いつもは友人や外国人の彼氏などと
来てくれるゴウ君 36歳が、久しぶりに
ひとりでふらりと来てくれた。
コロナになってから、来てくれるのが
少なくはなったものの、昨日までは
ほとんどゆっくり話すこともなかった。
そこで、僕はそう言えば、
「前にパートナーの彼が
日本国籍を取ったという話を
前に聞いたことがあったけれど、
その後、特に問題なかった?」と
何気なく聞いた。
そこで、ゴウ君は、「今年の夏、彼は
亡くなりました」とポツリと言った。
それも、一緒のベッドに寝ていて、
朝、起きたら、まったく息をしていない。
驚いて救急車を呼んだが、
もう遅かったのだと言う。
なんとまだ、42歳という若さだ。
あまりの衝撃的、かつ辛過ぎる話で、
僕はちょっと言葉が出なかった。
ゴン君のパートナーは
ヨーロッパから日本に来て、
7年前に出会って、それから
ほぼ同時に同棲。
双方の両親にも会っていたようだ。
すぐに彼の家族に電話をしたが、
英語が通じず、その上、
亡くなったことを、年老いた
ご両親に伝えるのは本当に辛かったと言う。
パートナーの国でも、まだ同性婚を
していなかったことで、
日本ではもちろん、彼の国でも
外国で亡くなったということもあり、
大変なことが多かったと言う。
彼の国には、この3ヶ月で二度行き、
葬儀のもあり、その合間にしなければならない
我が国でのありとあらゆる書類の提出は
いまだに終わっていないと言う。
そういう中で、とてもまだまだ
気持ちも落ち着かないとゴン君が
言うのは、しごく当然のことだろう。
大きな悲しみの中で、色々なことを
処理するのは、とても僕には想像できなかった。
ご冥福をお祈りしたい。
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