2021年12月08日

自由に生きていく、ということ

昨夜は、初めて、という20代後半の
男女の友人同士が訪れてくれた。

男性のススム君は、四国地方から自転車で
日本一周をしていると言うゲイ。

女性のナオコちゃんは、なんとパートナーの男性と
ロシアに住んでいて、ビザの書き換えのために
日本に帰国している最中らしい。

ススム君はプロのフォトクラファーを目指して、
国内を回りながら、SNS などで発信し、
仕事を請け負いながら旅を続けている。

ススム君とナオコちゃんは、二十歳そこそこの頃、
たまたま留学したオーストラリアのシドニーで会い、
そこからの友人関係だと言う。

たまに連絡を取り合っていたが、
お互いに今回、東京に来ていることを知り、
二人でうちの店を探し、やって来てくれたそうだ。

ナオコちゃんは出会い系アプリで知り合った
男性がロシア近くの国で仕事を続け、
遠距離チャットで関係を続けた。

彼氏が帰国後、たまたまロシアに仕事で行く、ということで
ナオコちゃんはそれまでの仕事を辞め、あちらに渡ったらしい。
仕事は、病院勤めだったらしいけれど、
ススム君も偶然、同様の仕事をしていた。

それが二人をさらに結びつかせたようだ。
共に、医療関係の人たちは尊敬しながらも、
あのキツくて辛い仕事にはもう戻れない、
そう思ったらしい。


ナオコちゃんはロシア語を勉強しながら、
あちらで働くことを考え、
ススム君は60キロの荷物を背に、
自転車でありとあらゆる場所で
人と知り合ったり、寝ぐらを見つける。


20代の二人の自由で奔放な生き方を見て、
人は年齢だけではなく、望めば
いくらでも好きに生きていけるのだなあ、
改めてそう感じさせてもらえた。

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2021年12月06日

人見知りする、しない?

先週来てくれたヤマト、37歳はとても社交的で
どんな人が隣に座っても、すぐに話しかける。
多くのお客さんは、そのノリに
すぐに引き込まれていくのだけれど、
中にはあまり話に乗らない人もいる。

そういう時でさえ、ヤマトは
あっけらかんとしていて、
ほぼ気にも留めない感じだ。

ヤマトが帰ってから、残っていた
コウシロウ 42歳は
「僕もああいう風に生まれれば良かった」とつぶやく。

確かにコウシロウは、僕とは多く話すけれど、
まず、隣に座った人などとはまったく話そうとしない。
ちょっと隣の人の話をふっても、
僕のほうを見て応えたりする。

「気がある、とか思われるのも嫌だし、
そもそも、大の人見知りだし」ということだ。

僕自身も、昔はそういうタイプで
まったく溶け込んでいけなかった。
こんなので、よく店をやったものだと思う。


ただ、考えてみれば、多くの人たちは
それほど他人とすぐに接触することをしない。
これは、日本人の特性なんだろう。

いわゆるシャイな文化の中で育てられ、
子供の頃から恥ずかしがる、
ということが悪いこととはされていないからかも知れない。


そう思えば、アメリカで育ったというセイジが
「子供の頃、ウジウジしていたら、先生から
ちゃんと自分の意見を言うように、と怒られた」
と言っていたことがある。

それが中学、高校と進むうちに、
ディベートを教えられ、人と意見を
ぶつけ合わせる、ということに慣れてくる。

ある意味、気遣いがない、とも思われる
彼らだけれど、僕ら日本人の気遣いこそが、
何を考えているか、わからない、
そう言われる理由なのかも知れない。

ヤマトとコウシロウと接して、
そんなことをふと考えた。

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2021年12月05日

自分の好きなように生きる

誰が見てもイケメンモテ筋のセイヤ君、40歳は
月に一度くらい、ふらりと寄ってくれて、
ノンアルコールを2、3杯飲んで帰っていく。

お酒は飲めるけれど、大体車で来ているので
ノンアルなのだそうだ。

昔は何人かの男と付き合っていたけれど、
今は日々の生活の中、最も大切な
ジム通いのスケジュール優先。
そこに人と共に何かをする、
という時間がどうしても入れることが出来ない。
というか、したくない。
「わがままなんですよね」と笑う。

そんなワケで、たまに4日ほど仕事の休みを取り、
沖縄にふらりと行く。

その目的は極上のゲイのマッサージ師と
会うこと、そして市内のジムに行くこと、
そして夜は飲みに行くことが楽しみ。

東京でもほとんど出来ることだね、と聞くと
「そうですね。でも景色や気温が違うことが
気分が変わるんです。
そしてあちらでは、夜、運転することもないので
とことん飲むのです。」と言う。

昼間の仕事も、もともと趣味が高じて
選んだ仕事。ただ、それもしっかりと定時に終えて
毎日、さっさとジムに向かって、きっちりと
メニューをこなす。

親にも、歳をとったら自分を守ってくれる人が
必要なんじゃないの?と言われたり、
友人たちも寂しくないの?と尋ねられたりする。
自分は今の生き方が最も幸せだし、
誰にも迷惑をかけることなく、
好きなことだけをやって
生きていくのだ、そう決めているらしい。

そんな腹のくくりかたをするのも、
ひとつの生き方だなあ、
セイヤ君の言葉を聞きながら、
そう思った。

みんなで良い歳を迎えましょう。

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2021年12月04日

ゲイの人生

昨夜来てくれたショウジは、週に一度は
来てくれる常連のお客さんだが、
彼が数ヶ月に一度連れてきてくれるソウタが
まったく連絡が付かなくなったと言う。

ショウジは、このソウタとは、
20年ほど前にジムで知り合い、
それから長く友人でいるらしい。

ただ、それほどの友人なのに、
今はLINEと電話番号しか
知らないことに気がついたと言う。

おおよその仕事は知っているけれど、
社名やどこにあるかはわからない。
住まいも駅は知っているけれど、
住所は聞いたことがない。

ソウタのご両親は他界していて、
兄弟もいなくて、独り身のようだ。
だから、もし何かあっても、
連絡の取りようがない。

共通の友人、何人かに聞いても、
連絡の手段は、ショウジと同様だと言う。

何かあったんではないか、と凄く心配だけど、
どうすることも出来ないことで
もう少し考えていれば良かった、
ショウジはそう言う。


ゲイの友人関係は、こういう事はかなり多いと思う。
山ほど話をしたり、関係も深かったりするけれど、
それ以上の関係はついつい遠慮してしまう。

仕事関連の人間よりも、ずっと
大切だと思っていても、
結果的に職場の人たちのほうが
本人の詳細がわかっていたりするのだ。

思えば、うちのお客さんも、連絡が
取れなくなってしまう人もいる。
なんとなく来なくなってしまったのか、
何かあったのか、知る由もなかったりする。

そういう意味で、改めて
ゲイの人生は閉ざされていたりするのだなあ
改めてそう感じた。

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2021年12月03日

エスコート、いろいろ

昨夜、地方都市から来てくれたジュン君は、
何が東京に来るのが楽しみかと言うと、
色々なエスコート(いわゆる売り専や、
抜きありマッサージ)を楽しむことだと言う。

地方は、やっぱり若すぎて、年上が好きな
ジュン君は、せめて35歳以上が良いと。

それこそ、東京は40代はおろか、50歳以上で
サービスしてくれる人もたくさんいて、
これがとても楽しいと言う。

彼いわく、歳をとっていればとっているほど、
そのテクニック、そして気遣いは、
若い人と比較にならないほど素晴らしいのだそうだ。


よくソープ嬢が「キスはしない」と聞くけれど、
マッサージ関係はともかく、売り専は人によって
かなり濃厚なキスをしてくれると言い、
それはジュン君が過去付き合ったどんな人よりも
愛情を感じる、と言い切る。

そう。キスさえも、ものすごく丁寧だと。

エロい下着が好きなジュン君は、指定すると
自分の好きな下着で、ネチっこく攻めてくれるらしい。

ボーイの人と話をすると、お客さんの多くは
既婚者ゲイが多いらしく、かなり優しい人が
ほとんどだそうだ。
ただ、ベッドインになると、驚くような注文もある。
よほどのことがない限り、
きちんとニーズに応えてくれると言う。

3杯くらい飲んでくれたあと、
今日は48歳の人に抱かれてきます!
と元気よく、店をあとにした。

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2021年12月02日

愛しの「ウエスト・サイド物語」

昨日、来てくれたミュージカル好きのケンちゃんと
この冬、映画館で公開されるスピルバーグ監督の
「ウエスト・サイド・ストーリー」
(オリジナルの『物語』が『ストーリー』に!笑)
の話になった。

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これがさすがスピルバーグ、
公開前に観た全米の批評家たちは大絶賛、
オリジナル映画を超えた!という人も多いと聞く。

ただ、当初12月10日公開だったのに、
ひと月を切ってから、突然の延期。
2月公開になってしまった。

これには、日本語吹き替えの歌入れの問題?とか
「マトリックスレザレクション」や
「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」など
大作とぶつかるから?という噂もあるけれど、
真実はわからない。

どうやら、これは日本だけで、
アメリカ本国だけではなく、
他の国もほとんど12月10日前後に封切られる
と言っているだけに、なんとも悔しい。

それにしても、もし日本語吹き替えの歌が
入るとすると、アニメ以外で
劇場公開されるミュージカルでは初?に
なるのだろうか。

だとすると、おそらく、日本のミュージカルで
有名な人たちがキャスティングされているんだろうけれど、
それはシアター好きの女子を
映画館に取り込む、
という意味では成功なのかも知れない。
個人的には、何だか気恥ずかしく、
ムズムズしてしまうけれど。

ただ、「サウンド・オブ・ミュージック」が
DVD化された時に初めて聴いた日本語吹き替えの
島田歌穂、布施明、華原朋美バージョンの歌唱は
悪くはなかった。

ついでに言うと、今回、このリメイク映画が
公開されると同時に、昔、テレビで
吹き替えをした大竹しのぶ、国広富之、沢田研二バージョン
(ただし、歌の部分は英語そのまま)の
オリジナル版が発売されたり、
放映されたりするようだ。

いずれにしても、あとふた月。
首を長くして待つしかない。

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2021年12月01日

食べ物の好き嫌い

一昨日、九州から出張で来てくれた
ツトム君、32歳は、アプリで知り合った
38歳の彼と一緒に住んで3年経つらしい。

ツトム君は物凄い偏食家で、
とにかく好き嫌いがめちゃくちゃ多いのだそうだ。

一緒に何かを食べに行っても、
あれダメ、これダメ、やっと
注文をしても、その中に入っている
食材がいくつかダメで
残すこともかなり多いようだ。

細かく聞くと、寿司も、焼肉も
無理で、野菜も嫌いなモノが多いと言う。

付き合って2年ほど経った頃、
ちょうどコロナが流行りだし、
パートナーが、突然、「提案がある」
と言いだした。

俺の何か、気になることある?
これは直してほしいと思うこと、
そう切り出された。
あまりないなあと、思いながらも、
洗濯物の畳みかたや、片付けかたが
雑かなあって伝えた。

「よし。んじゃ、俺、そこを直すように
努力するから、お前もちょっと努力しない?」

よくよく聞いてみると、
これから毎日、彼が自炊をしてくれると言う。
その中で、週に一度、
ツトム君が苦手な食材を一品だけ入れて、
食事を作るので、頑張って食べてほしい。
そして週に一つずつだから、年に50種類は
苦手なモノを食べることになる。

ツトム君にとって、かなりハードルが
高い問題だった。

「食べ物の好き嫌い多いのって、
人の好き嫌いも多いような気がする、
それが悪いワケじゃないけれど、
お前にはずっと健康でいてほしいんだ。」

彼の言葉に、ツトム君はぐっと来たのだそうだ。
それから1年半。

ツトム君はほぼ外食でも、かなり
残すこともなくなり、嫌いだと思い込んでいた
食材も食べられるようになった、そう言う。

昔なら、絶対無理。
だったら、別れる!とか言うタイプだったんですが、
それだけ彼のことが好きだった、っていうことですね。
ツトム君はそう微笑んだ。

もちろん、彼もツトム君のやっているように、
洗濯物を驚くほど綺麗に仕舞うようになったことは
言うまでもないようだ。

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