2022年01月08日

「伯林漂流」二度目のトークショー出演終えて

先日も告知した今泉浩一監督作「伯林漂流」の
映画上映会のトークショーに招かれ、
昨夜、伺った。

漫画家田亀源五郎さんと僕がゲスト、
ということだったが、前回同様、
監督から「進行役のような感じでお願いします」
と言われ、まあ、映画にそこまで
ガッツリとは関わっていないので、
うまく出来るかどうか、わからないけれど、
やらせていただくことにしたのだ。

田亀さんは僕も何作も作品を読ませてもらったり、
映画マニアとも言える彼のツイッターをも
楽しませてもらっているので、
そんなところで話したい、
聞きたいことも山ほどあった。

が、さすがに昨日は今泉監督の映画、
そしてその脚本を書いた田亀さんと
監督に、映画について、
色々伺うという流れにさせてもらった。

とは言うものの、ゲイ・エロティック・アーティストの
田亀さんと、ゲイポルノ映画監督の今泉監督、
そして元AVプロデューサーの僕、
同列に並ばせていただくのも
おこがましいけれど、
エロとは切っても切れないという意味で
そのあたりを色々問いかけていくことに。

田亀さんが小学校から中学校に上がる頃に
映画「ソドムの市」を観て、SMの世界に
俄然興味を持ったけれど、今回の映画は
その世界観からはずれて、
生の出演者と会った上で
あて書き(つまりその人たちをイメージしながら
脚本を書いていった)ということだった。

片や、今泉監督は、ピンク映画の男優から
始まった自分の経歴があり、
その手の仕事にはずっと関心があったけれど、
数年前に大事故をしてから、
個人的にまったく勃起や
射精もしなくなった。

しかし、カメラが周り始め、
そこの相手役の男優がいたら、
きちんと勃起もするし、射精もする。
そこには我ながらプロだと思ったらしい。

そんな多くのことを話しながら、
エロティックなこととは歳をとっても
背中合わせにいるのが、男だし、
ゲイなのだとつくづく思ったトークショー。

これが映像化になり、どこかで流すことが
出来たら、またここでも紹介させていただきます。

わざわざ足を運んでもらえた方たち、
ありがとうございました。

******************

各種公式SNSはこちらから
Facebook→https://m.facebook.com/bridgetokyo/
Instagram→https://www.instagram.com/bridge.tokyo/
Twitter→https://mobile.twitter.com/gaybarbridge


GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16 SENSHOビル 6F
posted by みつあき at 18:46| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月07日

今年初のお薦め映画「ヒヤシンスの血」

昨日は大雪のため、店をお休みし、
Netflixで、前から観たかった
「ヒヤシンスの血」を観た。

Unknown-8.jpeg

舞台は1980年後半。

当時、日本ではバブル真っ盛り。
ストレート社会ではジュリアナ東京で
ボディコン女性がお立ち台で舞い、
ゲイたちは、芝浦に出来た巨大ディスコ
ゴールドで白のタンクトップにジーンズで
踊っていたころだ。

当時、ポーランドでは、「ヒヤシンス作戦」と
呼ばれた同性愛者への弾圧が激しかったらしい。
ポーランド国内にいる同性愛者と、
彼らとコンタクトを取った人間、
すべてのデータベースが作られ、
登録者は同性愛者登録書にサインをさせられたらしい。

同性愛者は反政府主義者も多く、
売春組織とも繋がっていて、
病気のリスクも高い、ということで
すぐに投獄され、友人知人を
吐かされる、という目にも合っていたようだ。


映画はゲイ・コミュニティ内での殺人事件があり、
それを追う若いストレートの刑事が
(ここまでは『クルージング』と似ている!)
こういう情勢の中、囮捜査で、
自分と同世代のゲイと知り合う、という話だ。

これほど激しく、酷い社会の中で、
自分のアイデンティティを求め、貫くこととは、
と問いかけていく描き方がなかなか素晴らしかった。


本日、1月7日、以前にもこちらに書いた「伯林漂流」の上映会あと、田亀源五郎さんとトークショーに出演します。以下、詳細です。
お暇な方は是非。


******************

各種公式SNSはこちらから
Facebook→https://m.facebook.com/bridgetokyo/
Instagram→https://www.instagram.com/bridge.tokyo/
Twitter→https://mobile.twitter.com/gaybarbridge


GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16 SENSHOビル 6F


posted by みつあき at 16:46| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月06日

花を愛でる

昨日は、最近よく来てくれるショウゾウが
スイトピーを買って来たと言っていた。
彼は実家暮らしなのだが、
ここ1年くらい、自分の部屋に
花を飾ることが楽しみだと。

そう。この僕も緊急事態宣言下、
週に一度、花を買ってくる習慣がついた。
それまでほとんど考えなかったけれど、
花がある、ということで
部屋も片付き、気持ちも落ち着くのだ。

店が休みの時はジムの近くの花屋で
買って来たけれど、店が始まってからは
さすがに店に持って来なければならない。
そんなワケで、週に一度、持ってきてもらう
ネット花屋に頼んだけれど、
やっぱり自分の目で見なきゃ、
ということですぐにやめてしまった。
結局、うちのそばの花屋で選ぶことに。


思えば、ニューヨークなどに行くと、
花屋でゲイに限らず、男性が花を選んでいる姿や、
花を持って歩いている姿をよく見かける。
でも、日本で花屋に入ると、ほぼ女性。

だからなのか、逆に花を選んでいると
店員の人は女性よりも、少し丁寧に
接してくれる、そんな気がする。

「花なんて、女が愛でるモノ!」という
イメージはいまだに男社会にはびこっているし、
それはゲイの中も同様。
ってか、野郎好きなゲイは、
花とか女性的なコトは興味なし!と
いうことが「男の世界」と思っていたりもする。

そうそう。3日前に久しぶりに来てくれた
元ゴーゴーをやっていたマッチョなキイチも
ここ何年も生花をやっていて、
子供の頃から無性に花が好きだったと言う。

だから、花好きと言うと、そんな男っぽいのに
とか、揶揄されることが多かった、そう言っていた。

花に対しての男の認識って、
そうそう簡単には変わらないのかも知れない。

******************

各種公式SNSはこちらから
Facebook→https://m.facebook.com/bridgetokyo/
Instagram→https://www.instagram.com/bridge.tokyo/
Twitter→https://mobile.twitter.com/gaybarbridge


GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16 SENSHOビル 6F



posted by みつあき at 18:21| Comment(0) | 趣味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ゲイへのお年玉(1月5日分 Bridgeブログ)

一昨日の2022年の通常営業は、
新年初日に相応しくちょっと
びっくりするような流れになった。

10時半過ぎにドアが開き、
「ゲイじゃないんですけど、いいっすか?」
と、3人の若いノンケ男子の顔が見えた。
「ゲイバーとわかっているなら
大丈夫ですよ」と僕。

3人は3丁目の居酒屋で飲んでいて、
Google検索でうちの店を見つけてくれたらしい。

「なんだか大丈夫なんかな、俺たち」とか
言いながら、飲んでいた彼らだが、
それなりにリラックスして、緩やかに
ワイワイと楽しんでいた。

3人はどういう友達?と尋ねると、
なんと彼らは消防士で、
一昨年まで同じ部署にいたけれど、
分かれてしまったので、正月だから
久しぶりに飲もうと集まったらしい。

パッと見、20代後半かと思いきや、
22歳が一人、23歳が二人という若さ。
そのうちの一人は去年レスキューに
移動したらしく、制服も紺からオレンジに。
あとの二人は羨み、頑張りたいと呟いていた。

さすがに毎日の鍛錬と、その若さで
腹筋や大胸筋も凄い、という話になり、
お客さんからは脱げ脱げコール。
半裸にはならなかったものの、腹筋を見せたり、
胸を見せたらで、あちこちから黄色い声が。

ってなワケで、なかなか良いお年玉。
良い幕開けとなった。

******************

各種公式SNSはこちらから
Facebook→https://m.facebook.com/bridgetokyo/
Instagram→https://www.instagram.com/bridge.tokyo/
Twitter→https://mobile.twitter.com/gaybarbridge


GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16 SENSHOビル 6F




posted by みつあき at 01:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月03日

大晦日から元旦のこと

一昨日、昨日のブログでは
新年恒例、僕が昨年観た映画やドラマの
ベストテンなどを上げたけれど、
2日間休ませていただき
(昨夜の六尺デーはかなり盛り上がったとのこと)
本日は気持ちも新たに通常営業となる。


大晦日の店では、みんなで紅白を観ながら、
お蕎麦を食べていただき、カウントダウン、
そして乾杯となった。

紅白は、若い人たちしかわからない昨今の
アーティストには、へえ!こんな人たちが
いるんだと驚いたりもした。

とは言っても、Awesome City Clubの
「勿忘」が映画「花束みたいな恋をした」で知り、
AI(はもちろん、前から知っている)の
「アルデバラン」も朝ドラ
「カムカム・エブリバディ」で
聴いたりしていたので、嬉しかった。

その中で、水森かおりが
「いい日旅立ち」を歌うのは
ともかく、半分がクリップ映像みたいなモノが
流れて、これ、本人のアイデアかも
知れないけれど、紅白でこれは
ないんじゃないかと思ったり。

また、三山ひろしのけん玉も、
去年成功したんだから、例年これ、というのは
あまりにも退屈。
水森さん同様、半分くらいが
けん玉の映像になっていて、
歌手に焦点が当たらないというのが
最近の紅白の傾向だなあと。

国際フォーラムのガラス棟で
コーラスと共に歌い上YOASOBIの演出は
なかなか興奮させられた。

ともあれ、個人的に響いたのは
薬師丸ひろ子、石川さゆりの二人。
さすがに落ち着きの中に
激しくも強い歌声には、
胸躍るモノがあった。

当日、タクヤ、ハルキ、二人が
手伝ってくれたのがけれど、
先日も書いたハルキの婚約直後で
本人の新たなる門出にみんなで乾杯。

ストレートの青年が店でこういう形を
取る、なんてことは、なかなかなくて、
ある意味、うちの店らしいとも思った。

そうやって元旦を迎え、
2022年が始まった。

今日から通常営業。
くれぐれもよろしくお願いします。

******************

各種公式SNSはこちらから
Facebook→https://m.facebook.com/bridgetokyo/
Instagram→https://www.instagram.com/bridge.tokyo/
Twitter→https://mobile.twitter.com/gaybarbridge


GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16 SENSHOビル 6F
posted by みつあき at 18:04| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月02日

2021年 配信 旧作 テレビドラマ ベストテン

昨日に引き続き、2021年
配信やビデオで観た映画、テレビのベストテンを
発表します。

とは言っても、一応、好きな順に並べているモノの
素晴らしい作品も多く、順不動かも。

まず、配信のみに作られた作品

世界に嫌われる男 ピーター・タッチェル(Netflix)

Unknown-7.jpeg

ヤシの木に降る雪(Netflix)
ハピエスト・ホリデー 私たちのカミングアウト(Amazon Prime)
マイ・ハッピー・ファミリー(Netflix)
ソウルフル・ワールド(Disney plus)
オクトパスの神秘:海の賢者は語る(Netflix)
僕らの先にある道(Netflix)
この防爆たる荒野で(Netflix)
あの夜、マイアミで(Amazon Prime)
もう終わりにしよう。(Netflix)


配信、ビデオで初めて観た映画

特別な一日

138172_01.jpg

アンドレイ・ルブリョフ
人間の條件 第一部から
僕の村は戦場だった
テンダー・マーシー
紀ノ川
ホブスンの婿選び
南京!南京!
ナイチンゲール
五月の七日間

そしてドラマシリーズ

チェルノブイリ(Star Channel)

Unknown-6.jpeg

アンオーソリティ(Netflix)
IT'S A SIN 哀しみの天使たち(Star Channel)
イカゲーム(Netflix)
ザ・モーニングショー
メディア王(U-NEXT)
アンオーソリティ(Netflix)
ウディ・アレン VS ミア・ファロー(U-NEXT)
フォッシー&ヴァードン ブロードウェイに輝く生涯(WOWOW)
英国スキャンダル〜セックスと陰謀のソープ事情(Star Channel)


ドラマは久しぶりに観た「阿修羅のごとく」シリーズや
「フレンズ」は改めて良く出来たドラマだと感心した。

さて、どれほどドラマシリーズや配信を
追いかけることが出来るか。。。笑

******************

各種公式SNSはこちらから
Facebook→https://m.facebook.com/bridgetokyo/
Instagram→https://www.instagram.com/bridge.tokyo/
Twitter→https://mobile.twitter.com/gaybarbridge


GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16 SENSHOビル 6F




posted by みつあき at 15:36| Comment(0) | テレビドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月01日

2021年映画ベストテン

あけまして、おめでとうございます。

昨夜の大晦日も多くのお客さんに来ていてだき、
有難うございました。

本年は明日がタクヤの六尺デー。
Bridge通常営業としては、
明後日の3日から。
よろしくお願いいたします。

さて、今年も恒例の映画ベストテン。

昨年はスクリーン、ビデオ、配信で
観た本数が435本とぶっち切り。
お店が休みだったこともあり、
生涯、ここまで観ることもないだろう。

スクリーンで観た本数が195本、
残りがビデオ、配信ということ。

とりあえず、去年劇場で公開されたモノの中で
僕のベストテンを。。。

1位 ドライブ・マイ・カー

Unknown-5.jpeg


2位 アメリカン・ユートピア


3位 水俣曼荼羅

4位 DUNE デューン 砂の惑星

5位 MONOS  猿と呼ばれし者たち


6位 すばらしき世界

http://bar-bridge.seesaa.net/article/479980377.html

7位 パワー・オブ・ザ・ドッグ

http://bar-bridge.seesaa.net/article/484494237.html

8位 ライト・ハウス

9位 空白


10位 サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ

http://bar-bridge.seesaa.net/article/480091713.html

この他、「由宇子の天秤」
「ノマドランド」「夢のアンデス」
「ザ・スーサイド・スクワット "極”悪党 集結」
「tick, tick ,Boom! チック、チック、ブーン!」
「ボストン市庁舎」「ミナリ」
なども入れたかった!!!

明日は、配信で観た映画、ビデオで観た古いモノなどの
ベストテンをアップします。

今年も(去年ほどじゃないにしても)
素晴らしい映画に出会えますように。

******************

各種公式SNSはこちらから
Facebook→https://m.facebook.com/bridgetokyo/
Instagram→https://www.instagram.com/bridge.tokyo/
Twitter→https://mobile.twitter.com/gaybarbridge


GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16 SENSHOビル 6F




posted by みつあき at 15:48| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする