さて、昨日書いたキョウシロウに続き、
今日は次の日曜日で、ひとまずお休みに入る
ハルキのことを。
そもそも、彼はたまに
店を手伝ってくれるユウの
大学の後輩だった。
卒業生であるユウとハルキは、
何年か前に大学の交流会があり、
仲良くなったようだった。
水球を教えるために、
インドネシアに行っていたという
ハルキが、ちょうどコロナになり、
日本に帰国したのが去年の春。
たまたま彼と食事をした帰りにユウが
連れて来てくれたことが、
うちを手伝うきっかけとなった。
今までここでは、書かなかったし、
店でも半分ほどの人しか知らないが、
ハルキは男性体験はなく、
ずっとストレートの道を歩いてきた。
きた、と言うか、今現在もそうだ。
ただ、インドネシアに行き、
宗教の違いや、
男女間の様々な問題などを目にして、
マイノリティの世界に
非常に関心があったことは聞いた。
その上で、性的なことも男だとか、
女だとかあまり関係がない、
そうも思っていたようだ。
だから、ゲイとのエッチ、と言うよりも
普通に性的な好奇心が、彼がうちの店で
手伝っても良いと思ったからだとも聞いた。
とは言え、「ゲイバーにノンケがいる」と
騒がれるのは気が重いし、
逆にドン引きするお客さんもいるかも知れない。
そういう理由で、当初、ハルキ自身も
"Don't Ask , Don't Tell"を
守っていこうと思ったようだった。
コロナ禍のこの8ヶ月間、週3、4回、
店を手伝ってくれたことは、
本当に有り難く、増して緊急事態宣言下、
ランチ営業をも提案したことは
とても嬉しく思った。
ハルキが店に入って僕自身が学んだのは、
それまで以上に、人の価値観や価値判断は
ゲイであることや、ノンケであることに
あまり関係がないということだった。
僕ができる限り、
分け隔てなく色々な人を
迎え入れたい、そう思っていることを
ハルキ自身がある意味、僕以上に
お客さんたちを受け入れてくれた。
今後、彼が就職をして、新たな局面に
出会うたびに、多くのお客さんや店でのことで
何かを得たことがあれば、
役にたてば僕もさらに嬉しいと思った。
いずれにしても、彼の場合は卒業と
言うよりも、ちょっと休憩、
またひと月後、数ヶ月後にふらりと
カウンターに立ってくれることを望みながら
今週残りの4日間を気持ちよく過ごしてほしい、
そう思う。
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