2022年10月29日

シャイニー・シュリンプス!世界に羽ばたけ

「シャイニー・シュリンプス!世界に羽ばたけ」を観た。

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これはコロナ前に封切られた「シャイニー・シュリンプス!
愉快な仲間たち」の続編。
前作は、ゲイ叩きの罰則で、ゲイの水球部の
コーチに送られたイケメンマッチョが
右往左往するような映画で
それなりに楽しかった。

が、今回は、ゲイのオリンピック、ゲイ・ゲームスが
東京で行われる、ということで
意気揚々と東京に向かう!という話。

だが、水球の壮絶な戦いを観たい、と思う人や
それこそ↑のポスターのような男たちの裸が
これでもか、と観られるか、と思う人の気持ちは
おそらく愕然としてしまうほど裏切られる。

まず、東京のゲイ・ゲームスは、ほぼ描かれないのだ。
試合はおろか、東京の街の風景さえ。

まして、この映画の監督は、過去、日本で撮影された
アメリカ映画に影響を受けて、日本で映画を作ることは
夢のよう、とか謳われていたから、これは
裏切り行為でしょう、と言う人も多いだろう。


とは言え、これを観て、僕がとてもがっかりしたかと言うと、
それはなく、むしろ前作を超えたとさえ思った。

あまりネタバレはしないようにするけれど、
今回、東京に着く前に、ロシアに留まることに
なったチームの面々は、そこで思わぬ差別、
虐待とも言える仕打ちを受ける。

そう舞台はほとんどロシアなのだ。

この映画の中には、子供の頃からいじめられ、
ずっとクローゼットでいた男が、
ゲイではなく、ストレートになりたい、
そう思ったりするシーンがある。
僕も昔そうだったように、
同性愛者の中にはそんなことを
考えた人も少なくない、そう思う。

ロシアを始め、イスラム諸国や、アフリカなど
まだまだLGBTQに対する強い反発があることを
この映画ではたっぷり笑いを交えて
強く批判をしている。

まるで、007か!?と思わせるような
(それは言い過ぎ)アクションならぬ
アクティブシーンも交えて、
僕は楽しみながら、とても心を打たれた。

色々な意見で分かれるところかも知れないけれど、
個人的には勧めたい一作だ。

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posted by みつあき at 19:26| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする