2021年10月08日

虫が大好き

昨夜は、突然の大きな地震にびっくりした。
帰宅困難者が多く出た、ということだが
まだ飲食店が9時までと定められていたから
そうでなければ、もっと大変なことに
なっていたかも知れない。


そんな地震の4時間ほど前に、
40になるヤマヤ君の素敵な話を聞いていた。


ゲイの人で、花が好きな人はたくさん
いるけれど、うちの店に来てくれるヤマヤ君は
子供の頃からずっと虫が好きだったと言う。

虫???
どんな虫でも???
と尋ねると
「基本的には、どんな虫でもです。
いわゆる害虫と言われるモノさえ
興味深く、愛おしいんです。」と語る。


だからと言って、蚊やゴキブリなどをしっかりと
観察する、ということもないらしいけれど、
都内でもアゲハ蝶やミツバチの幼虫とかは
普通に見られるし、注意深く見ていると
ものすごく楽しいらしい。

そもそも、ヤマヤ君が好きになったのは
小学生の時に学校の図書室で出会った
ファーブル昆虫記らしい。

シートン動物記と、ファーブルは
僕が子供の頃から、図書館に並べられ、
何となく読んだ記憶はあるものの、
それで夢中になる、ということはなかった。

ヤマヤ君は、ありとあらゆる植物が
生えている場所には昆虫がいる、ということで
多くの植物園や庭園がある場所に
いそいそと出かけていくのだそうだ。

そこに向かう電車に乗っている時の気持ち
と言うのは、デートで好きな人に会う時の
それ、と、とっても近いとつぶやく。

それを聞くと、確かに僕が映画館や劇場や
コンサートホールに行く時のそれ、
なのかもと思うと気持ちがわかる。

「トンボやコオロギ、てんとう虫、
蝉やバッタ、なんかは、都会でも
そこここにいます。
採集して、カゴに入れて食べ物を与えながら
毎日見ていると、幸せな気持ちになりますよ」

そして、彼らの営みや、誕生を観ていると
僕ら人間も同様にセックスをし、
こうして生まれてきた、ということに
感謝せざるを得ない気持ちになる、
ヤマヤ君はそう話す。

シンプルだけど、なるほどと
僕も少し虫たちを観察したいなあ、
そう思ったのだ。





posted by みつあき at 16:06| Comment(0) | 趣味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月07日

昨今、話される親ガチャについて

昨日、来てくれた30歳のゴウちゃん。
彼は母子家庭で育ち、高校卒業してから
アルバイトで生計を経て、
通信教育で大学を受けて入ることが出来た。

ただ、その先がかなり大変だったらしい。
とにかく、アルバイトで時間がないので
勉強出来ない。だから成績も上がらない。

そもそも、子供の頃から母親が忙し過ぎて、
勉強しろとも言われず、そういうクセが
ついていないのが致命的だったと言う。

自分は頭が悪い。人にもなかなか追いつけない。
そういう思いが、頭の中で常に
グルグルとする。

大学に行きながら、21の時に初めて行った
ゲイバーでは、同世代がみんなキラキラして見える。
少し年上だけど、有名企業に入り、
素敵なスーツを着ている人たち、
同い年で、毎日ジムに通っていて
多くの人からかっこいいねと騒がれる人たち。

自分はジムに行く時間も金もない。
たった1時間、バーで飲んで帰るのも
お金と時間を心配し、
酔っ払うこともなく、次の日の授業の予習をしながら
途中で寝入ってしまう。

自己嫌悪にさいなまれながら、ゴウちゃんの
唯一の救いは、いつも心配しながら
電話やメールをくれる母親だったと言う。

すごく美人で、水商売などすれば
いくらでもお客が付くはずのゴウちゃんの
お母さんだが、それでも田舎の小さな工場で
働いていた。

彼女はゴウちゃんに勉強よりも大切なのは
人を尊敬すること、そして尊敬されるような
人間になること、を教えてくれたのだと言う。

彼はそういうお母さんの言葉を守りながら、
大学を卒業し、自分で多くの勉強をしながら
小さなIT企業に入ったのが25歳。

そして、なんと去年、自分の小さな会社を
持つことが出来たのだと言う。


昨今、「親ガチャ」という言葉が、世の中を
賑わせている。
親が裕福で余裕があるか、どうか、ということが
その子供のあらゆる人生設計に
繋がっていく、という話だ。

ここまで来ることにかなり苦労したゴウちゃんは
一部はわかる気がする、と言う。

ただ、彼が人生にとって大切なのは
親の経済力などよりも、愛情なのだと話す。

彼がここまでやって来られたのは、
何よりも彼のお母さんの絶え間ない応援、
そして愛情のおかげだと。

加えて、3年前にバーで出会えた年上の人の
心の支えとやっぱり深い愛情だったと言う。


おそらく今のゴウちゃんは、彼が10年前に
ゲイバーで出会ったどんな人たちよりも
ずっとキラキラ輝いているのではないか。
そう思わせてくれた彼の言葉だった。

******************

各種公式SNSはこちらから
Facebook→https://m.facebook.com/bridgetokyo/
Instagram→https://www.instagram.com/bridge.tokyo/
Twitter→https://mobile.twitter.com/gaybarbridge


GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16 SENSHOビル 6F







posted by みつあき at 15:28| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月06日

「空白」という映画

昨日、吉田恵輔監督の「空白」を観た。

image.jpeg

恥ずかしながら、この監督の映画は
初めてだった。


級友などに無視、またはバカにされたりしている
地味な女子中学生の花音。
彼女は、両親が何らかの理由で別れてしまったため、
気が短くて、ろくに話も聞いてくれない
父親と二人暮らしをしている。

花音は、離れてしまった母親とはたまに会って
話をしたり、携帯電話をプレゼントしてもらったり
するのだが、そういう事さえも父親は受け入れない。


そんなある日、とあるスーパーで花音は
小さな化粧品を万引きし、
追いかけてきた店員をふりほどき、
車に跳ねられ、死亡してしまう。


ここまでが、映画の冒頭だ。

映画は、古田新太扮する切れやすい父親、
彼女を追いかけたスーパーの店員、
その店員を見守るパートの中年女性、
彼女を車ではねてしまった若い女性、
死んだ娘を思い続ける母親、
学校の教師たち、
そして父親が唯一信頼を持つ若い
同じ漁船で働く若者。

こういう人々の関係と思惑が
この映画をあらゆる側面を見せてくれる。

愛情とは何か。孤独とは、結びつきとは何か。
許すとはどういうことか。
ありとあらゆるシーンが感情を揺さぶってくるのだ。

あまりにも重く、暗く、ネガティブな連鎖に
辟易としながらも、最後には
声をあげて泣きそうになる。


今年は邦画の豊作。お薦めの一本です。

******************

各種公式SNSはこちらから
Facebook→https://m.facebook.com/bridgetokyo/
Instagram→https://www.instagram.com/bridge.tokyo/
Twitter→https://mobile.twitter.com/gaybarbridge


GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16 SENSHOビル 6F

posted by みつあき at 23:58| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月04日

長続きするセックスの創意工夫

キヨヒコとセイジは、40を少し過ぎた
ガッチリイケメンカップル。

キヨヒコのほうは、うちがオープンして
直後からよく来てくれていたけれど、
それから少し経ってセイジと出会った。

それからは、ひと月か、ふた月に一度、
必ず一緒に来てくれている。

彼らは当初別々に暮らしていたが、
キヨヒコが犬を飼ったことをきっかけに
ここ5年くらい、共に暮らし出したようだ。


さてさて、そんな二人が
一昨日、顔を覗かせてくれた時に、
たまたま「今月からBridgeも六尺デイが
復活するんだよね」という他のお客さんの話から
セイジが六尺好きだけど、
店の六尺デイには来たことがない、と言う。

「って言うことは、二人で六尺プレイ?」と
笑いながら、隣にいたジュンペイが聞くと
キヨヒコが「僕はケツ割れサポーターが
好きなので、セイジにはそういう格好を
させていた」と語る。

最初の長い間、ひとつ年上のキヨヒコの
意のままに、ケツ割れを履かされて
エッチをしていたセイジだが
「だったら、僕の好きな六尺を
締めてよ」と言い、結局、六尺と
ケツ割れで楽しんでいるというノロケ話に発展。

それにしても、もう付き合いも10年を超えるのに
ちゃんと性生活が続いているというのは
素晴らしい。

長く付き合っている人に尋ねると
大体数年でそういう関係はなくなり、
家族のようになると言う。
特に一緒に住んでいるカップルはそうだ。

いずれにしても、信じられない、という声と共に
多くのお客さんたちは羨ましい限りと
微笑ましく見ていた。

でも、こうして良いセックスが長く続く、
というのは、創意工夫なのかも知れないなと思った。
六尺やケツ割れくらいが、創意工夫に当てはまるか
微妙だけれど(笑)

******************

各種公式SNSはこちらから
Facebook→https://m.facebook.com/bridgetokyo/
Instagram→https://www.instagram.com/bridge.tokyo/
Twitter→https://mobile.twitter.com/gaybarbridge


GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16 SENSHOビル 6F


posted by みつあき at 14:53| Comment(0) | エロティック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月03日

晴れやかな一日

一昨日、台風もあって休まざるを得なかったため、
ご迷惑をおかけしたけれど、
その分、昨日は実質、緊急事態宣言明けの初日。
昼間から夕方にかけて、東京は晴れ渡った。


そう言えば、うちの店はこ
の時期、保健所の更新時期があり、
先日その件で保健所まで行った。

そこで、なんと店のカウンター内にある洗面所
(食器を洗うところとは別)の
蛇口を手回しではなく、レバー式に
変えてください、と言われた。
コロナ禍で手を使うと
スタッフ同士で感染する可能性があるとのこと。

うちの店に限らず、比較的カウンター内は
狭いところが多い2丁目のバー。
それでも、食器洗浄とは別に
手洗いの洗面所を作らなければならないのだ。

おまけに、お客さんが入るトイレの洗面台ではなく、
カウンター内だけで良いという話だ。
何とも納得できず、色々質問をしても、
法律で決まったので、ということだった。

加えて、たまたまうちは更新が重なったけれど、
去年オープンした店などは、
7年後まで蛇口の変更はしなくても良いという話だ。

理不尽な気持ちながらも、仕方がなく、
この緊急事態宣言下で直すことになった。
やれやれ。


さて、昨日は、もちろん以前の
土曜日のような混み方は
なかったものの、
それでもコロナ後初めて、というお客さんや
アルコールが飲めないと来る気がしなかった、
という人も立ち寄ってくれて
楽しい一夜となった。

うちの店は玄関ドア、窓も含めて
三方向から風が入り、
それにサーキュレーターを回すと
かなり良い風が周る。
冬までのこの時期、最も気持ちの良い
季節なのかもしれない。
加えて、ベランダ飲みも気分がアガる。

蛇口問題でちょっと憂鬱な気持ちも
吹き飛んだ。
さあ、あと3週間、この状態で
頑張ろう。

******************

各種公式SNSはこちらから
Facebook→https://m.facebook.com/bridgetokyo/
Instagram→https://www.instagram.com/bridge.tokyo/
Twitter→https://mobile.twitter.com/gaybarbridge


GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16 SENSHOビル 6F




posted by みつあき at 17:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月02日

阿寒から網走へ 阿寒湖から網走へ

昨日に続き、北海道の旅の話。

北海道二日目は、晴天だった前日に変わって
曇天、そして雨になった。

そこで出来る限り、屋内で楽しめるところを
探した。

ただ、比較的緊急事態宣言(それも最終日)で
クローズしているところも多かった。

阿寒湖から片道3時間ほど車で
走るという紋別にあるオホーツク・タワー。

そこに向かって車を走らせる。
北見を通り、美幌峠、遠軽街を超えて
紋別へ。

始めて見るオホーツク海だったが、
流氷が辿り着くなんて想像が出来ない
まだ夏の匂いが残る海洋だった。

流氷をかちわる巨大なドリル船
ガリンコ号がいくつも停船しているのも
季節外れ感はあったものの、
曇天の空には似合っていた。

さてさて、ありとあらゆるビジュアルが
楽しめると聞いていたオホーツク・タワー。
これが何とネットには「営業中」と
書かれていたにもかかわらず、
やっぱりここも閉館中。
それもその日まで。

まあ、残念ではあったけれど、
オホーツク海を見ることが出来ただけでも良かった。

そこから1時間半かけて網走に。

網走ではすっかり空が晴れていて
驚くほど美しい夕焼けを見ることが出来た。

そして昨日。
帰りの飛行機の時間が13時45分。
釧路には12時半くらいに戻らねば、
ということで、ホテルを少し早めに出て、
網走監獄史館を観に行った。

これは凄い。
「網走番外一」など、映画でしか知らなかった
北海道開拓と、監獄の受刑者をテーマにした
当時の網走刑務所がそのままリアルに残っている。

忠実に復元された独房や人形には
かなり恐怖心を煽られた。

そういう意味ではもう少し、ゆっくりと
見て回りたかったけれど、
飛行機の時間があり、バタバタと車に乗った。

とは言え、台風が来ていることので
予約した1時45分の飛行機が飛ぶのか、
ネットや電話で確認するも、
どうか、わからないという話。
もし飛んでも、名古屋か大阪の空港に
到着する可能性も高いと言う。

緊急事態宣言が終わり、お酒を出せるようになる
初日なのに、まさかの展開。

そして夜の便の座席もどんどん埋まっているという話。

結局、大事をとって夜の便に変更。
そして、店は休業とすることをSNSなどに書く。

釧路空港で4時間も待つのもイヤなので、
車をそのまま借りて、
丹頂鶴自然公園(つがいの鶴が14羽、
どれくらい見ても飽きなかった)、
そして和商市場で買い物、
最後に釧路芸術館なるモノに
行ったけれど、ここもまたクローズ。
近くの釧路港をブラブラとして空港に。

飛行機は羽田に到着すると、雨も風も
ほとんどなく、本当に台風だったのかと思うほど。

というワケで昨夜は申し訳ありませんでした。

******************

各種公式SNSはこちらから
Facebook→https://m.facebook.com/bridgetokyo/
Instagram→https://www.instagram.com/bridge.tokyo/
Twitter→https://mobile.twitter.com/gaybarbridge


GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16 SENSHOビル 6F




posted by みつあき at 23:53| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月01日

釧路から阿寒湖へ

緊急事態宣言が終わる、ということもあって、
一昨日から今日までの2泊3日、
久しぶりの北海道に行ってきた。

これは、改めて明日、書くけれど、
台風のため、本日、日中、飛行機に乗れず、
緊急事態宣言明けの初日、
店を休まざるを得なくなってしまった。
SNSなどで発表したものの、
いらっしゃった方には申し訳なかった。


さてさて、北海道は、今回、5度目。
高校時代、夏休みを利用して、
同級生の住む旭川に行ったのが最初だった。

2度目は、もう30年近く前に
友人3人で、トマム、そして富良野に行き、
店を始める前にLGBTパレードを見に、
最後はゲイバー数件に挨拶に行った。
それも10年以上前のことだ。


今回は前から行きたかった道東の旅。

レンタカーを借りて、
釧路から阿寒湖、摩周湖、紋別、網走などを
周るという計画をたてた。


昔から知っていたタナベ君が
釧路にいる、と聞いていたので
釧路到着後、連絡をとってランチをすることになった。
直前にも関わらず、駆けつけてくれただけでなく、
釧路周辺のお薦めポイントもわざわざ作って
メールで先に送ってくれた。

ランチは、元スタッフのタクが強く勧めてくれた
イワシの刺身が非常に美味しい
釧ちゃん食堂だった。

そもそも、タナベ君と僕が出会ったのは、
とある雑誌のインタビューがきっかけだった。
あの頃、タナベ君はまだ学生で
僕が彼から取材を受けるという形だった。
当時は、僕も店などオープンする予定も
まだもなかった頃だった。


そんな彼は東京で15年近く働いていた仕事を辞め、
寒い釧路に移り住み、
昼間は新たな仕事に就いて、さらに
LGBT系バーも始動する、ということなど
バイタリティに溢れた話を聞かせてくれた。


そして彼が勧めてくれた釧路湿原、
米町公園、摩周湖、硫黄山を周り、
阿寒湖へと動いたのが一昨日の初日だ。

東京よりも幾分寒いかと思って
少し厚手の上着などを持って行ったけれど、
朝晩を除けば、Tシャツで動けるほどだった。


それにしても、広大な自然の中を車で走るだけで
身体中にアドレナリンが走る。
まだ紅葉する直前の山々、針葉樹の数々、
そんな疲れを温泉で癒すことが出来た初日の夜だった。
posted by みつあき at 23:35| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする