昨日、同性婚が民法で認められていないのは、
違憲であるかを問うたという
日本で初めての裁判が札幌であった。
全国5箇所で進められていた訴えの中で
この最初の判決が「憲法違反である」
のが、札幌地裁の裁判長の判断だった。
これは長年、同性愛者が異性愛者と
同等の法で守られるべきだ、と
多くの先人の方たちが頑張ってきたその証であり、
第一歩だと思うと、とても感慨深い。
ただ、僕自身がいつも思うのは、
結婚、という儀式、そして制度そのものが
これからの時代、本当に必要なのか、どうか
ということだ。
たびたび国会でも問題になっている夫婦別姓も
そうだけれど、いわゆる事実婚という形であっても
それは結婚と同等の権利は与えられない。
配偶者としての証明ができないことで
超えられないことが山のようにある。
そもそも、家制度から始まった、
この結婚という制度に長く縛られているから
頭を抱える問題も増えてしまうのだ。
愛し合っているから、共にいたいから、
という理由だけでは、何も超えられない。
でも、だからと言って、今の現状から
すぐに結婚制度をなくすことはまず不可能だろう。
結婚に紐ずくすべての規則を軽くすることも
なかなか難しいと思う。
まずは、異性愛者と横並びに出来る法律である
同性婚を受け入れてもらい、
そこから結婚という制度を今一度、
考えるべきじゃないか。
僕はそう思う。
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