2021年02月21日

地方都市からのメール その2

昨日、そのまま引用させてもらった
地方都市からのメール。

今まで地方からいらっしゃったお客さんや、
それこそ僕が地方に行った時に
出会った人たちの声などから、
やっぱり地方に住まれるゲイの人たちと
東京のそれとは違うとは思っていた。

でも、改めてああいう
メールを読ませてもらうと、
本当に伸び伸びとしているゲイなんて
この国で、都会のそれも
ごくごく一部であることがよくわかった。

またその「伸び伸び感」も、
人それぞれであり、
下手すると、日本に住むゲイの中で、
同性愛者であることをしっかり
受け入れている人自体、ひょっとすると
とっても少数なのかも知れない、そう思った。


去年の秋に公開された
韓国映画「詩人の恋」では、済州島で
暮らし、生活費は妻に依存している
中年の詩人が、若い男に恋をする話だった。

彼の場合は、自分がゲイなのか、どうか
ピンと来ていない、という描かれ方を
していたが、まさにそういう人も
多く存在しているのかも知れない。

いずれにしても、日本だけでなく、
世界中で、ストレート社会で
決しておかしく思われないように、
自分のアイデンティティを
押し殺して生きている人たちは
後を絶たないのだろう。

それが本当に間違っているのか、どうかさえ
僕には判断出来かねる、そう考えさせられる
メールだった。


最終的に僕がいつもたどり着くのは、
人それぞれが自分が最も心地よく、
幸福である、という生き方を
それぞれが選択していくことこそ、
良いのだと。

差別や偏見がなくなっていく世界を
僕も望むけれど、この世からそれらが
まったくなくならない限り、
ひっそりと生きていく人たちも
共に存在している、ということを
忘れちゃいけないのだ。

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posted by みつあき at 11:59| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする