緊急時宣言が終わる、ということもあって、
昨日から3日間、お休みをいただいた。
昨日は元々、火曜日休みということで
友人に劇団四季の「アナと雪の女王」のチケットを
取ってもらっていたのだ。
そして、今日、明日は北海道の道東に出かけることに。
今日はひとまず、昨日の「アナ雪」舞台について。
3年前にブロードウェイで観た時には、
それほど評判が良くなかったのだけれど、
僕はそれほど悪くないなと思った。
昨今、プロジェクションマッピング、LEDなど
日本の舞台でもかなり多用していて
時にはその安っぽさにがっかりするけれど、
ブロードウェイでの「アナ雪」のこれは
かなり効果的だった。
そして、四季バージョンも、ほぼしっかりと
踏襲されていた。
特に有名な「ありのままで」のエルサが
雪の中、城を作っていくところは、圧巻。
エルサの魔法がどのように舞台を
大きく変化するか、細かくここで書けないのが残念。
また、オーケン商店のサウナのシーン。
映画ではない、サウナから大勢の男女が出てくるところ。
次々と服を脱ぎ、胸、股間を隠しながら
ラインダンスを踊るのは楽しい。
ただ、これ、あちらで観た時に全裸に葉っぱ、と見えていて
四季版が肉襦袢を付けているのには
え?と思ったけれど、
色々調べてみると、ブロードウェイ版も
襦袢を付けていた模様。
ただ、男女ともにかなり肉感的な体型の人が
多いせいか、フィットしていて
すべて脱いでいるように見えたようだった。
これは、後半、出てくるサーミという少数民族は、
マッチョな男たちがこれでもかと
肉体を披露しながらダンスする。
この肉体的なモノは、どの演目を見比べても
日本とアメリカでは、どうしても差が出てしまう。
かなり残念に思ったのがエルサ、アナの
子供時代を演じる子役の芝居だ。
欧米の子供は、ともすれば、かなりませていて
生意気ともとれる大人顔負けの表現をしがちだ。
それは、芝居でも驚くほど上手くて舌を巻く。
しかし、日本の子役は「子供らしさ」というモノを
強調させようと演出されているせいなのか、
学芸会に毛が生えた程度にしか見えない、
なんて言うのは、厳しすぎるんだろうか。
また、雪だるまのオラフ。
ブロードウェイ版では男性が演じていたが
日本のキャストは、男女のダブルキャストらしい。
ジェンダー関係ない、という存在であれば、
特に問題もないし、そのほうが効果的であったりは
するモノの、オリジナルも男のコ、という設定でもあり、
台詞の中でも「ボク」と言っているので、
これはやっぱり男性にやってほしかった、
と思うのは僕がゲイだからだろうか。
いずれにしても、まだオープンして4ヶ月あまり。
ひと席あけもなく、満杯の劇場で大喝采、というのは
コロナ禍、筒美京平のメモリアル・ライブ以来かも。
なんだかんだ言いながら、楽しい気持ちで帰宅した。
今、これは釧路に向かう機内で書いているけれど、
明日はお休みをしてしまうかも。
だとしたら、申し訳ないです。