2023年01月05日

幸福だったクリスマスが

昨日、来てくれたトモノリ君、33歳は
昨年末のちょっとした事件を話してくれた。

去年出会った彼氏と初めての
クリスマスイヴ。
ネットで知ったイルミネーションが
素敵なデートスポットに二人で
行ってみようか、と繰り出した。

コロナの人数制限もなく、
かなりの人出で、多くの恋人たちや
家族でごった返していた。

しかし、たくさんの植物の中で光り輝く
ライティングに大はしゃぎをして、
スマホ片手に多くのアートをバックに
二人でたくさん写真を撮った。

とても良い思い出になったと思ったけれど、
2日後、会社に行くと、
女子社員が他の社員がいる前で
「トモノリ君、クリスマス、
なんか楽しそうだったじゃない?と言う。

まさか、同じ場所にいたのかと焦って、
え?ととぼけて尋ねると、
なんとテレビのニュース映像に
二人が映り込んでいたのだと言う。

マスクはしていたものの、
結構アップだったので、
絶対自分だとわかったようだ。

「あ、友人に誘われて」
と焦りながら答えたけれど、
その表情は隠せなかったらしい。

そしてそれから何日かして、
ゲイの友人からも
ニュースで見た、と報告。
どうやら同じ映像が同じチャンネルの
ニュースで何度か繰り返し使われていたようだった。

会社はもちろん、誰にもカミングアウト
していないトモノリ君は、
参ったなあと思いながらも、
彼に伝えると、「さらに良い思い出に
なったじゃん」とニコニコ応えられた。

前の自分なら、なんだ、コイツとか
思ったかも知れないけれど、
そのポジティブさに救われたのだと話してくれた。

正月から、少し辛いかも知れないけれど、
良い話を聞いた。


posted by みつあき at 16:56| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする