2022年03月11日

お勧め映画「ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘い」

ロシアのウクライナ侵攻が連日、メディアの
トップニュースだが、残念なことに、
このプーチンの暴挙がどうしたら治まるのか、
まったく想像がつかない。

そんな中、もう7年前に公開され、
アカデミー賞の長編ドキュメンタリー部門に
ノミネートされた「ウィンター・オン・ファイヤー 
ウクライナ、自由への闘い」がNetflixで
観ることが出来る。

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ウクライナという国は、ソ連支配下で
80年代自国に配されたチェルノブイリ原発の事故で
多くの人を亡くした。
その後、ソ連のペレストロイカによって
90年に入り、ウクライナ国民が
手を繋いだ有名な「人間の鎖」を作り、
ついに独立宣言、民主化に成功した。

その後も、ウクライナ政局は紆余曲折ある中で、2013年、プーチンから後押しされる
ヤヌコーヴィチ大統領が当選。
政権がEUの調印を見送ったということから、
改めて民主化を求めて、
反政府主義者たちが立ち上がった。

この模様をスマホで撮影した個人映像、
そして記者たちのカメラ映像などを編集し、
創り上げられたのがこのドキュメンタリーだ。

映画は、国家の警察と自由を欲する人たちの
ひと月以上に渡る激しい闘いを記録している。
舞台は現在、ロシア侵攻から人々が
逃げ惑っているキエフだ。

最初は反権力者たちだけだったのが、
どんどん大きく広がり、血を流すさまは、
目を覆うばかりだけれど、ウクライナの
国民のパワーは、これを観るとよくわかる。

次々と発泡される中でレンガを持って立ち向かう人たち。
若い人だけでなく、老人、子どもまでもがそこ、ここに見える。
瓦礫の中、バリケードにされたピアノで
ショパンの「革命」を弾く女性は涙を誘う。

最終的には彼らの血は無駄にはならず、
ヤヌコーヴィチはロシアへと亡命。
映画は勝利へと向かうけれど、
それから10年もたたない現在、
まさかこういう事態になるとは。

あの時に闘った人たちは、今、どういう状況なんだろう。

少しでも、この状況が落ち着くことを祈るばかりだ。

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posted by みつあき at 14:50| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする