2021年07月06日

歳をとる実感

ヨシロウは、つい先日、40歳になったようだ。
40歳、どんな気持ち?と尋ねると
「ずっとなりたかったんです。楽しみです。」と
意外に前向きな言葉が返ってきた。

僕が40になった時とは全然違う。
30歳を迎えた時はそれほど感じなかったけれど、
40になった時、いわゆるストレート男子との
開きをものすごく感じた。

大体、40にもなると、ストレートは
子供の一人や二人いる人も少なくない。
しっかりと家族を守る、という責任感を持ち、
当時の僕なんて、仕事以外のプライベートは
20代の頃とまったく変わっていない気がして、
良いのだろうか、そう思った。

結婚していないゲイみんながそうなのか、
むしろ僕がそうなのか。
いずれにしても、何故にここまで違うんだろう。
今思えば、そんな稚拙なことで悩んだものだ。

50になる前に、店をオープンしたこともあり、
50歳を迎えた時は、逆にやっと
気持ちが落ち着いたのかも知れない。

しかし、それでも世間の同世代とは
随分かけ離れた感は否めない。
これはストレートという意味ではなく
他のゲイの多くの同世代と比べても、だ。

たとえば、僕は普段スーツやネクタイを
しているワケではないので、普段どこに行くのも
Tシャツやポロシャツ、夏はハーパンだったりする。

側から見ていると、20代や30代とそう
変わらないような格好をしていたりするのだ。

まあ、それは格好だけではなく、
どこか生活スタイルさえ、そんな気にもなってくる。

そう。子供や孫などを持たずに
こういう生活をしていると、自分の年齢の自覚が
まったく持てない。


しかし。
今さら、それが恥ずかしいとか、
困ったもんだとか、この年齢になって
そうは思わなくなった。
自分の人生は自分の人生でしかない
ということに、いつの間にか気がついた。

僕にとって、いや、誰にとっても
「いい歳をして」というくだらない枠に
はまった考え方に押しつぶされる必要はない、
最近はつくづくそう思う。

40になったヨシロウに、
「これからますます楽しくなるよ」
僕はそう呟いた。

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posted by みつあき at 12:02| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする