昨日は、エスムラルダの50歳を記念する
パーティとライブが行われた。
その話は、明日にでもゆっくり
書かせてもらうこととして、
今日は、まだ20代のススムが
とっても良い話をしてくれた昨夜のことを。
ススムは数ヶ月前、学生時代の友人に飲みに誘われ、
他の友人たちと数人で彼の家にお邪魔した。
そこでススムは悪酔いしてしまい、
気持ち悪くなり、もどしてしまった。
ススムの汚物は、その友人の部屋や、
彼が大切にしているちょっとした
マシンをかなり汚してしまったらしい。
その翌日だったか、うちの店に寄った際に
ものすごく落ち込んでいたことは
今でもよく覚えている。
結局、申し訳ないと思ったススムは、
部屋のクリーニング代金、マシンの修理代金を
謝罪代わりに支払ったようだった。
ただ、その金額は、僕が聞いても、え!?
という大金。20万を遥かに超えている。
その金額を友人はすんなりと受け取ったのかと
尋ねると、友人が悪いワケではない、という
優しい言葉と共に、とにかく支払って
自分としては良しとした、ということだった。
その後、来てくれた時も、
ススムは、その友人に対する愚痴も、
腹がたった、と言うことも決してなかった。
それから数ヶ月経った昨日。
最近、ちょっとオシャレなスーツを買った、
ということと、これから気持ち良く眠れる
少し高額な布団を買うのだというススム。
今回の出費は、あの時、弁償した
お金の半分にも満たない金額だけれど、
あの時のネガティブな気持ちを
帳消しに出来るくらいに楽しいお金を
使います、ススムはそう言っていた。
僕からしてみれば、まだまだ20代で、
それほどお金が使えない時だ。
でもそのウキウキしたさわやかな
ススムを見ながら、このポジティブに
気持ちを変換することこそ、素敵だなあ、と
そんなことを思わせてくれた日曜日の夜だった。
本当は昨日でまん延防止が終わるはずだったのに、
なというネガティブな思いは、置いておこう。
ススムの笑顔を思い出しながら、そう思った。