2022年03月31日

人生の節目

ここ数日、アカデミー賞のことばかり書いて、
肝心のことを書き逃していた。

去年まで店を手伝ってくれていた
ストレートのハルキが先週の土曜日、
晴れて婚姻届けを出すため、上京をしていた。

去年の年末、プロポーズしてから
あっという間だ。

ハルキと彼女は同じ大学で、3年前に会い、
そこから愛を育んでいたようだった。

インドネシアに2年行っていたハルキだが、
そこにも何度か、彼女は訪れており、
そういう意味では、彼女の親も公認だったようだ。

そうそう。
彼女のお父さんは、僕と同世代の人で
ハルキと同じく、学生時代は水球をやっていた
マッチョな人らしい。

ハルキが店でアルバイトをしていたことを告げると
逆にお父さんは、とある屋形船の船頭をやられていて
「自分の船に、浅草のゲイの紳士たちが
毎年、30人くらいで乗られていて、
ゲイの人にはまったく偏見がないよ」と
言われていたらしい。

こういう時世だから、結婚式は秋に家族だけで
やるとのことで、それほど式にはこだわらなかった彼女だが、
有名宝石店でハルキが買った結婚指輪は
やっぱり嬉しかったようだった。

それにしても、うちの店でストレートが
アルバイトしていた、というのも驚きだが
その彼がこれほど早く結婚をする、
というのにもびっくり。

そのあらゆる流れ、
そして二人の心の中の決意を
聞くと、やっぱりゲイの人生の中には
なかなかなかったりする。

その良し悪しは、人それぞれだけれど、
パートナーとして、そういう人生の節目を
しっかりと受け止める出来事は
少し羨ましい、そう思った。

月並みだけど、末長く
幸せになってほしい。

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2022年03月30日

ウィル・スミスの件について 改めて

一昨日のブログに長々と買いたアカデミー賞の
ウィル・スミスの件。

何が理由であっても、暴力だけは絶対いけない、
僕はここでそう書いたし、その気持ちは
今でも、まったく変わっていない。

驚いたのは、全米での意見は擁護派と
反対派と真っ二つに分かれていたけれど、
日本では、スミスの気持ちはよくわかる、
という擁護する意見が圧倒的だったと聞いた。

「自分だって殴りに行く。殴られて当たり前」
という男性の意見や、
「そうして守ってもらうのは本当に嬉しい」
という女性の意見も多かったそうだ。

加えて、スミス自身の息子も
「自分は気持ちよかった」
「そして僕も同じことをする」
という声を発したようだ。

このあたりの意見をまともに取ると、
侮辱されたら、力で制しても良し、と聞こえてくる。
それを思うと本当に恐ろしい。


ただ、それから1昼夜経って、スミスは
インスタグラムに「どんな形であれ、暴力は
有害で破壊的。昨夜の私の振る舞いは、
受け入れがたく、弁解できないものだった。
クリス、あなたに公式に謝罪したい」と述べた。

これはあらゆる人が、彼に助言をしたからなのか、
アカデミー協会が、由々しき事件であると
発表したからなのか、
また、スミスが心からそう思ったのかは不明だ。

世間では、ロックのトーク、
リハーサルではその部分は語らなかったこと、
そこにスミスは来席していなかったこと、
また、数年前のオスカー授賞式でも
ロックは不在のスミスの奥さんに触れていたことなど
多くの情報が流されている。

しかし、いずれにしても、スミスは
クロス・ロックに公の場所で謝罪したのだ。

暴力は決して許されるべきではないけれど、
ただ、平手打ちをしてしまったこで、幸いにも
傷害が出ることもなく、ロックも
被害届けは出さないと言った。

スミスはロックを許し、
おそらくロックもスミスを赦したのだ。

僕は「目には目を、歯には歯を」という
考え方が好きではない。
人は許し合うということで前に進むのだ。

要は、この話はきちんと終止符が打たれ、
こういうことは二度と起きてはならない、
それを誰もが、胸に刻むことこそ、大切なのだ、そう思う。

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2022年03月28日

第94回アカデミー賞授賞式を観て

本日、3月28日はコロナ前よりも、ひと月遅れの
アカデミー賞授賞式だった。


日本時間でいつもは午前10時から始まるのに、
9時とは何故?と思ったら、
あちらは2月と違って、サマータイムに
なっているワケで、なるほど!と膝を打つ。
それで4時間ほどの睡眠で午前7時半からの
レッドカーペットからしっかりと観る。


結果的には僕の予想は、技術賞総なめだろうという
「DUNE 砂の惑星」を除いては、大きくはずれ、
23部門中、11勝12敗と無念な結果に(泣笑)

特に下馬評が高かった「パワー・オブ・ザ・ドッグ」
主演のカンバーバッチ、マクフィー、脚色は全部
他に持って行かれた。
技術賞関連の多くが「DUNE 砂の惑星」になる、
という予想はなんとか当たった。

もちろん、去年、僕のベストだった
「ドライブ・マイ・カー」が
国際長編映画賞に輝いたのも、予想通りで
とても嬉しかった。

しかし、そういう喜びの中、
オスカーの黒歴史になるだろう大きな事件が起きた。

プレゼンターのクリス・ロックが
ウィル・スミスの脱毛症の奥さんを
「(短髪で有名な)GIジェーン2が楽しみだ」と言い、
その瞬間、妻を侮辱された、とスミスが
壇上に上がり、ロックを殴ってしまったのだ。


202203280000447-w1300_0.jpg

一瞬演出か、と思った中で、
殴られたあと、言い訳をするロックに対して
スミスは激しい暴言を投げかける。

あまりの突然の出来事に、僕も呆然とし、
客席も凍りついたように、静まり返った。

偶然なのか、その後、放映が回線が悪く中断し、
少し経過してから何事もなかったように
ゴッドファーザー50周年の式典が行われていた。


その後、最優秀主演男優賞が、カンバーバッチならず、
ウィル・スミスが呼ばれた。
彼はスピーチの中で
「(自分が演じた)リチャード・ウィリアムズは
強く家族を守った男。悪口を言われても、
芸能界の中で軽蔑されても、
ニコニコしなければならない」
そういうことはどうなのか、と
客席に問いかけ、涙を流しながら、
アカデミー協会やノミネートされた人々に
さっきの出来事を謝罪した。

しかし、クリス・ロックに対しては、
決して謝罪をすることはなかった。

「自分は愛情のための船のような
存在になりたい。」と言うスミスのスピーチを
聞いて胸を熱くした人も多く、
それだけを取れば僕も
もらい泣きしそうになっただろう。


しかし、暴力は決して肯定出来ない。
国家や家族を愛するがゆえに、暴言から守るためなら、
パイオレントな攻撃もいとわない、なんて
結局、今のウクライナと同じだ。

闘いが闘いを生み、さらに傷つき、
葬り去られる人々が
増えていくばかりなのだ。

楽しみにしていた今回のオスカーは
僕にとっては、かなり辛いプログラムになってしまった。

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2022年03月27日

新人スタッフ ヨシのこと

昨日は新しいスタッフのヨシが入ってくれた。

ヨシは、おそらく店がオープンして数年後から
遊びに来てくれていたお客さんだ。
そのガッチリした身体にニコニコとした笑顔、
そして人見知りすることない雰囲気は、
いつも場を和ませてくれた。

思い出すのは、僕が映画の仕事で、
とある試写室に行った時に、
彼も仕事でその場所にいて、
朝の10時くらいにばったり会い、
彼が驚いて固まっていた、というのが、
もう10年近く前かもしれない。

また、僕が行っているジムでも
よく遭遇することがあり、
僕の倍ほどの重量を軽々と
持ち上げているのには驚かされたものだ。

そういうさなか、彼の家でちょっと大変なことがあり、
近県の実家に帰ることになった、と聞いたのも
結構前になる。
ご家族の介護をしながら、オンラインで仕事をし、
それでも、その上で店を手伝ってくれることになった。

ここまで重量感があるヨシだから、
また新たなお客さんを店に呼んでくれる、
それが楽しみな春となった。

今後ともよろしくお願いします。

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2022年03月26日

あまりにも辛い思い出

シュンちゃん38歳は、都内のジムに通っているが、
僕が行くジムもそうだが、
ジム内でのお客さん同士の会話はかなり
制限をされているようだ。

そんな中で、彼が二十歳の時に
ネットの出会い系サイトで知り合った10歳ほど
年上の人をロッカーで見かけたと言う。

さすがに驚き、咄嗟に声をかけたら
その彼は「は?人違いじゃないですか?」と言われ、
シュンちゃんが少し説明しようとした瞬間、
ジムのスタッフが「ロッカーでの会話は控えてください」と。
その間にその彼はそそくさと帰ってしまった。

当時、まだ男性経験をしていなかったシュンちゃんだったが、
その彼が実家だというので、
いつも会うのはシュンちゃんの
小さく狭いアパートだったらしい。

優しい彼だったが、どこかいつも陰があり、
仕事や実家の用事に常に
縛られていて、なかなかしっかりとした
約束ができなかったのだそうだ。
それでも、そういう関係は半年ほど続いたらしい。

そしてある日、ある時、突然連絡が取れなくなった。
メールも返信はなく、聞いた電話にかけても使われていないというメッセージ。
初めての経験でかなりショックだったと言う。

それから何年か経ち、シュン君にはそれなりの友人が何人か出来、
その彼の話をしたら、彼は既婚者でかつ長年付き合っている男性もいたらしい。

もう20年近く経っていて、シュン君にもパートナーがいる。
別に責めたりするつもりもなく、ただ懐かしくて
声をかけただけだったのに、とても残念な気がしたと言う。

それでも「色々事情があるんでしょうね。仕方ないです。」と
悪態を、つくワケでもないシュン君を見て、大人だなと思った。
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2022年03月25日

素敵な年上を探して

昨日、10時過ぎに、かなり酔っ払っている
若い人が店に来てくれた。

前の店で飲めないワインを一杯飲んだだけで、
「ごめんなさい。もうダメって感じです」と
倒れ込むように、烏龍茶を頼まれた。

彼は21歳の大学生で、他県に住んでいる。
春休みを利用して、東京にやって来たようだ。
もちろんうちの店は初めて。

彼の情報網は、ほぼツイッター。
出会いもそうだが、うちの店も
ツイッターを見て探して
来てくれたのだそうだ。

彼のターゲットは45歳以上。70を超えた人でも
彼が気にいればオーケーということで、
うちの前に行った若い人が集まる店で
その話をしたら、
「ただの老け専じゃん!」と
コテンパンに叩かれたらしい。

自分のことを思えば、
叩くことはしなかったけれど、
若い頃は確かに40歳を超えたら、
そういう対象外だと思っていた。

結構ファッションに興味があるらしく、
着ているモノはかなり派手だが、
ずっと柔道をやっているその身体は
多くの人に「抱き心地がいい」と
言われるようだ。

ここ3日間も、バーで出会った中年男性に
誘われて、なかなか良い時間を過ごしたと言う。

うちの店を出てから、改めて「若老けバー」を
求めて、また来ます、と店をあとにした。
これからも、ずっと素敵な年上を
求めていきます、と声を弾ませて。

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2022年03月24日

それぞれの結婚感

昨日のブログで、NYから来てくれたケンの話を書いたが、
まさに昨日は、サンフランシスコから
3年ぶりくらいにタケシタ君が来てくれた。

タケシタ君は、50歳を過ぎたばかりだが、
25年前に日本で会ったアメリカ人と
あちらで暮らしている。

そして、ケンと同じく7年前、
アメリカ議会で同性婚が成立してから
すぐに結婚をした。

タケシタ君のパートナーのご家族は
彼らの家に近い場所に住んでいて、
やり取りをしていたが、地価の高騰で
ここ数年、それぞれがシスコから離れたらしい。

とは言え、二人の結婚を喜んでくれたと言うし、
タケシタ君たち二人も幸せを強く感じたようだ。


そこで、ケンの話に戻ると、
ケンの亡くなったパートナーは、
そもそも同性愛ということについて
深く考慮し、色々な運動もしてきた
アクティビストだった。

しかし、彼は同性婚については
強い反対意見を持つ人だったと言う。
そもそも、結婚という形式についての疑問。
そして、男女というストレートに
何故、同性愛者が習うのだ、という意見。

しかしながら、ケンに永住権を持たせるために
その気持ちを殺し、結婚にサインをしたと言う。


ずいぶん前に、ここに書いた気がするけれど、
僕自身も、結婚制度、というモノは
男女の間も含めて、もはや崩壊していると思うし、
その拘束力がありとあらゆる問題を作っている。

僕に兄が住むスウェーデンでは、
結婚をしている人々は半数もいるかいないか、で
ありとあらゆる権利に対する選択肢を、
個々がそれぞれ選ぶことが出来ると言う。

この面倒な制度さえなければ、もう少し
多くのカップルが幸せで自由に生きられるはずだ、
と僕自身は思っている。


とは言え、世界で、特に日本でこの結婚という
制度がなくなることはほぼないだろう。

その上で、結婚しているか、していないか、
もしくはストレートカップルか、
そうでないか、ということから、
あらゆる区差別が生じることは
「同性婚」を通すことによって、
とりあえずは無くなるはず、というのが
今現在の僕の気持ちだ。

ケンやタケシタ君も含めて、海外に住む
多くの友人たちが同性婚をしている。

まずはそれが通常になってから、
改めて結婚について議論をする、
ということが望ましいと思うところだ。

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2022年03月23日

ニューヨークからの友人

一昨日でまん延防止措置が終わった。
その前日、そしてその最終日の2日に渡って、
同世代で古い友人のケンが訪ねて来てくれた。

ケンはもう20年以上ニューヨークに住んでいる
アーティストだ。

彼の壮絶な人生経験は、このブログの
1ページにはなかなか書くことが出来ない。

当時、お金がなかったケンは、ニューヨークに
渡った頃、美大の学費を払うため、
ゲイのエスコート(いわゆる日本で言う
売り専)をやっていた。

そのうち、ゲイビデオに出演すると、
ギャラがすごく上がると耳にして、
彼はアメリカのポルノ男優として
名を連ねることになる。

もちろん、アメリカの男優と互角になるためには
身体をさらに大きくしなければならなかったり、
かなり関門もあったようだ。

しかし、彼はそれで美大を卒業、
その後、どんどん売れっ子アーティストとして
名前を出すようになった。

出会った当時、それほど一緒に飲んだりする、
ということではなかったけれど、
共通の友人や知り合いも多い。

中には彼同様、大成した人もいるし、
ドラッグで捕まった人、
そして亡くなってしまった人などもいる。

彼自身も、17年連れ添ったパートナーを
去年ガンで失ってしまった。
亡くなるまでの2年間は、ほぼ介護を
していたようだ。

彼と結婚をして、グリーンカードを
取得したものの、これからどうやって
生きていこうと色々考えることも多いと言う。

日本のみならず、全世界に彼のファンが
多いことはFacebookでもよくわかる。
この年齢でも、多くの同世代はたちうち出来ない
肉体もさることながら、そのあらゆる才能は
たくさんの人々を魅了している。

ケンとたくさん話しながら、
彼のことだから、これからも
多くの中年熟年ゲイの鏡となっていくだろう
そう思った。

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2022年03月21日

恐るべし、わからへん関西弁!

昨夜は、僕も含めて大阪出身が3人、
四国出身が一人、それ以外は
東京、それ以北が数人という感じの中、
関西弁がわからない、という話になった。

「自分なあ、単車であっこのモータープールで
ちり紙ほかしたやろ。あかんで。
単車、どっこに倉庫になおされてしまうで。」
って、理解できるか、などと。

「おまえさ、バイクであそこの駐車場で
テッジュを捨ててただろ。ダメだよ。
バイク、どこかの倉庫に片付けられちゃうよ」
ということだ。

そう言えば、先週だか、
ラジオで「関西弁の意味が難しい言葉ランキング」
というのがあったことを思い出した。
以下20位から1位まで

押しピン→ガビョウ
カッターシャツ→Yシャツ
くくる縛る
ポリボックス→交番
イキってる→調子に乗ってる
ようけ、ぎょうざん→沢山
辛い→しょっぱい
ドン付き→行き止まり
正味(しょうみ)→ぶっちゃけ
行きし、帰りし→行く途中、帰る途中
三角座り→体育座り
あて→おつまみ
さらう→空にする
必死のパッチ→必死に物事をする
おぼこい→子供っぽい
やんぴ、やんぺ→抜ける
ワヤ→無茶苦茶
なんしか→とにかく
水屋(みずや)→食器棚
いらう→触る

という結果だった。それを聞きながら、
関西勢は、こんなんもある、あんなんもある、と。

その中には、駐車場のことをモータープールと言ったり、
アイスコーヒーをレイコー、
このあたりは東京勢にもわかりそうだけど、
騒ぐことをいちびりと言ったり、
入れ違いのことをテレコと言ったりすることは
あまり知られていないようだ。

まあ、そんな話で盛り上がった
祝日前の夜だった。
さあ、まん延防止措置も今日で終わりだ。

明日からは通常営業となります。
よろしくお願いします。
(とは言っても、平日は19時から23時半ですが・・・)

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2022年03月20日

中高生の頃のエロ、それぞれ

昨夜、他店からの紹介で初めて来てくれた
コウジロウ君、32歳。

彼は地方都市で生まれ育ったコウジロウ君。
小学校高学年の時に
水泳の授業の時に、先生や
クラスメイトの水着姿に
ドキドキをして、自分はおそらく
男が好きなのだと気が付いたらしい。

中学に入って、4人の兄弟で使っているいるPCで
こっそりと初めてゲイのネット動画を観て、大興奮。
その頃から、履歴を消したり、ダウンロードして
USBにコピーしたりする術を覚えたと言う。

僕からしてみれば、中学生の時に!?とビックリだ。

その時代は、細々とPCを観る、という
感じだったが、彼が高校に上がる時には
上の兄や姉はみんな家を出て、
そのPCは自然と彼のモノになったと言う。

それから3年間、ほぼゲイのエロ三昧。
もちろん、経験自体は二十歳までなかった、
と言うから、さぞ頭の中はありとあらゆる
テクニックなどがしっかりと入ってしまい、
思えばかなり頭デッカチな高校生だったと言う。

とは言え、本人いわく、初体験の時は
さすがにドキドキしたらしいけれど。


それ思えば、僕なんかの頃は、
ビデオさえなかった時代だ。
その辺にある上半身裸の男の
写真だけで大興奮していた。

プレイボーイとか、平凡パンチ(もう誰も知らないかも)
という週刊誌で、どうやってエッチをするのか
ということを読んだりするくらいで
ほぼ実践する映像など、ほぼ観たことがなかった。
大学に入って、初めてロマンポルノなるものを
映画館で観た時は、ほぼ疑似的な
セックスだっただけで興奮していた。

ただ、冷静に考えると、どちらが良いか
微妙だなあと。
結果的には何らかの方法で
みんな知るワケだし、
僕なんかの場合、あまり早いうちから
そういうことを知ると
のめり込んで勉強など手につかないどころか、
大好きな映画さえ、観なかったのかも知れない。

そう思えば、ほどほど、というのが
良いのかも知れない。

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2022年03月19日

LINE上のやり取りの違い 年齢か、性格か

昨日は土砂降りの金曜日。
そういう中でも来てくれた
お客さんには心から感謝だ。


さてさて、50代のユウスケちゃんと
20代のゴロウとで、昨今の若年層と
年配者との違いについて色々話をした。

特にLINEについての話がとても面白かった。

若いゴロウいわく、飲み屋でも、ハッテン場でも、
また、マッチングアプリで知り合った人とでも
意外に40歳以上の人は、すぐに
「LINEやってる?」と聞かれることが
多いそうだ。

彼らはもう学生の頃から
LINEを使っていて、本名を入れているのが
結構多いと言う。
もちろん、本名登録していないのだとしても、
一度や二度、会った人に
そう簡単には教えたくないらしい。

ただ、その時に連絡先が交換
出来なければ、もう会えないという可能性も大だ。


あと長文も年配者の特徴。
きちんと伝えよう、というのはわかるけれど、
それは会った時で良くて、LINEの基本は
チャットだから、短い短文のやり取りが
2、3回でいいし、基本的には用事がある時だけだと。

増してや、電話で話すことなど、
本当に差し迫った急用でもない限り、
絶対にしないのだと言う。


それを聞いていたユウスケちゃんは、
普通に挨拶をしても、既読スルーになったり、
少し長文を送ると、既読すらならなかったりする。

それは何故かわからないし、聞くのもどうかと思う。
色々考えていくと、結局嫌がられているのか、
というような結論に勝手に行き着くこともあると。

ただ、若い人からしてみれば、
何故、LINE上でいちいち挨拶を
し合うのか、わからなかったりする。


僕自身は、比較的仲が良い古い友人たちや、
多少歳が離れていてもかなり親しい友人との
やり取りは意外とスムーズで、
さほどとても若い人とのLINE上での交流は
ほぼなかったりする。
それはそれで、ちょっと寂しいけれど(笑)


ただ、上に書いたやり取りは、
年齢だけに限らずに、性格にも寄ると思う。
単純に挨拶が来ると嬉しい若い子もいるだろうし、
そういうことを嫌う年配者もいるだろう。

ただ、大切なのは、その関係性と
書く中身なのだろう。
それが伝わらない相手だったら、
そらまでだ、ということのような気がする。

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別府から神戸へ

福岡のあと、初の別府温泉に行くことにした。
温泉地と言えば、昨年、愛媛県の道後温泉に
一人で行ったけれど、特に観光しなくても
温泉に浸かっているだけで、東京での
日常感覚がなくなるのが良い。

映画も観ず、音楽も聴かず、ネットも開かず、
ただ、ただ、歩き、どっぷりと温泉に浸かる。

日頃、仕事以外でも趣味に追われるような日々を
送っている僕としては、ちょっと寂しいような、
でも、改めてこういう時間は必要だと感じるのだ。

とは言え、温泉に行く前は、やはり
別府駅の観光案内所で色々聞き、
地獄めぐりを敢行することに。


別府駅かあ鉄輪(かんなわと呼ぶ)までバスで行き、
そこから6ヶ所の地獄めぐりを。
真っ赤に染まった血の池地獄や
真っ青な海地獄、地下から噴き上げる
龍巻地獄など、ゆっくり観光。

特に驚愕するほどの場所はなかったけれど、
その中で鬼山ワニ地獄がなかなかすごかった。
夜行性だというワニの群れは、ほぼ動かないけれど、
折り重なるように暮らしているワニの多さ、
そして少し動くたびにギョッとさせられる。

images.jpeg

それからいくつかの日帰り温泉に入ると
あっという間に日も暮れかかる。

それこそ温泉も、室内についている内風呂も
充実している、と聞いて予約した山の上にある
ホテルへと向かった。
噂通り、素晴らしいホテルで、この日の夜は
本を読みながら、本当にのんびりと出来た。


そして翌日、神戸へ向かい、
去年の6月以来の両親の墓参りへ。

例年は初夏に行くけれど、昨日も書いたように
まん延防止措置も終わりそうだったので
この日を選んだら、彼岸直前だと気が付く。

うちの両親の墓は、兵庫の甲山墓園という広大な
土地にあるカトリックの共同墓地なのだが、
ここが車でないと、なかなか大変なのだ。

西宮駅からだとバスで小一時間、
夙川駅からバスで30分、
それも待ち時間も結構ある。
来るたびに、今度はレンタカーなんで
考えながら、ついつい忘れてしまう。

それでも、母が好きだった花を買っていくと、
さすがにこの時期、たくさんの花がたむけられていた。

ここに来る時は、どんな季節でも晴天だなあと
不思議に思う。

こんな時期、汗ばむほどの陽気に包まれた
充実した旅となった。

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2022年03月17日

福岡の旅

火曜日以外はブログをアップする予定が
月、水と休んでしまって申し訳ないです。
インスタグラムなどにはアップしていたけれど、
まん延防止措置がいよいよ来週頭で終わる、
といういことで、平日の休みを利用して
初の別府と両親の墓参りをしてきました。
(今、帰りの新幹線)


別府に行く前に、博多に一泊したので
とりあえずそのことを。
博多は過去2度行ったことがあったけれど、
いずれもあまりゆっくりは出来なかった。
1度目は前に務めていた会社の社長の袴鋭利に。
そして2度目は元彼の見舞いで長崎に行った帰りだった。

とは言え、今回も基本的には別府に行きたいと
その前に立ち寄った感じ。
でもせっかくだから、と福岡大仏を観に
東長寺に行ってみた。

これ、意外と福岡の人も知る人ぞ知る
ということらしいけれど、
日本で最大の木造の仏像らしく、
なかなか見応えがあった。
また木造歌に回っての地獄絵図も
立体的でおどろおどろしく、
これまた興味深かった。


さてさて、それから電車を乗り継ぎ、
太宰府天満宮に。
この暖かさで梅が開花し始め、
観光客も少なく、味わい深い時間を過ごすことが出来た。

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さて、夜になり、やることもなかったので
僕が提携しているジムに行くことに。
福岡市内には、2軒あるようだったが、
一軒は休館日。

そんなワケで、ショッピングセンター内にある
もう一軒のほうに行く。
この店舗、面白いのが、トレーニング施設が、
ビル内のTSUTAYAやら他店に面していて、
ガラス越しどころか、そのまま見えているという感じ。
なんだかこういうジムは初めてだったので、
なんだか不思議な感覚だった。


さて、そのあと、せっかくだからツイッターなどで
世話になっていたり、噂だけは聞いていた
博多のゲイバーに行こうとしてみる。
ところが、前回も行けなかった博多では
最も有名とされる店はお休み。
そして、それこそいつもツイートをリツイート
してくださっているお店も休み。

何度か耳にしているお店もダメと、
月曜日がお休みという店はかなり多い。
こういうことなら、福岡に住んでいる
お客さんや、福岡出身のお客さんなどに
きちんと聞いておくべきだった。

あてどもなく、ぶらぶらとしていて
結局、名前だけで"GORILLA BEASTSさん”
というお店に入ってみる。
お店は小さいカウンターに5、6脚の椅子。
マスターは、非常に優しく親切、穏やかな
ローニーさんという人で、
もう一人の友達と二人オーナーだそうで、
出来て3年、その大部分はコロナだったと言う。

ほとんど福岡を知らない、という僕に
博多には40軒の店があり、ローニーさんは
全店舗行ったことがある、というのが凄い。
そして一軒、一軒、色々な
特商を教えていただくのだが、
これがまったくネガティブな言い方は一切しないのが
当然といえば当然かも知れないけれど、
とても好感が持てた。


さて、そう話の中で出てきた"Bros.さん”
どこかで聞いたことがあるなあと、
その帰り道に寄ってみた。

ここは比較的大きなお店だったけれど、
マスターのマサノリさんいわく、
一人のほうが楽なんで、と
週末も一人で仕切っているらしい。

話をしていると、六尺デーや火曜日を
やってくれているスタッフのタクヤが
以前お邪魔したようだった。

マサノリさんは、ゲイの間ではかなりモテ筋
ガチムチだが、何と50を超えているとか。
これには驚いた。

この店舗自体は、まだ数年らしいけれど、
他店も含めて、自分がマスターをして
もう20年以上というから、それこそ
大先輩である。

つい最近、壁に描いてもらった
児雷屋さんのイラストのいきさつなどを
話してもらったり、それこそ昔ゲイ雑誌の
グラビアに出た話などを聞かせてもらっていたら、
もう2時もすっかり回ってしまった。


そんなワケでなかなかのんびりとした
博多の夜は更け行くのだった。
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posted by みつあき at 18:05| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月13日

大好きな男は人たらし

シュウゾウ26歳は、最近、
マッチングアプリで、
とても素敵な人に会ったらしい。

40歳で、ものすごいモテ筋、身体もエロい。

まあ、シュウゾウもルックス良し、
身体良しだから、当然か、と僕は思うけれど、
あまり自信がないシュウゾウは
「俺なんかでいいんかな」と思いながら
会いに行ったらしい。


最初はお茶を飲み、色々話してから
「あ、飯、食いに行こ!」と言われて
おお!これは脈ありかと。

銀座のかなり良いレストランんで早めに
食事をしてから、その彼の新橋の行きつけの
ゲイバーに行く。

まだ若いといえば、若いのに、
結構マスターやお客さんと
すんなりと会話を交わす。

それどころか、来るお客さんにも
挨拶をするから、それなりの常連のようだ。

時短だから、18時に入って、20時までの
2時間。彼は日本酒を4杯ほど飲む。

それほど強くないシュウゾウだが、
頑張って3杯付き合ったらしい。

その間、彼のことを聞くと、
今まで色々あったけれど、
今はシングル生活をエンジョイしているのだとか。

9時過ぎに店を出て、階段で
「今日はありがとな。楽しかったよ」と
肩を抱かれて、握手をされる。

え?キスじゃないのか。
シュウゾウはそう思ったけれど、
まあ、今回はと早めにうちに帰った。

自宅に着くと、すぐにLINEがあり、
今日はありがとう。
また、ゆっくり飯食べようねと。


それからLINEのやり取りが3日に一度くらい
続き、そのあと、2度ほど食事をしたけれど、
2回目は仕方がないけれど、
3回目も普通に別れようとする。

仕方なしに、3度目のデートの帰り
自分からキスをすると、
驚くほどのディープキスが返ってきた。

「うちに来ませんか」
そう言うと「いや。明日、早いから」と
断られる。
なんなんだ、と思って、返ってから
「僕とはエッチな気持ちにはなれないですか?」と
LINEをすると
「いや。そんなことはないけれど、
なかなか忙しくて」と連絡がくる。

結局、それからふた月、こういうダラダラとした
LINEのやり取りがある。
アプリを見てみると、一日に何度も
開いていることがわかる。

彼が好きなタイプを見ると、
確かに自分と似たような若い人たちが
並んでいる。

みんなにも自分のように接しているんだろうか。
そういうことを色々考えてしまう自分が
イヤで連絡を断とうとしても、
あちらからまた連絡が来ると言う。

「それって人たらしって言うんですかね」
ショウゾウは僕にそう尋ねる。

うん、悪い人ではないけれど、
そういう中途半端な感じの人は
結構いるのかもしれないね、と僕。

「せめて、一度寝てくれれば、
スッキリすると思うんですけれど」とショウゾウ。
「いや、そうすると、
もっと忘れられなくなっちゃうんじゃないの?」

モヤモヤしているのなら、次に進んだほうが
ショウゾウにとって、良い気がするんだけど。

誰もが一度は経験することかも知れない。
僕も大昔に一度、それに似たことがあった。

こういう気持ちになるのは
実に苦しい。
でも、とても懐かしいような。

「ショウゾウなら、もっと良い相手が
出てくるよ」
と、まあ、あまり慰めにもならないような言葉を
伝えながら、ちょっと切ない気持ちになった。

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2022年03月12日

ワクチン接種、人それぞれ

昨日、店に来てくれたお客さんたちの
何人かが先週、3回目のコロナワクチン接種を
終えたようだった。

1回目や2回目で副反応は人それぞれ。
やはり世間で言われているように、
若い人が結構大変のようだった。

ちなみに2度ともモデルナを打った僕は
共に腕が痛いくらいで、本日、12日
ファイザーを打ってもらってきた。


副反応は本当にいつも元気な46歳の
エイジは、なんと3日間、38度以上の熱が
下がらなくて、コロナかと思ったらしいし、
30代のキョウゾウは、微熱が出たくらいだと。

50も半ばのヤスオとセイジは、
それぞれ無反応と、高熱と分かれている。

と言うことは、本当にわからない。
僕も今のところ、まったく反応は
見受けられず、とりあえずこのまま
仕事に行く予定。

今夜、仕事から帰ってきて
明日がどうなるか。
店を休まずに出来ることを祈ろう。

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2022年03月11日

お勧め映画「ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘い」

ロシアのウクライナ侵攻が連日、メディアの
トップニュースだが、残念なことに、
このプーチンの暴挙がどうしたら治まるのか、
まったく想像がつかない。

そんな中、もう7年前に公開され、
アカデミー賞の長編ドキュメンタリー部門に
ノミネートされた「ウィンター・オン・ファイヤー 
ウクライナ、自由への闘い」がNetflixで
観ることが出来る。

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ウクライナという国は、ソ連支配下で
80年代自国に配されたチェルノブイリ原発の事故で
多くの人を亡くした。
その後、ソ連のペレストロイカによって
90年に入り、ウクライナ国民が
手を繋いだ有名な「人間の鎖」を作り、
ついに独立宣言、民主化に成功した。

その後も、ウクライナ政局は紆余曲折ある中で、2013年、プーチンから後押しされる
ヤヌコーヴィチ大統領が当選。
政権がEUの調印を見送ったということから、
改めて民主化を求めて、
反政府主義者たちが立ち上がった。

この模様をスマホで撮影した個人映像、
そして記者たちのカメラ映像などを編集し、
創り上げられたのがこのドキュメンタリーだ。

映画は、国家の警察と自由を欲する人たちの
ひと月以上に渡る激しい闘いを記録している。
舞台は現在、ロシア侵攻から人々が
逃げ惑っているキエフだ。

最初は反権力者たちだけだったのが、
どんどん大きく広がり、血を流すさまは、
目を覆うばかりだけれど、ウクライナの
国民のパワーは、これを観るとよくわかる。

次々と発泡される中でレンガを持って立ち向かう人たち。
若い人だけでなく、老人、子どもまでもがそこ、ここに見える。
瓦礫の中、バリケードにされたピアノで
ショパンの「革命」を弾く女性は涙を誘う。

最終的には彼らの血は無駄にはならず、
ヤヌコーヴィチはロシアへと亡命。
映画は勝利へと向かうけれど、
それから10年もたたない現在、
まさかこういう事態になるとは。

あの時に闘った人たちは、今、どういう状況なんだろう。

少しでも、この状況が落ち着くことを祈るばかりだ。

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2022年03月10日

エスムラルダ 誕生50周年記念祭にて

6日の日曜日の午後、友人でもあり、
著名ドラッグクイーンのエスムラルダの
「エスムラルダ 誕生50周年記念祭」に
伺った。

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ホラー女装と言われて、もうかなりの
年月が経つエスムラルダ。

昨日のブログに書いた長谷川さんなどと
会った同時期に、このエスムとも
バー、タックス・ノットで知り合った。

最初は何となく軽い挨拶程度だったのが、
そのうちに映画や舞台の話で
盛り上がるようになった。

その後、僕が店をオープンし、
顔を出してもらえるようになって
1周年の際にパフォーマンスをお願いし、
それからほぼ毎年、
うちの周年のパフォーマンスには
欠かせない人となった。

最初は彼の独演だったのが、
僕たちスタッフと共に絡みながら
一緒にパフォーマンスを作っていくのも
楽しい作業だったりする。


そんな彼が次の日曜日の13日に
なんと50歳になる。
出会った頃は、まだ20代の
大学を出立ての頃だったはずだ。

そのお祝いを兼ねて開かれたのが
記念祭だった。
場所が、うちの1周年をやった
AiSOTOPE LOUNGE(当時は非常口と言っていた)。

ショウの1部は、彼の生まれてから
ゲイの道に入るまでをスライドショーで
紹介したあと、スペシャルゲストは
これまたエスムと会ったその当時、
知り合った女装、ブルボンヌ。

彼だって、まさかこんなふうに
女装でテレビに出るようになるとは
まったく思わなかった頃に出会っていた。
そして彼もまた、うちの1周年で
パフォーマンスを見せてくれた。

ブルとエスムの二人で
思い出話に花が咲き、
それぞれのパフォーマンスのあと、
二人でやった最高の出しものが
由紀さおり、安田祥子姉妹の
「トルコ行進曲」の口パク。
久しぶりに観たけれど、やっぱり素晴らしい。

休憩を挟んで2部は、エスムが
6年ほど前から、ドリアン・ロロブリジーダさんと
ちあきホイミさんと組んでいる
ドラッグクイーンユニットの登場だ。

何度観ても、この二人の野太く、
響き渡る歌声と重なるとエスムの歌唱力が
出会った頃よりも遥かに伸びていることもわかる。
彼を見ながら、自分も酷い歌で
よくも一緒にパフォーマンスなど
しているなあと恥ずかしくなる。

とまあ、色々なことを考えながらも
本当に楽しく、そして改めて
この才能溢れる人と共に
周年を送ることが出来ている幸せを
感じることが出来た一日だった。

本当におめでとう!!
これからもよろしくお願いします。

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2022年03月09日

長谷川博史さんの逝去を知って

ピンクベアこと、長谷川博史さんと言えば、
多くのゲイの人は耳にしたことが
あるかも知れない。

そんな長谷川さんが、一昨日、
お亡くなりになったのだ。
つい先週、バー無らいのマスターが
亡くなったことを知ったばかりだった。

IMG_7636.jpeg

長谷川さんは、もう廃刊となった
ゲイ雑誌 G-menの元編集長であり、
90年代からはHIVの啓蒙活動を
始められた。

当時、まだエイズパニックのさなかで、
パートナーと付き合うのをきっかけに
受けたHIV検査で、長谷川さんは
陽性と診断されたのだった。

それからの彼の活動の幅広さは、ご存じの方も
多いだろうし、ネットで彼の名前を検索すると
彼に関する多くの事柄が出てくるはずだ。


僕が長谷川さんに最初にお会いしたのは、
それこそまだHIVに感染される直前で
おそらくバー、タックス・ノットだったと思う。

共に同じ人と付き合ったということもあって、
そんな過去の男の共通の話で盛り上がった。

それから何度か、二人で
食事に行かせてもらった。

もちろん、同性愛(LGBTQという言葉は
まだなかった)についてだけではなく、
社会、文化、そして、長谷川さんらしい
エロスに対する自由な思いを
色々と聞くことが出来たことは
僕にとって、大きな置き土産となった。

長谷川さんにとって、同性愛者であり、
HIV感染者であることから学んだ事と同時に、
男性として奔放な性的快楽や
フェティシズムを追求することは
必然でもあり、避難されたり、
卑下することではなかったのだ。


長谷川さんは、HIV感染後、
一時期、鬱病に苦しみ、
そして腸管からの出血により、血流の
滞りから、右足の切断をされた。

お見舞いに行った際も、長谷川さんは
今や、片足しか動かない、とは思えないほど
明るく元気な顔を見せてくれた。

それから車椅子で、うちの店にも何度も
来ていただき、そのたびに多くの会話を
弾ませて、腹をかかえて笑ったこともしばしば。

もう7年ほど前だが
なんと当時の首相夫人まで連れて
遊びに来ていただいたこともあった。

その後、うちの店のエレベーターが
悪戯のため、一階から乗れなくなり、
来ていただけなくなったのは残念だった。

コロナ直前に、我が家に友人を招いた
忘年会では、"ベアトリーヌ・ド・ピンク”として
書かれた詩を披露され、多くの人の
涙を誘った。

70歳には少し届かない年齢だったけれど、
彼の生命に対する勇気と意志、そして
「まだまだやり残したことがある」という
強い希望は、彼よりも少しだけ若い
僕に残してくれたのだ、そう思う。

本当にお疲れ様でした。そして、ありがとう。
あちらの場所でも、さらに華やかで
激しいピンク・ベアとして
みんなのリーダーでありますように。

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posted by みつあき at 17:07| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月07日

ネガをポジに切り替える心

昨日は、エスムラルダの50歳を記念する
パーティとライブが行われた。
その話は、明日にでもゆっくり
書かせてもらうこととして、
今日は、まだ20代のススムが
とっても良い話をしてくれた昨夜のことを。


ススムは数ヶ月前、学生時代の友人に飲みに誘われ、
他の友人たちと数人で彼の家にお邪魔した。

そこでススムは悪酔いしてしまい、
気持ち悪くなり、もどしてしまった。

ススムの汚物は、その友人の部屋や、
彼が大切にしているちょっとした
マシンをかなり汚してしまったらしい。

その翌日だったか、うちの店に寄った際に
ものすごく落ち込んでいたことは
今でもよく覚えている。

結局、申し訳ないと思ったススムは、
部屋のクリーニング代金、マシンの修理代金を
謝罪代わりに支払ったようだった。
ただ、その金額は、僕が聞いても、え!?
という大金。20万を遥かに超えている。

その金額を友人はすんなりと受け取ったのかと
尋ねると、友人が悪いワケではない、という
優しい言葉と共に、とにかく支払って
自分としては良しとした、ということだった。

その後、来てくれた時も、
ススムは、その友人に対する愚痴も、
腹がたった、と言うことも決してなかった。


それから数ヶ月経った昨日。
最近、ちょっとオシャレなスーツを買った、
ということと、これから気持ち良く眠れる
少し高額な布団を買うのだというススム。

今回の出費は、あの時、弁償した
お金の半分にも満たない金額だけれど、
あの時のネガティブな気持ちを
帳消しに出来るくらいに楽しいお金を
使います、ススムはそう言っていた。

僕からしてみれば、まだまだ20代で、
それほどお金が使えない時だ。
でもそのウキウキしたさわやかな
ススムを見ながら、このポジティブに
気持ちを変換することこそ、素敵だなあ、と
そんなことを思わせてくれた日曜日の夜だった。

本当は昨日でまん延防止が終わるはずだったのに、
なというネガティブな思いは、置いておこう。
ススムの笑顔を思い出しながら、そう思った。




posted by みつあき at 14:09| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月06日

個人ブログの意味

昨日、顔を見せてくれたセイヤは、
大学を卒業したばかりの7年ほど前に
初めて店に来てくれた。

お酒は強くないのと、仕事が忙しいので
ぼちぼちと遊びに来てくれている。

面白いなあと思うのが、彼は誰にも
わからないように、
自分のブログを持っていて
決して彼を知らない人には
わからないのだそうだ。

そういうふうに書くと、
おおかた、さぞエッチなことなのかと
思う人も多いかも知れないけれど、
どうやらそうではないらしい。

僕のセイヤのイメージは、さわやかで
男っぽい容姿の上に、仕事に懸命で
正直者という誰からも愛されるキャラだ。

しかし本人いわく、そのブログには
かなりネガティブな、メソメソとした
部分がたくさん詰まっているのだそうだ。

もちろん、何らかの流れで、そのブログを
目にする人もいるだろうし、彼を知らない
客観的なコメントをくれる人もいるんだろう。


ぼくのこのブログなんかは、
バーを経営するマスターとしても
僕自身の考えや、そこで知り合った人たち
話を多少湾曲して(当人だとはわからないように)
書いていたりする。

でも、基本的には僕のことをわかっている人、
また、知らない人でも調べれば
すぐに僕に行きつく、ということでもある。

だからと言って、ウソはないけれど、
もちろん、このブログには書かないようなこと、
書けないようなことだってあるワケだ。


敢えてそういう部分を、改めて書こうとは
思わないけれど、セイヤはストレス発散だったり、
そういう気持ちを見知らぬ誰かに
投げかけたい、そういう気持ちなのかも知れない。

日記を書く文化などは、なくなっている今、
SNSなども含めて承認欲求だけが
広がりつつあるけれど、
セイヤのような書きながら、自分を
問いただす作業というのは
現代だからこそ、必要な気もするのだ。

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posted by みつあき at 13:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする