2022年07月31日

7年後の奇跡

キヨヒコ君 42歳と、ゴロウ君 34歳は、
なんと7年ほどお互いのツイッターを
読み続けて、5年前に
ダイレクトメッセージを出し、
半年前に付き合いだしたのだそうだ。

年上好きのゴロウ君だが、
まったくゲイ関連ではなく、
キヨヒコ君を見つけたのは、
キヨヒコ君が当時30代後半にして、
頑張って空手をやっている、
ということを知ったからだった。

ゴロウ君も小、中学校時代、
親に言われて空手をやっていたが、
高校のあまりの厳しさに辞めてしまった。

それを悔いていた頃に、偶然
キヨヒコ君を見つけたのだそうだ。

とは言え、別にキヨヒコ君は自分の写真を
載せるワケでもなく、もちろんゲイについて
語るということもなく、ただ、ただ、
空手についてのトレーニングの仕方、
どうやったらもう少し強くなるか、
というようなつぶやきだったのだそうだ。


それが、5年前のある日、キヨヒコ君が
「自分の大好きだった空手部の後輩が
死んだ。この世の終わりかと思って
この一週間泣き続けた」
というようなことをつぶやいていて、
ゴロウ君も辛くなり、メッセージを
出したのだそうだ。

ゴロウ君は、メッセージの中で
「気持ち悪ければブロックしてもらっていいですが、
僕はゲイです。」と前置きしたあとで
「自分も片思いで大好きだった会社の人が
病気で数年前に死んだので、
気持ちがわかります」
と書いたら、キヨヒコ君から自分もゲイです、と
返事が来たそうだ。

それから程なく二人は会い、
キヨヒコ君が改めてゴロウ君に空手を教える、
ということから、友人としての付き合いが始まった。
しかし、その数年後、結局、キヨヒコ君から
改めて付き合ってほしい、と
ゴロウ君に告白したのが半年前だそうだ。

セックスから始まる恋愛も多いし、
それが悪いとはまったく思わないけれど、
こういう始まり方もあるのだ、と
ちょっとだけ胸が熱くなった。

末長く幸せでいてほしい。

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2022年07月30日

友だちのパートナーの死から

昨夜、来てくれたケンタ 48歳は
昨日の夕方、兄弟みたいにしている友人と
食事をしてきたのだそうだ。

食事をしに行く途中に、二人で歩いていたら
バッタリ、その友人の知り合いに会ったらしく、
ちょっと立ち話を始めたので
ケンタは距離を置いて見ていた。

数分後、その友人はごめん、ごめんと
ケンタのほうに戻って来たけれど、
その顔にはじんわりと涙が浮かんでいた。。。

その理由は、友人がケンタを食事に
誘ったことにも繋がっていたようだった。


その友人は長年付き合っていた彼氏を
5年ほど前に亡くしてしまっていた。

その亡くなったパートナーは、
本人の母親にカミングアウトをし、
ケンタの友人はその母親ともよく会っていたようだ。

彼が亡くなってしまってから、友人と
パートナーの母親は毎月、その命日には
会って食事をし、亡くなった当日は、
位牌を蒔いた海へ、その母親の運転する車で
毎年行っていたのだと言う。

この7月がその彼の命日で、その日も
二人で車で色々なことを話したばかりだった。
が、なんと、その10日後、その元彼の母親が
癌で亡くなったのだそうだ。

体調が悪いと聞いていたけれど、
あまりの出来事にケンタの友人も
どうしようもない状態だったのだそうだ。

そして、食事前に偶然ばったり路上で会ったのが
亡くなったパートナーの親友だったらしい。
その親友に元彼の母親の死を伝えたことが
涙の理由だったらしい。

まるで必然かと思われるような出来事が
偶然、起こってしまう。
昨日のブログのようなことも、
今回耳にした出来事も、
その不思議な繋がりに驚かされ、
かつ色々と考えさせられてしまうのだ。

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2022年07月29日

人形劇団で結ばれた1日

ひと月ほど前から、7月28日、
つまり昨日の午後、友人から何も聞かないで
開けておいてくれないかと言われていた。

何かと思い、待ち合わせ場所に行ったら、
なんと児童劇団で人形劇で有名な劇団プークを
観に行こうという誘いだった。

僕が舞台演劇や、美術セットなどを好きだと
知って誘ってくれたワケで、
題目は「エルマーの冒険」
僕が小学生の頃、親から買ってもらった
一冊だったのが、驚きだった。

初めて観た人形劇。
ただ、この劇団をご存知の方は
よく知っているだろうが、この人形劇は
指や手を使った小さなモノではなく、
人が全身を使って操る
モノによっては、等身大以上の大きな人形。

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それほど大きくないだろう予算でも、
ところどころに、工夫を凝らした
なかなか素敵な芝居だった。

それにしても、長い人生、こういう人形劇を
目にしたことはなかった、というのが
映画や演劇が好きな僕としては
恥ずかしい気持ちだった。


そして、店に行ったのだが、以前一度
僕は休みの日に来てくれた、という
初対面で35歳のナオヤ君が来てくれた。

さて、彼も含めて、色々な人と話している中で、
ナオヤ君が舞台ミュージカルが
好きだという話に行きついた。
地方都市についこの前まで住んでいた彼が
そもそも舞台に興味を持ったきっかけが
再放送で見た「ひょっこりひょうたん島」だと言う。

で、続いて色々話を聞くと、彼はそれから
人形を作るのが趣味になり、
布を縫い合わせたり、
木彫りのモノなどありとあらゆる
人形を小学校時代から作り出したようだ。

いくつかの人形をスマホで見させてもらったが
これが驚くばかりの精巧な作り。
それらは、ただの趣味で、
何かに使ってもらったり、ということは
決してなかったそうだ。

ただ、その人形好きから、なんと劇団プークも知り、
そこから派生した劇団に研修に行ったことも
あったのだそうだ。
これには本当にびっくりした。

今はまったく違う仕事をしていると
言っていたが、少なくともその器用な
手先を使った仕事や、人形を作ることは
何かに使うべきじゃないか、
僕はそう思った。

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2022年07月28日

人を傷つけたり、不快にさせたりしてしまうこと

先週、とある場所で、
久しぶりに知り合いにバッタリ会った。
すれ違いのような形でもあったから、
それほど話したワケではなく、挨拶程度だった。

それから数日後、僕が彼に放った言葉が
彼を傷つけてしまった、ということを噂で聞き、
僕が連絡をしたら、確かにその通りだった。

何の気ない僕の言葉が相手の心の中の何かに
グサリと突き刺さる。
これは今までの人生の中で、何度かあった。

それはいまだに理由がわからないことのほうが
あり、知らず知らずのうちに人と連絡が
取れなくなってしまったりする。

おそらく僕が何か、その人の最も敏感な
部分に触れてしまったり、悪気もなく
人にその人の伝えたことが伝わったり、ということ
だったりするのだ、そう思う。

今回の人の場合は、
まだ直接僕に伝えてくれたから
そうか。。。自分がまったく
そういうつもりでなくとも、
本人にはとても傷ついてしまうことだし、
よくよく考えてみれば、最もだなあと
強く反省させられた。

しかし、他の多くのことは、本人に
連絡をしても、返信がなかったりすることもある。

逆にそうやって、何かあったんだ、と
僕が認識することもある。
逆に店のお客さんだったりすると、
最近、いらっしゃらないなあと思ったり
しているその意味が、そういうことだったり
するのかも知れない。

人はそれぞれ感じ方が違う。
でも、確かに僕の中で知らず知らずの上で
人をディスってしまったり、傷つけてしまう
きらいがあることは確かだ。

この年齢になってから、それがどれだけ
治るのか、わからないけれど、
出来る限り、気をつけていかなければならない、
そう認識する出来事だった。

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2022年07月27日

考えさせられるコロナへの対処

一昨日もお客さんたちとの多くの話題は
やっぱりコロナだった。

感染者が増え、医療ひっ迫の中で
意匠従事者の多くが感染して、
医者にかかれない人たちがたくさん
出てきている、と言う。

僕はコロナは「ただの風邪」なんて
思いはしないけれど、それでも
海外では、マスクもせず、自由に
色々な場所に行っている、と聞く。
3人以上の家族ならともかく
熱が出たからすぐ病院、というのは
どうなんだろうかとふと思う。

先日もここに書いたけれど、
僕も、熱もないのに、ちょっと喉の痛み、
体のだるさだけで病院に行ってしまった。
それくらい、コロナが大変な病気だと
どこかで思い込んでしまっている。

もちろん、インフルエンザにかかった人たちは
病院に行き、薬をもらうけれど、
これほどひっ迫しているという状況は
インフルとはちょっとワケが違う。

高齢者や、基礎疾患がある人は別にして
数日、熱が出て寝れば治る、
とも言われている。
だとすると、3日経っても下がらない場合、
病院に行くのでは遅いんだろうか。

なんて、書きながらその時はすでに遅し、
という人だっていることも決して否めない。

コロナ、そしてサ痘、戦争、元首相銃撃、国葬問題、
気が思くなることが、精神を
これ以上、病んだりしないようにしなくては。

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2022年07月25日

夏を愛おしむ

どんな季節が好きかと尋ねると、
僕が若い頃、特にゲイの人々は
夏!と答えていたような気がする。

最近、店でそういう話になると、
他の季節のほうが圧倒的に多い。

とにかく夏の暑さは耐え切れない、
汗を大量にかくし、
日焼けも気にしなければならない、と。

とは言え、こんな歳になっても
僕は夏が好きだ。

もちろん、気温の異常さは
かなり辛いモノがあるけれど、
みんながTシャツ、ハーパンと
薄着になっていることや
(ただのエロ親父)、
波光きらめく海に行くワクワク感は
20代の頃と少しも変わっていない。
(ただ、稚拙なだけ、かも)


というワケで、僕が休みの昨日の日曜日、
友人と一緒に、3年ぶりに
葉山のカラフルカフェに行った。

とは言え、僕は前日も比較的遅くまで
店を営業していたので、午前10時に
起きるのが精一杯。

車を出してくれた友人だったが、
まったくエアコンが効かず、
エアコンガスが足りないということから
スタンドに寄ったりし、
結局、葉山に着いたのが午後3時。

いつものように、そこには仲が良いカフェの
スタッフや、知り合いのお客さんがおり、
それこそ店を始める前から大好きな店
キヌギヌのマスター、シンスケ君が
ピアノを奏でていた。

3時過ぎのビーチはまだまだ人が
たくさんいて、気温は高いけれど
爽やかな海風が気持ち良かった。

カフェのカウンターで海を見ながら
ゆったりとビールを飲む、この至福の時間が
夏という季節を満喫させてくれた。

加えて、少しずつ日が落ちていく時の
この場所から見える富士山は
いつ見ても、ため息が出た。

IMG_9520.jpg

いい歳こいて、20代とそれほど変わらない気持ちで
夏を愛おしむこの気持ちは大事にしていきたい
そう思った。

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2022年07月24日

ブロードウェイからの来客アゲイン

先日、ここにも書いた舞台演出家の
マイケル・アーデンさんが、
やっぱりミュージカル俳優の
ジェイ・アームストロング・ジョンソンや、
日本人で極内外で活躍する俳優さん、
そして、演劇、映画界の寵児と言われている
脚本家のジェレミー・O・ハリスさんなどを
連れて、やって来てくれた。

つい一週間前、マイケルさんは、ジェイ君と
共にミュージカル・ガラに出演、
僕も声をかけられて観に行ったばかりだった。

ジェイ君は近年ブロードウェイで、
「オペラ座の怪人」で準主役のラウルをやり、
僕は彼が出演していた「ヘアー」も観ていた。

脚本家のジェレミーさんが書いた
「スレイブ・プレイ」は
去年のトニー賞で、
史上最多のノミネートを果たし、
かつ現在、日本でも公演中の「ダディ」も
彼の作品だ。

彼が手がけたグッチのコレクションも有名で、
これから上映される映画「ゾラ」の彼も
監督と共同で書いたものらしい。


そんな彼らと驚くような話を聞きながらの
一夜は、本当に楽しかった。

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2022年07月23日

どんどん膨らんでいくエロフェチの話

コロナ感染が激増してるからか、
金曜なのに、かなりお客さんが
少なくなった夕べの深夜、
久しぶりにいつもエロエロなカズヤ
42歳がひとりで来てくれた。


これ以降は、結構エロティックな話が
続くので、苦手な人は飛ばしてください。



最近はどう?と尋ねると、
このコロナ禍で、すっかり
エロのビデオチャットにはまり、
楽しんでいるんですよ、と言う。

SNSなどで知り合った者同士、
または複数で、PCや携帯の
動画サイトでお互いのエロいところを
全開にして、楽しむのだそうだ。

「つい最近、自分のフェチに気がついたのは
本当に汚れ好きだっていうことですね」
と言う。

そもそも、大学生の頃、彼はサッカーをやっていて
そこの部室がラグビー部との共同だったとのこと。

そこで、ラグビー部の誰かが忘れていった
汚れたラグパンを拾い、
部室から見えるラグビー部の練習を見ながら、
一人シコったのだそうだ。

その頃は、別に汚れているラグパン、
ということよりもあの誰かが履いた
ラグパン、ということに
興奮しているようだった。

で、最近はそのビデオチャットで
50代の建築業者のマッチョの人と知り合い、
お互いに色々な見せ合いをしながら、
嗚呼、このフェチはあの大学生の頃と
繋がっているんだな、と思うらしい。

その人は既婚者で、なおかつ地方都市で
ほぼ会うことはない。
臭いは臭えないし、筋肉も触らないけれど、
それがさらに想像を膨らませるらしい。

いずれにしても、カズヤのフェチは
アガルばかりだそうだ。
ある意味、コロナ禍に相応しい話かも。
posted by みつあき at 17:27| Comment(0) | エロティック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月22日

落とし物の行方

実は先週末、土砂降りの雨の日、
店の前に、ジムに入る時まで
イヤホンをしたいたのだが、
入り口付近でちょっと外して
ジム・チェックインをした。
着替えてから、トレーニングする前に
イヤホンをポケットから出そうとすると、ない。

直前まであったのに、と、上着を羽織って
改めてジムの入り口からロッカーまでを
探したのだけれど、やっぱりない。

その後、改めて翌日、ジムに電話を
したのだが、見つかりません、ということだった。

加えて、パソコンでそのイヤホンを探そうと
したけれど、PCとイヤホンを僕が紐付け
していなかったために、情報は出てこなかった。


ところが数日後、とあるまったく知らない方から
「あなたのApple製品を拾ったようです。
心当たりがあったら、ご連絡ください。」と
メールがあった。

何故、メールアドレスがわかったのだろう。
そしてAirPods、またはイヤホンと書かずに
Apple製品と書いているのは何故か。。。

不思議な気持ちで、一応僕がイヤホンを
落とした場所と
拾っていただいた感謝を伝え、
どうすれば良いかとメールをした。

「私が拾った際には、ずぶ濡れでしたが
バッテリー機能などは大丈夫なようです。
たまたま私も同じAir Podsを使っていまして、
この製品は購入時本機にデバイス紐付けをしておくと
同期アクセスで本機情報をある程度見られます。
今回はメルアドのみ登録のようでした。」
という返信に加え、自分は地方に住んでいて、
東京の事務所に保管しているのだが、
住所を教えてもらえれば
着払いで事務所の人間から送らせます、ということだった。

住所を教えるというのが、かなりハードルが高く、
Appleに、メールアドレスがわかるのか、と
聞いたところ、PCで紐付けしていないということは
僕自身が登録をしていないので、
知らない人がわかるワケがない、と。

なおかつ、何故警察に届けてもらえず、
遠く離れた事務所に保管されているのだろう。

IT関連に詳しいお客さんたちに尋ねると
完璧に詐欺だと。

で、とりあず、その東京の事務所の連絡先を
教えてもらえれば、僕が取りにうかがうし、
無理であれば、どこかの警察に届けてもらえれば、と
頼んだら、リモートの関係で4、5日かかるが、
事務所の人間から警察に届けさせると返信があった。

不思議な気持ちで、警察に尋ねると
届いていない、と。もし届けてもらったら、
その届けてくれた人に、処理番号のようなモノが
渡されるが、それはないかと。

また、改めてその旨、その人に連絡をすると
「落とし物係の誰々さん」に聞いてくださいと返信。

再び、警察に連絡をすると、なんとあった。
その前に僕が電話した担当が、見落としていた
(って、これもどうかと思うけれど)ようだ。

まあ、元はと言えば、落としてしまった僕がバカなのだが、
こういう時代になって、すんなり人を
信じられなくなってしまう自分を
反省しながら、ホントに有難かったと
その方の親切心、優しさに感謝した。

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2022年07月21日

既婚者ゲイの胸のうち

昨日は5、6年ぶり(いや、実際はもっと前かも)に、
既婚者ゲイのヤマジさんが来てくれた。

彼に限らず、40歳以上の既婚者でバイの人は
結構いらっしゃる。
そこにはさまざまな事情があったりする。

もう57歳というヤマジさんだが、
なんとなくパソコンで
男女モノのAVを探していて
ゲイものに辿り着いて、
見出したのが40を過ぎた頃。

それからネットサーフィンで
これほどまでに広がったゲイの情報を集め、
それこそハッテン場にも初めて行ってみた。

そこで2度ほど会って、お茶を飲んだりして
さらに世界が広がった。

そんなやり取りが、奥さんにバレてしまい、
問題にもなったが、自分がゲイの世界を
知ったその流れを伝え、
一応許してもらったと言う。


つい先日来てくれたオクムラさんは、
ヤマジさん同様、バレてしまい、
それで即離婚ということになった。
オクムラさんはそれから
ゲイ人生を歩んでいるらしいが、
ヤマジさんは、もう少し抑えながらの
行動となったようだ。

とは言え、ヤマジさんは
自分はそうでありながら、
同性婚やLGBT法案などの問題には
かなり関心があり、そういうことは
積極的に解決するべきだと思っているそうだ。

社会的にはクローゼットな当事者の人たち
(特に既婚者ゲイの人たち)は、
そういう事柄には無関心、もしくは反対
している人も多い中では珍しいと思った。

50歳以上の既婚者ゲイは、かなりいて
僕もそうなっていた可能性が大きいだけに
複雑な気持ちになる。
自分も家族も騙しながら、というのは
辛いとは思いながらも、その背景にある
事情や、心の葛藤は、今、ゲイライフの
真っ只中にいるような僕だが、
とてもよくわかったりするのだ。

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2022年07月20日

近年、ゲイムービーの傑作「大いなる自由」

今年でなんと30回になるという
レインボーリール東京、いわゆる
レズビアン&ゲイ映画祭が行われている。

いつも「これは!」と思う映画が
土曜日の夜に上映となり、仕事で
観られなくなってしまうのだ。

今年、週末の夜に選ばれていたのが
「大いなる自由」という
オーストリア、ドイツ合作映画。

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日曜日の午前に、あと一回だけあり
友人が「本当に凄い!!!
一般公開しないかも知れないし、
とにかく観るチャンスがないので
絶対、行ってほしい」と連絡があったので
朝まで営業したその日、3時間半睡眠で
スパイラルホールに向かった。


映画は1968年、ハンスという男が
公衆トイレでのハッテンから
同性愛者をとりしまるあ刑法175条違反として
投獄させられるところから始まる。

彼の投獄はこれが初めてではなく、
45年にナチスの強制収容所、
そして57年にも公然猥褻で
捕まっていた、という過去がある。

映画はこの3つの時代を行きつ戻りつし、
辛くも、救いがない、そしてあまりにも切ない
時間を見せていく。

ハンスが愛を誓った男、
そして同性愛嫌悪の同室の男の心の中を
見せながら、非情な時代が描かれる。

ある意味、「蜘蛛女のキス」を彷彿と
させたりもするけれど、あの映画は
ファンタジーに溢れ、この映画は
とことんリアリズムで責めてくる。

後半、自由にセックスや
恋愛するゲイの姿を目にしながら、
本当の自由というのは、一体何なのか、
彼が自由を得る日が来るのか、
というのが描かれる。

近年にはなかなか観られなかった
ゲイ映画の傑作だと思う。

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2022年07月18日

自分さがしの途中

昨夜、クラブイベントに行ってきたという
久しぶりに来てくれた
アツヨシが連れてきてくれたのが
27歳のEXILE系のようなイケメン君、トキオ君。

年上が好きなトキオ君、
クラブでは若いコたちがキャアキャアと
アガっているのを見て、無理と思い、
アツヨシに「もっと落ち着いた店に」と
言って、うちに辿り着いたようだった。


刈り上げられた髪の毛は、伸びた前髪が
部分金髪に染めていて
なかなかのスタイリッシュなトキオ君。
どちらかと言うと締まった細身の身体だ。

これまでの人生、それなりにモテてきたし、
やりまくって来た。
でも、人を好きになったことも、
付き合ったこともない。
ただ、ここに来て、本当にそれでいいだろうか、
と思うようになったと言う。

例えば、髪の毛、もっと黒く、短髪にすれば、とか
筋肉をもっと付ければ、と言われると
「うっせえよ!」と思っていたけれど、
それはそれでやってみてもいいかな、とも
考えだしたのも、最近らしい。

今までの自分で十分満足していた自分。
しかし、これが本当に
求めている自分の姿なんだろうか、
私生活のみならず、仕事も含めて
自分の人生に。。。と。

本当に人にリスペクトされたり、
強くなったり出来る自分というのに
今の自分は、ほど遠いんじゃないかと。

彼をつれて来てくれたアツヨシは
最近、出会ったばかりのようで
「意外と面倒な奴だなあ」と笑っていた。

しかし、その悶々と悩んでいるトキオ君の姿を見て
ああ、僕も20代、別の形で
こういう感じだったのかも知れない、
なんか懐かしいような、
改めて若さの素晴らしさを垣間見た
そんな連休中日の深夜だった。

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2022年07月17日

陽灼けは肌の大敵となったゲイ事情

昨日来てくれたトキオ君、28歳は
すごくマッチョだけど、とっても色白。
「この季節、灼いたりしないの?」と
尋ねると「あり得ないです。」と即答(笑)

彼はうちを出る時に毎日日焼け止めを塗り、
日傘も持って歩いていると。

そう日傘男子は、この時期、普通のことと
なっているのだ。


前にも何度か書いたかも知れないけれど、
僕が若い頃にゲイは、4月から10月くらいまで
7割以上の人たちが真っ黒だった。

短髪で体格が良く、黒い肌、というのが
男の象徴でもあるように、ゲイの多くは
そこを目指していた。

ところが、もう20年ほど前から徐々に
肌を灼く人は少なくなり、ゲイバーどころか、
街を歩いていても、ほとんど色黒の人を
見ることは少なくなった。

そもそもの体質にも寄るのかも知れないけれど、
確かにあの当時、灼きまくっていた人たちは
シミやシワで後悔している。
そのシミをさらに灼いて隠す、という人もいるけれど(笑)

とにかく、美しさを保つ、ということを
ストレートよりも熱心なゲイたちは
肌の綺麗さを保つ、という努力を惜しまない。


と書きつつ、年老いている僕は、
やっぱりほんのり灼けているほうが
かっこいいかなと。。。
嗚呼。。。。親父もいいところ。

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2022年07月16日

心優しきプチキレ君

セイジちゃん 40歳は、ここ1年ほど、
深夜のジムに行った帰りに
ふらりと寄ってくれる。

週末、かなり遅い時間に来てくれるので
お客さんがいないことも結構あり、
そのたびに、仕事のこと、
トレーニングのこと、
家族のこと、ゲイであること、など
ゆっくり話すことが多い。

いつも穏やかで笑みを絶やさず、
他のお客さんやうちのスタッフに対しても
優しいセイジちゃんだが
昨夜「ちょっと最近、反省したことを
話していいですか?」と言う。

それは友人ととあるレストランで
待ち合わせをしたのだが、
セイジちゃんが早く着いたので、
そこの受付にいたオーナーらしき人に
「2人ですが、席、空いてますか?」と尋ねると
「今、満席です。」と言われた。

「どれくらい待てば、座れそうですか?」と
聴いたら「そんなの、中のお客さん次第だから
わかりません」と強い口調で言われた。

そこでちょっとキレたセイジちゃんは
かなり乱暴な言葉も交え
「なんだ、その態度は!こっちが
丁寧に聞いているのに、お客に対する態度か」と
かみついたらしい。

そのオーナーらしき人もそのあとも
引き下がることはなく、口論は続いたらしい。
結局友人が来るまでに終わらせなければ、と
二度と来ないという言葉をセイジちゃんは
吐き捨てて、他の店へ移ったと
友人に連絡したようだ。

そのあと、何とも言えない罪悪感や
気持ち悪さが取れなくて、
若い頃からキレ易いことが
悩みのタネなのだと語ってくれた。

心優しいセイジちゃんは、このイライラや
怒りのエネルギーを他に持っていこうと
今は思っているらしい。

僕は逆に子供の頃から感情を抑える
という事で悩んでいた時期があった。

生まれ育った環境や性格の違いは、
またそれぞれの悩みを生み出すんだな、
そう思った。

posted by みつあき at 17:47| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月15日

コロナ感染、増大の中で

コロナ感染者がまた拡大した。

一度感染した人の抗体がなくなり、
ワクチンの効果が切れはじめていることや、
オミクロンの違う種類が、
ワクチンをすり抜けていること、
そして何よりも人々の気の緩みだと言う。

飛沫感染よりも、空気感染するということも
増加の原因らしい。

店はエアコンやサーキュレーターを付けながら、
窓を開けての換気をしているけれど、
まだまだお客さんは戻ってこない。
この上、さらに少なくなることは
いたしかたないのかも知れないけれど、
正直、辛い。


そう言えば、先々週の金曜日、4時間くらいで
目が覚めたら、喉があまりにも痛い。
そして、身体がひどくだるい。
すかさず、熱を測ったら、36度3分。

有難いことに、僕は店を始めてから
ほとんど風邪などひいたこともなく、
熱が上がったこともない。

さすがにちょっと嫌だなあと思い、
朝、9時を過ぎて、すぐに近くの内科に
電話をしたら、一応検査をしなければならず、
3時間半ほど待ってくれと。

12時半くらいに病院に行くと、
僕だけ別室に移動させられ、
そこで1時間半さらに待つ。

抗原検査をすると、陰性。
「おそらく軽い風邪でしょう。薬を出しておきます」
そう言われ、処方箋をもらった。
近くのドラッグストアに行くと
なんとそこでも90分待ち。

もう3時も過ぎているので、とりあえず
薬は店に行く前でいいや、と
一旦うちに帰って少し寝ることにする。

3時間ほど眠って、夕方の6時くらいに目が覚める。
何だか喉の痛みも薄れ、体のだるさもない。
と言うか、すこぶる元気な感じだ。

とりあえず薬をもらって、店に行き、
ほぼ問題なく、朝方まで営業する。
翌日の土曜日、そして翌々日のスタッフ会も
まったく何ごともなかったようだった。

疲れだったのか、寝不足だったのか。
まあ、なんともなくて、良かった。

ただ、コロナはどこでどう感染するか
わからないので、たかをくくらず
さらに気を引き締めなければ、そう思った。

皆さんも気をつけて。

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posted by みつあき at 19:29| Comment(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月14日

宗教の選択について

元首相襲撃事件のニュースから
犯行した彼の発言を元にして、
宗教について、多くのメディアで
取り上げられている。


僕自身、クリスチャンの家庭で育てられ、
幼少時期から小学校に上がるまでは
毎週日曜日教会に礼拝に行き、
そのあと子供たちで日曜学校へと通った。

それが5年ほどだったのか、
7、8年に近かったのか
覚えていなかったけれど、個人的には
おごそかながら、楽しくも、
懐かしい思い出だったりする。

信者の多くの人たちはいつも優しく、
両親からの教えは「人に嘘をつくな」
「モノを盗むな」「人を傷つけるな」
「争いを起こすな」
という人として生きていくための、
基本的なことばかりだった。

僕も含む子供たちは、聖書にもとづく
話をわかり易く聞きながら、
あとはバーベキューや、山歩きなどした。

今、メディアでは多額の献金について
問題になっている。
おそらく、うちの両親が教会に行くたび、
募金の籠に入れていたのは、
500円から1000円ほどだったと思う。
月にすると、2000円から5000円。


その後、小学校に上がったあとは、
両親も強制しなかったせいか、
僕は教会に行くこともなく、
洗礼を受けることもなかった。

幸か不幸か、僕の中にも
特別な信仰心を持つという気持ちは
生まれることはなかった。

両親は僕よりも7歳年下の妹が
小学校に入る頃あたりからか、
日曜日、礼拝に行かなくなった。

今、思うと、父が大学時代に読んだ
聖書の中の教えから、僕ら子供たちにとって
きっと良い方向に行くだろう、という
考えから、教会に連れて行ってくれていた
そんな気がする。
ただ、食事の際、父は祈りを唱えていたので
両親の信仰心はずっとあったんだろう。


その後、僕は比較的特殊な高校でに通い、
日本神道の教育も受けたが、
特にそれも強くは影響を受けることはなかった。


ずいぶん時間が経過し、オウム事件や
統一教会の合同結婚式などが
マスコミで報道されたあと、
僕が癌になった時に、何人かの知人や友人が
いくつかの宗教を勧めてくれたこともあった。
ただ、それにも僕は興味を抱かなかった。
病気を治すのは、自分の力だ、と
信じていたのかも知れない。

舞台美術や、建築デザインが好きで
いまだに神社仏閣や教会には行くことは多い。

しかし、おそらく、今の現状、日常に
満足しているせいか、宗教的なモノに
救いを求める、という気持ちに繋がらないのだと思う。


長々と書いたけれど、僕は宗教を持つこと、
信仰心を持つことは決して悪くはない、
そう思っている。

もう少し歳をとって(もう十分歳だけれど 笑)
死を目の前に強く感じた時、
もしくは自分の人生を改めて省みた時に、
何かを信じたい、そう思うかも知れない。


ただ、ひとつ思うのは、
日々、生きることに苦しく、
辛い人たちを救うのは、
宗教へ入信を勧めることでも
献金を募ることでもない。

幸福に導いていく教えは素晴らしくとも、
多額のお布施で、周りの家族を苦しませる
ということは、絶対にあってはならない。
そう思う。

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posted by みつあき at 18:33| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月13日

甲子園球児の過去

一昨日、180を超える高身長で
かなりガッチリとしているヒロシゲ君、27歳が
「ゲイバー、初めてなんですけど、
いいっすか?」と来てくれた。

いつか、ゲイバーに行きたい、と
色々調べて、このブログに辿り着き、
来ようと決心してくれたそうだ。

体格を褒めると、なんと高校時代、
野球部で、なんと甲子園に出たこともあると言う。



野球をやっていた、もしくはやっている、
という人は少ないけれど、たまにいる。
しかし、甲子園に、というのは
身の回りじゃ、僕のジムのトレーナーくらいだ。

彼の初体験は、その高校に
呼ばれたコーチだったそうだ。

そのコーチの部屋で、部の何人かで
打ち合わせがあった時に、
ヒロシゲ君だけ、終バスに乗り遅れ、
泊まっていくことになったのだそうだ。

もちろん高校生のヒロシゲ君は、
烏龍茶を飲んでいたが、
コーチは、ビールをかなり飲んで
途中で寝てしまった。

大股を開いて寝ているコーチの
スウェットの股間に、ヒロシゲ君の目は釘付け。

酔っているから大丈夫かと、そっと触ってみる。
ネットのビデオで見たことがあるように、
それを口にふくんでみた。

結局、途中、コーチが起きて
「何、やってるんだ」ということになったけれど、
結局、そのままコーチはイッてしまったのだそうだ。

それから、「秘密だぞ」と言いながら、
コーチの部屋に呼ばれ、
二人のプレイは続いたのだそうだ。

まるでゲイ小説みたいだね、と僕が言うと
「この話、人に初めてしました」と言う。

でも、結局そのコーチは、ヒロシゲ君が
大学に入学するとすぐに結婚をしてしまったようだ。

「結局、ノンケはノンケだったんですよね」

ヒロシゲ君は、大学時代も、仕事を始めてからも、
ほぼゲイの知り合いも作れず、
悶々とした20代前半を過ごし、
意を決して、店に来たのだと言う。

「新しいゲイライフが始まればいい」
今はそう思っているらしい。

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2022年07月11日

エルヴィス・プレスリーについて

「ムーラン・ルージュ」や
「華麗なるギャツビー」のリバイバルなど
キラキラした派手な演出で有名なバズ・ラーマンが
「エルヴィス」というプレスリーの伝記映画を撮った。

今の若い人たちは、プレスリーの名前など
知っているんだろうか。
素朴な疑問だ。

Unknown-1.jpeg

プレスリーは僕が生まれた頃には
ロックンロールの大スターであり、
高校に上がる頃には「オン・ステージ」とか
「オン・ツアー」という
ライブドキュメンタリー映画が公開されて、
正直、僕はそれで初めて彼を知ったのだが、
30代中盤にして、もう北島三郎ばりの(笑)
大物になっていた。

今見ると、スパンコールをいっぱい付けた
それこそ日本の演歌歌手のような、
ちょいと恥ずかしい、でも豪華な
衣装で身を固めていた。

どちらかと言うと中年女性に黄色い声をあげられ、
ステージに群がる彼女たちの唇にキスをする。

デビュー当時には、テレビ映像では
腰から下を映すな、と言われた腰を大きく
グラインドし、大股を開いて熱唱。
そして割れたジャンプスーツの胸元から
したたる汗は、若い僕には生唾モノだった。

そう。当時の彼は僕にとって
性的なアイドル以外の何者でもなかったのだ。

その後、改めて観た「ブルーハワイ」や
「ラスベガス万歳」の頃の青いいかにも
青春スターよりも、成熟した彼
(と言っても、30代なのだ)は、
ずっと大人の魅力だった。

今だと鼻に付くだろう、
自分がどれほど愛されているか、
よくわかっているそのナルシスティックささえも
僕のエロい部分をぐっと刺激した。

42歳でのエルヴィスの死を、僕は
初めてのヨーロッパ旅行先のロンドンで知った。
余談だけど、マイケル・ジャクソンの死を
知ったのもロンドンだった。


今回の映画は、30歳を過ぎたオースティン・
バトラーが、かなりそっくりに演じてはいるし、
おそらくプロデューサー役のトム・ハンクスと
共に、来年のオスカーノミネートもあり得るだろうけれど、
それでも本人の魅力にはほど遠い。

映画はとても良くできているとは思うけれど、
この監督のミュージック・クリップばりの編集や、
ファスト映画や予告編のようなドラマの
すっ飛ばし感は、評価が分かれるところかも知れない。

ただ、エンディングに出てくる実在のエルヴィスは
亡くなる数ヶ月前で、体重も増え、セクシーさとは
ほど遠い。それでも、これほどまでに
熱を感じるのは何故なんだろうか。


今、思うとエルヴィスこそが、僕が初めて
かなり年上の外国人にエロさを
感じさせてくれた人だった。
僕にとってはノスタルジックな思いを
投げかける映画になっていた。

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2022年07月10日

参院選を前にして

一昨日、昨日とちょっと重いブログが続き、
それで迎えた昨日の土曜日。

賛否は色々あったものの、元首相が
銃弾に倒れたことが、良くも悪くも
参議院選挙に影響は及ぼすだろう、と
みんな口々に話していた。


そんな中、初めて来てくれた
24歳のテラシマ君に
「明日、ちゃんと投票行く?」と尋ねると
「行きません」ときっぱり。

「え?何故?」と尋ねると
「両親からは『あんなモノ行っても、世の中
何も変わらない。そんな時間があったら
自分のために作れ』」と育てられたと言う。

聞くと、テラシマ君の両親は共に、45歳。
彼らも、生まれてから一度も
投票など行ったことが
ないらしく、だから、テラシマ君も
投票所がどこにあって、
どういうシステムかもわからない。

政治よりも、自分の生活のほうが大切だし、
世の中が変わることが、自分自身の生活が
変化するということがまったく
イコールだと思わないと言う。


かく言う僕も、20代前半は政治には興味がなく、
行こうとしたこともなかった。
だったら、映画の1本を観たほうが良いと。

「一票に意味がない」という
テラシマ君の両親よりも、
ピンと来ない、というテラシマ君と
同じような気持ちが大きな理由だった。

ただ、世の中は大きく変化した。
世の中はネットで動き、交通機関に乗っても、
携帯を見ている人は8割に近い。

そういう意味では、僕らの若い頃よりは、
今の若者がより近く政治も学べるし、
身近にも感じるだろう。

ネット投票が出来るまでには少し
時間がかかるにしても、
コンビニに近いような場所で
投票出来るなど、もう少し
気楽ですぐ投票できる、というシステムを
構築するべきだ、そう思う。

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posted by みつあき at 15:31| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月09日

辛い1日の締めくくりは

昨日のブログに、元首相の事件と共に
2人のお客さんの死に大変ショックを受けた
1日だった、ということを書いた。


その当日、昨夜の深夜0時前くらいに
以前よく来てくれていたタケル君32歳と
その知り合いが、久しぶりに来てくれた。

タケル君は、数ヶ月に一度ほど、
彼氏(と思っていた相手)と
二人でぶらりと来てくれていた。

「あ、今日、彼氏は?」と聞くと
「彼氏って、ヨシモトさんですか?」と
聞き返されて「そうそう。」と僕が言うと、
二人は顔を見合わせて、「やっぱり知らないんだ」
と呟いた。

そう。タケル君といつも一緒に来ていた
ヨシモトさん、54歳は、1月に脳梗塞で倒れ、
5月に息を引き取ったのだそうだった。

え。また・・・
何故、今日、この日、これほどまでに訃報を
耳にしなければならないのだろう。。。
そう思った。


そして、初めて知ったのだが、タケル君は
元々ストレートで、ゲイではないようだった。

7年前に、とあるストレートのバーで
バーテンのアルバイトをしているタケル君に
ヨシモトさんが声をかけ、仲良くなったらしい。

もちろん、最初からヨシモトさんは
自分をゲイだと話し、そういう興味があり、
タケル君に声をかけたそうだったが
ストレートと知ってからは、
そういう接し方は一切しなかったと言う。

大学を出て、行くあてもなくぶらぶらしていた
タケル君に、ヨシモトさんは、
世の中のありとあらゆること、
世界の歴史、経済、政治状況などを
飲みに連れて行きながら、色々教えたと言う。

そして、まだ25になるか、ならないかの
タケル君に、これからならまだ間に合うから
一生懸命勉強して、上を目指せと
伝えたらしい。

バイトの合間に週に2、3回は会っていて、
結局、タケル君の次の仕事の都合もあって、
ヨシモトさんの家に居候することになったのが
3年半ほど前だったそうだ。

それからタケル君はメキメキと力を延ばし、
昨年の夏には大手の企業へと就職をした。
お前、名刺入れも持っていないのか、と
就職祝いにヨシモトさんが使っていた
名刺入れを渡された。


今年の1月、いつも近所の公園で筋トレをしていた
ヨシモトさんだが、なかなか戻らず、
公園や色々な場所を探してうちに戻ってくると、
警察が病院経由で、連絡があったようだ。

ヨシモトさんは公園で倒れ、そのまま、
病院に運ばれ、意識不明のまま、
亡くなったのが5月ということだった。

そして、葬儀の際に初めて会ったのが
ヨシモトさんと同じ会社を経営していた
ゲイの人で、その彼と共に昨日、来てくれたのだった。

タケル君は何人かのガールフレンドはいたし、
もちろんヨシモトさんとはまったく
同性としての接触はなかった。
ただ、人生の中でこれほどまでに
色々なモノを教え、与えてくれた人は
いなかった、
ボロボロになった名刺入れを握りながら
タケル君は目を光らせてそう呟いた。

人との出会いや関係は、ストレートや
同性愛などの垣根を遥かに超えてしまうことが
あるのだなあ、つくづくそう思った。

やり切れないような気持ちの1日だったが、
タケル君の言葉に、僕もヨシモトさんの
ようになれるよう、頑張っていきたい、
そう思った。

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