2023年04月30日

GWのゲイ映画

僕が若い頃、ゲイの映画、というのは
年に一度のLGBT映画祭(現在のレインボーリール)や
数ヶ月に一度劇場で公開される
モノくらいしか観ることが出来なかった。

でも、今は配信でしか観られないモノも
あれば、映画館でも一気にゲイが主人公や
重要人物の映画が続々と公開されていて
びっくりする。

今、上映されているモノでも、
今年のアカデミー賞で話題になった
「エブリシング、エブリウェア・オールアットワンス」
主演男優に輝いた「ザ・ホエール」
中国のゲイの男娼を描いた「マネーボーイズ」
NYのゲイコミュニティで「あの夏のアダム」
また、サスペンス映画の巨匠、シャラマン監督の
「ノック 週末の訪問者」
あと、日本でも大評判の「エゴイスト」
同じく日本から、養子をとった
ゲイ男性のドキュメンタリー「二十歳の息子」など。

これらの作品が一気に観られるとは、たぶん
世界広しと言えどえも、日本だけだと思う。

昨日、来てくれていたNYからの映画好きな
お客さんも、ミニシアター系も含めて
これほど映画の公開が充実している都市は
東京以外にない、そう言っていた。

映画好きには誇らしい言葉である。

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2023年04月29日

橋を渡ること、橋をつなぐこと

この前、宮古島に行って、
日本最長と言われる伊良部大橋という
あまりに素敵な橋を渡ったことを
このブログにも書いた。

橋、と言えば
多くのお客さんたちに
「店名のBridgeは、何故付けたのか」と聞かれ
それは店を決めたある夜に
突然「店名はBridgeだ!と思い立った」と
何度かここにも書いた。


ただ、最近になってよく考えるのが、
この思いつきは、我ながら
良いネーミングだった、と
改めて思うことだ。

Bridgeなんて名前のバーや会社なんて
日本中、いや世界中、どこにもある。

ゲイバーもあれば、うちの近くに
同名のクラブも出来た。

それこそ、思いつきとは言え、
最近、この店名に恥じないような
Bridge「橋」にしていければと思うのだ。


僕自身、若い頃、ずっとゲイだということを隠し、
卑下し、不快な思いをしたり、
また、ゲイに対して、ということだけではなく、
違う考え方を持っている相手を
心の中で攻め続けていたことがあった。


少しずつ少なくなったとは言え、
同性愛者であることを辛く思っていたり、
それに関係なく鬱で落ち込んでいたり
そんな人が、新たな場所が見つかるべく
渡れる橋になれば、と今は思う。

また、まったく違う意見や考え方を
持っている人を閉ざすのではなく、
少しでも互いを尊重出来る、
そういう橋渡しになれれば、
そう願うところだ。

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2023年04月28日

あっという間のゴールデンウィーク

2023年も明けた、まだ寒い寒い
なんて言っていたのが、
あっという間に花粉症も生き過ぎ、
明日からゴールデンウィークが始まる。

本当に子供の頃、若い頃に比べると
時間の流れは格段に早い。

それだけ自分も歳をとっている、
ということだ。

思えば、前の仕事の時に、ゴールデンウィークを
どう過ごしていたか、というのは
それほど覚えていない。

仕事柄、それほどゆったりと休めなかった
ということもあったし、
特にそういう期間に
旅行に行ったりはしなかった。


店を始めてから、ありがたいことに
毎年、初夏と冬になる直前には
長い旅行に出ることが出来た。

ほとんどニューヨークか、ロンドンを
拠点にして、ヨーロッパや南米などに
行っていたけれど、コロナになって
まったく行けなくなったのは、
誰も同じだ。

今年こそは、と思ってはいるものの、
コロナになってから、スタッフが
以前のように入れなくなっていることと、
とにかく円安と物価高の問題もある。

とは言え、残りの人生を考えると
老いる前に、まだまだ観ておきたいこと、
観ておかなければならないモノは
山ほどある。

さあ、頑張ってこのゴールデンウィークを
乗り切らねば。

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2023年04月27日

恐るべし chat GPT

昨日、お客さんたちと先週行われた
TRP(東京レインボープライド)について
会話をしていて、基本的にああいうイベントの
入場者数などはどうやって測るのだろう」
という話になった。

そこで、今、流行りのChat GPTに
「イベントの入場者数は、どのようにしてわかるのか」と
尋ねてみた。

Chat GPTの答は

「イベントの来場人数は、主催者側が独自に行った観客数の推定によって算出されます。主催者は、イベントの主要会場や周辺エリアへの入場者数をカウントしたり、会場内でのアンケート調査やSNSの投稿などを分析することで、来場者数の推定を行っています。

また、イベントに寄っては、政府や地方自治体の関係部署や警察などからも協力を得て、来場者数の推定を行っています。例えば、公共交通機関の利用者数や周辺道路の渋滞状況などから、来場者数の推定を行うこともあります。

ただし、大規模なイベントの場合、正確な来場者数を把握することは非常に困難であり、推定値には誤差が含まれる可能性があります。


とのことだった。

ちなみに「主催者発表が大幅に違うということはあるのか」という少し意地悪な質問をしてみると

 「はい、主催者発表と実際の来場者数には、時に大きな開きが生じることがあります。主催者側は、広報目的やスポンサー獲得などのために、来場者数を過大に表記する場合があります。一方で、外部機関が推定した来場者数は、客観的なデータをもとに算出されるため、主催者発表よりも正確性が高い場合があります。

例えば、東京オリンピック・パラリンピックの開会式では、主催者発表で8万人程度の観客が入場したと発表されましたが、実際にはその半数以下の観客しかいなかったと報道されました。

したがって、来場者数がどのように算出されているかについては、主催者側が発表した数字に過度に依存せず、複数の情報源を総合的に判断することが重要です。」

なるほど。


まあ、今回の質問は真実が何か、ということよりも
Chat GPTがどう答えるんだろう、ということからだった。

そういう意味では、とにかく5秒もしないうちに、
スラスラと答えが出てきて、こりゃ
本当に凄い。
しかし、その答えのすべてを鵜呑みにすることも
出来ない、ということもつくづく思った。

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2023年04月26日

車の事故の思い出

昨日、友人が仕事で職場の車を
擦ってしまったことで
非常に落ち込んでいた。

車の事故は人身であれ、対物であれ
誰もが落ち込んでしまう。

僕も車を持っていた時に、何度か
事故に遭ったことがある。
大きな事故は2つで、
それは両方とも貰い事故。

一度目は、初めてキャッシュで
新車を買った時(おそらく30代半ば)、
買った翌日に、家の駐車場から出て、
まだ10分も走っていない路上で、
昨日初めて運転した、という
若い女のコに真横からぶつけられた。

憧れのスカイラインがグッシャリで、
そのコはただ、泣いて謝るばかり。

ただ、いくら買ったばかりの新車であれ、
まったく新しいモノとは交換も出来ず、
こちらも停車していたワケではないので
いくら保険適用だと言って
100%あちらの責任ともならず。
この時は泣いても泣き切れなかった。


それから何年か経ってからも、
若い女のコからの貰い事故。
このコも最近免許取り立てで、
女のコたち3人でワイワイと運転していて
ぶつけられた。

しかし、これは、僕の軽い気持ちからの過失が
大変なことになった事件だった。

当時、僕は何回かの駐車禁止を繰り返し、
免停状態だった時で、あと数週間で
免停が解かれる、という時だった。

ちょうど、僕がガンの手術後で、
薬を病院に取りに行く時間がなく、
仕方がなく初めて車を運転した際に
この事故が起きてしまったのだ。

いくらあちらの過失でも、
僕は即免許取り消しになってしまった。
そこから勉強をし直して、改めて
免許を取り直したのも、
もう20年以上も前のことだ。

2つとも、相手からぶつけられたとは言え、
最初は新車を買った、という気の緩み
二度目は、免停中に乗った、という
うしろめたさからの事故だったと思う。

二十歳やそこらならわかるけれど、
良い歳をして恥ずかしいと
反省せざるを得なかった。

思えば、車を手放して、5年が過ぎる。
今ではたまにレンタカーを借りて
買い物やドライブをするくらいとなった。

自分だって、もう高齢者ドライバーという
名称がすぐそこまで来ている。
ぐっと気をつけていかなければ。
そんなことを考えた1日だった。

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2023年04月23日

読めない水商売の流れ

昨日、今日と東京レインボープライドで
数々のイベントが繰り広げられている中、
昨夜は久しぶりのトシが店に入り、
「今日は、混むだろうね」と
店の掃除をしながら、話していた。
金曜日、土曜日営業は、うちの店は
20時オープン、一昨日のように
オープンしてすぐに満席になることも
ありながら、昨日は30分経って一人、
また30分経って一人、と
なんと22時を過ぎても4人くらい。
みんな、食事でもしているんだろうか、
それともプライド関連のクラブイベントに
行っているんだろうかと。
そんな話をしていて、入ってきたお客さんは
2丁目は凄い人だかりだと。
まあ、今までもこういうことは
しょっちゅうあって、結果的に帳尻合わせに
なるはずだが、、、とトシと笑う。
ふと、店のバルコニーに出てみると、
先々週出来た歌舞伎町の東急タワーの
上に付いているネオンがレインボーライトに
輝いている。
IMG_1911.jpg
そう。あそこで昨日は5年ぶりに
開かれるイベント"The Ring"が
開催されていたとか。
さあ、そろそろ22時半前か、と時計を見た瞬間に
どどっとお客さんが入って来てくれる。
久しぶりに見る顔、外国からの顔、
そしていつも見ている顔、あっという間に座席は埋まり、
うしろの席も、バルコニーも人でいっぱいになる。
結局、終電を過ぎても、その流れは止まらず
朝まで、多くの人がやんや、やんや。
結局、ヒマだったら、という気持ちも
杞憂に終わり、ちょっと胸を撫で下ろした。
さあ、今日はパレード。
蒸し暑いという感じではないけれど、
爽やかな春風の中、良い笑顔が
たくさん見られますように。
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2023年04月22日

トラウマからの脱出

昨夜来てくれたショウヤ君、40歳は、
子供の頃から、ずっと沖縄地方に住んでいる。
昨日は初の2丁目ということで、とても
興奮はしていたものの、
過去のゲイ体験は結構重いモノで
ある意味、ほとんどトラウマだったと話す。

彼は若い頃、数回、かなり苦い経験を
していて、そこからなかなか立ち直れなかったようだ。

一度目は、高校時代の後輩。
彼には彼女もいたけれど、
遊び半分でいちゃいちゃしていたら、
お尻を掘らせてほしい、と言われた。
ショウヤ君にとって、初体験だったが、
頑張って受け入れたら、これが
とても気持ちが良い。

その後輩も、女のコとやるよりも
相性が良い!ということで
結果的に(実家だった)相手の家に
住んではセックスをする、
という関係になった。

しかし、その後、仕事をするようになって
相手はどんどん経済的なことを
求めるようになり、
結局ショウヤ君は、カード地獄に。
10代で、50万単位の借金を抱えることになり、
さすがに彼と関わることは諦めたらしい。


その後、ネット掲示板で知り合ったのが
北海道に住むイケメンで3歳ほど年上の彼。

写真を送り合って、思い余って、
ショウヤ君は北海道まで行った。

相手もショウヤ君をかなり気に入り、
そこで初回から「付き合おう」と
約束をしたらしい。
こんなイケメンが!とショウヤ君自身、
かなり盛り上がったことは確かだそうだ。

それから携帯で話したりはしたものの、
結局、交通費を払って行くのは
ショウヤ君のほう。

それも、初回は車を出し、
ありとあらゆるところに
連れて行ってくれた相手も、2回目、
3回目となると、なんだか雰囲気が違う。

そして4回目、会う約束をして
ショウヤ君が、北海道に向かう前に、
彼の母親と名乗る人からメールが入る。

彼女いわく「彼は病気で急死した。
一番やりとりをしていたのが貴方だったので
一応ご連絡します」との内容だったと言う。

あまりの突然の出来事だったし、
まだ二十歳そこそこだったショウヤ君は
毎日、涙が止まらなかったのだそうだ。

しかし、彼がどういう亡くなり方をし、
どこでどういうお墓に入っているか、
お母さんに聞くのもどうかと思い、
彼から聞いた名前をネット検索した。

ところが、ショウヤ君が聞いていた名前は
偽名で、彼はそれこそ色々な問題を
起こしている人だと判明。

もちろん亡くなっていることも嘘で、
そこそこ有名なGoGoもやっていた、
ということだったらしい。

さすがに、ショウヤ君は、それから
人を信じられなくなった時期もあったと言う。

ただ、初の2丁目で元気をもらい、
色々な経験を踏まえて、乗り越えていこう
昨日はそう決心したと言ってくれた。

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2023年04月21日

半年に一度だけの関係

50代の既婚者ゲイのサトウさんは、
ずっと昔から男性にしか興味はなかった。
でも、時代の流れなのか、たまたま
近くに気が合う女性がいたからなのか、
20代の頃に結婚をし、子供も3人出来た。

いつも気持ちの中で、世の中の男たちを見て
かっこいいと目で追いながらも、
40を過ぎるまで、まったくゲイ的なことに
まったく接点を持たないようにしていた。


ところが、ある火、通勤電車の中で
同世代の人から触られることがあり、
その彼と生まれて初めての経験となった。

それから、少しだけ気持ちに火が付き、
ネットで男同士のビデオを観たり、
新宿2丁目のことを調べたりは
するようになったのだそうだ。

そんな流れでうちの店にも辿り着いた。

しかし、驚くことに、
その電車で会った彼とは
その後も、半年に一度だけ、
決められた日に会い続けているのだと言う。

名前も連絡先も仕事の内容も、もちろん
住んでいる場所さえ知らずに、
10年近くが経過しているのだそうだ。

決めているのは、どこかのバーや、
喫茶店ではなく、とある街角なのだそうだ。
バーや喫茶店だと、クローズしてしまう
可能性だってある。

もちろん、そんな中で、
相手が来なかったこともあった。
そうして、半年後、また同じ場所に行くと
「実はあの時、これこれこうで、
どうしても行けなかった」とか
「遅れてしまった」とかいう話もするのだそうだ。

お互いに、世間からも、家族からも
まったく知られないほぼ関係性のない関係。
今時、こういう関係が成り立つことに
驚くけれど、少なからずそういう人たちも
存在はしているんだろう。

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2023年04月20日

宮古島紀行 その2

昨日のブログでは、
タダシ宅の家族とも言える
ペットたちの話を書いたけれど、
ペンションの部屋にいたりすると、
あちこちで鳥のさえずりはよく聞こえた。

そんな中、猫のような、赤ん坊のような
ミューとか、ミャーとかという鳴き声を
耳にすることもあった。

「あの鳴き声って、なんだと思う?」
タダシに聞かれて、僕は野良猫?と
聞き返したりした。

都会ではほとんど見かけることも少なくなった
野良犬や野良猫が、宮古島で
目にすることも多かったからだ。

「いや」とタダシは言う。
なんと、孔雀!なのだそうだ。

滅多に昼間、見ることはないらしいけれど、
どこからか渡ってきた夜行性の孔雀が
あちらこちらで、猫のような声を出して
鳴いているのだそうだ。

んで、用心して見かけると
さとうきび畑や、草むらの影で
動いている孔雀が、確かに
鳴いているのだそうだ。

こんな話を聞くと、さすがに
未知の場所に来たんだ、
そう思わずにはいられなかった。


さて、宿泊先から、最も近いとされる海まで
車で約15分、
遠くても30分くらいもあれば
十分向かうことが出来る。

今回いくつかのビーチで、僕は
カヤック、SUP、そしてシュノーケルで
海亀を見ることが出来た。

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カヤックもSUPも初体験であり、
シュノーケルも、もう何十年も前に
フィジーだかに行った時以来だった。

今さら、この年齢で言うのもなんだけど、
若い時には、マリンスポーツに憧れたりしたけれど、
結果的に、さほど集中して
やる、ということもなかったなあと。

久しぶりの日焼けは大変なことに
なってしまったけれど、
天気も良く、久しぶりに子供に
戻ったように楽しむことが出来た。


そして夜は、彼らが予約してくれた
居酒屋やイタリアンで、美味しくいただいた。

宮古島でそれなりに有名な店は
到着してからでは、なかなか
予約出来ないというので、有り難かった。


そして一昨日の最終日、
彼らと共に行った
沖縄のPOPシンガーが出演するライブ居酒屋。
満席で、それぞれが共に歌う。
ここまでかと思うほどの盛り上がりが
あまりに楽しく、
ラスト、「オジー自慢のオリオンビール」を
聴いた時には、不覚にも、胸がいっぱいに
なった自分に改めて驚いた。

また、今回お邪魔した島内唯一の
ゲイバー、ハイブスカスさんも
楽しく、2日通ってしまった。

10年間やっていたゲイバーがなくなって
寂しいと言われている中、6年前に
オープンをしたというお店。

ここも石垣島同様、島に住むゲイの人たちが
一般のストレートの人たちと遭遇しないよう、
住所も公表されていなかった。

ただ、店内で出会った島内の人たち、
そして東京からやってきた、という人たちとも
都内ではほとんど行かないカラオケで
大盛り上がりをした。

4日間、とても充実し、
楽しい旅行となった。

日、火といつものように店を守ってくれた
タクヤ、そして月曜日入ってくれたトモ、
ありがとう。

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2023年04月19日

宮古島紀行 その1

先日、書いたように、宮古島に3泊で
行ってきた。

ここにも何度か書いているように、
今年の2月に独特な宿泊施設を
オープンした旧友のタダシカップルを
訪問する、というのが今回の目的だった。

うちのお客さんも含めて、ゲイの人たちは
本当に沖縄地方が好きで、沖縄を
旅してきた、という話を1年中、耳にする。

僕自身、沖縄本島はもう20年以上も行っていないし、
一昨年のコロナ禍、与那国島と石垣島に
初めて行き、それに続いて、今回、初の宮古島、
ということになった。


今回、離着陸をした下地島空港は
4年前に就航したところらしく、
小さいながらも、お洒落で、
なかなか素敵な空港だった。

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海外でも多くの小さな島の空港に
降り立ったこともあるけれど、
ここまで植物や水に囲まれた
スタイリッシュな空港は
ほぼ経験はなかった。

空港でレンタカーを借りたものの、
当日、4年ぶりの宮古島
トライアスロンということだった。
そんなワケで、裏道を先導するよ、と
タダシが下地島空港まで
迎えに来てくれていた。

下地島空港から宮古島までは
伊良部大橋という日本最長という
海に囲まれた橋を車で渡る。

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真っ青に透き通った海の上を
ゆるやかな湾曲で上下する橋が
まっすぐに伸びている。
これを車から観た瞬間に、ああ、
宮古島に来たのだなあ、と思った。


タダシたちの宿泊施設は
VILLA AZZULLAという
紺碧と白で塗られた壁や門戸が
印象的な素敵な部屋だった。

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部屋は二室だけれど、入り口すぐにある
あまりにも広いバスルームは快適だ。
足元は大理石で出来ていて、
足を十分伸ばせる広いお風呂に
シャワーヘッドを自由に動かせる
シャワーと、天井から大きく注がれる
もうひとつのシャワーも心地が良い。

海から車で帰ってきて、すぐに
バスルームに飛び込める、
という配慮が素敵だ。

そこから数段階段を上がると、
かなり広い部屋がある。
ゆったりとしたソファに、
ダブルベッドがふたつ。

大きめの冷蔵庫や、
自分が沸かすことが出来る
洒落たコーヒーポットもあれば、
お皿や食器、グラスまで
スタイリッシュだ。

嘲笑は和洋と選ぶことが出来て
部屋から向かい側の彼らの母屋で
ただくことが出来る。
もちろん、部屋食でも可能だとのことだ。

母屋に行くと、彼らカップルが
愛してやまない海という名前の犬と
太陽という名前の猫が迎えてくれた。

人間好きで、大はしゃぎする海と、
人見知りしながらも、慣れてくると
まとわりつく太陽に、癒される。

こういう中で、生活を始める、そう決めた
二人の強い意思と、まるで自分たちの
子供のようなペットたちとの日常。

それは、ゲイにとって、理想的、とも
言えるライフスタイルなのかも
知れない、二人を見ながら、
そんなふうに思った。

VILLA AZZURRA ホームページ

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2023年04月15日

ピーコさんのことと、お知らせ

一昨日だったか、ニュースで
おすぎとピーコで有名なファッション評論家の
ピーコさんが、突然行方不明になっている
と知った。

何十年も前に、ピーコさんの青山のマンションに
友人たちと迎えてもらって、一緒に
ビデオで古いミュージカルを
観させてもらったことがあった。

おすぎさんも、先日亡くなったタカシさんの店で、
映画話で盛り上がったことがあった。

ピーコさん、元気で見つかることを祈っています。


さてさて、ここからは、個人的なお知らせ。

実は去年の11月、宮古島にペンションを作った
タダシたちカップルのお祝いと、
元スタッフのハルキのウェディング・フォトの
付き添いもあって、初めて島に
行こうと目論んでいた。

ただ、直前になって、季節外れの台風が。
キャンセルをしたら、航空運賃、往復7万も取られ
ついてないなあとがっくり。


そんなこんなで、明日から水曜日まで
宮古島へ行くことに。

この3年、外国にはまったく、国内にはそこそこ
旅行したものの、今年は出来る限り、
ちょっと色々なところに足を向けようと。

明日、火曜日はいつも通り、タクヤにお願いし、
月曜日はトモがスタンバイしてくれます。
よろしくお願いします。

あ、明日から火曜日まで、ブログはおやすみいただきます。

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2023年04月14日

ある芸能スキャンダルを見て

ここ数日、大手芸能事務所のスキャンダルを
元アイドルが改めて告発したという話題が
ネット上を騒がせている。

一度、裁判でもその被告は認めたらしいけれど、
元アイドルに寄ると、その事務所に所属した
ほとんどの売れっ子が、そんな行為を
受けていたと言う。

しかし、その被告はすでに亡くなっているワケで、
今後この件が、芸能界にどう生かされるか、
というのがクローズアップされるところだ。

大きな問題は、故人がゲイであったことではなく、
判決後も。未成年に次々と手を出したことだ。

別に限らず、未成年愛好者はかなり数多くいる。
うちの店でも随分前に、幼少期の男の子しか
興味が出ず、辛い思いをしている、と
告白してくれた人もいた。
また、幼少期に近所のお爺さんにいつも触られ、
本当に嫌だった、というお客さんもいた。

そういう精神的に苦しんだ人も多い中で、
アイドルとして売れることを条件に
(と表立っては言わず)、何百人と
子供たちの身体をもてあそんだ罪は深い。

それをわかっていながら、アイドルたちが
番組から離れることを恐れ、
忖度するテレビ局の実態。
それこそが、この国のエンターテインメントを、
どんどんつまらないものに
してしまっている要因だと思う。

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2023年04月13日

ベルギーからのカップル

今日のブログを書く前に、昨日書いたブログは
店に来てくれて僕に話をしてくれたお客さんから
海外の話でも、彼の友人のことなので、
あまり公言しないでくれ、と頼まれていたようだったので
削除させてもらうことにした。

特に非難中傷、ネガティブな話でもなかったので
書いてしまったけれど、とは言え、ものすごく
ポジティブなことでもなかったので、注意しなければいけない。

ちょっと不安な思いをさせてしまったお客さんには
この場を借りて謝罪します。ごめんなさい。


昨日はベルギーから10年付き合っていると言う
29歳と35歳で同性婚をしている
カップルが来てくれた。

ベルギーと言えば、チョコレートや
「フランダースの犬」くらしかイメージ出来ない。

特にヨーロッパの中でも、フランスやドイツ、
オランダなどに囲まれていて、
ルクセンブルクと共に、
行ったことがある、とあまり聞くこともなく、
比較的地味なイメージだ。

彼らに寄ると、ベルギーはオランダに次いで、
世界で2番目、2003年に同性婚が決められた
国なのだそうだ。
二人はそれを誇らしいと思っているらしい。

日本では、同性婚はなくても良い、と言う
ゲイ当事者の話はよく耳にする。
彼らが言うには、ベルギーの当事者は
賛成派がかなり多いらしい。
なんと、年間の結婚者数の40組に
ひと組は同性愛者なのだそうだ。

これは、他のヨーロッパの国々のように、
同性愛に厳しかったキリスト教に対する
反発もあるのかも知れない。

彼らはひと月、日本に滞在して、
地方都市も含め、各地を回り、
この国が大好きになった、と
オープンからクローズまでいてくれて、
とても有り難かった。

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2023年04月10日

スポーツ少年への憧れ

WBCを観てから、メジャーリーグや、
日本のプロ野球中継をちらちらと
観るようになった。
さすがに仕事中も多いので、
ほぼ録画だけれど。

ニュース番組などで、野球に憧れる子どもたちが
「将来、大谷みたいになりたいです」と
応えているのを観ると、そりゃそうだよな、
そう思ったりする。

僕の子どもの頃は、王、長嶋(古っ!)が
人気の頂点で、漫画からアニメ化された
「巨人の星」も高視聴率、
僕の周りの男の子たちは、
やっぱり野球選手に、と
草野球をやりに走っていた。

それを横目に見ながら、僕は家の中で
本を読んだり、漫画を描いたりして
過ごしていた。

もちろん、僕の心の中で、そういう
スポーツ少年に憧れてはいたものの、
自分がそうなりたい、と思っていたのか、
キラキラした周りの少年たちの姿に
ドキドキしていたのかわからない。

中学から高校に上がって、
大阪から島根というところにポツリと行き、
そこから自分を立て直そうと
剣道部に入ったり、毎日5キロ走ったり、
冬は雪の中、サッカーボールを
追いかけたりもした。

当時の日記を読むと
「汗をかくごとに、自分が成長しているのが
よくわかる」などと書いていた。
ふーむ。

ただ、それはある意味、少し苦痛の中で
いやいや、男たるモノ、こういう男子で
なければいけない、自分に
そう言い聞かせていたのかも知れない。

成人してまもなく痩せっぽちの自分が
嫌で、筋トレを始めた。
ゲイのせいなのか(いや、そうだろう)
それにはハマることが出来た。

それから何十年。
途中、体調壊し、休んだ1年もあったけれど、
今、楽しく続けられているのは
良かった、そう思う。

ただ、それでも若くして、
何かに打ち込もとうとしている
スポーツ少年はいいな、
そう思う心は、今は決して
エロチックのことではない、
そう確信している笑。

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2023年04月09日

シューズフェチのお話

このブログで、何度か足フェチの
人の話を書いた。

しかし、昨日来てくれたトモキ君 34歳は
究極の足フェチならぬ、シューズフェチらしく、
家に60足くらいのシューズがあるようだ。

その中で、ビジネス用のような革靴は
2足くらい。
彼はまったくラフな格好で仕事をしているので、
革靴は冠婚葬祭や、ちょっとお高い店に
食事に行ったりするような時だけ。

あとはありとあらゆるタイプの
スポーツシューズが主たるモノだが、
それ以外、いわゆる皮のワークブーツ、
漁業で履いている靴、もちろん長靴、
軍足、地下足袋などなど。
サンダルも何足か。

いくつか写真を見させてもらったけれど、
おおっ!かっこいい!と僕自身も
欲しいような靴も山ほどあった。


基本的には、それほど靴が好き、
ということなのだけれど、
性的ファンタジーももちろんあるらしい。

元々は、普通の足フェチから始まったようだけれど、
やっぱり履いている靴の形、
臭いなどを嗅ぐのが好きらしい。

だから、多くは自分が履き潰しているのだけれど、
サイズ違いもいくつかあって、それは
自分が好きな人に履いてもらったりするそうだ。

人生、いろいろだ。

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2023年04月08日

セフレから親友に

昨夜は、もう40年来の友人の
トモジが来てくれた。
彼はオープンの頃、少し来てくれたが、
その後、すごく間を開けて、
一昨年の年末、共通の友人と共に、
そしてそれからたまにふらりと
覗いてくれる。

彼と僕が知り合ったのは、
とあるハッテンサウナ。
僕はそこに、25歳くらいから
3年ほど、その後、付き合う
相手が出来るまで、かなり通った。

それこそ、2丁目には飲みに数回
来たものの、やはり有り余る性欲に
負けて、と言うか、それこそ
相手を探すためにサウナを選んだ。

2丁目で良いな、と思う人に
声をかける、その勇気は当時の僕にはなかった。
そこで拒絶されるということは、
人格まで否定するような気がしたものだ。

それを思うと、サウナは楽だった。
ちょっと手を触ったりして、
無理だと断られても、外見が
ダメなんだよね、はい、わかりました、
とまったく傷つくこともなかった。

それこそ、そのサウナでは何人かの
セフレ、と言うか、会えば個室に入る、
という知り合いが出来た。

僕よりも3歳年下のトモジは、
その一人だった。
彼とその場所で何度も会ってから、
バッタリ街で再開し、食事をして
仲良くなった。

彼は会うたびに、何かと僕に
突っかかってきた。
そのたびに口論になり、
お互い付き合う、という関係に
なる事もなかった。、

もう一人のユウスケも、たまに
店に来てくれる。

あと一人いるけれど、彼とは
2丁目で店をやっていることを知り、
驚いたことも懐かしい。

今はそれぞれが長いパートナーがいる。
そして、会うと健康を気遣ったり、
最近あった出来事などを話したりする。

ハッテン場で知り合った、なんて
不埒な関係とも思われるけれど、
そういう時間も今となっては
深い意味があったんだなあ、そう思う。

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2023年04月07日

自動車免許センターで

ケンゾウ君、26歳は、つい最近、
自動車免許を取って、びっくりしたことが
あったのだと言う。

まあ、その話の前に、僕たちが免許を取った時には、
本当に腹がたつほど、嫌味でグチグチと
文句を言ったり、怒鳴ったりする教官が山ほどいた。

もちろん、今はそういう人はまったくいないらしく、
ケンゾウ君が何度か教えてくれた教官は
実直でイケメンですごくスマートな
教え方をしてくれたのだそうだ。


で、最終日。
ケンゾウ君はその教官に当たって、
彼が「これくらい、うまくなったら
彼女とでもすぐにドライブデート出来ますね」
と言ってくれた。

で、ケンゾウ君はなんと「あ、彼氏とです」と
即答。いつものカミングアウト癖が
こんなところでも出た、と咄嗟に反省はしたらしい。

しかし、教官は、え、とちょっと驚き、くすりと笑いながら
なんと「そかそか。僕も彼氏持ちなんだよ」と言ったらしい。

そういうカミングアウトには慣れている
ケンゾウ君も、さすがにびっくり。
「うわあ、いつかダブルデートしましょう!」
とそのノリで言ったらしい。

「そうですね。機会があればね」
とそれ以上、その教官はその件には触れず、
あとは事務的な話だった。

もちろん、自分や教える側のプライバシーに
触れることなど、御法度だから当然だろう。
それに、合わせてくれただけで
本当はストレートかも知れない。

ケンゾウ君も、その教官の名前はわかるものの、
連絡先をネットで調べてみようかなんて
一瞬思ったようだ。
しかし、それこそ自分にパートナーもいるし、
縁があれば、2丁目などでバッタリということも
あるかも知れない。


それにしても、そんなこともあるんだなあ。
その教官が本当にそうか、どうかはともかく
そういうケンゾウ君に応えてくれたのが凄い。
何だか世の中、ホントに変わっているのだと思った。

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2023年04月06日

中高年再就職

昨夜来てくれたジョウさんは、
僕よりも少し上だ。
彼は前職を退職し、還暦も超えているので
見つけた次の仕事が、警備の仕事だった。

ただ、そこは拘束時間が24時間。
途中、8時間の睡眠時間があり、
1時間の休み時間が3回あると言う。

働ければ週3、4回、
それはある程度自由に組めるらしい。

ひと月ほど、勤めていてから、
さすがにこのサイクルは無理だと思ったと言う。

寝つきは良いはずなのに、枕が低くて
よく眠れない。

かつ途中1時間の休暇だと、
ほとんど自分のことが出来ない。

そして帰って寝たところで
ほとんど翌日は潰れてしまう。

要は24時間拘束というのが、
想像以上に自分の年齢だと無理だ
ということに気がついた。

結局、数ヶ月でその警備の仕事は辞め、
友人から勧められたレストランで
働くことに。

このようなホールスタッフはお手のもの。
ただ、かなり多くの著名人が来るのが
なかなか対応は大変らしい。

いずれにしても、60過ぎて、新しい
職場に就くのは、大変なんだなあ。
人ごとのように言っているけれど、
僕だって先々どうなるかわからない、
そう思った。

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2023年04月05日

LGBTQ映画のベストテン

多くの映画が公開されているけれど、
僕が映画を選ぶ時に、自分が好きな
監督が作ったモノを優先して選んでいる。

その次、というか、その他で選ぶ場合、
Rotten Tomatoesというサイトで
高得点のモノは観ようとしている。
そこは映画批評家と、一般視聴者が
点数を付けたパーセンテージが表示される。

Internet Movie Data Base(略してIMDB)も
見てみるけれど、ここは配給会社やその知人らが
ポイントを上げたり、下げたり(同じ時期に
公開されるモノに対してなど)するので、
100%は信用していなかったりする。

さてさて、そんなRotten Tomatoesの中で、
LGBTQの映画のベスト200が発表されていた。

https://editorial.rottentomatoes.com/guide/best-lgbt-movies-of-all-time/4

一応、ベスト20まで、邦題で並べてみると
(未公開は英語タイトル)

1位 ムーンライト
2位 君の名前で僕を呼んで
3位 燃ゆる女の肖像
4位 ブックスマート 卒業前後のパーティーデビュー
5位 ペイン・アンド・グローリー
6位 エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
7位 パワー・オブ・ザ・ドッグ
8位 お嬢さん
9位 バトル・オブ・ザ・セクシーズ
10位 パラレル・マザーズ
11位 FLEE フリー
12位 ナチュラルウーマン
13位 制服の処女(1931)
14位 キャロル
15位 BPM
16位 Love,サイモン 17歳の告白
17位 チェチェンへようこそ ーゲイの粛清ー
18位 ゴッズ・オウン・カントリー
19位 Shiva Baby(2020)
20位 ムーチョ・ムーチョ・アモール:カリスマ占星術師ウォルター・メルカド

まったく知らない映画もあれば(特に日本では
未公開のモノ)、へえ、これが何故こんな上位に?
と思うモノもある。

特に僕が大好きでかなり影響も受けた
「トーチソング・トリロジー」や
中学校時代初めて観てまったくわからなかった
「真夜中のパーティ」(リメイクは入っている!)
そして自分がゲイだと自覚した頃観た
「メイキング・ラブ」など、200位にも
入っていない。

有名どころでは「ミルク」は25位、
「オール・アバウト・マイ・マザー」は39位、
「人生は小説より奇なり」は46位
「クライング・ゲーム」は49位
「パレードへようこそ」は55位
「ブロークバック・マウンテン」は60位
「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」は70位
「プリシラ」は80位
なんと「ブエノス・アイレス」は150位だ。

それにしても、100位の中で観ていないモノは33本。
う〜む、まだまだだなあと思ったりもする。

いずれにしても、観ていないモノは
配信などで追いかけて観ていこうと思う。

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posted by みつあき at 18:02| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月03日

お花見イベント、そして坂本龍一さんの死去

昨夜は、Bridge花見デーの最終日、
ケツワレ&六尺デーだった。

天気も良く、店の昨夜は何とか持ち、
多くのお客さんに来ていただき、
楽しんでもらったようで良かった。

昨日のブログでケツワレについて
色々書いたけれど、六尺よりも
簡単に履けるからなのか、こういう機会が
あまりないからか、六尺、ケツワレ
半々という感じに意外と驚いた。

また、お客さんもガッツリ鍛えている
マッチョな人や、いわゆるガチムチ体系、
そしてスリムな人まで幅広く、
あまり偏っていない、というのが
うちの店らしいなとも思った。

桜はもう少し置いておこうかとも
考えたけれど、スタッフがいる時に、と決心。
イベント終了後、木の折って、
ゴミ袋いくつもに入れ、舞い散る花びらの掃除、
と例年のことながら
(と言っても3年ぶり)結構な労力。


そんな中、知ったのが、
坂本龍一さんが亡くなったことだった。
先月の28日に亡くなり、彼の意思で、
すぐに伝えないこと、
決して大袈裟なお別れ会も
しないでほしい、ということだったと聞いた。
とても坂本さんらしい、そう思った。

帰ってからネットで、
そして今朝、彼の業績を
テレビで観ていると、YMO始め、
「戦場のメリー・クリスマス」に出演、
そしてその楽曲をやり、
それがきっかけで映画界に進出し、
「ラスト・エンペラー」で、
オスカーを取ったこと、などが報じられた。

しかし、彼の功績の中で、最も胸を打たれたのは
数々の社会活動のことだった。

坂本さんは、東日本大震災の地域を目にし、
強く反原発を唱え、その後、安保法案にも抗議し、
そして最後には、明治外苑前の再開発による
樹木伐採に強く反対した。

亡くなる直前に、小池知事らに
「経済的利益のために、先人たちが
100年守り続けた貴重な神宮の樹々を
魏勢にしないでほしい」という手紙を送った。
それに対し、知事は「次の100年を見据えた
取り組みをしている」と再開発の姿勢は
崩さないようだったけれど。

いずれにしても、彼のその活動は芸能界でも
異例のことだったようだ。

日本の多くのアーティストは、事務所などや
スポンサーの軋轢から
ほとんどモノを言えないと聞く。

そんな中で、坂本さんはまったくそういうことを
意にせず、自分の思うことを強く訴え続けた。

そのような勇気ある発言や、行動に
このような年齢になった僕自身、
強く考えさせられた。

エロイベントがもちろん悪いワケではなく、
これからもそれはそれで考えていこうと思う。
ただ、坂本さんの強い気持ちを
僕もどこかできちんと引き継いで
いかなければならない、
そんなふうに思った。


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