2021年07月10日

外国人就労者の問題

アジアのある国から20年近く前、
学生としてやってきたサムは、
それこそ僕が店をやる前からの友人だ。

サムは自国の片田舎の街で
それほど裕福ではない環境で生まれ育ち、
それでもしっかりと勉強し、
日本でも良い大学を出て、
30歳前で日本の有名企業に就職した。

細かくは聞いていないけれど、
おそらくサムの今の給料は
日本人平均収入の倍以上はあるのではないか。

彼に限らず、うちのお客さんでも
かなり多くの外国人が日本に住んでいる。

もちろん、誰しも、サムのように努力の上、
恵まれた環境に落ち着いているワケではない。

昨日、サムと話をしているお客さんが
「サムなんて、もう名誉外国人みたいなモノで
差別とかは、ほとんど感じないんじゃない?」
そう言うと「とんでもない」彼はそう言った。

サムが言うには、日々、そこ、ここで
差別を感じることは多いようだ。
最近でも引っ越しをしようとしても、
収入関係なく、外国人というだけで
非常に嫌な思いをするし、
決まるモノもなかなか決まらないのだそうだ。

それはアジア人だからではなく、白人でも同様。
丁重に断られることもあるけれど、
物凄く不愉快な顔をされることも多々あるらしい。

一流企業に勤める外国人でさえそうなのだから、
色々な問題を抱えながら日本に来日している
外国人たちはどんな扱いを受けているのか。

去年、今年と色々浮き彫りになってきている
外国人就労問題。
これからどんどん少子化が進み、多くの外国人に
色々なモノをお願いしなければならないのに、
労働環境の悪さに加えて、外国人ヘイトなど
言っている場合じゃない、つくづくそう思う。

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2021年07月09日

性的ファンタジー、性的願望、そして性処理

昨日、ちょっと早い時間から
来てくれたお客さんたちそれぞれと、
ゲイの、と言うか、男のセックスについて、
色々と話をしていた。

ゲイがよく性欲が強い、などと言われるけれど
本当だろうか。ストレートよりも、
そういうチャンスを持つ機会が多いから
そう思われるのかも知れない。

そこには秘密めいたモノもあれば、
あけっぴろげで驚くほど、大らかなモノもある。

お客さんの中には、付き合っている人間もいれば、
シングルの人もいた。

ヨシロウは、今はシングルだけど、
相手が出来れば性的なことは
その相手以外とは考えられない、そう話す。
ツネオちゃんはここ数年つきあっている
相手がいるけれど
「たまに抜きありマッサージに行く」と言う。
ヒデヤはシングルで、自分は変態なので
それを追求していくのだと笑う。


セックスについて、自分のフェチや、
好み、どうやって愉しむか、など、
人に話したい人もいれば、
話したくない人もいる。

そういう事が苦手な人もいれば、
奔放な人もいる。
自分に最愛の人がいても、
エッチなことだけは知られずに
ひっそりとやろう、
そう思っている人も比較的多くいるだろう。


ひと昔前までは、セックスにまつわることが
まるで汚らわしいモノのように
思われていたこともあったけれど、
そういう世の中でも、エロスにおいて
とことん追求していく人たちもいた。


若い頃に、戯曲家のテネシー・ウィリアムズの
回想録を読んだ時に、この人はここまで
セックスに対して追求をおこたらず、
ある意味、依存症とも言うほど
凄まじいことまで書いてあった。

でも、今、この年齢になってみると、
どこからどこまでが依存症で、
どこが適当であるのか。
いまだに僕はわからなかったりする。

セックスや自分のフェティッシュを極めるために、
特定の相手を一生作らない人もいる。

付き合っている人も様々だ。
とても少ないけれど、
長くつきあっていながら
そのパートナーとセックスで
満たされている人もいる。

逆に、相手とはすべて性的なことを話し合う
オープンリレーションシップで
それぞれがやりたいように、
というカップルもいる。

上にも書いたようにどれだけ遊んでも、
墓場まで持っていき、
ずっと隠し通すタイプだっている。

HIVだけではなく、あらゆる性病を気にせず、
生でしかやらない人もいれば、
粘膜接触は絶対にしない人もいる。

本当に、人、それぞれだ。

そこに大きな問題が横たわっているとすれば、
未成年との接触や、
セックスしたいと思う相手が
(それがパートナーであっても)
望んでいないようなことを強引に
しようとすること。


性のファンタジー、願望、そして処理
それがある人は、
自分が自分であるために、
選択することで、それで良いんじゃないか。

人の価値観はそれぞれだ。
ただ、それは自分自身が決定づけるモノであり、
人がとやかく言うことではない、
僕はそう思っている。

一度きりの人生だ。
自分自身に責任を持ちながら、
いくつになっても(自分に言い聞かせている?笑)
性のみならず、自分に向き合っていくこと。
それこそが、大切だと思う。

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2021年07月08日

昨今の大学生活

大学で教壇に立つゴウちゃんに
昨今の若いコ事情を聞いた。

最近の大学では、リモート組と学校に来る
リアル組に分かれているようだ。
それは学生が自由に選んで良い。

オンラインの利点は、地方都市から東京に
来るはずの新入生は、交通費や
家賃がなくなる、ということだったりするようだ。
もちろん、接続の悪さや、
PCやWi-Fi環境など問題は
色々あるらしいけれど。

そしてさすが大学生、授業中、
携帯を見ている人もかなり多いと言う。
そして、教えているゴウちゃんの説明を
ネットで検索し、席から
「間違いです」と指摘するらしい。

黒板に書く漢字の誤りの指摘などは
昔からあったらしいけれど、
今はおかしな事を言えない、
それだけ自分がしっかりと勉強をし、
きちんと伝えなければならないようだ。

大学に限らず、ごくごく普通の生活でも
このコロナに寄って大きく変化している。

色々な部分がオンライン化され、
人との交流が希薄になっていく。

本当に半年先、1年先がまったく
見えない状態だ。

そりゃそうだ。あと2週間先の
オリンピックのことだって、
いまだに右往左往していると言うのだから。

また長い緊急事態宣言が今日か明日、
発表される、ということだ。
もう、それについては言及したくないけれど、
お知らせだけは11日に書きます。
日曜日までは頑張って
短時間営業をします。

よろしくです。

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2021年07月07日

お薦め映画「スーパーノヴァ」

映画「スーパーノヴァ」を
公開直後に観ることが出来た。

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最初このタイトルを耳にした時は、
宇宙エンターテインメント系かと思っていたら
まったく違っていた。
あとで調べてみると、同名(原題も同じ)の
サスペンスSF映画があった(笑)


ひと言で言うと、若年性認知症と診断された
ゲイのパートナーとその相手が、
二人でイギリス各地を旅をする、
というロードムービーという形になっている。

観た人からは、重いとか辛いとか
耳にしていたけれど、
僕の感想はちょっと違った。
とにかく人と人が関わること、
付き合っていくこと、とは
どういうことなのか、というのがテーマ。

これはたまたまゲイの二人
という設定だけれど、
ストレートの夫婦や恋人同士も同じ。
ある意味、ゲイという形をとっただけで、
多くの人が共感出来る、というのが新鮮だ。


「英国王のスピーチ」でオスカーを取り、
「シングルマン」でゲイを演じたコリン・ファースと、
「プラダを着た悪魔」でやはりゲイを
演じていたスタンリー・トゥッチが
この二人を演じている。

自分の死を目前に控え、それをどういうふうに
受け入れていこうかとするトゥッチ演じる
作家のタスカー。

そして、逆に彼に気遣いながら、
出来る限りのことをし、病を乗り越えようと
懸命に寄り添うのがファース演じるピアニストのサム。

二人を迎えるサムの姉とその家族たち、
恵まれた環境の中でも、確実に
誰にもやってくる死。
それをどう受け入れ、向き合っていくか。

映画はそれほどドラマチックな展開もなく、
非常にシンプルだけに、
ずしんと胸に響いてきた。

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2021年07月06日

歳をとる実感

ヨシロウは、つい先日、40歳になったようだ。
40歳、どんな気持ち?と尋ねると
「ずっとなりたかったんです。楽しみです。」と
意外に前向きな言葉が返ってきた。

僕が40になった時とは全然違う。
30歳を迎えた時はそれほど感じなかったけれど、
40になった時、いわゆるストレート男子との
開きをものすごく感じた。

大体、40にもなると、ストレートは
子供の一人や二人いる人も少なくない。
しっかりと家族を守る、という責任感を持ち、
当時の僕なんて、仕事以外のプライベートは
20代の頃とまったく変わっていない気がして、
良いのだろうか、そう思った。

結婚していないゲイみんながそうなのか、
むしろ僕がそうなのか。
いずれにしても、何故にここまで違うんだろう。
今思えば、そんな稚拙なことで悩んだものだ。

50になる前に、店をオープンしたこともあり、
50歳を迎えた時は、逆にやっと
気持ちが落ち着いたのかも知れない。

しかし、それでも世間の同世代とは
随分かけ離れた感は否めない。
これはストレートという意味ではなく
他のゲイの多くの同世代と比べても、だ。

たとえば、僕は普段スーツやネクタイを
しているワケではないので、普段どこに行くのも
Tシャツやポロシャツ、夏はハーパンだったりする。

側から見ていると、20代や30代とそう
変わらないような格好をしていたりするのだ。

まあ、それは格好だけではなく、
どこか生活スタイルさえ、そんな気にもなってくる。

そう。子供や孫などを持たずに
こういう生活をしていると、自分の年齢の自覚が
まったく持てない。


しかし。
今さら、それが恥ずかしいとか、
困ったもんだとか、この年齢になって
そうは思わなくなった。
自分の人生は自分の人生でしかない
ということに、いつの間にか気がついた。

僕にとって、いや、誰にとっても
「いい歳をして」というくだらない枠に
はまった考え方に押しつぶされる必要はない、
最近はつくづくそう思う。

40になったヨシロウに、
「これからますます楽しくなるよ」
僕はそう呟いた。

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2021年07月05日

都議選に思う

昨日は東京都の議会議員選挙だった。

僕は店に行く前に、自宅から歩いて5分ほどの
投票所に行き、投票した。

投票に行く前に、友人の何人かと、
今回の都議選について、
誰がどうか、というよりは
何が焦点になっていて、
その問題をどこの党が、
またはどんな人がどういうふうに
向き合っているのかを話したりしていた。

ちょうど僕が出る時に
「◯◯新聞のモノですが」と
出口調査をしており、僕は受けたけれど、
そのうしろにいる人は「◯◯新聞は受けない!」と
断ったりしていた。
僕の調査は、何党の誰に入れたか、
ということだけだったが、
友人に尋ねると、別の新聞の調査では
「オリンピックは有観客か、無観客か」
と尋ねられたそうだ。
どこの党に入れた人が、どちらを選択しているか
という調査なのだろうか。

店に入って、来てくれた何人かは
都議選帰りだった。
32歳のススムは一度も行ったことがない、
と言っているし、28歳のキョウジも
過去、行ったことがある程度だった。

前回の都議選の時に20代の選挙率は
26%。今回はもう少し落ちたのかもしれない。

50歳になるリョウヘイは「もっと行けよ、と
思ったけれど、俺も最初に投票したのは
35歳だったからなあ」なんて言っていた。

そういうモノかも知れない。
僕だって、20代は仕事や、趣味に夢中で
選挙は行ったり行かなかったりだったし、
そもそも政治なんてくそくらえ!と
ろくに時事問題に目を向けず、
ノンポリを気取っていた。

ただ、あの頃は、震災もまだ起こらず、
感染症がここまで広まるような事もなかった。

そういう意味では、若い人たちには
現実問題として、向き合ってほしいなあ
身勝手だけど、心からそう思った。

ってか、都議選前に書くべきだったが、
秋の衆議院選挙はまだ間に合う!

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2021年07月04日

ワクチン接種第一回の日

先週だか、突然、東京都のほうから
「コロナ対策をしている飲食店に
ワクチンを受けられるように対処します」
との連絡があり、その数日後、
希望日を選択する、というメールが届いた。

その一週間前には、うちの区にも接種券が
届いたのだけれど、
予約はまったく取れなかったので
これはと思い、3日前に昨日を指定したら
こちらのほうは、すんなりと
予約が取れて、有り難かった。

とは言うものの、メディアでは
ワクチンが足らなくなって、接種が
ストップしているなどという情報が入ってきて、
自分は打てるのか、また自分より
打つべき人が打てなかったりするのか、
なんて色々と頭によぎったりもする。


指定したのが0時半から3時半という
結構大雑把な枠。
それに間に合うように、昨日の午前中
準備をしていると
友人から「熱海が大変なことに」というLINE。

ツイッターなどを見てみると、まだ
土砂崩れで、どんどん家屋が流されている映像が。

先日、久しぶりに会えた熱海の山に暮らす
友人のタダシのことが心配で、すぐに連絡をしたが
幸か不幸か、彼は旅行中だった。
その時点で家がどうなっているか、近所の人とも
連絡が取れないとのこと。
ただ、その後、停電で済んだらしいとの連絡も。

台風でもなく、大雨で関東大震災ほどの災害が
起こるという現実にショックを受ける。


そういうニュースをスマホで目にしながら、
都庁の展望台に設置された接種会場に向かう。

行ってみると、飲食店だけではなく、
オリンピック関係者や、介護士の人、
マッサージの人などでかなりの人が並んでいた。

何度かの喚問所を通りぬけ
(冗談です。皆さん、非常にきちんと
対処してくれ、かなりスムーズに動けた)
入って30分過ぎほどで接種。

これが、え?もう打ったの?というほど
痛くも痒くもなくてびっくりした。

展望台なのに、外が見えないのが残念
という声も聞こえたけれど、
接種後、15分や30分椅子で休まされるが
それぞれが静かにスマホなどを見ている。

海外ではわからないけれど、このあまりにも
スムーズで、なおかつ静かな儀式のような
光景は、とっても日本らしい気がした。


それから昨夜は店で働いたが、片付けて帰る頃から
何となく打った場所が痛くなり、
今日になってもその痛みは続いた。
人の話によると、明日になると治まるようだけれど、
これがひと月後、もう一度あるワケだ。

まだまだ接種出来ない人も多い中、
ありがたく、少しだけ安心が出来た。

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2021年07月03日

ノンバイナリーについて

キョウスケは、昔から
男のコは好きだったけれど、
自分の身体、特におちんちんには
何となく違和感があった。

人のおちんちんには興味があるけれど、
自分のは別にいらないと思っていた。
勃起もするし、マスターベーションも
するけれど、でも違和感が常にある。

若い頃は、自分はゲイだ、と思い込んでいたけれど、
これをここ10年くらい、トランスなのかも、
そうとも思っていた。
でも、何かそれはそれで違うなあと。


ただ、一昨日、宇多田ヒカルが
「ノンバイナリー」であることを
カミングアウトして、あ、これだ!
そう思ったのだそうだ。

「ノンバイナリー」
ゲイの人だってよく知らない。
僕もよくわからない。

キョウスケに聞いてみると、
つまり、自分は男性でもなければ、
女性でもない、そういうカテゴリーに
当てはまらない、当てはめてほしくない、
というのが「ノンバイナリー」らしいのだ。

ゲイの友人から
「キョウスケ、お前、もっと髪を短くして
ヒゲとか伸ばせばもっとモテるぞ」
そう言われたりすると、ものすごく
ドン引きしたりしていた。

自分は自分であり、絶対的な性には
縛られたくない。

男として生まれて、男が好きだからと言って、
自分が男らしくする必要もなければ、
男だと自認する必要もないのだと。

僕らゲイは、男にモテるために
男っぽくいたい、という人も多い。
キョウスケンの中では、そういう観念はなく、
むしろ自分をきちんと見て欲しいのだと。

話を聞いて、なるほど。
人にどう見られるかよりも、
自分がどうありたいかなのだ、と
そんな潔さを感じ、
ひょっとすると「ノンバイナリー」で
あってもなくとも、そういう強さは
魅力的でもあるし、それぞれに必要なのかも知れない、
そう思った。

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2021年07月02日

店の向かいのマンションから

一昨日、来てくれたタダシが
「そう言えば、あのおじいちゃん、
お店に来てくれてる?」と僕に聞いた。


ここに何度か書いたことがあるけれど、
うちの店の前にあるマンションに
部屋を借りられている80歳超えの
お年寄りがいらっしゃっていた。

3、4年前から2年ほど、毎週のように
来てもらったりしていた。

基本的にストレート(いわゆるノンケ)だと自分では
おっしゃっていて、理系の大学を出て、
何故か、大手の映画会社に
いて、当時はバブルを迎えるまで
会社は凄い勢いだったと話されていた。

その会社にいる時に知り合った
銀座のクラブの一流ママと結婚をし、
二人で世界の色々な国を回り、
数年前に奥さんを見送ったとおっしゃっていた。

大学、就職、結婚、旅行、そして別離、
それからは息子や孫とはあまりうまく行かず、
一人単身で新宿2丁目に住まれている、
ということだった。

何故、2丁目か。
うち以外でもゲイバーは何軒か
行かれたりしていたようだが、
ゲイの話はしない。
むしろ、ちょっと嫌な顔をされたりする。

ただ、時には、「うちで飲もうよ」とお客さんを
誘うこともあり、多くの人はさすがに断っていて、
結局、バイ、またはゲイの要素があったのか、
まったくわからなかった。

80を超えたばかりにしてはかなりお元気で、
うちの店に対しても、
とても気を使ってもらえることもあったが、
同じ話を何度もしたり、その内容が
特に他の若いお客さんにとって
楽しい話題でもなく、少し困ったりもした。
ただ、2年ほど前にぱったりと
姿を見せなくなった。
ただ、店の向かい側なので、窓越しに
いらっしゃることはちらちらと見えていた。


コロナになる直前だったか、
(と言うことは、もう1年半以上前になるか)
すごく久しぶりに店にいらっしゃったことがあった。

たった半年くらいしか会わなかったけれど、
驚くほど腰が曲がり、話していることも
少し微妙にずれていたりして、
15分くらい飲んで帰られた。
それが僕が見たのが最後だった。

その後、世間ではコロナが発症し、
店を少し休んで戻ってきたら、
ほぼマンションから彼の姿を見ることはなかった。

そして今年になって、マンションには
別の人が住まれている様子が見て取れた。

息子さんたちの家に移り住まれたのか、
それとも万が一のことがあったのかも知れない。

「俺は嫌われ者だから」というのが
彼の口癖だった。
正直、少しだけ困ることはあったけれど、
僕は決して嫌いではなかった。

いずれにしても、どこかでまた
楽しいお酒を飲まれてれば良いのだけれど。

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2021年07月01日

友たちとの語らい

熱海にパートナーと引っ越して半年、
そんな友人のタダシから数日前、
「今度の水曜日って、店、早く開けてる?」と
連絡があった。

東京で用事があるので、
良かったら寄りたいということだった。

共通の友人で女子のアケミが一昨日、バースデイで
彼女にもそれを伝えたら来る、ということ。


結局タダシとそのパートナー、アケミが
店の準備をしている4時半には来てくれて、
久しぶりに楽しい語らいが始まった。

タダシたちの生活は、以前ここにも書いたけれど、
映画好きな彼が映画館がないのが残念だけれど、
海と犬と車でのんびりしているということだった。

また、アケミは、タップダンスや歌を習い、
今さら、女優業を目指すの?と
からかわれながら、
相変わらず、マイペースでやりたいことを
どんどんやる!と決めていたのが彼女らしかった。

また、彼女は最近突然、
俳優の真田広之に、すっかりハマったらしく、
普通はアート系映画が好きなはずなのに
「モータルコンバット」など
劇場で何度も観たい!とのたまい、
また彼の観ていない過去作をどんどん配信や
レンタルビデオで追いかけているとのこと。

それにしても、真田広之は、ほぼ僕とそれほど
変わらない年齢だし、僕が大好きで真田氏と同じ
JAC(ジャパン・アクション・クラブ)出身の
伊原剛志も、その3つ下だ。

そういう彼らを見ると、いやいや
まだ頑張らねば、と思うばかり。
ってか、一流の俳優と自分を比べてどないすんねんって
言われそうですが。

さあ、今日から7月。
梅雨から夏へと気持ちが良い季節になればいいのだけれど。

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