2021年08月13日

過ぎ行く月日の中で

昨日、地下鉄に乗っていたら、
坊主頭で痩せ型の男性から
「久しぶりです」と声をかけられた。


え?一瞬、誰だろうと思ったら
もう10年くらい前に店に結構来てくれた
タダユキ君だった。
マスクもしていた上、
あまりにも変わっていたので
まったくわからなかったのだ。

当時、20代後半だったから、
今は40前のはずだけれど、
もう少し上に見えたのと、
それこそ当時は普通に前髪があり、
マッチョな身体が自慢だった。

「実は2年ほど前にガンになってしまいまして」
今は完治したらしいけれど、
当時から25キロ近く体重が減り、
人前に出るのもイヤで、
ジムも行っていないと言う。

「コロナ禍ということもあって、
仕事もオンラインなので、
こうして外に出たのも珍しいんです」

もし、時間があれば少し話を、というので
次の地下鉄の駅で二人で降りて
20分ほど話をした。

もともと、すごくモテ筋だった
タカユキ君だったが
そう言えば、当時よく一緒に来てくれていた
付き合っていた彼とはガンがわかる
直前に別れてしまっていたらしい。

体調の変化や、精神的なモノで
結構凹んでしまって、なかなか
立ち上がれないのだと言っていた。


僕もガンを患って、体重が25キロ減り、
ジムに行っても、知り合いから驚いた顔をされたり、
かなりヘビーな時期もあった。

けれど、友人、知人や家族の支え、
そしてそれまでの仕事やトレーニングの
ルーティーンを極力守ることによって、
少しずつ元気になった。

人によって、細かい違いはあるだろうけれど、
自分が出来る範囲で、肉体的にも健康を
取り戻していくことが、精神的にも
落ち着くのではないだろうか。

力になったか、どうかわからないけれど、
そんなことを話したら、
「少し元気になりそうです。
コロナが落ち着いたら、久しぶりに
店に遊びに行きます」
そう笑って地下鉄駅へと戻った。

会わない間に、みんな、それぞれの
生活、それぞれの生き様があるなあ、
いつまでも変わらない、相変わらずだ、
なんてことは、そんなにないのだ、
そうつくづく思った。

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posted by みつあき at 17:02| Comment(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする