2022年11月07日

初めての恋心?

昨夜来てくれた常連のアツシは、もう30手前。
うちに来てくれ始めた5、6年ほど前から
かつて人を好きになったことがない、
というのが口癖だった。

好きになりたい、という気持ちもないし、
いわゆる恋愛の切ない、という気持ちも
わからない、そう言っていた。

とは言え、セックスは人一倍やっている。
ある意味、刹那的で、本人いわく
「愛情というモノを感じたことがないから、
自分もわからないのだと思う。
そういう意味じゃ、いつ死んでもいい」とうそぶく。

別に恋愛だけが人生ではないし、
セックスを除いても、楽しいことだって
たくさんある、と僕が言ったところで、
本人にはガツンと響かないようだった。


ところが、そんなアツシが昨夜、
ひょっとしたら、ある人を好きになるかも知れない、
そう思う人が出て来た、とつぶやいた。

彼は中高年がタイプで、セックスする中でも
既婚者を選んだりしていた。
どこかゲイの社会よりもストレート社会で
生きている、いわゆるノンケっぽさを
好んでいた部分は、他のゲイよりも
さらに強い感じはあった。

僕は、「え?それは50代?既婚者?」と
尋ねると、それが同世代だと言う。

それもオシャレ好きなアツシとは違い、
特にそういうことを気にしない
地方都市から出張で来た人らしい。

会うのは3度目で、昨日、日曜日の昼間
楽しい半日を過ごしたと中で、
はっきりと告白されたらしい。

今まで、そういう言葉を言わせないようにしたり、
仮に言われても返事は適当にしていたアツシ。

しかし、今回は、今までには想像したことがない
何とも言えない安心感を感じたのだと言う。
とりあえず、照れながらも
首を縦に振ったようだ。

それが本人がわからない、と言う
切ない恋愛に繋がるのかどうか、
わからないけれど、相手からの
ラブコールに、懸命に応えようとしている
自分がいる、と言っていた。
日曜日の深夜、素敵な話を聞くことが出来た。

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posted by みつあき at 19:25| Comment(0) | 恋愛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする