2021年04月30日

ゲイのロマンス詐欺

コロナ変異株のニュースの間を縫って、
昨今のドンファン殺人か?という話が
流れていく。

それにしても、いわゆるロマンス詐欺なんかが
横行している中、もしこの事件が本当なら
これまたそういう枠にくくられるんだろう。

そう言えば、もうずいぶん前だけれど、
うちに来たお客さんで僕よりも少し年上の人がいて、
海外生活が長く、その時に起こった
すごい出来事を聞かせてくれたことを
思い出した。

仮にここでは、Sさんということにしよう。

元々家にはかなりお金があるという
素晴らしい環境で育ったSさんで、
それは、それは金遣いが荒かったのだと言う。

Sさんがイタリアに住んでいた時に、
ものすごくマッチョでルックスの良い男と
付き合ったことがあった。

アジア人はもてない、
という話はよく耳にしていたし、
それまでも特にそういうことはなかった。

しかし、ゲイが集まるレストランで
マティーニを飲みながら、周りにいる
人たちにご馳走などしていたら、
ウィンクをしてきたのがその彼だったと言う。

彼はドイツ系のイタリア人で
つい最近まで中国人の年上の彼がいたけれど、
見事にふられて落ち込んでいるらしかった。

「アジア人の年上好き」ということで
そうか、こんな自分でもこんなイケメンが
興味を持ってくれたのだ、と
Sさんは舞い上がった。

それから二人の蜜月が始まった。
海外旅行にも連れて行ったし、
毎日のように素敵なレストランやバー巡りをした。
もちろん、お金は全部Sさん持ちだ。

その彼はとても優しかったし、
とにかく街でもみんなが振り返るほどチャーミング。
ただ、性生活は、その彼があまり性的なことに
関心がない、ということで、せいぜい
身体を触らせてくれたり程度だったらしいが、
Sさんはそれでも大満足だった。

ところが、その半年後、その彼は
Sさんの大切にしている貴金属類、高価な時計や、
クレジットカード、そしてうちにある
お金を持って、Sさんの部屋から忽然と姿を消した。

Sさんは二人が会ったレストランや
一緒に行ったバーを探し回り、
人に聞いたのだが、まったくわからなかった。

持って行かれたモノを金額にすると、
3000万近くだったと言う。
(と言うか、それくらいの金額のモノが
うちの中に転がっている、というのが凄い。)

警察に届け、クレジットカードも止めたけれど、
カードでは高額な飛行機のチケット代などが
含まれており、そこから探そうとしたけれど、
当時は難しかったのだと言っていた。

それから数年。日本に帰国してから、
ドイツで知り合ったゲイの友人から
「これって、あなたが付き合っていた彼だよね?」と
写真付きのメールが送られて来た。

そこにはモデルの女性と結婚をした
その男がタブロイド紙に載っていた切り抜きが写っていた。
だから、まったくセックスがなかったのだと。

Sさんは愕然としたけれど、どうせ
今さらイタリアの警察もとりあってくれず、
証拠も何もないので、「殺されたりしないだけ
良かった」そう言っていた。

こういう話は国内でも、たまに国内でも耳にする。
それを思えば、お金は欲しいけれど、
無駄に使うほど持ったことがなかったことは
改めて良かったなあと思う。

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2021年04月29日

お薦め映画「フランクおじさん」(Amazon Prime)

「フランクおじさん」を観た。

Unknown-1.jpeg

ちょっと評価が高かったので、知らずに
観てみると、これまたゲイを
描いている映画で驚いた。

50年近く前のアメリカ南部の田舎町。
おじいさんのバースデイに集う親族たち。
主人公のベスは18歳。
彼女の憧れの叔父のフランクは
ニューヨークからこのためにやって来ている。
しかし、何故か、祖父(つまりフランクの父親)は
彼を邪険にする。

その後、ベスはフランクが教授をしている
NYへと移り住み、そこで彼女は叔父が
同性愛者であることを知る。
そして、それが祖父と叔父の
確執であったこともわかってくる。

映画は、フランクが過去思いを寄せていた
ボーイフレンドのトラウマや、
現在の家族との関係を細やかに描いていく。

まだエイズ騒動もなかった70年代初頭。
まだ決して同性愛が理解されていないこの時代に、
それでも、それと向き合おうとする人々。

映画でゲイの息子を持つ母親の
「あなたは私の宝」という言葉には
僕の母親を思い出し、胸が詰まらせられた。

監督は「アメリカン・ビューティ」や
ドラマ「シックス・フィート・アンダー」の
脚本家であり、自らゲイだと公表している
アラン・ボールだ。

また、フランクを演じているポール・ベタニーは
最近では「アベンジャーズ」シリーズや、
そのドラマ版「ワンダービジョン」に出演している名優。
「ベント/堕ちた狂宴」や
「ギャングスター・No.1」などでも
ゲイ役を演じているが、彼はストレート。

しかし、調べてみると、彼の実の父親は、母親と
離婚後、男性と暮らし、
クリスチャンであることから
同性愛をずっと隠していたらしい。
そのことを知って、ベタニーは心を痛めていたようで、
そんな部分が、この映画に
生かされているのかも知れない。

映画館ではなかなか観られない地味な
LGBTQを描いたモノも、配信で結構
観ることが出来る。
そんな意味では、良い時代になった。

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2021年04月28日

変わりゆく世の中

僕が住むマンションが建った15年ほど前は
新婚カップルが多く、その後、ゆるゆると
子供が出来、最近では小学生を中心に
中学校くらいまで上がる子供たちをよく見かける。

昨日、今日のように天気が良い日は、
マンションの近くの道路で、
スケボーや、ローラーシューズを
履いているような子たちが
マスクをしながら、ワイワイと
遊んでいたりする。

そんな子供たちを見ていて思うのは、
小学生が昔のように
みんな同じようなランドセルではなく、
リュック型のモノとか、ちょっとおしゃれな
形のモノが増えて、時代だなあと感じる。

ちょっと前に、そんなランドセルの話をしたら、
お客さんでスタイリストや美術を担当している
ノリオちゃんが、「今のランドセル業界は大変だ」
という話をしてくれたことを思い出した。

赤は女のコ、黒は男のコ、というのは
子供たちの選択肢から外れてしまう可能性も高く、
なおかつ、LGBTQやジェンダー平等という意味から、
広告では男女どちらが持っていても、
茶やベージュ、そして紺色
というふうに指示されるのだとか。

茶やベージュはわからないでもないけれど、
紺色はどちらかと言うと過去なら
男のコに分類されるのでは?と
尋ねたら「制服が男女とも紺色の
学校も多いので」ということだった。

男のコがピンクを持とうが、
女のコが黒を持とうが、
まったく問題はないとは思うけれど、
広告上のルールで縛られてしまうのも
なんだかなあ。

世間のジェンダー論にはそれなりに
僕も賛同できることも多いけど、
なんだか境界線をどこまで持っていけば
良しなのか。
かなり難しくなっていくなあと感じた。


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2021年04月27日

理不尽に思うこと

3度目の緊急事態宣言、そして休業要請。
僕の店も含めて、多くの飲食店が
色々と理不尽さを語っている。

お酒、ということだけで
集う、から始まって、大声を出す、
騒ぐというイメージだけで
もう禁酒法時代到来、と
売る人も、飲む人も肩を落とす。

それのみならず、多くの関連が
不満を持ち、悲鳴をあげたりしている。

大体、百貨店、大型スーパー、
そして映画館などの
給付金が1日2万円というのは
本当に酷い話。

僕が通っているチェーン店のジムも、
すぐには結果が出ず、
救急事態宣言が始まってから
大きな店舗はクローズし、
さほど大きくないような店舗だけ開ける。

それを聞くと、閉めている店に
行けない人たちが狭い店舗に行き、
結果的に密を作り出してしまう。

野球も中止を選択しようとすると、
無観客でやってテレビ放映して、と
いう要請もあったとか。。。。

何だか何から何もまで理不尽だと思ってしまう。

う〜む。ネガティブにならないように、
ならないように、と思いながら
今日は大々的に うちの観葉植物の手入れを。
この季節の緑は本当に癒される。

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2021年04月26日

今年のアカデミー賞

2ヶ月遅れのアカデミー賞授賞式が終わった。

Unknown-2.jpeg

例年のように、少しだけ早起きして
しっかりとテレビに向き合う。

それにしても、今回ほど地味な
授賞式はかつてなかった。

いつもの歌やダンス、そして
何よりも過去の続々と名作映画が飛び出てくる
オープニングなどまったくなし。

主題歌賞にノミネートされた
歌手たちのパフォーマンスは
ショウの中には含まれておらず、
その前の番組で流された。

コロナ禍だから仕方が
ないのかと思いながらも、
来場者全員、ワクチンを
打っているらしく、
ノーマスクで、ヒューヒュー
という掛け声さえある。

良くも悪くも、いかにもアメリカを
感じさせたけれど、とにかく
まったく、と言って良いほど
ワクワク感が乏しいショウとなってしまった。


さて、今回23枠の賞の中で、
僕が当たったのは14本。
近年の中で、ちょっと少ない結果になった。


おそらく、去年亡くなった
チャドウィック・ボーズマンが
受賞するだろう、ということだろうからか、
いつもは最後のクライマックスとなる
作品賞は主演女優賞、主演男優賞の前の
発表となった。

作品賞、監督賞は予想通りの
「ノマドランド」。

しかしながら、なんとラストの
最優秀主演男優賞は、特に注目も
されていなかった「ファーザー」の
アンソニー・ホプキンスとなった。
本人はオンラインでも出演しておらず、
もちろん、スピーチもなしで
ショウは終わったことは驚いた。

スピーチに関しては、
全体的にいつものような
時間制限を感じさせなかったけれど、
「アナザーラウンド」で
国際長編映画賞を受賞した
トーマス・ヴィンダベアの
撮影4日目に、携帯を見ながら
運転していた人によって
娘が亡くなったというスピーチには泣かされた。

また、ジーン・フェルト友愛賞を受賞した
プロデューサー、監督、俳優の
タイラー・ペリーの
「私は誰かを憎むことを絶対に拒む」と
あらゆるヘイトに反対する言葉はガツンと響いた。

最優秀主演女優賞を受賞した
フランシス・マクドーマンドは
とってもあっさりとした短い挨拶で
いかにも彼女らしい。

「ミナリ」で受賞した韓国俳優の
ユン・ヨジュンの「ブラピに会えた!」
というスピーチは笑わせられた。

他に盛り上がったと言えば、
この主題歌、アカデミー賞をとったか、
とっていないか、というクイズコーナーで
グレン・クローズが、ラップ曲を
よく知っていて、小踊りしたのは笑った。


コロナ禍で準備なども
なかなか出来なかっただろうけれど、
個人的にはやはりライブはともかく、
映像のマジックで、映画ファンを
もう少しワクワクとさせてもらいたかった。

それでも、授賞式が開催された、
というだけでも良しとしなければなのかも。
思えば、去年のトニー賞なんて、
ノミネート発表以降、
何も行われていないのだから。

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2021年04月25日

驚きの家族制度

今日から、国と都から休業要請が出されて
来月の11日までお休みとなる!
そんな前日。

15時オープンすぐから、
懐かしい人、いつも来てくれる人たちが
残念だねえ、寂しくなるねと顔を見せてくれて
とても嬉しく、有り難く思った。


そんな中で、38歳になった
常連のイイダちゃんと
一緒に来てくれた友人のタカヤが
「マスター、イイダちゃんの家族の話、
聞きました?」と僕に尋ねる。

え?と聞き返すと、面白い、と言うよりも
彼のようなまだ40にも満たない人の
子供の頃(35年ほど前)なのに、
驚くような家族制度を耳にした。


北陸地方で生まれ育ったイイダちゃんは
お父さんのご両親(つまりイイダちゃんの
祖父母)と、彼のご両親とお姉さんの
6人で暮らしていたようだ。

しかし、イイダちゃんも含めたお母さんと
お姉さんの3人(いわゆる当時のおんな、こども
と言われた3人)は、なんと玄関から
家に入ることが出来なかったのだと言う。

いわゆる勝手口から、
御用聞きの人たち(死語?)のように
家に入っていたのだと言う。

だから、玄関から入ることが出来るのは
祖父母とお父さんだけ。

それは食事の摂りかたも同じで、
イイダちゃんとお母さん、お姉さんは
台所で食事をしたけれど、
祖父母とお父さんはテーブルで食べる、
という具合だった。

風呂の順番ももちろん、イイダ家の家訓は
そこここに、厳しいモノがあったらしい。

そんなイイダちゃんが高校に上がる頃、
おじいさん、おばあさんは亡くなってしまった。

それから生活はガラリと変わった。
お父さんと共に、お母さん、イイダちゃん、
すべての人が玄関から入り、
共にテーブルで食事が出来るようになったと言う。


僕の子供の頃の時代でさえ、
そこまでのことは
あまりなかったけれど、
うちの祖父母の家に行くと、
祖父がいないと食事は始まらなかったし、
一番風呂も、必ず祖父からだった。

東京に長く住んでいると、そういう話は
ほとんど耳にしないけれど、
それでもこういう家族制度って
まだまだ蔓延っているのだろうか。


そんな話をしながら、営業時間は過ぎ、
2021年4月最後の営業は終わった。

お客さんたちと少しの間、
会えないのは残念だけれど、
ブログは出来る限り、書くつもり。
ほぼ映画配信の感想や、僕のくだらない日常に
なるかと思いますが、よろしくです。


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2021年04月24日

もうすぐアカデミー賞

昨日は、三度目の緊急事態宣言、
そして休業要請が出て、結果的に
明日から店を休まざるを得ないことになった。

そんなこんなで、気にして来てくれた
お客さんたちはとっても嬉しく思った。

とは言え、昨日は、珍しくちょっと
ネガティブな事を書き連ねてしまったような
気もするので、今日は気持ちを入れ替えて
日本時間の月曜日に決定する
アカデミー賞のことを。


本年は、今公開中の「ノマドランド」(公開中)が
作品賞大本命と言われ、監督賞もほぼ決まり。

この映画については、共にノミネートされている
「ミナリ」と共に、以前、ブログにも書いた。


Unknown-7.jpeg

この映画で主演女優賞候補の
フランシス・マクドーマンドは、
同部門にノミネートされている
「プロミシング・ヤング・ウーマン」の
キャリー・マリガンと一騎討ちになりそうだ。

ただしマクドーマンドは、数年前に
「スリー・ビルボード」で
オスカーを手にしたばかりなので、
今回はキャリーに行きそうな気がする。

一騎討ちという意味では、主演男優賞候補の
「サウンド・オブ・メタル〜聞こえるということ」(Amazon Prime)
で、ノミネートされているリズ・アーメッドと、
「マ・レイニーのブラックボトム」(Netflix)で
ノミネートされている故チャドウィック・ボウズマンも
厳しい闘いになりそう。

チャドウィックは「ブラックパンサー」で注目を浴び、
その続編を取ることなく、一昨年癌で亡くなった。
そういう理由で、彼がオスカーを取るだろうと。


そんなこんなで、今日は僕の予想を
書いておこう。(PCで一度書いたら、携帯じゃバラバラ。書き直しました。)
(かなり多くの映画は配信で観られます)


<作品賞> ノマドランド   
<監督賞> クロエ・ジャオ(ノマドランド)
<主演男優賞> チャドウィック・ボウズマン(マ・レイニーのブラックボトム)                         
<主演女優賞> キャリー・マリガン(プロミシング・ヤング・ウーマン)
<助演男優賞> ポール・レイシー(サウンド・オブ・メタル〜聞こえるということ)     
<助演女優賞> ユン・ヨジュン(ミナリ)
<脚本賞> プロミシング・ヤング・ウーマン                          
<脚色賞> ノマドランド
<撮影賞> ノマドランド                          
<編集賞> ノマドランド
<美術賞> Man/マンク                          
<衣装デザイン賞> マ・レイニーのブラックボトム
<メイク&ヘアスタイリング賞> マ・レイニーのブラックボトム                  
<視覚効果賞> TENET/テネット
<音響賞> サウンド・オブ・メタル〜聞こえるということ                          
<作曲賞> ソウルフル・ワールド
<歌曲賞> Speak Now(あの夜、マイアミで)                           
<長編アニメーション賞>  ソウルフル・ワールド
<国際長編映画賞> アナザーラウンド(デンマーク)                      
<ドキュメンタリー映画賞> タイム
<短編ドキュメンタリー映画賞> ラターシャに捧ぐ 記憶で綴る 15年の生涯 
<短編実写映画賞> 隔たる世界の2人
<短編アニメーション映画賞> 愛していると言っておくね


さあ、この中で何本、当たるだろうか。。

そんなワケで、明日からしばらく休業。
本日が最終になってしまう。
月曜日はのんびりと、オスカーモーニング。。。

*******************


posted by みつあき at 11:15| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月23日

さらなる緊急事態宣言

昨日も店で、三度目の緊急事態宣言は
どういう風になるのか、という会話になった。
酒の提供する店には休業要請、という話もあり、
さすがにがっくりと来る。

「給付金で、何もしなくても、
1日6万円ももらえるんでしょ、いいなあ」などと
言われることもあったようだ。

あまりお金について、言ったり、
書いたりすることは
出来る限り控えていたけれど、
つい先日、確定申告が終わり、
昨年の売り上げは給付金を含めても
一昨年の半分以下だった。

これはさすがに辛い。
今までの貯蓄を少しずつ切り崩して
何とか頑張っていこうとするものの、
ここのところ、17時から20時までの
3時間で、どれだけお客さんが来てくれるか。

多くの会社勤めの人は19時くらいまで
仕事をやっているし、比較的早く終わる会社でも
帰りに食事をすると、あっという間に
20時になる。

テレワークで自宅で仕事をしている人たちは、
それこそ、わざわざ出て来る気にもならないだろう。

どんな事があっても、出来る限り
グチは言いたくないし、
前向きに頑張っていきたい、
そう思ってはいても、
どんどん詰め寄ってくる自担や休業要請で
大変なストレスを感じているのは
うちの店だけではないと思う。

野蛮な事は言いたくないけれど、
法改正でもしてひと月でも
協力なロックダウンをしてくれていたほうが
これほどズルズルと尾を引かなかったかも知れない。

今日の発表で、25日以降のスケジュールを
また見直し、考え直さなければならない。


それでも、コロナに感染して重症化していたり、
僕なんかよりも、ずっと大変な思いを
している人のことを考えながら、
何とか生き残っていく術を
考えていかなければいけない、
そう思った一夜だった。

明日のブログでは、おそらく
25日から休業をする、ということを
書かざるを得ないでしょう。
その際は、またよろしくお願いします。

*******************




posted by みつあき at 12:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月22日

虫の話

うちの店は、6階という場所もあり、
なおかつお通しもほぼ乾き物しか
出していない、ということもあってか、
さほど虫が店内に入っては来ないし、
おそらく、ゴキブリなどもほぼ店で
見ることも少ないほうだと思う。

ただ、コロナ禍、換気のために
広くベランダの窓などを開けていたら、
昨日、てんとう虫が飛んで入ってきた。

その時に来てくれていたソウジロウは
少し声をあげたので、「え?虫とかダメ?」と
尋ねると、「すごく苦手です」と言う。

思えば、うちのお客さんでも、まさか
この彼が?と思うような人も
ゴキブリが出たら、叩いたりすることも
まったく出来なくて、
家中を逃げ回ると言っていた。


そんなことを話していると、
もう20年ほど前だろうか。
僕が行っているジムでの
出来事を思い出した。

いきなりスクワットをしている男性が
「キャア!」と黄色い声をあげて、
床に潰れたのだ。
バーベルは横のラックに支えられ、
特に怪我もなく、大事に至らなかった。
インストラクターが「大丈夫ですか?」と
聞くと「あ、ちょっと虫が
目の前を横切ったもので」と答えていた。

かなりマッチョで、男っぽい感じだったのに
あの「きゃあ」で、
お客さんたちは少しクスクスと笑い、
おそらく彼はゲイだったんだろうなあ、と思った。

ふとした瞬間に、そういう部分が
露わになったりするので、
気をつけないといけない(笑)

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2021年04月21日

歌舞伎「桜姫東文章 上の巻」

昨日、ものすごく久しぶりに
歌舞伎座へと出かけた。

なんと玉三郎、仁左衛門の名コンピが
「桜姫東文章」をやるのが、
36年ぶりということで
すぐにチケット完売。
友人でもありお客さんのセイヤが
このプラチナチケットを取ってくれた。

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さて、「桜姫東文章」。
僕はまだ歌舞伎をまったく観ていなかった時期に、
ゲイドラマ「同窓会」で、西村和彦演じる風馬が
山口達也演じる嵐に、「僕たちの物語だ」と言って
この歌舞伎の話をすることで知った。


もう20年以上前に、
一時期僕はすっかり歌舞伎にはまり、
歌舞伎座から国立劇場、
そしてあらゆる区民ホールまで
追いかけて観ていたことがあった。

仕事の都合もあって、海外に舞台を
観に行けなかった時のことだ。

その数年で、有名な演目はほぼ目にした、
と思ったけれど、この「桜姫」だけは
なかなか観ることが出来なかった。


舞台は仁左衛門が演じる寺の僧侶、清玄と
御児の玉三郎演じる白菊丸の
心中のシーンから始まる。

結局、清玄は死に切れないのだが、
その後、出会った桜姫が白菊丸瓜二つで
(玉三郎の二役)
清玄は彼女の姿に白菊丸を追う、という話だ。

その二人の間に入る盗賊の釣鐘権助
(これも仁左衛門の二役)、彼に
一度犯された桜姫だが、この彼のことが
忘れられず、再び抱かれる、というシーンがある。

この部分の演出は、鳥肌モノ。
桜姫が一枚真紅の上っ張りを脱いだかと
思うと、そのあと彼女が権助の帯を解く。
その帯の裏地に見える金系雀色とも
思える絵が見え隠れする。
少し暗く落とされた照明の中に
この赤と黄金色の二色が映え、
その後すだれが降りていく。

この演出もさることながら、
二人のいかにも艶やかでエロい所作が
本当に息を呑むほどに素晴らしい。

もちろん、この他にも見どころは山ほど。
再来月の後半が本当に楽しみだ。

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2021年04月20日

華やぐ年頃

昨夜は、スタッフのショウジ、ユウ、
そしてハルキが店で早めに
待ち合わせしてくれたようだった。

ハルキと同い年27歳のショウジ、そして
少しだけ上のユウが、ハルキの
入社祝いの祝いと東京を離れることの
送別らしかった。

たまたまそこに居合わせたお客さんも
明るいうちから、少し店が暗くなるまで
(8時終了が本当に悲しい)
ちょい盛り上がりをした。
とは言っても、アクリル板越しだけど。

それにしても、もう入社して5年目になる
ショウジは仕事の厳しさや疲れも十分
わかって来ている。

さらに年上で30代も中盤に差し掛かるユウは、
二人を比べると余裕も少しある。
かたや、入社したてのハルキは
緊張感も持ちながら、仕事は楽しいと。


僕の場合は、最初に入ったのが映画会社、
それもいきなり現場だったので、
新入社員という枠での仕事ではなかったし、
社会人一年生、という気分もまったくなかった。

ある意味、気分的には大好きな映画と
関われると、遊び心の延長もあったけれど、
それでもパワハラ当たり前の時代に
怒号が飛び交いながら、タバコの煙が
漂う中での仕事場でストレスを
感じていた年頃だった。

それでも、20代というのは
色々な意味で華やぐ時代だったなあ、と
3人を見ながら懐かしく思った。

そして、これくらいの時代から
大きく変化をしていくのだと。

僕らの20代と今とではずいぶん
違うのだろうけれど、
いずれにしても華やぐこの歳を
大切に楽しんでほしい、そう思った。

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2021年04月19日

筒美京平の世界 in コンサート

昨日、待ちに待った筒美京平の
トリビュートライブに行って来た。

Unknown-5.jpeg

想像はしていたものの、実際、この目で観ると
日本の歌謡界に君臨した本当に凄い往年の歌手たちが
勢揃いして、ある意味、紅白歌合戦よりも濃い。

以下、2日間のセットリストが発表されている。

https://www.livefans.jp/events/1299459

初日が稲垣潤一、2日目が岩崎宏美。
それ以外に「17歳」が「なんてたってアイドル」に。
あとは、アンコールの2曲が違っている。

それにしても、このコロナ禍でよくこれだけ
集ったなあ、とつくづく感心。
それも、アンコール、ラストなど、
一部の歌手を除いて、ほぼ全員が出てきて
松崎しげると一緒に「また逢う日まで」を大合唱。

これ、年末の紅白の最後よりも蜜状態。
ヘアメイクやマネージャーも含めると、楽屋も
凄い人だろうなあと、少しいらぬ心配。


舞台構成は、進行する人はいない。
2曲歌う人はその間に短いコメントを入れるだけで、
それ以外1曲のみの歌手は、コメントをすることなく
お辞儀をして、ステージ袖に去っていく。

この人数で3時間半だから、それくらいしないと
時間通りに終わらないのだろうけれど、
このテンポの良さがさらに
ゴージャスさを際立たせる。
紅白とさらに違うのは、すべての曲が
フルコーラスだということ。
もちろん、30人くらい編成のフルオケだ。

歌う曲数の違いは、何故、この人が
1曲でこの人が2曲なんだろう、なんて
ついつい考えてしまったりもした。

加えて、亡くなった人の曲はともかく、
現存している人たち、それも今でも歌っている人
小泉今日子、薬師丸ひろ子、
田原俊彦、などはさすがに出演無理だったのか。

また、歌われなかった歌の中でも、
近藤真彦、少年隊などジャニーズ系が
省かれていたのも大人の事情だろうか。

もちろん、中山美穂、桜田淳子、浅野ゆう子、
中原理恵、堺正章、いしだあゆみ、だって
観たかった。
そんな意味では、照れながら「赤い風船」を
歌った浅田美代子は素晴らしかった。


いずれにしても、歌われる楽曲は
すべて知っている、というだけあって、
これほど心躍らされるライブはまずないだろう。

そして、そのほとんどが
初めて目の前で見るシンガーたちだ。
と言うか、よくよく見てみると、
岩崎宏美以外は全員初だった。
(野口五郎は、僕が初めて東京に出た時に
新宿駅の地下ですれ違ったことがあった。笑)


何がベストかは、これ!とは言えないほどだが、
個人的には桑名正博の2曲を歌った大友康平、
驚くほど若い頃の声と変わらない野口五郎、
女優としての表現力で泣かせてくれた斉藤由貴の
3人はずっしりと心に響いた。

そして、さすがに郷ひろみ、ジュディ・オング、
岩崎宏美の煌めかんばかりのオーラ。

若い頃よりもずっと高音が出ている麻丘めぐみも
弾ける若々しさを保っている早見優も好感を持った。


普段はほぼ洋楽か、邦楽でもロック系を
聴くことが多いだけに、
久しぶりにどっぷりの歌謡曲。
それでも、これだけ充実感を味わえたのは
自分の青春時代のノスタルジーのみならず、
筒美京平の楽曲の素晴らしさに
尽きるのだろう。

放映日未定ながら、WOWOWで放送が決定しているらしく、
完全版が流れるかどうかはわからないけれど、
是非とも多くの人に目にしてもらいたい。

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2021年04月18日

今さらながらの「阿修羅のごとく」

この前、再放送できないテレビドラマが
意外と多い、ということを書いたけれど、
先日、テレビで再放送をやっていた
向田邦子の「阿修羅のごとく」を
何十年かぶりに観た。

Unknown-3.jpeg

知ってます?「阿修羅のごとく」。

人に寄っては、故森田芳光監督の映画版なら
知っている、という人もいるし、
若い人では「向田邦子?誰、それ??」という
人もいるかも知れない。

そりゃそうだ。これ、もう40年も前に
NHKで放映されたドラマ。

向田邦子さんは、当時売れっ子の脚本家で
このシリーズ(第1が3話、第2が4話)が
放映された翌年の1981年に飛行機の
墜落事故で亡くなってしまった。

彼女の書くドラマに登場する
人物たちの辛辣な言葉や
鬼気迫る感情表現はことごとく生々しい。

この「阿修羅のごとく」は、
20代後半から40代後半に渡る4人の姉妹と
その親や連れ合いが織りなす
ある意味、ドロドロの怨恨劇、
と言っても言い過ぎじゃないと思う。

夫に先立たれ、仕事先の既婚者男性と
不倫関係にある長女の役を加藤治子。

夫の浮気を心配しながら、2人の子供たちとの
日常に忙しい専業主婦を八千草薫演じる次女。

堅物で、男っ気がないとされていながら
自分が雇った興信所の探偵と
関係を持つ三女がいしだあゆみ。

そして、無名でわがままなボクサーと同棲して、
大きく人生の転換期を迎える末娘の風吹ジュン。

その4人の姉妹、自分たちの父親(佐分信)が、
妻がいるにもかかわらず、浮気をし、
小学生の子供の面倒まで見ている、
ということを知ってしまうところから
ドラマは始まる。

この4人が何かにつけて集まったり、
電話で話したりするのだけれど。
そのやり取りに爆笑しながらも、
背筋が凍るような瞬間がところどころにある、
というのが向田ドラマの魅力。

過去、彼女が書いたコメディ
「寺内勘太郎一家」のような
ドタバタはないものの、
そこに流れる可笑しさや
悲哀は、この「阿修羅のごとく」でも
変わらない。

昨今の日本のテレビドラマをしっかりは
観ていないから、何とも言えないけれど、
当時のドラマはやはり大人っぽくて良いなあ、
改めてそう思った。

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posted by みつあき at 13:07| Comment(0) | テレビドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月17日

好きな臭い 嫌いな臭い

ヤスヒサは、自称「物凄い臭いフェチ」
なのだそうで、特に相手の顔や身体が
好きなタイプではなくとも、
ヤスヒサの好きな体臭があるだけで
やりたくなってしまうのだそうだ。

具体的に好きな臭いは?と聞くと
スポーツをやった後の汗の臭いから始まり、
1日履いた下着や靴下の臭い、
人によっては、腋臭でも良い、と言う。

一度だけ、ヤスヒサはSNSで呼びかけて、
ハッテン場の個室で目隠しをし、
相手の姿、形をまったく見ずに
相手の身体の臭いだけで
イッてしまったらしい。

「そういう意味では、挿入行為などが
なくてもまったく大丈夫です」
そう言う。

そういう意味では、臭いフェチというのは
SMの部類に入るんだろう。。。

ヤスヒサの話を聞いていたサトルは、
「僕は全部、無理だなあ。
自分がアガるのは、好きなムスクや
香水の匂い。体臭は絶対ダメ」
いわゆる世間的にも「良い香り」と
されるモノじゃないとダメなようだ。

また、その場に居合わせたヨシムラちゃんは
「僕は言葉で、『くっせ〜よ』とか
言い合うのは好き。
でも、本当に臭いのは苦手」そう言う。

それを聞くと、色々な人が色々な臭いで
興奮したり、嫌悪したりする、
というのがよくわかる。

僕個人は、特に臭いに関してフェチは
ないけれど、衣類の生乾きっぽい臭いが
苦手かも知れない。

あなたはどんなニオイがお好みだろう。


さてさて、本日、土曜日は久しぶりに
スタッフのユウが一人営業、
明日、日曜日はタクヤの六尺デイ。
共に15時から20時まで。
よろしくお願いします。

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2021年04月16日

男の肌の手入れ

セイジロウは、40歳。
彼は30になるか、ならないかのうちから
物凄く丁寧にスキンケアをしていると言う。

朝、晩欠かせないのは、まずぬるま湯で
毛穴を開いておき、
そのあと、洗顔フォームでたっぷり、
ゆっくりと洗顔をする。
終わったら、もちろん化粧水で
顔を潤すらしい。

それ以外にも顔面マッサージも欠かさない。

「いやあ、凄いねえ」僕がそう言うと
「え??まったく普通なんだけど」と
隣にいたツヨシもうなずく。

そう言えば、先月まで手伝ってくれていた
スタッフのハルキも、かなりきちんと
洗顔をしていて、それは大切だと言っていた。

本人が所属していた、今時の大学生の水球部、
それもほとんどがノンケだけれど、
今や、みんな肌に対してはしっかりと
対策していると言う。
もちろん、長く水の中にいる、ということも
あるだろうけれど、ガサガサの肌には
なりたくないのだと。


思えば、僕の若い頃、そういう人はあまり
いなかったような気がするけれど、
それは僕の勝手な思い込みらしい。
と言うのは、僕の同世代でも十分
デリケートに感じている男性は多く、
そこは、ゲイでもストレートでも関係がなさそうだ。

多少、肌がボロボロになってても、
シワやシミがあっても、男らしくていい、
なんて、本当に過去の産物なのかも知れない。

ただ、そういうクセがついていない僕は
まずはきちんとした洗顔から始めなければ。。。
(今さら???笑)


ちなみに、ハルキは四国地方で
仕事をする、ということになりました。
何年になるか、わからないけれど、
また東京に戻ったり、立ち寄ることがあれば
店に顔を出すと思います。

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2021年04月15日

ゲイカップルの引っ越し

長い友人でもあるタダシが、テレワークになり、
パートナーの彼と一緒に、
神奈川の地方都市に移り住む、
と聞いたのが去年の今頃だったのだろうか。

初夏の間に、あちらで何軒かの
不動産を周り、やっと山側にある
住居を見つけたのだと聞いた。

それから、あれよ、あれよという間に
引っ越しが決まり、それから車を買い、
犬を飼い、年末にはのんびりとした
素敵な生活に変化したようだ。

パートナーも医療関係に所属しているせいで
すんなりと新しい仕事場が見つかったようだ。

驚いたのは、家を探す時に
不動産に「私たちはゲイのパートナーなのですが、
それでも構わない、という大家さんをお願いします。
あとあと揉めるのが嫌なので」
と伝えたと言う。

タダシの性格や伝え方もあったのか、
そんなこんなでどの不動産屋でも
嫌な思いをした、
ということはなかったのだと言う。

また、移り住んで、近所の人たち、
犬の散歩で知り合う人たちも、
何か尋ねられたら、自分たちは
兄弟や友人でもなく、パートナーだと
伝えているのだけれど、ここでも
まったく変な風になったことはないらしい。

地方都市で、特に他の地域から
移り住んだりするだけで、
問題が起きる、ということを
耳にすることもある。

そして、もちろん、そういうことを
いちいち伝えるのは意味がわからない、
という人もいるかも知れない。

しかし、タダシの話を聞くと、
そこはいかに誠意を持って表現するか、
そしてそのカップルが、一般の夫婦や
恋人同士と変わらない、ひとつの家族である、
そういうふうに伝わるか、
ということなんだと思った。

タダシのような気持ちが伝わることによって、
世の中が変わっていけばいいなあ、
そう感じた。

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2021年04月14日

コロナ禍のミュージカル観劇「アラジン」

僕は異常?と思われるほど、
言わずと知れたブロードウェイ
ミュージカル好きなのだが、
国内で舞台を観ることが
すっかり少なくなってしまった。

若い頃に随分と観させてもらったし、
どうしても本場のモノに比べると・・・
というようなことは確かにある。

何から何までお金を使う、
というワケにもいかないため、
多額のお金を使うのは、
海外旅行の時だけ、と決めたというのも
大きい理由だった。

とは言え、このコロナ禍、NYには
丸2年行けていない。

そういう鬱憤が溜まっている中、
知り合いが劇団四季の「アラジン」の
チケットを取ってくれて、
昨日本当に久しぶりに行って来た。

Unknown-2.jpeg

恥ずかしい話だけど、
劇団四季を最後に
観させてもらったのは、いつだろう。
「ライオン・キング」?
ひょっとして、「春のめざめ」?

いずれにしても、10年近くになると思う。

もちろん、初めて行った四季の劇場「海」は
僕がブロードウェイで「アラジン」を観た
ニュー・アムステル劇場よりも
少し小さい。
日本の劇場の場合、ほとんどあちらの
劇場よりも大きいことが多いので、
ちょっと驚いた。

開演前、劇場の幕が、プロジェクション
マッピングだったことにもびっくり。
近年の舞台は、このPMを使用することが多く、
少し薄っぺらい感じがすることが多いものの、
今回の四季は成功しているように思った。

オープニングは、僕が観たオリジナルとは
ずいぶん違った演出だったが、
全編を通して、オリジナルの舞台を
ほとんど踏襲している。

そういう意味では、オリジナル脚本や
演出の良さはあるものの、
キャストも非常に良かった。
とにかく小気味が良いセリフや
リズムある演出で流れを作っている。

このコロナ禍、どれほど気を使いながら
練習を重ねたのだろうと思って観ていると
途中、涙さえ出てきた。

そして、オリジナルから魔法使いジーニーを
やっているという瀧山氏が本当に素晴らしい。
何度も観ているだろう観客の拍手などを
うまく使い、客席を盛り上げながら、
巧みな話術でどんどん場を盛り上げていく。

アラジン役の原君も
36歳とは思えない若々しさで交換が持てた。
(ちょっと老け顔の瀧山氏と2歳差とは思えない)
欲を言うともう少しマッチョでも
良い気がするけれど(笑)

舞台セットや衣装は、改めて本国の
映像をYouTubeで見直してみると、
かなり落ちてしまうけれど、
予算のことを考えると、これは致し方ないんだろう。

海外オリジナルのモノを
国内で観て、まったく同じ、というモノを
かつて観たことがない。
それほどNYやロンドンはふんだんに
お金をかけられるのだ。

ただ、どれだけオリジナリティを生かしながら、
ゴージャスに、楽しく作られているか、
ということだろう。
そんな部分でも、この「アラジン」は
とっても良く出来ている。

いずれにしても、このコロナ禍、
本当に行って良かった、
そう思える一作だった。
まだ未見の人は是非とも。

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2021年04月13日

既婚者ゲイの人たちから見えるモノ

このブログにも何度も書いているけれど、
うちの店には何人もの
既婚者ゲイの人たちが来てくれる。

つい先日、やはり既婚者のソウジロウが
来てくれて、自分が既婚者だと言うのは
なかなか同じゲイにもなかなか言いづらい、
そう言っていた。

既婚者ゲイにも色々あって、
最初から奥さんがそのことをわかっている
いわゆる友情結婚。

わかっているだろうけれど、
お互いにそこには触れずにいる人もいる。

結婚後、何らかの形で奥さんにわかってしまって、
それでも何とか結婚生活をやっている人。
別れてしまった日人たちも。

そして、最も多いのは、まったく問題なく
ストレートと同じように、
幸せな結婚生活を送っている人。


それぞれ、色々な事情がある。
そこで男性の恋人がいる人もいれば、
探している人もいる。
遊びだけに徹底している人もいれば、
まったくそういう行為はせずに、
バーだけに来て、会話などの
交流を持つ、という人もいる。

もちろん、そこには真正のゲイもいるし、
バイセクシャルもいる。

かつては僕もそういう中の一人だったから、
というワケじゃないけれど、
それぞれが色々な理由があるのだ。

奥さんや周りの人を騙さざるを得ない
状況に苦しみながらも、こればかりは
どうしようもなかった、
そう思っている人も大勢いる。

ソウジロウが「もし、自分の若い頃に
同性婚などが決まっていたら、
今の道を選ばなかったような気がする」
そんな言葉をポツリと言った。

確かに、もう少し世の中が寛容で、
それぞれの幸福を考えるような法があれば、
もう少しそれぞれが堂々と
生きやすいのかも知れない。

ソウジロウと話していて、
改めてそう思った。

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posted by みつあき at 16:04| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月12日

人の顔

昨日来てくれたアツシが、前回
うちの店に来てくれた時に、
「こんにちは。覚えてる?」と言われ、
首を傾げていたら、2年ほど前に
某ハッテン場で出会った人だったらしい。

個室には入ったけれど、暗がりだったし、
バーで会って改めて声を掛けられるなんて
想像していなかったので、驚いたようだ。

それほど好きなタイプではなかったのかと
尋ねると、そんな事はない、
かなりカッコいい人だったと思います、と。
でも、アツシはとにかく、
なかなか顔を覚えられないのが
自分の欠点でもあると言う。
店でも前に会って話をしても、
覚えていない事もよくあるようだ。
でも、そういうお客さんも意外と多い。


僕はさすがに一度会って話すと
お客さんの顔を忘れてしまう事は
滅多にないけれど、
話した内容や聞いた名前が
思い出せない事はよくある。

それも何年も経っていると、
さらに思い出せなかったりする。
ただ、それなりに印象的なことは、
改めてこのブログに書いたりするため、
話していてちょっとしたきっかけで
思い出す事はある。
そんな意味だけでも、このブログは
自分にとって役立っているのかも知れない(笑)


さあ、今日から、まん延防止期間(泣)
また20時までになり、
特に平日、仕事帰りになかなか
いらっしゃる事も出来ないと思いますが、
よろしくお願いします。

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posted by みつあき at 12:24| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月11日

再放送できないドラマ群

昨日は、テレビや映画関係で働く
ツジイ君が来てくれて、
昨今のドラマや映画の話で盛り上がった。

そんな中で日本の過去のドラマが
DVD化や配信に絶対出ないモノが
結構ある、という話になった。

音楽やスポンサー関連の権利関係、
という理由が最も大きいけれど、
色々政治的理由で、出来ない
ということが特に日本のモノには多いようだ。

色々調べてみると、安達祐実を輩出した
「家なき子」やキンキ・キッズの「人間失格」は
いじめの激しさから再放送出来ず、
キムタク主演の「ギフト」は、この放送を見た
中学生が、バタフライナイフで殺傷事件を起こし、
草薙主演の「フードファイト」はそれを真似して
大食いで窒息死する、という事件から
再放送は出来ないようだ。

また、今や大女優となった常盤貴子がヌードに
なっていたから放映しない、とされる「悪魔のKISS」。
これは本人が嫌だと言っているのだろうか。

また、芸能事務所の移籍問題で、再放送出来ない
という件も多くあり、これってどうなんだろうか。


何よりも、僕が最も問題かと思うのは、
覚醒剤や麻薬で逮捕された人たちが出演した
モノが再放送出来ない、という作品群。

「やまとなでしこ」「お金がない!」
「あまちゃん」「白い巨塔」「龍馬伝」
「聖者の行進」「課長島耕作」「ひとつ屋根の下」
書いていくとキリがない。

多くの人が言うように、出来上がった作品には
まったく罪がない。

少なくとも、僕が知りうる限りで、アメリカでは
非常に古い作品の権利関係はともかく、
昨今のドラマなどでそういうことを聞いたことがない。

と言うか、そんな事を言うと、
アメリカのほとんどの番組が
再放送されない、ということに
なりかねないのだろう(笑)

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