10年ぶりに来てくれて、
新しい彼氏を紹介してくれたばかりだった。
相変わらず幸せそうで良かった。

なんて思っていたら、その20分後くらいに
そのタダヨシと同世代のリョウジカップルが
やってきてくれた。

ちょっと離れた席に座ったふた組だったが、
そのうちに「ひょっとして、あれ、リョウジさん?」と
タダヨシから尋ねられて、僕がそうだよと答えたら
二人は昔からよく知っている仲だったようだ。


なんとまだ90年代、昭和の時代、
PCが浸透し出した頃に、タダヨシと
リョウジは、それぞれブログをやっていたそうだ。

当時はゲイのネットでは珍しく、
顔やガッチリした肉体を披露していたと言う。
お互いに「君はネットアイドルだったよね」と
言い合っていたのは笑える。

その後、タダヨシは人に誘われて、
40代後半でGoGoボーイデビューをし、
リョウジはパートナーと
都心から少し離れた場所で、
一緒に会社を立ち上げた。

90年代後半、ネット社会では、ゲイ初の出会い系
GAVIE(ガービィ)が流行り、まだmixiも
生まれる前だった。

僕はまだまだゲイバーを営業するなんて
まったく想像も出来ていなくて、
それこそ、いつもちょっと
緊張しながら、色々な店に出かけていた時期だ。

同世代のゲイでも、色々な時代を超えている。

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2023年05月27日

15周年のお祝い

お客さんのコウゾウとタケシ、(二人とも
40代後半)が、今週15周年を迎える。

15年と言うと、うちの店が出来て
その1年後、ということなので、
それを聞いただけで、
なんか感慨深かったりする。

そんなことを知らずして、偶然集った
彼らの友人、そしてお客さんたちも含めて
シャンパンで乾杯をした。

コウゾウとタケシはワンちゃんと一緒に
同居しており、去年、新居に引っ越した、
ということで家にも呼ばれた。

それほどゲイテイストに溢れている、
ということでもないけれど、クールで
落ち着いた内装は、二人の好きなカラーが
ところどころに見え隠れしていた。

体を鍛えることも、おしゃべりも好きな
コウゾウと、料理が好きで淡々としている
タカシ。

いつかは、今の会社を辞めて、自分が自由で
いられるような自営業をしたい、と話すコウゾウと
ちゃんと考えたほうがいい、と
たくさん意見を伝えるタケシ。

彼らとよく店でバッタリ会ったり、
共に食事をしている、という
ヤマト、セイジカップル
(彼らは18年くらいの付き合い)も
そんな二人を微笑ましく見ていた。

この二組とも、周りからどうやって
長く続けているのか、と聞かれたりした。
彼らは問題が起こると
きちんと向き合うようにする、とか
喧嘩はその日のうちに
ケリをつける、などと言っていた。

確かに、恋愛がしたい、長く続けたい
と言っている中でも、付き合い出した
相手の少し嫌な部分{自分とは違う部分)を
見ただけで、すぐにNoという答えを出す人がいる。

まずは違う人間だと受け入れ、
なおかつ自分のネガティブな部分も
赦してもらうべく努力する。

それが長く関係を続けられる秘訣という気が
するけれど、どうだろうか。

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2023年05月26日

アメリカからの団体のお客さんたち

昨夜は20時半まで貸切営業ということで
アメリカから観光で来日されたお客さんが
20人ほどでいらっしゃった。

もちろん、全部ゲイの人たちで、
年齢は30代後半から70歳くらいまで、と
かなり高い年齢層だった。

最近、来てもらう外国人は圧倒的に
30代、40代が多かったので、
これくらいの年代が
20人、というのは独特な雰囲気となった。

日本人よりも歳は上に見える人も多いけれど、
とは言え、姿勢も良く、シャキッとした
感じがみなぎっているのは、
やっぱりアメリカ人だからなのだろうか。

彼らは、そもそも知り合いではなく、
とあるゲイ・ツアーに集まった人たちのようだ。

その中には、何組かの長年のカップルも
いらっしゃって、長い人たちは40年近い
ということだった。

それにしても、アルコールの分解度が
高いからなのか、本当によく飲んでくれる。

驚いたのは、店で最も注文が多い
ワインやビールは一杯も出ず、
ほとんどジン、ウォッカ、ウィスキー、
それに日本酒がどんどん出た。

変に酔っ払うこともなく、
とにかく笑いと、穏やかさに包まれた
良い夜だった。

仕切ってくれたシンジロウ、
ありがとう。

これからもこういう機会が多くあれば、
店にいらっしゃる中高年も、
さらに楽しみかたが変わるかも知れない、
そう思った。

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2023年05月25日

改めて「老ナルキソス」が持つ可能性について

昨日、映画「老ナルキソス」についての
ブログを書いたけれど、
昨夜店に来てくれた
28歳のジュンヤと、
居合わせた30歳のマサオが
ブログを読み、僕が渡したチラシを見て、
とても興味を持ってくれた。

今日、偶然休みだという二人が
観に行ってくると言っていたけれど、
まだ若い二人がどんな感想を持つだろうか。

思えば、うちの店に来てくれる人たちも
映画については意見が色々分かれたりするのは
当然だけど、その話を聞くのは楽しい。


昨今のBLブームも含めて、日本のゲイ映画では
それなりに幸せな形や、ロマンチック、
もしくはエロチックな姿が多く観られるようになった。

中にはぶっとんだコメディもあるし、
またはすれ違いや相手を失う悲劇など、
男女の恋愛とほぼ変わらない形が
映画になっているのは、
時代だなあ、そうとも思う。


僕が、少しだけ残念なのは、欧米のゲイ映画に
ある「ゲイであること」という問題に
昨今の日本のゲイ映画で、
真っ向から描こうとしているモノは
少ないことだったりする。

それは、マイノリティとしての苦しみや悩み、
ということだけじゃなく、
ポジティブな意味でも
ゲイ・アイデンティティを
きちんと描く、ということも
すっ飛ばされてしまっている気がする。

もちろん、ごく普通の恋愛を描くことによって、
当事者や、ストレートの人たちが
微笑ましく思ったり、
共感することは
大切なのかも知れない。

しかし、そんな中で
「老ナルキソス」が持つ、
ありとあらゆる痛み、そしめ希望、
登場人物、それぞれが選択する人生の意味合い。
そこにガツンと来たのだ。

ある部分ではグロテスクに。
ある部分では比喩的なまでに
ファンタスティックに。

東海林監督が作られた同名の短編、
そしてそのあとに作られた短編「帰り道」でも、
狂おしいまでのゲイの感情が描き出されている。
この2本はU-NEXTでも観ることが出来る。

さあ、二人の感想が楽しみだ。

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2023年05月24日

お勧め映画「老ナルキソス」

評判の「老ナルキソス」を観た。

Unknown-2.jpeg

ガツンと来た。

今までの日本で作られたゲイムービー
(監督はクィア映画と言われているようだが)の中でも
日本に住むゲイの実態をここまで
リアルに映画化したモノは
なかったのではないか。


映画は、熟年男性が、ウリ専の青年を買い、
ラブホテルで、ケツっぺたを血が滲むほどの
スパンキングを受けるシーンから始まる。

男は道行くホームレスを見て
「あんなふうになりたくないね」とつぶやく。

絵本作家として少し名を成した彼は
プライドも高く、口も悪い。

世間体のために結婚を選んだ男たちを
愚かだと失笑し、現在のLGBTパートナーシップ制度も
「家族ごっこ」とバカにする。

しかし、彼の中には、若い頃の自分への
回帰願望にも似たナルシズムと、
そこに戻ることが出来ない苦悩もある。

だから、ウリ専に心奪われ、彼と共に
生きたい、そう願ったりもする。

片や、ウリ専の青年は、自殺した父親への
苦い思いから、温かい家族感が理解できず、
同棲しているパートナーが求める関係を
受け入れるか悩む日々だ。


1980年代、公然とホモは気持ち悪いと言われ、
多くのゲイは結婚はまだかと聞かれ、
エイズが流行し、亡くなる人も少なからずいた。

そういう時代に生きてきた僕も、
この絵本作家の自由度とは違い、
自分を受け入れられず、悶々としていた。

人との出会いも、アプリで今すぐ
やれる、という現在とは違った。
雑誌の文通欄で3ヶ月経ってではないと
返信を受けることが出来なかった。
簡単じゃないし、面倒だったからこそ、
一度の逢瀬を信じたりもし、
濃い時間も過ごせた。

今思うと、当時、女性と付き合いながらも
結婚を選ぶこともなく、
まさか50歳を超えて、
ゲイバーを開店するとは
思いも寄らなかったことだ。


あれから40年以上経過して、
世の中は大きく変化した。

その流れの中で、自分はゲイとして
どう生きてきたのか。またはこれから
どう生きていくのか。
それをしかと問いかけてくれる作品だ。

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ちなみに、明日、5月25日、Bridgeは、貸切営業のため、
21時からのオープンとなります。よろしくお願いします。

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2023年05月22日

3年ぶりの海外旅行計画

コロナ前まで、年に2度ほど
海外旅行の予定を経て、
お客さんとスタッフには
毎度迷惑をかけてきた。

多くのサラリーマンの人たちは
そうそう長期の休みなど出来ず、
そういう意味では自営業をやっている
僕としては有難い。

コロナがやっと落ち着き、
あと何年こういうことが出来るかと思って、
来月、旅に出ることを決定。

とは言え、円安と物価高の中、
さすがにニューヨークで舞台三昧
という気にどうしてもならず、
(ミュージカル情報もまったく
ノーチェック)、
今年はイスタンブール、リスボン、
とどうしても行きたかった場所を決めていた。

しかしながら、最愛のスプリングスティーンが
ドイツ、デュッセルドルフでライブをやり、
お客さんでもあり友人のショウヘイちゃんから
ヨーロッパに行くのなら、ロンドンでこれだけは
観るべき、と勧められ、
結果的にドイツ、イギリス、トルコ、
という流れになりそうだ。

いずれにしても、来月18日から
7月6日頃まで、スタッフにお願いしながら、
休暇をいただく予定です。

また色々決まったら、こちらで発表しますので
よろしくお願いします。

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2023年05月21日

広島からのお客さんたち

昨日は毎年のように広島から来てくれる
何組かのグループのお客さんたちが来てくれた。

何故、この時期か、と言うと
あちらはG7だったからだと言う。

メディアでは会議のことばかり報道されるけれど、
広島市民はかなりの無理を要求されているらしい。

街のあちこちに、日本中から集められた
2万人強の警察官たち。
そして激しい交通規制。

この週末、広島市民は、ほぼ動けないらしく、
今週頼まれた宅配もすべて遅れて到着。

驚いたことに飲食店は、お客さんが来ないので
(商店街の入り口などにも警察官が
かなり立っていて)
多くの店が休業しているのだとか。
スーパーさえ閉まっていたらするらしい。

30軒近くある広島のゲイバーも休んでいる、
という話を聞いた彼らは東京へ向かうと。

いやあ、まさかそんなことになっているとは。

これで世界が平和になれば、
それくらいの我慢は仕方がないんだろうけれど、
今回の流れはそんな方向には行かない気がする。
posted by みつあき at 15:18| Comment(0) | 地方都市から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月20日

日本に住む外国人

日本に住んで20年近く経つ
東アジア出身のタオ君は、
日本の大手の会社に勤めて、10年ほど。
僕は18年ほど前に知り合って、
店のオープンからのお客さんでもある。

彼はあらゆる条件をクリアして
日本の永住権を取った。
今は日本人のパートナーが出来、
楽しい日々を送っている。
もちろん、高額な税金も毎年
会社を通して支払っている。

店に来てくれるお客さんの中には
海外国籍の人は結構多く、
そこには日本で生まれ育った人、
また子供の頃に連れて来られた人、
留学で来た人などそれぞれだ。

タオ君はコロナ前から3年ほど
海外転勤でアメリカに住んでいた。

ただ、長引くコロナで帰国せざるを得ず、
日本に久しぶりに帰国したのが
去年の初め。

その際に、空港で日本人はもうPCRの必要はなく、
スイスイと税関を通っていけるのに、
彼はかなり長い時間、
待たなければならなかったのだと言う。

それはどういう条件で
日本に長く住み、日本の企業の転勤後とは
関係なく、旅行で日本に来る人たちと
長い列に並ばされたのだそうだ。

お客さんだけでなく、彼と同様、
日本に長く暮らす外国籍の親しい友人から
色々な話を耳にする。

このあたりが、もう少しゆるい国もあれば、
もっと厳しい国もある。

昨今の入管の問題も含めて、日本という国は
外国人の受け入れに対して、非常にデリケートだ。

確かに世界一の治安の良さを
誇ってきた島国の日本だ。

ただ、少子化が進み、
おそらく今後多くの外国の人に
助けてもらわなければ、この国はなかなか
立ち直っていけないのではないか。

締めるところは締め、受け入れるところは
きちんと受け入れる、
そういう国になるべきだ、僕はそう思う。

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posted by みつあき at 19:07| Comment(0) | 海外からの訪問 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月18日

性を売ったあとで

オサム君、40歳は10代後半の頃から
ずっと長い間、売り専をやっていたらしい。

母子家庭で育ち、その後、母親の再婚相手が
とても厳しくて、10代は反抗の連続だったと聞いた。

高校も行くか、行かないかという状態で家を出て、
そこから雑誌の広告で売り専を知り、
自活し、母親にもお金を送金するようになった。

その売り専の店には、色々な若い子が出入りし、
彼自身、酒やドラッグに
溺れた時期もあったのだそうだ。

ただ、オサム君が他の人たちと違ったのは、
なんとか一般社会で通用するべく、
そのお金で高校を卒業し、大学へ通い、
自分が興味がある経済の勉強も
どんどんしていき、
資格もいくつか取ったのだと言う。

プライドも高く、言いたいことも言う、
という性格は、誤解されることも多かったようだが、
彼をきちんと知る人は、
その生き方を応援し、リスペクトさえ
してくれていたようだ。

とは言え、自暴自棄になり、
落ちるところまで
落ちたこともあったらしい。

このまま、人間のクズと呼ばれ続けてもいいのか、
そう悩んだ時期も何年かあったらしい。

そこから、自分を立て直すグループに参加し、
ここ数年、自分に合った仕事を見つけ、
日々、悪戦苦闘しながらも、
自分が出来うる限りのことに
トライしていっている。

そして年に一度、郷里の母親の元に帰り、
若い頃には気がつかなかった
彼女の深い愛情に支えられ、
今があることを実感する日々なのだと言う。


「性を売る」ということに抵抗ある人は
ゲイでもストレートでも多くいる。

僕自身、自分に興味がない人とセックスをする、
ということに興奮できないタイプだけれど、
それでも性的サービス、という仕事は
世の中には、とても必要だと思っている。

知り合いでもあるハスラーアキラこと、
張由紀夫さんが書いた「売男日記」という本がある。

その世界観、人間観察、そして彼の心のひだが
手にとるようにわかった一冊だったけれど、
オサム君の話を聞いて、
あの本を読んで感銘を受けたことを思い出した。

オサム君、40歳。

30歳になった時よりも、50歳になった時よりも、
一番、僕がショックを受けた年齢だった。

それは、多くのストレート男性が
自立し、結婚し、強い責任感を持って
生きていることへの引け目のような
モノだらけだったのかも知れない。

でも、オサム君を含めた今の40歳は
あの当時の僕よりもずっと大人びていたり、
社会性があったりする。
SNSなどで、多くの情報を得て、
ストレートも含めて他人と比べず、
自分の力を信じることが出来る、
そんな時代になっているのかも知れない。

これから素敵な50代に向かって、
頑張ってほしいなあ、そう思った。

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posted by みつあき at 20:39| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月17日

海外での闘病

海外のお客さんでもあり友人から
彼の親族が旅行で日本に来ると連絡があった。

その彼は人工透析を受けていて、
日本に来た際に、
地方都市で受けたいということだった。
それを受ける病院を探すことが
出来るかという話だった。

友人には、本当に世話になっているし、
出来るだけ力になりたい、そう思った。

その都市のあらゆる病院のホームページを見て、
ひとつ、ひとつ電話をかけて確認する。

そちらの病院で、人口透析をしているか、
期日は大丈夫か、医師との英語のやり取りが可能か、
ということなのだけれど、これがなかなか大変だ。

まず、コロナ禍になって、日本人でさえ
透析を受けられない人が多かった。
加えて、これから夏にかけての旅行者が
とても多いらしく、仮に透析を
している病院でも予約で埋まっている。

増して、英語が堪能なスタッフや
医師がいるとなると、かなりヘビー。
病院に寄っては、かなり親身になって
くれるスタッフがいたりもするけれど、
なかなか条件とうまく噛み合わない。

加えて、旅行でいらっしゃるので、
時間的にも限られてくる。

身体がそういう状態になっていても、
諦めずに旅がしたい、というのは
凄いなあ、そう思う。

この前書いたマイケル・J・フォックスじゃないけれど、
自分の身体が病気によって、どうなっていくのか
わからない。

それでも、希望を持って
いかに好きなことが出来るか、というのは
素晴らしいなあ、そう思う。

一応、彼の透析の件は、ひとつの病院が見つかり、
そのスタッフがメールのやり取りを
してくれる、ということとなったが。
まだ時間的なことなど詰めていないそうだ。
無事に楽しい旅行を楽しめればいいけれど。

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2023年05月15日

お勧め映画「STILL マイケル・J・フォックス ストーリー」

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズで
お馴染みのマイケル・J・フォックスが
パーキンソン病を患っていることを知ったのは
もう20年以上前だ。

彼は、この病気になり、苦しみながら、
「ラッキーマン」という素晴らしい自伝には
「それでも、この経験がなければ、
ここまで深くて豊かな気持ちになれなかった」
というふうに書かれていた。

それから長い時間が経過し、60歳を超えた彼の
自身の生涯と現在を捉えた映画ができた。

Apple TV+で数日前から配信が始まった
「STILL マイケル・J・フォックス ストーリー」がそれだ。

Unknown-1.jpeg

映像は、30歳になったある朝、
指の震えを感じた瞬間から始まり、
それから幼少時代にさかのぼる。

背が低いということで、いじめを受け続け、
それを救ってくれたのが中学校の頃に
入った女子ばかりの演劇クラスだったようだ。

そこからテレビのチョイ役を受け、
食うや食わずの子役時代を経て、
「ファミリー・タイズ」という
ビッグヒットドラマの主演となる。

それがきっかけで、スピルバーグから
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のオファーを
受け、栄光への道を歩き始めたらしい。

このドキュメンタリーの最も凄いところは、
彼のその時、その時の行動を、
マイケルの出演した映像のシーンで
まるで「そのために撮影したかのように」
編集されているところだ。

童顔で、20年ほど前くらいまで
ほとんど変わらないからこそ、
この編集は生きてくる。

そして、合間、合間に挟み込まれる
トレーナーとの辛く苦しいリハビリテーション、
そして愛情に包まれた家族とのやり取り。

特に『ファミリー・タイズ』で共演した
女優との結婚への流れが興味深く描かれる。
そして、彼女と結婚後、2年ほどで
彼は発病してしまったのだ。

それをスタッフや共演者に悟られないように
震える指を隠すために、常にモノを
持って芝居をするシーンには驚かされる。


僕の友人にも、もう20年近く
パーキンソンを患っている人がいる。
彼の細かな日常をわからず、
ほんのたまに会ったり、
連絡を取っているだけだけど、
改めて本当に大変な病気であることを
実感させられた。

これと前後して観た俳優シドニー・ポワチエの
ドキュメンタリーも、彼が黒人として
どれだけ色々な事柄と闘っていたかというモノだった。
この作品もApple TV+だけれど、必見だ。

双方ともに、胸を打つのは、彼らを受け入れ、
そして応援し続ける家族の支援と愛だ。

人は決して一人では生きていけないのだ。


余談だけれど、2016年にマイケルは
コールドプレイのライブに登場したシーン
(これは映画にはない)も感動的だった。


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2023年05月14日

ふられた気持ち

昨夜、オープンと同時に来てくれたのが
8年ぶりというジュン君、30歳。

以前、一度だけ友人に
連れてきてもらったらしかった。
今回は、一昨日、1年付き合った人に
ふられてしまって、とても
一人で部屋にいられず、出てきたと言う。

つい一週間前は、いつもと全然変わらなかったのに、
一昨日、いつもの待ち合わせ場所に行くと、
突然、もう無理になったと言われたのだそうだ。

大好きで、大好きで、
でも、その好きなだけに甘えてしまい、
二人でいる時も、ついつい
いい加減な反応や、
生返事をしてしまったりしていた。

あの時、ああすれば良かった、
こうしておけば良かった、と後悔することばかり。
帰ってから、まったく寝られない一夜を過ごしたらしい。

今回は縁がなかった、と次に進むべく、
ポジティブに考えたほうが良い、なんて
簡単に言ってしまいそうになる。
しかし、昨日の今日だから、何を言っても
たぶんずっと悶々とはしてしまうだろう。

マスターもそんなこと、ありましたか?と
尋ねられて、あった、あったと応える。

それこそ、大恋愛にピリオドを打たれた
3ヶ月ほどは、何も手につかなかったし、
3年間、次の恋愛をしたところで、
いつも比べたりしていたこともある。

再び会った時に、もう一度やり直さないかと言ったら、
「時間が解決するよ」とさらりと言われたりもした。

あれから何十年も経って思うのは、
恋愛というのは、やっぱり両者が
尊敬し合い、許しあってからこそ
成り立つモノで、そのどちらかが
無理であると思えば、終わってしまう。

それは辛く悲しいけれど、それでも
誰かと関わることを欲するなら、
諦めずに求めていくほかないだろう、と。

お客さんが少ない時間に、スタッフのタクと
3人でたっぷり話をし、そのあと
混んできてからは、隣に座った人々と
たくさん話が出来て、「ちょっと気が紛れました」と
ジュン君は来てくれた瞬間とは
違う表情で帰って行った。

今度は少し元気な顔が
見られれば良いな、そう思った。

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posted by みつあき at 17:07| Comment(0) | 恋愛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月13日

J POP 歌詞かメロディか

昨夜は賑やかだった午前を回って
1時過ぎに、20代から60代までの
年代がそれぞれ何人かずつ残っていて、
どんな曲が好きなのか、という話になった。

22歳で初めて来てくれたミチオ君は
僕がまったく知らないアーティストと
その曲をあげていた。
1歳上の23歳のエトウちゃんは
彼のお母さんが聴いていたと言う
SPEEDやMAXが好きだと言っていた。

その曲のサビを聴いたら僕もわかるものの、
逆にもうその頃あたりから
聴くモノと聴かないモノが
はっきりしていたんだとわかった。

40代中盤のカズオは、彼が10代の頃から
現代までのJ POPをしっかりと聴いていて
なんでもよく知っていて、
年上、年下、みんなに対応できる。

そして50代のユウスケと、竹内まりやの
歌詞の素晴らしさを話しだす。

そこで、彼らの話を聞きながら、
僕自身、どんな曲もメロディの良し悪しで
好き嫌いがあり、歌詞の意味をほとんど
わかっていないことに気がついた。

それはそもそも洋楽が好きだったから
自然とそういう脳になっていたのか。
しかし、最も好きなアーティストである
ブルース・スプリングスティーンの歌詞は
日本語訳も含めて、かなりしっかりと
頭に入っていたりする。

以前、サザンの桑田佳祐氏が
「自分は歌詞をあまり考えず、
メロディ優先で曲を作っていた」

確かに、特に彼が作った初期の歌は
語呂合わせ的なことや、韻を踏むこと、
そしてまるで英語の歌詞に聞こえるような
日本語を当てはめたりすることで、
特に歌詞に深い意味はなかった。

ただ、昨日、カズオにきちん歌詞と聴けば、
どれだけ素晴らしい楽曲か、改めて
理解出来たりする、と言われた。

その後、Apple Musicで色々が楽曲を流しながら
歌詞を堪能すると、確かに
少し世界観はグ〜ンと広がる気がした。

って、今さら???

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2023年05月12日

既婚者ゲイに惹かれるワケ

ワタル君、29歳は、子供の頃から
子供に優しくしている先生や、
パパを見ると、何故かドキドキしていたと言う。

そして自分がゲイだと気がついてからは、
結局、既婚者のゲイの
人しか好きになれないのだそうだ。

おおかた、そういう人はストレートっぽい雰囲気が
たまらない、と言う。
それだけではなく、奥さんとセックスをやっている、
そう耳にしただけで、ものすごく興奮するのだと。

そこに嫉妬心とか、自分だけを見て欲しいとか、
そういう気持ちはないのか、と尋ねると
逆に奥さんよりも自分のことが好きだ、
などと言われたら一気に冷めてしまうらしい。

一度、ワタル君に夢中になった既婚者男性が
結果的に奥さんにカミングアウトして、
自分と付き合おうと言われて、
逆に無理だと断ったことがあるようだ。

とは言いつつも、奥さんや家庭は大事にしながら、
男は自分だけにしてほしい、と思うようだ。

「勝手だっていうことはわかっているんですが、
ある意味、そういう習性なので、
なかなか変えられないんですよ。」と。

ホントにゲイも幅広い。

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2023年05月11日

外国人と暮らすのは

昨日はアングロサクソン系外国人と
暮らしているという
40代と20代の日本人二人の友人同士が
来てくれた。

昨日は、二人で色々グチを
聞いてもらっていたとか。

そして両者が納得したのが、
とにかく日常で、会話が成立せずに
疲れてしまうことが多いとのこと。

それは言葉の壁や、文化の違い、というだけではなく、
考え方の相違、ということらしい。

とにかく、ちょっと意見が違っても
その理由をどんどん追求される。
いわゆる日本人的なあいまいで
どうでも良い、と思うことも、
いや、それはそんなことない、と
突き返されると言う。

もちろん、喧嘩腰ではないけれど、
どうしても嫌な気になって、こちらが
不機嫌になると、理解を深めようと
思っているのに、何故だ、と
問い詰められるのだそうだ。

だから、西洋人はいやだ、と
ため息をつく二人だったが、
一人は20年近く、一人は10年も
付き合っているのだ。

それを乗り越えてきて、今さら?と
僕は思うのだけれど、結果的にどう聞いても
半分くらいはノロケにしか
聞こえなかったりもする。

うちの店には結構な数の外国人と
日本人のカップルがいる。

いつも思うのは、日本人同士よりも、
理解できない、と最初から思える分、
割り切っていけるのではないか、
そう感じたりする。

でも、聞いてみるとそんなこともない、と。
結果的には、日本人同士であれ、
そうでなくとも、相性の問題なのだろう。

それを乗り越えていくことは
大変だけれど、そこに安堵感だってあるのだから。

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2023年05月10日

17歳以来の旭川 そして再会

日曜日から2泊で、北海道の旭川に
行ってきた。

比較的安い航空チケットが手に入ったのと、
高校時代の仲が良かった同級生シゲと会う、
というのが大きな理由だった。

旭川は、高校生の頃に、彼の実家に
遊びに行ってから以来だった。

シゲは実家の跡を注いで
鉄工所の社長をやっているのだが、
彼は50歳を過ぎて、再婚した。

その経緯は、以前、ブログに書いた。


結局、他の二人とは会えていないが、
シゲとは上に書いたブログから
コロナを挟んで5年ぶりだった。

そして何よりも、彼の結婚した台湾の美少女とは
僕が17歳以来の再会だった。

どういう理由でか、その修学旅行の時に
台北市にある彼女の自宅に遊びに行ったり、
ボウリングをしたりしたこともあった。
たった3日間だったけれど、それでも17歳。
お互いによく覚えていた。

そして、シゲと彼女が再会し、結婚まで
しているのに驚いたのは僕のみならず、
本人たちも奇跡的と言っていた。


昨日は、初めて行った旭山動物園
(想像以上に素晴らしかった)
その帰りに土砂降りの雨が降り、
午後4時でなんと5度!という
北海道らしい寒さ。

そんな中、新築の3階建ての素敵な家の中で
奥さんは、たくさんの料理を作ってくれた。

台湾人の彼女は
「台湾ではオードリー・タンが
国のデジタル本部長になり、
本当にLGBTへの造詣が深くなった。」
そう言っていたのが、印象的だった。

いずれにしても、あれから
これほどの時間が経って、
こんなふうに会えるとは思わなかった、と
改めて4人で再会を祝した。

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2023年05月08日

家族のかたち

ゴールデンウィークの最終日の昨日は
朝からずっと生憎の雨。

そんな中、元スタッフでストレートの
ハルキが、先日結婚した奥さんと
彼女のご両親を連れて店に
来てくれて良いかと連絡があった。

もちろん、有難いよと返事をして、
彼らの結婚式に呼ばれたお客さんたちにも
声をかけ、待っていたらオープン19時過ぎに
いらっしゃった。


奥さんのご両親は、ほぼ僕と同じくらいの年齢。

お父さんはハルキと、同じ水球選手だったらしく、
大学で兄のように慕っていた先輩の妹さんが
今の奥さんということだ。
そして、結婚30年を迎えると言う。


水にちなんだ名前を二人の息子、娘につけ、
1歳にならないうちに、水泳を教え、
妹であるハルキの奥さんは中学校の時、
そして彼女のお兄さんは高校の時、
なんと共に全国1位(要は日本一)に
なったと言うからすごい。

思えば、結婚記念のフォトセッションに行った
宮古島も季節外れの台風、そして結婚式も雨。
そして昨日も雨。

どれだけ水にちなんだ家族なんだ、と
みんなで笑わせてもらった。


そう言えば、奥さんのお父さんは、
屋形船の船頭をやっており、
毎年のように、浅草方面のゲイバーの面々を
乗せて船を出しているとのこと。
だから、偏見もまったくないと言われている。

それでも色々話せば、その中には誤解や、
え?そうだったんですね、ということも
多くあった。
(その中にはさすがに性的な事柄は
含まれないけれど)

思えば、今までうちの店に、どれくらいの
家族、兄弟、姉妹が来てくれたのだろう。

母子家庭で育ったというハルキは
僕にとっても、元スタッフでもあり、
息子のようなモのだったりする。
そしてその新しい家族と関わることは
大変嬉しかったりもした。

これからも、形を広く変えながら
それぞれが幸せな形をさらに作ることが
出来ればいいなあ、そう思った。


ちなみに本日、8日、月曜日、
僕は小旅行のため、店にはトモが入ります。
よろしくお願いします。

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2023年05月07日

お勧め映画「帰れない山」

コロナ禍、お客さんからイタリアの
「帰れない山」という本を紹介されて読み、
非常に感銘を受けた。

今回それが映画化されて、
非常に素晴らしい一本となっている。

Unknown-1.jpeg

これは、ミラノ(映画ではトリノ)という都会から
山好きな父親と共に、夏休み、モンテローザ山脈に
山登りにやってくるピエトロと、
そこで会った同い年のブルーノという少年との
出会いと、二人の成長を描いた作品。

山に夢を託し、常に一緒に登りたいという父親に、
どんどん不満を持つピエトロだが、
その山で育ち、巣立っていく
ブルーノの生き方に、影響を受けていく。

原作は、山岳小説とも言えるだけに、
山の描写、季節感の表現力が見事だけれど、
これが映像となると、圧倒的に
リアリティが出てくる。


この映画を観て、思い出したことがある。
ずっと大阪という都会で育った僕が
高校時代、地方都市の小さな山村で育った友人宅に
遊びに行った時に、あまりの日常の違いに驚いた。

いや、驚いただけではなく、そのシンプルで
くったくないことで爆笑する彼に、
伸び伸びとしたその生き方に、
強く羨望さえ感じていた。
それが性的なことかは置いておいて。


この映画は、決して同性愛をテーマにした
モノではない。
成人したそれぞれが、女性とも関わっていく。

しかし、そのホモソーシャルだけれど、
お互いを思いやる感覚が、妙に切なく、
心揺さぶられていった。


この原作を読み、そして映画を観ながら、
そうか、自分は性的なことだけではなく、
男たちに友情の延長線上のようなモノを
昔から求めていたのかも知れない、
そんなふうに思った。

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