「クワイエット・プレイス」という映画を
ご存知だろうか。
数年前に上映された、音が聞こえると
数年前に上映された、音が聞こえると
襲ってくる、というモンスター・ホラーだ。
基本的に、僕自身、スプラッター、ホラー的な
エンタメ系が大好きか、と言うと
エンタメ系が大好きか、と言うと
血飛沫、痛々しいのはかなり苦手だけど、
サスペンス色が加わると話が違う。
今年になってこの続編「クワイエット・プレイス
破られた沈黙」が公開されて、
遅ればせながら観たところ、
この2本のシリーズの出来栄えには
腰を抜かされた。
このシリーズの何がそれほど魅力的か、
と言うと、とにかく怖い!のひと言に尽きる。
それが、そんじょそこらのホラーのような
おっかなびっくりの恐ろしさだけではなく、
ドラマの伏線の貼りかた、
家族の結びつきの表現、
その上にたつ恐怖感が非常に優れている。
僕自身、昨今のホラー映画を片っ端から
観ているワケじゃないけれど、
この映画を観ながら、思い出したのは
ヒッチコックの「鳥」だった。
ひとつの家族を襲ってくる鳥の大群。
その恐怖感。
それが本作では、CGや、現在出来る限りの
見せ方を駆使しながら、伝わってくるのは
まさにそっくりだ。
一作目の「クワイエット・プレイス」では
おそらく多くの人々はモンスターに襲われ、
何故か残ったひと家族だけが、とにかく
物音を立てないように生活をしている、
というところから映画は始まる。
夫婦と3人の子供たち。
中学生になるくらいの長女は耳が不自由だ。
だから、この家族は手話を理解出来る。
これは大きなポイントだ。
なおかつ、ちょっとばかり音を立てたばかりに
末っ子がオープニング早々、モンスターに
連れさらわれてしまう。
その後、家族は、いかに音を出さないで生活をするか、
映画らしい効果音はあるものの、
劇場中のお客さんが、コーラを飲む音さえ
気にしながら、固唾を飲んでスクリーンを見つめる。
劇中、家族は思わぬところで、
大声を出さざるを得なかったり、
モノを転がしたりする。
モノを転がしたりする。
そのたびに僕らは座席でうずくまる。
彼らが階段に突き出ている
釘を踏んだりするだけで
こちらとしてはギャアと声を出しそうになるが、
まさかの出産、そして赤ん坊の鳴き声を
いかに抑えようとするか。
パート1は、驚くべきクライマックスで終わり、
この続編では、パート1にいたるまでの、
まだ平和だった前日談から始まり、
パート1のラストシーンのあとに続くという展開だ。
コワイのは絶対無理、という人には
お薦め出来ないけれど、コワイもの見たさが
大好きな人には超お薦めの一作だ。
とは言え、残念ながら東京では
先週、上映が終了。
もっと早くここに書けば良かった。。。
少なくともレンタルや配信で1作目だけは
少なくともレンタルや配信で1作目だけは
観られるので、良ければ是非とも。
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