2023年02月03日

70前後 男の魅力

うちの店に来てくれる22歳のショウヘイは、
出来れば、65以上の高齢者が好きだと言う。
今、付き合っている人も、70超え。

ショウヘイの最も好きな人は
故三国連太郎だというから
へえ、いわゆる年配者好きな老け専という
若い人たちの理想って、色々なのだなあ
そう思う。

そう思いながら、自分だって、近い将来
そこに行き着くワケだ。
これくらい年齢を伴っていくと、
もちろん中身がいかに素晴らしいか、
ということで価値は決まる。

とは言え、ゲイ的にはどういう
外見でいたいのか。
お客さんに尋ねると、
色々な答えが返ってくる。

水谷豊、舘ひろし、藤竜也、柴田恭兵、
岩城滉一、小林薫、なるほど。

僕、個人としては、今の三浦友和は70代では
最高峰かなあ。
この人、百恵と共演していた
若い頃の甘いマスクの時代は
確かに美しかったけれど、歳をとって
渋さと落ち着きが加わって、
なんとも言えない良い味を出している。

今回「ケイコ 目を澄ませて」という映画で
助演賞などを取っているけれど、
僕的には、どの役を演じても、三浦友和だなあと。
ただ、40年近く前に出た「台風クラブ」での
問題ある中学教師は抜きんでいた。

ああいう70代を目指さなければ、、、遠い目(笑)

posted by みつあき at 16:45| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月02日

少年期の性の受け止め

昨日初めて来てくれたトーマス君は、
アジア人のお母さんと、
白人のお父さんの間に生まれた40歳。

生まれたばかりの時にお母さんに
連れられて日本に住んでいるから
ほぼ話していると日本人と変わらない。

あ母さんは、日本に来てから
日本人男性と再婚。
お母さんが外国人だったからか、
それとも新しいお父さんも奔放なのか、
トーマス君が子供の頃から
家の中で両親は全裸だったと言う。

また、共働きの両親のいない時に、
家にある両親の持つアダルトビデオを
小学生くらいの時からトーマス君は、
一人で観ていたらしい。

それを知っても、トーマス君のお母さんは
怒るどころか、きちんとした性教育を
細かく伝えてくれたりしたと言う。


僕の子供の頃は、テレビでHな映像が
流れると、チャンネルを変えられたり
という話を周りからもよく聞いた。
僕の家も、マリリン・モンローや、
ソフィア・ローレンんなど
セックスシンボル的女優の映画は、御法度だった。
個人的にはエロい男優が出ているのを
観るほうが断然楽しかったけれど。


それで思い出したが、つい先日、
中学校の時以来、「007 ドクター・ノオ」を観た。
パツパツの水色のポロシャツに
ふくらはぎ丸見えの青いパンツ姿の
ショーン・コネリー。
彼が、そのまま全身濡れたり、
脱いだり着たりするシーンが続くのだけれど、
映画館でどれだけドキドキしたか(笑)

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閑話休題。
確かに、まだ物事の良し悪しがわからない頃から
性的なモノをオープンにすることの判断は
なかなか難しいモノがある。

ただ、トーマス君のお母さんが、
性的なことに厳しくなかったことは、
その後、彼が同性愛者であることをカミングアウト
した際も、十分受け入れてくれたことに
繋がっているのかもしれない。

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posted by みつあき at 12:57| Comment(0) | エロティック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月01日

映画「イニシェリン島の精霊」について

先週から始まった「イニシェリン島の精霊」。

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アカデミー賞前哨戦のゴールデングローブ賞の
ミュージカル・コメディ作品賞にノミネート
されていたのは不思議に思う。

個人的にはスピルバーグの「フェイブルマンズ」と
逆じゃないかと。

まあ、そのあたりは置いておいて、
この映画はすべての人に勧められるモノではい、
そう言っておかなければならない。

これはコメディはおろか、ホラーにも近い
残虐的な部分も多々あったりもするところも。


映画は、1920年代のアイルランド紛争の時代。
その紛争とはかけ離れたアイルランドの孤島、
当時のイニシェリン島が舞台だ。

この小さな島で、妹と暮らす中年男パードリック
(少年っぽい表情だったコリン・ファレルが
いまだにそういう顔を見せて演じるミドルエイジが
素晴らしい)が、仲が良い友人、コラムを
尋ねていくところから始まる。

しかし、このコラムはパードリックを無視し、
家の中にも入れることはない。

その後、いつも行く酒場の店主に尋ねても、
またそこで再会するコラムに語りかけても、
無視を繰り返される。

そしてそのうちに、これ以上、
近づけば、お前の指を一本ずつ折る、と
詰め寄られる。


この映画は「拒絶の痛み」を描きながら、
人と人のわかりあえなさ、
そしてそこから生まれる憎悪、怒りを
これでもか、と描き出す。
それはアイルランド紛争と重なるという人もいる。

あまりにも美しいこの島の風景が、
その「怒り」に寄って、血生臭く、崩れゆく。


自分自身の人生を考えても、
友人、お客さんんとの関係上で、
決してないとは言い切れないだけに切ない。

誰もが経験しうる関係性の問題を
考えずにはいられない、不思議な一本だと思う。

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