2021年05月28日

地下鉄での缶チューハイ

昨日はどこにも行かず、
何もせず的なブログを書き終わって、
ふ〜むとため息をつき、
いや、これじゃダメになる、と
思い立って、結局夜7時を過ぎてから
ジムへと向かった。

この時間帯は、仕事終わりの人が多く、
たまにお客さんとも会うので、
ちょっと恥ずかしいやら、申し訳ないやら。

まあ、そんなこんなで、10時前の
地下鉄で自宅へと向かったのだが、
電車はとても空いていた。

その地下鉄の中で、僕と同世代の
中年男性が、おもむろにカバンから
缶チューハイを出して飲み始めた。

それを目にした向かいに座っていた女性は
ものすごく不愉快な顔をして、
「お酒、禁止ですよ」と言い放って
電車を降りていった。

禁止?なのだろうか。

今、街の中で、この20時を過ぎたこの時間、
自宅以外ではなかなか飲酒が出来ない。
公園で飲んでいても、注意される世の中だ。

そういう時期に確かに地下鉄の中で
飲む、という行為はそれほど
褒められたモノじゃないかも知れない。
でも、その男性は、特に迷惑をかけることもなく、
マスクをずらして気持ち良さそうにひと口飲み、
雑誌を読んだりしていたのだ。


思えば、海外で、屋外で飲酒を強く禁止している
国は多く、アメリカではビーチでさえダメ。
増して、地下鉄や乗り物の中なんて
絶対ダメだったりする。

大昔、そんな厳しさを知らなかった僕は
初めてロスのゲイクラブに行った際、
トイレがものすごく混んでおり、
外にあるパブリックバスに
行こうと、ビール瓶片手に
一歩、クラブの外に出ようとしたら
「もう、お前はこのクラブに入れない。
ブラックリストに入れる」と言われて
追い出されたことがあった。

一人でもそういう客がいた、と通報されると
そのクラブは営業停止になるのだと言う。

話が逸れたけれど、そういう意味では
本当に自由で有難い、そんな国で
こうして自粛警察的なことが
普通になってしまう時代になっている。

何か理由があって、自宅でも
お酒が飲めない、という人もいるのかも知れない。
そういう人は、どこでどう飲めば良いのか。
だから、公共交通機関の中なら良い、
というワケではないのは重々承知だけれど。

なんだかとっても複雑な気持ちになった。

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posted by みつあき at 18:11| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする