2021年11月06日

ゲイ芝居「地下室」のこと

以前にも何度かこのブログで書いているけれど、
大昔からお世話になっていた
2丁目のぺんぺん草という店が
年末にずっとやり続けていた舞台。

3年前、30周年ということで
これが最後の舞台と終止符を打たれた。

ただ、そのあとコロナ禍になり、
マスターがやっぱりどうしても
やりたくなって、今年も
開催されることになった。

ただ、コロナということで、
今まで8人ほどだった出演者
(すべてお客さんというのが凄い)
なかなか出られなくなり、
今回出演するのが、4人。

タイトルは「地下室」だそうだ。

そのうちの一人がうちの現スタッフのハチ、
そして旧スタッフのシンジ(裸レモン)、
ものすごく古くからの友人、ユージ、
それにもう一人だ。

うち関連の人間が出るから、という
理由だけじゃなく、地下室で
何が行われるか、非常に興味深い一作。

チケットは店を通しても
購入が出来るので、
興味がある方は是非。

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posted by みつあき at 18:34| Comment(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月05日

既婚者ゲイの立ち位置

常連の一人のケイジロウは、
テレワークが長くなり、
結婚していることもあり、
なかなかうちを空けることが
少なくなったと言う。

うちの店の既婚者の人は
今までそれなりの人数にいたけれど、
コロナ前も、それぞれが家庭の事情で
頻繁には店には来られない人も多い。

ただ、コロナ前、ケイジロウは比較的
仕事終わりが遅いこともあって、本当に
よく来てくれていた。

ただ、既婚者だと知ったのは、
彼が店に来出して、ずいぶん経ってから。
どこのバーに行っても、何となく
異人種で肩身の狭い思いをしていたのだと言う。


そしてここひと月ほどか、
よく来てくれるようになったネモトちゃん。
彼も既婚者で、ケイジロウと同様な事情もあり、
いつか、二人を会わせたいと思っていた。

昨日は元スタッフのハルキが
駐在先の高松から出張で上京するついでに
店に寄る、ということがあり、
それを知ったハルキと仲良しのケイジロウが
久しぶりに来てくれた。
そこに居合わせたネモトちゃんを
やっと紹介することが出来た。


色々な既婚者ゲイの中で、話を聞くと
二人とも夫婦円満、そして子供も
こよなく愛しているようだ。
一番は仕事、2番目に家庭、
そして万が一、好きな男が出来た時には
3番目になる、というのも
同様の考え方のようだった。

彼らに聞くと、店に寄っては
とても少数だけど、既婚者はお断り、
というゲイバーもあるらしい。
これには驚いた。

それぞれの事情があり、
僕もそんな端くれになっていたかも知れないのだ。

奇しくも、そんな同じ日に
地方都市に住む既婚者のお客さんから
SNSで知り合った男性と何度か会い、
やり取りの末、付き合うことになったと
連絡があった。

お互いの家庭を守りながらも、
出来るだけ無理しないように
付き合っていくと言う。

それじゃ、不倫じゃないか、という人や
そもそも嘘つき呼ばわりする人も
それなりに多いだろう。


色々な理由の中で、大人として自分なりの
ルールを決めていく。
それは、ゲイであれ、ストレートであれ、
いた仕方がないことだと思う。

同じ愛情とは言わないけれど、
何方向にも愛情を持つことが出来る人も
世の中にはいる。
それがただの遊び人、変態かと言われると
そうかも知れないが、その心の中は
誰にもわからないのだ。

出来る限り、人に迷惑をかけない、
傷つけないという努力をした上で、
人は自由に生きることを選択する
理由はあるのだ、そう思う。

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posted by みつあき at 18:28| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月04日

松田聖子は永遠のアイドルか

今年、松田聖子は40周年を迎え、
アルバム制作、ライブツアー、
そして多くのメディア出演などこなしている。

そんな中、昨日は部屋を片付けながら
radikoのスイッチを入れると
FMで「今日は一日”松田聖子”三昧」という
8時間半に渡る番組を放送していた。


小、中学校、歌謡曲全般はよく聴いていたけれど、
高校に入り、洋楽に傾倒して、
僕はアイドル歌手にはまったく興味を
持てなかった。

ただ、仕事が忙しくなる25歳前後までは
街を歩けば、歌謡曲、ニューミュージックが
そこここでかかり、否応なく80年代J POPは
耳馴染んでしまっていた。

そんな中で、松田聖子の存在は、やはり大きく、
歌の途中で微妙に変化するハイトーンの声質は
新曲が発売されるたびに、さらに磨きがかかった。

そして何よりも僕が感心したのは、
彼女の楽曲の提供者のメンバーの凄さ、
そしてそのメロディを、
他のアイドルには見れれない聖子独自の歌い方で
運んでいく、という素晴らしさだった。

それはヒットシングルのみならず、
アルバムにも大瀧詠一、松任谷由実、
細野晴臣、財津和夫、南佳孝、尾崎亜美など
錚々たるアーティストの
楽曲が並び、80年の彼女の楽曲は
名曲の宝庫だった。

あとにも先にも、僕がアイドル歌手のアルバムを
買ったのは、松田聖子ただ一人だった。

image.jpeg


昨夜の放送は、そんな彼女のシングルヒットだけではなく、
流される多くの楽曲について、中川翔子や、森口博子、
藤井隆、小泉今日子などが細かく語る。

そこには聖子のかなり多くの作詞を担当した
松本隆や、財津和夫、そしてあのザ・ベストテンの
スタッフとして働いていたという秋元康などが
インタビューに答えていた。

後半、サプライズで登場した松田聖子は、
60歳になるとは思えないはつらつとした
受け答えと、これだけ長くトップとして
君臨しているにもかかわらず、
スターらしからぬ謙虚さが素晴らしかった。

最近では声が出なくなった、ライブでは口パクが多い、
などネットで叩かれたりもしている。
しかしながら、美空ひばり、山口百恵、安室奈美恵と並ぶ
日本の4大女性アーティストと言われる中で
確実に永遠のアイドル像を守ってきた
唯一無二の現存している歌手としても、
過去の業績も含めて輝き続けるのだろう。
そう思った。

この番組は、あと6日間ほど
まだ聴くことが出来るようなので
興味がある人は是非。


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posted by みつあき at 18:03| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月03日

タクヤのこと

昨日は火曜日だった、ということもあって
もの凄く久しぶりにタクヤと
祝前日営業をした。

去年の大晦日は共に働いたけれど、
その前、日曜日を二人で営業していたのは
もう2年以上前なのかも知れない。

タクヤはうちのスタッフの中では
最も古いスタッフで、なおかつ
火曜日と六尺デーを一人で
営業してくれている。

そもそも、うちのイベントの時に
まだお客さんだったタクヤが
会費の管理をしてくれて、
それからスタッフに加わってもらった。

それだけあって、僕が抜けている部分を
タクヤは常にフォローしてくれ、
とても助かっている。

店でここは、と思う部分を
チェックしてくれ、細かく
こうなってるのでこうしませんか?
などと、メールをくれる。

この長いコロナ禍で、タクヤには
ずっと休んでもらっていて、
先週からやっと通常営業をし、
多くのお客さんが待ってました、と
店に来てくれているようだ。

そういう意味でも、昨日は貴重で
大変楽しい時間となった。

来週から日曜日はタクヤと僕が
交代で入店することになりますが、
今後とも、よろしくお願いします。

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posted by みつあき at 16:33| Comment(0) | スタッフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月01日

映画「クルージング」再見

昨夜、店は六尺デー。
かなり賑わっているという話を耳にしながら、
僕はうちで選挙特番を見ながら、
色々思うところもあった。

コロナに寄って、政治不信を思った人や
さらに今後の政治に期待を抱く人、
それぞれなのだと実感しながらも、
次々と出てくる結果に一喜一憂した。


結果が出揃った0時過ぎから
気持ちを切り替えるために
アル・パチーノ主演で、70年代後半の
ゲイシーンを描いた映画「クルージング」を
リアルタイム以来、久しぶりにDVDで再見した。


Cruising-Vintage-Movie-Poster-Original-40x60.jpg

この映画、ゲイの殺人鬼、そして
作品内で描かれる差別的描写などが
長い間、問題となっていた。

監督はそれこそ、ゲイ・ムービー「真夜中のパーティ」を撮り、
オスカー受賞作「フレンチ・コネクション」
そして「エクソシスト」が大ヒットした
ウィリアム・フリードキンだ。

時代はエイズが流行る直前。
NYで次々と起こるゲイ男性の殺人事件。

その囮捜査に選ばれたのがアル・パチーノ扮する
スティーヴ。
彼の役をフリードキンは、当初
リチャード・ギアを考えていたけれど、
パチーノの熱烈な要望から彼に決まったらしい。
それでも、この微妙な役柄に、
劇中のスティーヴ同様、
パチーノはとても悩んだという逸話もある。

映画が凄いのは、なるほど、40年以上も前の
ゲイバーもこれほどだったのだ、と
その性描写はリアル。

ジーンズにレザージャケットや、
ハーネス、そしてブーツを履いた男たちは
ビールを片手にくんずほぐれつしている。

おそらく当時のストレートの人たちは
この映画を観て、かなり複雑な気持ちになっただろう。
僕自身も映画館で、四方八方を気にしていた
という覚えがある。

増して、殺人鬼とのSMに近い描写や、
かなり問題になったと言う
パチーノが囮捜査している最中に
捉えられた男と共に、
署内でケツ割れサポーター一丁の
マッチョ黒人男性に平手打ちをくわされるシーンなど
かなりディープだ。

今、見ながら、とても出来が良いとは
思えない作品ながら、ゲイの本質が
決してそのままとは言わないまでも
それなりに詳細に描かれている、
そう感じさせられる一作で
改めて観てみて、良かった、そう思った。

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