2023年03月01日

日本のゲイ 今昔物語

先日、来てくれた自分でも
「すごく生意気と言われる」と
言っている21歳のツグム君。

彼は、50代以上の年齢の人が好きだと話すが、
そういう人の家に行って、
30年以上前のゲイ雑誌を見ると
ものすごく驚くのだそうだ。
それは、彼が生まれる10年以上前のモノだから
そりゃそうだ。

ツグム君にとって、初めての雑誌を眺めていると、
当時のゲイの人の好みというのが、
髪が短くて、色黒で、身体が筋肉質で
色黒で、褌や競パンが
似合うというタイプなのだと気が付いたと。

確かに僕の若い頃を思い出しても
確かにそうだった。

髪が短いと言っても、
裾をバリカンで刈り上げて、
前髪が少しだけ残るほどの度短髪
もしくはアイビーカットと言われる
もう少しだけ長めのタイプ。

3月後半から10月後半くらいまで
バーに来る半数以上の人が真っ黒で、
多くは日焼けサロンにまで行って灼いていた。
冬でも、どこに行ったのかと思うほど黒かったなあ。

筋肉質と言っても、みんながみんな、ジムに
通っている時代ではなく、
今でいうガチムチよりも、
もっと締まった筋肉質を目指して
自宅で腕立て伏せや腹筋をしている人も多かった。

褌や競パンも含めて、身体にものすごく
フィットしたモノを好む傾向にあったような気がする。


ツグム君は高校時代から、同世代の
ゲイの友人たちとネットを通じて知り合い、
ここ数年は、2丁目にみんなで
行くようになったようだ。

しかし、ツグム君いわく、今の彼の周りで、
いわゆる昔のステレオタイプ、と
言われるような人は少ない。

ツグム君世代にとって、
髪が変に短過ぎるのや、
身体にフィットしたモノを
履いたり、着たりするのはドン引き、
肌を灼いているなんてあり得ないし、
まったく魅力を感じないと言う。

もちろん、身体を鍛えている人は
多いけれど、ガチムチか、もしくは
フィジークなど大会を目指している人が多く、
結構真剣に気にしているか、
もっと顔のほうに目がいっているか。

そうそう。眉毛を揃えたり、書いたり、
というのは今の流れらしく、
それは逆に当時はまったくなかった。


「そういう世代が好きなら、
当時と変わらない髪型、ファッション、
というようなタイプが
今でも結構いるんじゃない?」と僕が尋ねると、
「そういうタイプは、いりません」ときっぱり。

なるほど。こういう辛口対応の
若いコを「可愛いなあ」と思う中高年も
たくさんいるんだろうなあ。

時代は変わっているから、
それはストレートの世界でも当然。
今さら驚くことはないとは思ったけれどね。

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posted by みつあき at 18:33| Comment(0) | 趣味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする