2021年06月30日

大リーガーの美しさ

ここで僕が今さら書くようなことでもないけれど、
大谷翔平選手の勢いが止まらない。

ベーブ・ルース以来の二刀流で、なおかつ
連日のホームラン。
MVPが目前だ。
僕は俳優などに対しても、
ミーハー的なファンに
なる人はほとんどいないけれど、
大谷に対しては、完璧にミーハー。

毎日のように朝起きて、BSで
彼の活躍を見るのが目下の楽しみだ。

それにしても、筋肉トレーニングのおかげで
見違えるほど、身体が大きくなった。

なおかつ、それまでさほど
野球に興味を持たなかった僕も
彼が出てきてから、
野球ユニフォームフェチにさえ
なったくらい。
(結局、エロかよ、なんて言わないで、笑)

それにしても、26歳という若さで
常に笑顔、あの優等生感がイヤ、
という人も中にはいるのかも知れないけれど、
彼のご両親、そしてコーチなどから
受け継いだ育ちの良さが
いたるところに見えてくるのだ。

姿、形だけではなく、
その一挙一投足が本当に美しい。
この美しさは何なのか。

コロナになる前、このブログでも
一度、彼の15歳の時の話を取り上げた部分に
その謎がある。

そこに彼が表現している事柄は
今読んでも、賞賛に値するので、是非とも。



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2021年06月29日

探究心への追及

昨日、2度目だという30歳のジュン君。
1度目はもう数年前だけど、すごく混んでいて、
ベランダで何となくひとりで飲んでたらしい。

ジュン君は、アートに関心があり、
その方向の勉強をしているけれど、
なかなかお金儲けには繋がらない。

インスタグラムなどを見ていると
同世代で大きな企業に勤めている
同世代のゲイは、パートナーと
高級な温泉や、レストランで
楽しそうにしていることが
ちょっと羨ましくもある。

そういうことで、自分の指針が
揺らいでしまうこともあるのだそうだ。

SNSなどに発信される画像や文章は
その人それぞれのほんの一部の部分。
それぞれに悩みもあれば、苦痛もある。

聞いてみると、ジュン君は好奇心旺盛で、
とある展示会に行ったか、と尋ねたところ、
「それに行ってしまうと、自分が
影響を受け過ぎて、自分自身の
アイデンティティが揺らいでしまうかと思い、
行かなかったんです」そう言った。

かつて、僕の中に、そういう気持ちなど
生まれたことがなかったので、
これには驚くと同時にすごいなあ、そう思った。

それほ自分自身の中に、
強いモノを持っている、
ということは十分に
誇らしいことだ、そう思う。


僕自身も、この年齢になって
何事についても、
「もう遅い」とか「もう出来ない、無理」
そんなふうには思わないようにしている。

確かに体力や能力には限界があるけれど、
おそらく探究心を持ち、努力することは
幾つになっても、出来るはずだと
信じることが大切なんだろう。

30歳のジュン君と話していて、
彼を鼓舞しながら、自分のケツを
叩いているような気持ちになった。

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2021年06月28日

沢木君の死

ちょうど1年ほど前に、
以下のブログを書いた。


このAV男優サワキが10日ほど前に
亡くなった、ということを、昨日の
彼のツイッターに奥様が載せられていたのだ。

1年前にツイッターで繋がって、
彼の闘病と、ご家族(特に野球を
やっている息子さん)との関係などを
ずっと目にしていた。

彼はAV男優ということを誇りを持ち、
僕が知ってからも、ずっと自分らしく
生きてきた。

長い闘病生活で、日々、ツイッターを更新し、
本人の紹介欄には「残りの人生、
息子を見守るためだけに生きる」
そう書かれていた。

確かに亡くなる前、ずっと野球をやっている
息子さんのことを思い、病院から
「早く退院して、良いグローブを
二人で買いに行くんだ」と呟いたりしていた。

そして、おそらく長くないとわかっていた彼が
書いた手記「伝説のAV男優 沢木和也の『終活』
癌で良かった」はくしくも、
明日、出版されることになったようだ。

僕もこの年齢になり、自分より
若い人が亡くなるのは、本当に胸が痛い。

安らかに眠ってほしい。

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2021年06月27日

乳首の大きさ

昨日の土曜日、夕方4時に店を開くと、
少しずつお客さんがやってきてくれた。
ほとんどが一人だけれど、久しぶりな顔もあり、
まだまん延防止というこういう時期に
ぶらりときてくれると
とても嬉しく思ったりする。

土曜日なのに、人は少ないながらも、
逆にゆったりと飲んでくれて
知らない人同士も、いつも以上に
話が弾んだりする。

そんな中で、マッチョなアイザワ君が
実は乳首にピアスをしている、
ということから
乳首の形で盛り上がった。
いかにもゲイバーの会話。

もちろんアイザワ君は、デカい乳首に
なりたい、というのが夢で
ずっとニップルサックなる
乳首を大きくする乳首吸引器を
付けたりしていると言う。

「ドン引きっていう人もいるけれど、
仕方がないですよね。
自分がそうなりたいんだもん。
僕にとって、乳首デカくするのは
筋肉鍛えるのと一緒ですよ」と。

かたや、そこにいたヨウじは、
出来るだけ乳輪も、乳首も小さいほうが
アガるのだと言う。

ここから乳輪はどれくらいがいい、
乳首はどれくらいがいいという
くだらない論争が。。。


それにしても、ストレート男性は
やっぱり女性の乳輪や乳首の形や
大きさの好みはあるんだろうが、
逆に女性からすると男性のそれらはどうなんだろう。

また、乳首にピアスしている人が
アイザワ君に限らず、ジムでもたまに
見かけるけれど、基本的にはゲイなんだろうか。

それこそ、局部にピアスをしている人もいるけれど、
日本人で、それこそストレートで
それが好き、という人はどれくらいいるのか。
また、そういう男性を女性で
好きな人はいるんだろうか。

いずれにしても少数派万歳。
(いや。僕はピアスが好き、という
ワケじゃないいだけれど。笑)

ほぼ、ほぼどうでも良い話で爆笑。
こういう時期だからこそ、こんなくだらない
話で盛り上がるのって、楽しかったりするのだ。

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2021年06月26日

過去への反省

このコロナの状況で、お客さんそれぞれ、
仕事が結構うまく行っていたり、
それほど変わらなかったり、
大打撃を受けたり、という話をしていた。

去年は結構打撃を受けた、という
ケイスケは、踏ん張って、もうひとつ
仕事を立ち上げ、それはかなりうまく行ったと言う。

ケイスケは、非常に仕事熱心で、
店に来てくれても、
半分は仕事の話をしている。
ゲイのお客さんの中では、
かなり珍しいタイプかも知れない。

彼は子供の頃、ご両親が
小さな食べ物屋をやっており、
授業参観の時に、それなりにオシャレをして
来ていた多くの父兄の中で、
仕事の途中で来てくれていたせいか、
汚れたエプロンやサンダルで
とても恥ずかしい思いをしたと言う。

今、思えば、それは申し訳なかったけれど、
その時の恥ずかしさが、
絶対に他の友人たちにバカにされないように、
勉強を頑張り、図抜けて行きたい、
ケイスケは、そう決心をしたのだそうだ。

自分がゲイであることも手伝って、
とにかく人から下には見られたくない、
どこかで自分は人の上に立ちたい、
そう願い続けたのだと言う。

20代、30代になり、それなりに
頑張って自分が進む道を見つけ、
今、思えば、自分がされたくないような
どこかで人を見下したりしていたのかも知れない。
ケイスケはそう言う。

40歳になる前に、ご両親が亡くなった。
その頃からか、自分を改めて見つめるように
なり、ひょっとして自分はとても冷たく、
いやな人間だったのではないか、と。

僕はとてもそういうふうには思えない、
そう伝えたが、ケイスケは両親が死ぬまで
ずっとあの恥ずかしさと戦ってきた。
それこそが、今思えば恥ずかしいことだったかと。

歳を重ねれば、みんな気が付くことがたくさんある。
と言うか、そう思えるだけで良かったなあ、
僕はそんなふうに思った。

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2021年06月25日

かすかなる希望

昨日はオープン直後に来てくれた
ヤスシが「ごめんなさい、お客さん来るまで
オンラインのセミナーに参加していいですか?」と。
もちろん、いいよと答えると
携帯を出して、相手とつなぐ。

彼は時には日本語で、また時には流暢な英語で
少し話したり、小一時間、そういう時間は流れた。

ヤスシは日本と海外の人たちを結ぶ仕事をしていて、
それを横で見ていると、もうコロナは
終わったのかも、という気にもさせられる。

この秋には日本に来る、という声も
多数聞こえてくるし、ヤスシも
9月にはアメリカに行くことが決まっている。

ちょうどこの日、僕のニューヨークの友人から
「良いのか、どうかわからないけれど、
もうマスクの人はものすごく少なくなった。
街やデパート、繁華街は人でごった返している。
まだ外国人は少ないけれど」と
連絡があった。

日本の中にいると、まだまだコロナ真っ只中
という感じだけに、海外のそういう事情を聞くと
あと少しかなあという気にもなる。

周りでも一度だけワクチンを打った、
来週打つ、という人も出初めている。
残念ながら、僕はもう少し先になりそうだけれど。

それでも、かすかなる希望を胸に
毎日、少しだけでも営業をしながら、
また素敵な時間をたくさん持てる夢を見るのだ・・・

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2021年06月24日

自分とまったく違うタイプからモテるには

昨日来てくれたキョウヘイちゃんは
(と言う書き出しが久しぶりな気がする。笑)
ガッチリしていてモテ筋だけど、
自分に興味を持つ人はやっぱり
ガッチリ型が多いのだそうだ。

キョウヘイちゃん自身、
かなり細身の人が好きなので、
自分に声かけてくれる人には応えられない。
そして、自分も痩せたくて仕方がなく、
日夜、努力しているけれど、
なかなか痩せることが出来ない。

キョウヘイちゃん自身も属しているとされる
ガチムチタイプは、それぞれがモテるから
「俺、モテるだろうオーラ」を出しまくり
そんな人を見ると、頭を抱えてしまう。

逆に自分はこんなにデカい身体が
イヤなんだけど、「モテるからいいですね」と
言われ続け、はっと気が付くと、
自分の好きなタイプからは
まったく(と本人は言う)声がかからない。


また、昔、大好きだったスリムな相手と
久しぶりに会ったりすると、その多くは
身体が大きくなっていて、がっかりすると言う。

そういう相手がこぞって言うのは
「今のほうが断然モテる」ということだ。

「『ゲイの世界は捨てる
モノはない』なんて言いながら、
かなりヒエラルキーは
出来ている感じがするんです」と。

デブのデブ好き、マッチョのマッチョ好き、
スリムのスリム好き、という構図は
比較的はずれていないのだと。

僕はそこまでかなあとも思うけれど、
いや、ホントにそうです!とキョウヘイちゃん。

絶対、キョウヘイちゃんを良しとしてくれる
スリム男子が出てくるはず!
見えないところに相手は立っていたりするのだから。

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2021年06月23日

作業着男子は御用心

昨日、友人とLINEをやり取りしていて、
ちょっと驚いた話があった。

彼の周りで普通はサラリーマンを
やっていた30代の男性が
このコロナ禍で雇い止めに合った。
そして、次の仕事を探している途中、
オリンピック関連のアルバイトを見つけたと言う。

内容は結構高額で、周りには若干内容は違えども、
ボランティアの人もいて、
これ、自分、お金をもらっていてもいいの?と
思ったりしたのだとか。

のあたりは、メディアでも結構
取り上げられているけれど、今回
びっくりしたのは、
オリンピック関連の話ではない。

その彼は少し汚れたりすることもある
肉体労働系で雇われているらしく、
昔、鳶職のバイトをした時の
作業着を着て行ったのだそうだ。

まあ、現場はほどなくこなせたらしいけれど、
作業服で歩いていると、驚くほど
警察の職質に合うのだそうだ。

リーマン時代にはまったくなかったのに、
作業着で少し大きな荷物を持っていると、
下手すると、1日二度も呼び止められる。

確かに、迷彩服だとか、ハーパンや
タンクトップなど、ラフな格好ほど
職質に合うとは聞いていた。

あと長髪よりも、短髪、坊主は
狙われやすい、とも。

ある意味、総じて休日のゲイっぽい格好だったりする。

まあ、警察がゲイらしいのを狙っているかどうかは
ともかく、その手の格好だけで職質、というのは
あまりにも短絡的と言うか、差別的と言うか。。。

今や、反社会的な面々だって、スーツを着て、
ITに詳しい時代。
そういう人が裏でどんどんドラッグを売買する、
ということだってあるだろう。

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2021年06月22日

東京都のコロナ対策チェック

5月25日から出た緊急事態宣言と休業要請が
とりあえずやっと解けて、
昨日からうちの店も、ほぼふた月ぶり、
やっと3時間だけ営業する、ということになった。

17時オープンだったのだが、その前に
東京都の感染対策をどのようにやっているか、
というチェックがあると連絡が入り、
14時半から店で待機。

初老の方と、20代とおぼしき若い人の二人で
いくつかのチェック項目を付けていく。

「本当に大変なのに、すみませんね。
お時間を取らせてしまって」と、
とても腰が低い。

都の職員なのか、パートやアルバイトなのか
僕にはわからないけれど、おそらく
お店に寄っては、文句を言ったり、
暴言を吐いたりする人たちもいるのかも知れない。
それはそれで彼らも大変なんだろう。

消毒液、マスク、検温、パーテーションなど
写真を取りながら、大丈夫ですね、と
確認をされていく。

うちは一番奥に窓があり、なおかつベランダに
行く大きな扉があり、玄関ドアを開けると
ものすごく換気が良く、
「これほど換気に恵まれているというのは
良いですね。ここまで大きな窓というのは
なかなか他では見当たらないですね」と言われる。

とにかく、非常に丁寧に冊子やポスターを渡され、
15分ほどでチェックは終了した。

ホッとしたような、でもこの状況で
オリンピック観客入れることや、酒提供とか
耳にして、理不尽な気持ちのまま、店をあけた。

ただ、17時を過ぎ、仕事が早く終わったり、
休みだったというお客さんが来てくれ、
そういう各々の顔を見ていると、
嬉しくて、モヤモヤした気持ちは落ち着いた。


これから、まだ20日間ほど、ひょっとしたら
オリンピック中も、こんな状態が続くのかもだけれど、
なんとか頑張っていきます。
よろしくお願いします。

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2021年06月21日

ゲイの無意識の中の同属意識

先日ここにも書いた歌舞伎座の
「桜姫東文章」の後編を昨日観に行き、
前半同様、素晴らしかった。
おそらく、この演目を
仁左衛門、玉三郎で観られるのが
もう最後かと思うと、感慨もひと潮だった。

そんな中、僕の隣の席(と言っても、
ひと席空いている)に
20分ほど遅れて座った人がいた。

僕よりも少し若い中年紳士で、特に
なんとも思わなかったけれど、
そのあと、休憩時間に
ロビーで彼が携帯をしている画面で
ゲイのマッチングアプリが
ちらりと見えた。

そうか。まったくそんなふうに思わない
ごくごく普通のサラリーマンタイプの
こんな人もゲイなんだ、と
今さらながら思った。

広い東京、ゲイなんて、そこらへんに
ゴロゴロいる。
一見、ストレートかと思う人
(実はこういう人のほうが圧倒的に多いんだろう)、
そしてどこから見てもゲイだとわかる人。

ただ、その時に思ったのは、
なんとなく一瞬だけだけれど、
仲間意識がよぎる。

その人がかっこよくなかろうが、
まったく自分のタイプではなかろうが、
なんとなく、ああ、この人もゲイなんだなあと
(悪い意味ではなく)ほくそ笑んでしまう。

当然だけど、ストレートの人が
ストレートに対して、同属意識なんて持たない。
でも、僕らは(少なくとも僕は)
あ、こんな人も、という意識を持ってしまう、
というのは不思議な気がした。

ひょっとしたら、これは僕だけなのかも知れないけれど。


さてさて、やっと今日、ふた月ぶりに
店がオープン。
17時から20時と短時間ですが、お待ちしておりますね。

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2021年06月20日

「世界に嫌われる男 ピーター・タッチェル」を観て

ストレートの友人から、これ観た?と
Netflixで勧められたのが
「世界に嫌われる男 ピーター・タッチェル」だ。

これは、ゲイ差別に対して憤り、
立ち上がっているいわゆる「活動家」である、
一人のオーストラリア人を描いたドキュメンタリー。


Unknown-13.jpeg


活動家と言っても、多くのリブ運動をしている人と
この人が少し違うのは、彼は自分一人だけで、
世界のLGBTに異を表現している国に
乗り込んでいき、闘いを挑んでいるところだ。

そんな彼を、オープンリーゲイで、
「ロード・オブ・ザ・リング」や
「X-メン」のイアン・マッケランが
インタビューをする、というところに、
多くの彼の活動シーンが流れる、とうい本作。


特に凄いのは、プーチンがプロバガンダ禁止法を
作ったことに腹を立て、ワールドカップ中の
モスクワで記者たちに声をかけ、赤の広場に
ひとり、差別反対のポスターを持って現れるシーン。

もちろん、彼は一時拘束されるけれど、
解放されたその後、ムスリムも含めて、
LGBTを受け入れない
多くの国に一人、挑んでいく。

彼は公務員など著名な人間を
アウティング(ゲイだとバラす)
という行動を取り、バッシングされるが
「彼ら(アウティングされたほう)は
自分がそうであるのに、真っ向から
LGBTを差別しているからだ」と抵抗する。


ハーヴェイ・ミルクもそうだけれど、
人のために立ち上がるこういう人は、
心から凄いと思わざるを得ない。

LGBT当事者の中でも、彼の行動に
多くの異議を訴える人も多いだろうけれど、
身体ひとつで、多くの恐怖と対峙する姿に
僕は強く胸を打たれた。

同性愛をどうしても受け入れられない
タッチェンの母親が
「それでも、彼を愛してやまない」
という言葉には泣かされた。

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2021年06月19日

休業に続いて、また時短要請

昨日、政府の発表を受けて、改めて東京都から
まん延防止措置の詳細が発表された。

店のクローズ時間が21時ではなく、
20時、そしてお酒の提供が19時、というのは
本当にキツいけれど、今回は
それに加えて驚く事案がふたつだ。

ひとつは、90分以内の滞在時間。
2人で待ち合わせをして、一人が1時間近く
仕事で遅れた場合、先に来た人間は
30分で帰らなければならないというワケだ。

また、驚くことに、2名以内の来店。
うちはそれほど大勢が入る、
という店じゃないけれど、
それぞれが待ち合わせして、入店時だけ
2名ずつ、中では10人以上、
ということだって出来るワケで
それを店の人間がどれほど
チェック出来るんだろうか。


かたや、街中では圧倒的に五輪をやるのなら
せめて無観客を、という声も大きい中で
何が何でも人数を絞りながら
1万人規模で入場させようとする政府。

小さな箱で人数や時間制限をされるのと、
大箱で万単位の人間が動くのと
どちらが感染が広がるんだろう。


幸せを求めて、楽しいことを満喫する、
そんな店、そんなブログを目指しながら、
怒りや不満ばかりを書かざるを得ない
この日々に本当に落胆するばかりだ。

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2021年06月18日

お勧め映画「マイ・ハッピー・ファミリー」

Netflixで、結構前からとても評判が良かった
「マイ・ハッピー・ファミリー」を観た。

Unknown-12.jpeg

この映画、タイトルだけ見ると、
ちょっとB級アメリカ映画のようだけれど、
実はジョージア(そう、かつてのソビエト
連邦の支配下にあったコーカサス地方の国)
のひとつの家族の話。


映画は50代の一人の女性が
アパートを探しているところから始まる。
そこは、電気も止まっていて、
決して綺麗とは言えないけれど、
心地よい風が通る小さなアパートだ。

実は、彼女、年老いた自分の両親と
長年連れ添った夫、
そして結婚したばかりの長女、
ネットゲームに夢中の二十歳の長男、
という家族の中で、家事とあらゆる喧騒に
まみれて生活をしている。
家事だけではなく、
昼間は学校の教師もしているのだ。

彼女の52歳の誕生日には、
聞いてもいない旦那の多くの友人たちや、
彼女の兄、その親族などが
勝手に呼ばれてサプライズパーティが
行われたりする。

そういう気遣いに嬉しい顔ひとつ出来ない彼女は、
探し当てたアパートに一人で越していくことにする。

何故、それほど家を出たいのか、
ひと言も言わない彼女に
家族は大騒ぎをし、責め立てる。

理由をまったく説明せず、
ただ、穏やかな一人の生活に
彼女はちょっとした幸福を見出す。
一人で飲むワインに、趣味のギターに歌、
そしてガーデニングに料理。

そんなある日、彼女は学生時代の友人と
バッタリ出会い、それが縁で
同窓会が開かれることになる。

そこで明らかになる、彼女が
家を出ざるを得なかった問題。

本当の幸福とは何か、家族とは何か、
夫婦とは何か。

僕らゲイとはちょっとかけ離れているような
気もしながらも、幸福を追い求める心は
変わらないのだ、とこの映画は教えてくれる。

激しくも辛い部分を見せながら、
ささやかな幸せをも感じさせてくれる。
たくさん観られているNetflixの中でも
見落とされがちな映画だけど、
良ければ、是非。

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2021年06月17日

まん延防止とワクチン接種

緊急事態宣言はとりあえず解除されるようだが、
21日から東京は19時までお酒の提供が出来るのか、
それともアルコールはダメとなるのか、
今、これを書いている時点では
わかっていない。
と言うわけで、また予定が経てないワケだ。
やれやれ。

加えて、今日、僕のところにも区からの
ワクチンクーポンが送られてきた。
区の接種はもう少し先、ということで
昨日までは空き空きだった、という
東京都の大規模接種センターに
予約を入れてみるけれど、
すでに予約でいっぱい。

26日まではバッテンが付いているが、
それ以降は付いていない。

しかしながら予約が出来ず、
電話で問い合わせてみると、
27日以降は2回目の接種の人優先なので
まだ予約を受け付けられないとのこと。

そりゃ、なかなかすんなりは行かない。
思えば、いくら僕もそこそこ年齢が
いっているとは言え、ワクチン接種は
秋くらいかと思っていただけに
焦らず、待つしかないかなあと。

何だかニュースやら、噂やらに
振り回された1日だった。

来週からどういう流れになるか。
明日にはきちんと連絡が出来ればいいのだけれど。

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2021年06月16日

映画「Mr.ノーボディ」のこと

何だか悶々としたブログも多い今日この頃、
昨日は映画館の大スクリーンで、それも
ヘビーで考えさせられる映画ではなく、
スカッと気持ち良いモノを観ようと
「Mr.ノーバディ」を観てきた。

Unknown-10.jpeg

これ、テレビドラマ「ブレイキング・バッド」を
観た人なら、あの悪徳弁護士をやり、
そのスピンオフ「ベター・コール・ソウル」でも
主役をやったボブ・オテンカーク主演。

これが、まさかあのドラマで毒もクセもある
ソウル・グッドマン役とは別人かと思うほど
まさかのごくごく平凡な、
いや、むしろ少しうだつのあがらない
中年男ハッチを演じている。

ベッドでは仕切りを置かれて、長年
セックスもない妻は、
車で大企業に向かう敏腕女性。
学生の息子にはバカにされ、
まだ幼い娘に少し慕われる程度。

せっかく作った食事も家族に食べられず、
日課のゴミ捨てに間に合わず、
地下鉄で職場に向かう、
淡々と仕事をする、という
この男の日々のルーティーンをパラパラと
数分のオープニングで
見せていくのが面白い。

そんなある日、この家に
若い二人の強盗が押し入る。
たまたま眠れず起きた主人公は
この二人に対峙しようとするが、
若い女性がいることに気がつき、
息子の目の前で二人を逃してしまうのだ。

この一件で、家族からもがっかり
され、職場でもこの話を耳にした同僚からも
バカにされる。

胸の中に屈辱感や、
寂しさなどを溜めたこんだハッチは
たまたま乗った夜のバスで遭遇した
複数の酔っ払った暴漢に、
怒りを爆発させる。

この映画が凄いのは、
彼が決してスーパーヒーローのごとく、
実は凄いパワーの持ち主だったというワケでもなく、
身体中傷だらけ、ボロボロになりながらも
自分が持っている最大の力で
彼らをバッタバッタと伸していくところだ。

このあと、話はロシアンマフィアにまで繋がり、
ハッチはとんでもないところにまで
入り込んでいき、壮大なアクションと
ぐっと泣かせる家族の姿も見せてくれる。

観終わって、このタイトルは???
と思ってしまうことを色々書きそうになるけれど、
ネタバレになるため、今日はこのへんで。。。

珍しくスカッとする楽しいアクション映画の紹介でした。

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posted by みつあき at 18:01| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月15日

改めて、五輪のこと

昨日、関西から帰ってきて
久しぶりにテレビのニュースを
ゆっくり見た。

次の日曜日が、一応今回の緊急事態宣言が
解除される予定ではあるけれど、
お酒の提供が今まで通り、なしになるか、
もしくは19時や20時まで、というような
時間短縮営業を強いられるか、ということが
今週中、またギリギリに決定されるようだ。

そして、驚くべきことに、五輪開催中は
まん延防止措置が行われるらしい。
ということは8月の半ばまで、僕ら飲食業は
今に近い状態を続けさせられる、
ということになるのだろうか。


ここに何度か書いたけれど、僕は特に
スポーツ観戦が大好き、
というワケではないけれど、
オリンピックに関しては、子供の頃から
多くの競技をテレビにかじりついて観ていた。

日本がメダルを取る、ということよりも、
世界の強豪が一同に会し、闘うシーンには
いつも胸が躍ってしまう。

店をオープンしてからも、みんなで
見ては大騒ぎしたものだ。

それこそ、閉会式などを観ていると
勝者も、敗者もそれぞれが
非常に幸福そうで、それこそ単純に
世界が平和であることを祈る
そんな祭典であることに
熱い気持ちにもなれた。


しかし、今回、この状況で何が何でも
開催するというIOCや政府や東京都の強引さは
本当にわからないし、怒りさえ覚える。

ワクチンがまだまだ行き渡らず、感染者も
激減しているワケでもなく、人流も多い。
医療従事者や分科会の人々が声高に
反対もしている中、僕ら飲食業の人間は
ずっと我慢を強いられているのだ。

こういう中で、あとひと月ちょっとで
どんな形で、誰もが満足出来るイベントが
出来るんだろう。。。

多くの競技のチケットを申し込んで
やっと手にした水泳決勝のプラチナチケット。
無観客になるか、人を減らすのかわからないまま。

観客を入れると人流も当然増える、
だからその時期はまた蔓延防止が適応されるとの話だ。

選手の人たちには本当に申し訳ないけれど、
2年前にこのチケット当選を
ネットで目にした時の興奮は全くない。

こんな中で、明日で国会は閉会。

何とも言えないやりきれない気持ちが続く。

穏やかで楽しくポジティブな気持ちで
常にいることを心に誓いながら、
僕はポジティブな気持ちで怒りを
どこかにぶつけようとしている。。。。

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posted by みつあき at 19:07| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月14日

両親の墓、そして自分の墓のこと

昨日のブログは手違いで、飛ばしてしまい、
改めて書いているので、
関心がある人はひとつ前に
戻って読んでみてください。


さてさて、今日は、去年コロナで行けなかった
両親の墓参りに行ってきた。

両親の共同墓地は、神戸近くの駅から
バスで30分ほど乗った場所にあり、
新大阪や新神戸からも、1時間以上かかる。

また、バスも1時間に1本ほどで
行って墓をゆっくり参っていたら、
帰りのバスに乗り遅れてしまう。

ただ、今回は朝早めに着いたこともあったので
たっぷりと時間を持つことが出来た。

また、雨天か曇天という予報に反し、
強い日も差していたので、
枯れた花を片付け、
母が好きだったカーネーションや
百合に差し替えたり、
墓周りの掃除をしたりした。

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今日は月曜日という平日だったこともあり、
大きな墓地だけれど、人はほとんどいなくて、
マスクを取って、木々の香りや
山から吹く爽やかな風、
そして強くなった日光を満喫しながらの
墓参りだった。


思えば、うちの父は生前「墓はいらないから、
自分の骨は海に撒いてくれ」と言っていた。
それには僕も強く同意する。

ただ、父がそう言ったモノの、
海に散骨したあと、
母が父のひと握りの遺灰を持っていて、
「これと私のを一緒に、共同墓地に
埋めてね」そういう母の願いもあって、
この地に二人は眠りに付いているのだ。

父の父親、つまり僕の祖父は
祖母の死後、いわゆる当時の2号さんと
言われる女性と共に暮らし、
その祖父の遺灰をその人が
持ってどこかに行ってしまった。

そういう意味では、僕の苗字がある
父方の墓、というのが存在しないのだ。

店のお客さんに寄っては、
家の墓守をしている人も結構いて、
それはそれで大変であると聞く。

ただ、こうして年に1度か2度、
両親の墓参りに来ると、
改めて、この人たちに生み、育てられ、
今の自分があることが感謝出来るのと、
この日だけは両親と心の中で
会話出来る気がするのだ。

とは言いつつも、残念ながら
自分の子供を持つことがない僕は
やぱり墓に入る、ということは
タブーなのかも知れないなんて
確信したりするのだ。

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posted by みつあき at 14:57| Comment(0) | 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月13日

底辺から見る空、のはなし

この休業要請期間の間、
去年は来られなかった両親の墓参りに、と
久しぶりに関西へ。

両親の墓は神戸近くにあるけれど、
東京からの友人が大阪に来ている
とのことで食事をしたり、
関西に住む古い友人と会って色々話したりした。


この古い友人、と言うのは
なんともう20年ほど、ゲイの売り専を
やっているヤツだ。

何年も前に自分で開業し、
たまに声がかかると
いまだに自分でも出向くと言う。

まあ、ガタイも凄いし、
本当に人柄もいい奴なので
いまだに人気者なのだろう。

大学も出ていて、とても賢い人だけど、
何故、そこまで売り専にこだわるのか。

「何百人もの売り専で働くゲイもノンケも
見てきて、何だか面白いなあって思ったからかなあ。」
そう言う。
「あと、お客さんのほとんどは物凄くきちんとしていて
でも、エロになると、ここまで乱れるの?
ってギャップが人間臭い。
自分にはこういう部分をさらけ出してくれるんだ」と。

なるほど。

ここには何度か書いたけれど、
僕が昔アダルト・ビデオのプロデューサー時代に
AVを志願する女のコたちは
いわゆる何も考えていない軽いコたちばかりか
と思っていたけれど、蓋をあけると、
そこには色々なタイプがいた。

思い出すのは、一人の小説家を目指している
AV女優が、ぽつりと言ったひと言だった。
「底辺から見るお空は
晴れて輝かしいだけじゃなく、
どんよりと曇っていたり、
土砂降りだったり。
それを見ると、私は底辺のほうが
ずっと楽だなあって思うの。」

僕は、性風俗の世界が(ある意味、ゲイバーだって
そこに入る、と僕は思っているけれど)
決して底辺だとは思っていない。

でも、それでもちょっと自嘲しながら「底辺」
という言葉を使うのはよくわかる。

昨日会った友人は「エロほど、その人の根幹が
わかるモノって他にないかも。
ほとんど嘘や偽りで塗りたくっている人生の中でも
エロになると、正直になる。
だから、俺も優しくなれる。」そう言った。


僕自身は、相手が僕のことをタイプだと
思わなければ、性的な気持ちに火がつかない
タイプなので、売り専に行ったりすることは
ないけれど、彼の話を聞きながら、
何となく理解出来る気がした。

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2021年06月12日

落とした定期券 その後

先日、定期入れを落とし、
それが出てきたことも2度に渡って書いた。

しかし、ここに来てまた驚くようなことが
起こったので、(それほどのことでもないけれど、笑)
ちょっとしつこいながら
この休業要請期間、書くこともないので
今日はそのことに。


僕はこのブログが日々、日課なため、
ツイッターやインスタグラムには
ほとんどアップもしないし、
見たり読んだりするのも、週1度か2度。

で、昨日、久しぶりにインスタを見たら、
知らない女性からのメッセージが。。。

また、エロ目的の悪戯メールかと
開けてみると。。。

「突然のご連絡失礼致します。

本日、20時頃有楽町駅から電車に乗った際、
そちら様(僕の実名)のものかと思われます
定期券、免許証が落ちておりましたので、
先ほど交番に届けました。

失礼かと存じますが、拾った際にお名前拝見し
ご連絡次第です。

中に免許証が入っておりましたのでご一報
入れたほうが良いかなと思いましたものの、
届け出た後に、名刺に書かれていた
メールアドレスや電話番号を
メモしていないことに気づきまして

届け出た際にお名前だけは見て覚えて
おりましたので、検索し
Instagramから取り急ぎご連絡した
次第です。」
とあった。

まさかのインスタグラム。
僕は鍵をかけていないし、彼女も
かけていない。
ちらっと見させてもらうと、
10代か20代くらいのまだ若い女性で
友達との集合写真や、パフェなどの
写真が並んでいた。

僕自身は、見られてもまったく問題ないんだけれど、
(おそらくゲイであることはバレバレだろう。笑)
こういう女のコは鍵など
かけていないんだろうか。

いずれにしても、僕が気が付くのが遅くて
先日書いたように、定期の更新など
してしまったものの、それでも
警察に届け出てくれ、加えて
こういう形でも連絡をいただけたのは
有り難かった。

丁寧にお礼のメールを書いたら
「お手元に戻って良かったです」と。
いい子に拾ってもらって良かった。

それにしても、確かに、
僕のフルネームを検索すると、
インスタフラムに限らず
それは、それは恐ろしいくらい
僕自身の個人情報バレバレなんだなあと。

まあ、僕の場合、特に怖いモノは
ないんだけれど、なんていつも思っている。
とは言え、ゲイをバラすぞ、とか脅される
以外にも、想像もしないことが
起こることだって十分あり得るので
たかをくくらず、用心するに
越したことはないんだろうなあ。

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posted by みつあき at 14:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月11日

日々の変化

ここひと月ほど、ストレッチクラスに
通い始めたことを先日書いたけれど、
と、同時に、自宅にストレッチポールを
買って、YouTubeを見ながら
毎日、やることにした。

今の若い人たちは、テレビはまったく観なくて
とにかく毎日YouTube、などと聞いているけれど、
僕はテレビも観なければ、YouTubeも
ほとんど観ない。

テレビ録画したドキュメンタリーや、
日々のニュース番組をひとつ、観るくらいで
YouTubeは、ビルボードチャートに入った
新曲を観るくらいだった。

ところが、ストレッチポールを使った
YouTubeを探ってみると、これが無数にある。


スクリーンショット 2021-06-11 12.57.11.jpeg


視聴回数が多いモノも含めて色々観ていくと、
回数が多いから良い、というモノでもないことが
よくわかる。

その中で気に入ったモノ、特に股関節と
肩甲骨に分けてまず2種類やってみた。

ストレッチクラスでも、自分の身体の硬さは
十分に証明出来ていたけれど、
これをやると、自分の負荷だけで
いててて・・・の連続だ。

ただ、やり始めると、これも、あれも、
と色々楽しい。

これ、もっと若いうちからやっておけば
良かった、と思いつつも、
その当時はYouTubeもなかったか(笑)

そんなワケで、ここ2週間くらいの間に、
朝起きて、ベッドの上でのストレッチ、
それから体操、
ジムに行ってトレーニング前のボールを
使ってのストレッチ、
そして、夜は自宅でのポールストレッチ。

これをすべてこなすと、1日、運動に
費やす時間が軽く3時間強となる。

今は比較的時間があるから、何とかだけど、
店を始めると、きちんと出来るのかどうか。

いつか、体操選手のようにぐんにゃりと、、、
なんてそれは無理だろうけれど、
日々、無理ない範囲で少しずつ
変化していくことが
楽しく思う今日この頃。

こんなことをしながら、
退職後のお父さんたち
(つまり僕くらいの年齢の人々)が、
いきなり運動や盆栽を始めるのが
わかる気がする。

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