2021年02月28日

文化的ギャップに唖然

昨日、オリンピックはどうなるんだろう、
やるべきか、やらないべきか、
という話を店でしていた。

その時に、ふと27歳のアキオは
「あの、ごりんまゆみ、という名前の人も
この時期、複雑でしょうね」みたいなことを言うので
「ごりんまゆみ??」と聞き返した。

開会式などに出る、とかいう噂だったのは
椎名林檎だよね、などとと聞き返すと
なんと、五輪真弓のことで爆笑した。

それって、「いつわまゆみだよ。
『恋人よ』っていう歌、知らない?」と
尋ねると知らない、と。

もう、ビックリ。
でも、調べてみると、あの曲、アキオが
生まれるよりも14年も前にヒットした歌なのだ。

自分が生まれる14年前の曲を僕も
知ってるかと言うと、一部を除いてほぼ知らない。

アキオは、うちの店のショウジや、ハルキなんかと
ほぼ同い年。
彼らが生まれただろう1994年のオリコンの
年間チャートを見てみる。


おお!ミスチルが1位、
今やYouTubeで大人気の広瀬香美、
篠原涼子と小室、そしてB'zと続く。
僕がほぼJ POPを聴かなくなっていた頃だけれど、
それでも一部を除いて、なんとなくわかる。

でも、これらも生まれた年であるアキオたちは
ほとんど知らないのだ。

当然のこと、と言えば当然なのだけれど、
こういう時に、自分の子供を持ったことがない
僕なんかは、驚愕してしまったりする。

とは言え、今の子供たちや若い人たちは
YouTubeや、カラオケで知っている人は
知っているのだろうけれど。

店をやっていると、毎日のように
文化的ギャップを感じることは多くて面白い。

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2021年02月27日

男のバッグ

ゆうべ、常連のナオトがとっても良い
皮のカバンを持っていて、
ヨウゾウが「うわ。いいねえ。
これユニセックス?」と聞くと
「うん、今日、買ったばかりだけど、そうだよ。
よくわかるね。」とナオトが答えると
「最近、結構流行りだからね」らしい。

カバンって、男性も女性も使えると
いうモノがあるのか、と少しびっくり。

でも、よくよく考えてみると、
確かに女性用はどこか可愛らしさやエレガントさが
あり、白、ピンク、ベージュのような
柔らかな色のモノが多いけれど、
男性のモノはちょっとゴツかったり、
色も黒、茶、紺ばかりのような気もする。

そう言えば、海外に行くと、
男性は日本のように
カバンを持って歩かない。
基本的に手ぶら。
財布や携帯をポケットに入れているだけ。

ジムに行ったりする着替えや、
ノートパソコンが
入ったりするモノも、基本的には
用事が済むと、自宅に置いてくる。

それらも、入れているのは、手で持ったり
するバッグではなく、
バックパックが圧倒的に多い。

スーツの時のアタッシュケースなんかも
よほど何かある時や、
仕事で営業職の人じゃなければ
持っていなかったりする。


そうそう。
もう何十年も前だが、大ヒットした
アメリカのテレビドラマの「フレンズ」で、
役者をやっている男性ジョーイが、
オーディションで洗練された男の役を
やる、という回があった。
友人の女性、レイチェルが
バッグ(日本で言うと普通の黒い肩から
かける男モノのバッグ)を準備する。

「これ、女みたいだよな」
「え?何故、バッグ持ってるの?」というような
会話があちらこちらで延々と続く。
そして、タイトルも「ジョーイのバッグ」だった。

それほど、男がバッグを持つ、というのが
アメリカじゃ不思議、おかしい、と思われるようだ。

とは言え、ナオトのバッグは
確かにオシャレでなかなか素敵だった。


さてさて、本日、明日の土日は、
また13時からデミ・ランチ。
お待ちしております。

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2021年02月26日

言葉の使いかたについて

自担営業中、時間があると
国会中継やら政治家の記者会見やらを
よく観ている。

テレビでは、ほとんどカットされたり、
下手すると、中継さえなかったりするから
YouTubeで1.5倍速で、
出来るだけすべて観るようにしている。

個人的に、なんじゃこりゃとか
この言い分はないよな、とか
逆に素晴らしく、力強い意見だ、などと
色々感じたりはする言葉は多い。

そういう中で、非常にためになるのは
そういう人たちが言葉を発する時に、
いかに誠実であり、謙虚さを持っているか、
ということだったりする。

国会内ではともかく、
ぶら下がりの記者会見などを
観ていると、上から目線で
ものすごく偉そうにモノを
言ったりする人がかなりいる。

それも、還暦などとうに過ぎている
人生を長く学んでいるはずの大人が、だ。

僕の経験から言うと、そういう人こそ、
若い頃は上の人間に媚び、
いわゆる忖度をしていたりする。

僕の高校の頃は、パワハラ当たり前で
先生や先輩に殴られたり、怒鳴られたりし、
その仕返しを自分の後輩に
ぶつけたりする輩が多勢いた。

そういう流れが、いまだに一部の人たちに
残り続けている。


そして、そういうモノが果たして自分の中に
ないか、考えてみた。

たとえば、僕と同世代の人たちのブログを
読ませてもらったりすると、非常に丁寧で
「です、ます調」いわゆる敬体で
書かれている文章も多い。
僕はどちらかと言うと、
読んでわかるように、常体だ。

言い訳だけれど、敬体で書くと
本音よりも少しずれる感じがするのと、
ちょっとばかり恥ずかしい。

ただ、お客さん商売をしていて、これは
どうなの?と思う人もいるのかも知れない。

店に立っていて、比較的軽い気持ちで
馴れ馴れしく接してしまうことを、
非常に偉そうだと思う人もいるかも知れない。

昔から「お客様は神様」的な
変に媚びた商売をされるのが
どちらかと言うと苦手だった。
だから、自分としてはフレンドリーに
接しているつもりが、
そう取らない人もいるのかも知れない。


人の何を観て、自分のどこを直したり
改めたりするか。
政治家、著名人の言動を観て、
学ぶことが多い、そういう意味では
自分のためになる
緊急事態宣言下なのかも知れない。
そんなことを考える今日この頃だ。

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2021年02月25日

言葉が出てこない!

ここ数年、店でお客さんと話していても、
なかなか固有の名刺が出てこない、
ということはたまにあった。

自分が得意なはずの映画のタイトル、
俳優、監督などがすんなり出てこなくて、
結局、題名を出すのに、主演俳優も
出てこなくて、その俳優の他の映画のタイトルや
脇役から絞り出す、という情けない状態になる。

そこに行き着くまでに、5分ほどかかり、
その前の話はなんだっけ、なんてことが
次々に起こる。。。

逆に言うと、昔、どの映画を
どこの映画館で誰と観たか、
ということはしっかりと思い出す。
これは不思議。。。。

ともあれ、そういう趣味的なことだけでなく、
お客さんの名前とか、
はたまた2丁目の他の店の名前とかも
すっと出てこなくなったのがここ数年。


そして、最近致命的なのは、本当に
日常品の名称、たとえば「ペットボトル」とか
「ざる」とか、そういう言葉が出てこない。

家人やスタッフなんかに、ほら、「あの水入れる
透明の容器、なんて言うんだっけ。。。」など
これはかなりヤバいのかも知れない。

ブログを書いていても、数日に一度は
あの言葉なんだっけ、とグーグル先生を
呼び出す始末だったりする。


まさかのこの年齢で(いや、十分、高齢。笑)
アルツハイマー予備軍なのか、失語症なのか。。。
いやいや、そんなことはないはず、と
新たに英語の単語を覚えたりしようと
試みる日々なのだが、いやはや。。。。

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2021年02月24日

海外の友人から

昨日、旅行の話を買いたけれど、
ここ数日、僕の過去行った国々で
知り合った友人たち、
または日本から海外に住んでいる
友人たちとやり取りをした。

連絡を取ると、それぞれの国の事情が
報道されている以上にさまざまだとわかる。

ニューヨークの友人は自分のメキシコ人の
パートナーから感染受けて40度以上の熱が出て
かなり苦しい日々を送ったと聞いた。
そのパートナーは逆に無症状だったらしい。

ニューヨークの街は一時期はゴーストタウンの
ようだったが、やっと換気しながら
レストランはオープンしていると言う。
もちろん、映画館やジムはクローズのまま。

コロンビアの友人も感染したらしいが、
彼はかなり症状は軽く、その後、国を超えて
ロスやフロリダまで旅行をしたようだ。

どういう理由かはわからないけれど、
コロンビア、アメリカ間は、2週間の隔離は
なかったらしい。
とは言え、コロンビア国内はいまだに
強いロックダウン状態にある、と。

ブラジルに住むカップルは、色々なことがあって
一人はリオに残り、一人はサンパウロに
移り住んだようだ。

ブラジルのコロナ事情は、や
はりボロソローナ大統領への
反発も激しく、対策もまちまちで、
コロナ感染者も減っていないと言う。

またワクチンも偽物が出てきているらしく、
これまた大変な騒ぎらしい。

ハワイに住む僕の元彼は、もう二度
ワクチンが接種出来たとか。

こんな話を聞くと、まだまだすんなりと
旅行に行けるのはほど遠いのだなあ、そう思った。

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2021年02月23日

次に海外へ行けるのは

昨夜、久しぶりに来てくれたアキオ君と
ゆっくり話せて楽しかった。

彼は去年の春に、出張でヨーロッパに
行くはずだったのに、それがコロナの影響で
ダメになり、とても残念だったと言う。

隣に座っていたトモヤスちゃんも
数ヶ月に一度は海外に行っていたので
ここまで日本を出ないのも珍しいと。

確かに、次に外国に行けるのは
いつなんだろうかと。
日本でワクチンを打てたとしても、
受け入れ国の問題もある。
どこに行っても、密になることも
避けなければいけない、ということも
長く続くのかも知れない。

僕よりひと回り上の友人、と言うか
先輩に話を聞くと、白髪頭になり、
身のこなしも、少しゆっくりになってしまうと、
海外に出た時に、付け狙われたり、
脅されたりすることが増えたと言っていた。

ふた回りも超えたヨネダさんなんて、
あれだけヨーロッパ各地にオペラを
聴きに回っていたのに、さすがに
外国旅行は断念した、と言われていた。

そんな話を聞くと、僕もひとりでの
気楽な旅行が、あと何年出来るんだろうか、
そう思う。
ちょっと危険かも、と言われるような国に
どんどん行っていたここ数年のようなことが
嘘のようだ。

それを思うと、元気なうちに
コロナが終息してくれて、
まだ見ぬ新たな世界へ
早く行けるようになりたい、
それぞれがそんな思いを口にした夕暮れだった。

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2021年02月22日

愛しの屋台料理

一昨日、昨日と早いモノで
恒例の週末デミ・ランチが6回目だった。

今週は、インドネシア風焼きそばの
ミーゴレンと、ピリタイ風ガパオライス。

これはインドネシアに2年間行っていた
スタッフのハルキの提案と創作。

彼はインドネシアの屋台料理などが好きで
ずいぶん現地の人たちと
食べ歩きをしたらしい。

東南アジアの国々で
食事をするのは、本当に美味しいし、
どの国に行っても屋台文化は充実している。

思えば、僕が学生の頃まで、
日本でもあらゆるところに屋台があった。

夜泣きそばなんて、
今の若い子はまったくわからないかも知れない。

即席ラーメンでお馴染みのチャルメラが、
屋台のラーメンで慣らされる
オーボエに似た楽器ということ、
そしてその音が鳴り響くことから
夜泣きそば、と付けられたワケだ。

ラーメンもそうだが、おでんや
焼き鳥の屋台も楽しかった。

現在、新宿駅のフラッグスビルから下に降りる
エスカレーターがある部分など、
ちょっとした土手があり、
そこには有名な台湾屋台もあり、
よく行って紹興酒を飲みながら
色々な料理を食べたのも良い思い出。

衛生面や、交通量の多さなどから
東京でもほとんど見かけなくなったし、
福岡の屋台村も解体されてしまったことを
耳にしたのも、もうずいぶん前だ。

タイやベトナム、台湾、韓国と
アジアの色々なところで、
「腹、壊さないかなあな」どと
ちょっとビビりながら、
屋台飯をまた食べたい、
そんな思いにかられる
すっかり暖かな今日この頃。

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2021年02月21日

地方都市からのメール その2

昨日、そのまま引用させてもらった
地方都市からのメール。

今まで地方からいらっしゃったお客さんや、
それこそ僕が地方に行った時に
出会った人たちの声などから、
やっぱり地方に住まれるゲイの人たちと
東京のそれとは違うとは思っていた。

でも、改めてああいう
メールを読ませてもらうと、
本当に伸び伸びとしているゲイなんて
この国で、都会のそれも
ごくごく一部であることがよくわかった。

またその「伸び伸び感」も、
人それぞれであり、
下手すると、日本に住むゲイの中で、
同性愛者であることをしっかり
受け入れている人自体、ひょっとすると
とっても少数なのかも知れない、そう思った。


去年の秋に公開された
韓国映画「詩人の恋」では、済州島で
暮らし、生活費は妻に依存している
中年の詩人が、若い男に恋をする話だった。

彼の場合は、自分がゲイなのか、どうか
ピンと来ていない、という描かれ方を
していたが、まさにそういう人も
多く存在しているのかも知れない。

いずれにしても、日本だけでなく、
世界中で、ストレート社会で
決しておかしく思われないように、
自分のアイデンティティを
押し殺して生きている人たちは
後を絶たないのだろう。

それが本当に間違っているのか、どうかさえ
僕には判断出来かねる、そう考えさせられる
メールだった。


最終的に僕がいつもたどり着くのは、
人それぞれが自分が最も心地よく、
幸福である、という生き方を
それぞれが選択していくことこそ、
良いのだと。

差別や偏見がなくなっていく世界を
僕も望むけれど、この世からそれらが
まったくなくならない限り、
ひっそりと生きていく人たちも
共に存在している、ということを
忘れちゃいけないのだ。

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2021年02月20日

地方都市からのメール

10日ほど前に、店のメールアドレスにあてて
僕宛に一通の長いbossgarp
メールが届いていた。

その文章の中に、このブログで紹介しても
良い、とのことなので、今日はそのまま
引用させてもらうことにする。


「初めまして。

私は日本のほぼ最北端に
移住する42歳の男性です。
高校を出て、親の仕事を継ぎ、
ほとんど都会に出たこともなく、
結婚をして、13年という田舎者です。
子供はいなくて、
両親と妻の4人暮らしです。

私は幼少の頃から、男性に関心があり、
長い間、悩んでおりました。
ただ、こんな田舎でほとんど情報もなく、
恥ずかしながらも、
つい最近までガラケーしか
持っていなかったほどです。

テレビでたまに見る同性愛者の人たちに
こちらの地方では、まだまだ偏見を捨てず、
あちこちから「気持ち悪い」という言葉は、
すぐに出てきます。

そんな中、日本中がコロナになり、
初めて自宅に中古のパソコンを買いました。
パソコンの打ちかたさえ、わからないまま、
妻が寝ている深夜に、初めて男同士の
いやらしいビデオなどを目にしました。


そして、数ヶ月前に偶然、ネットでBridgeさんの
ブログに行き渡ったのです。
過去の文章も含めて
ほとんど読ませていただきました。
そこには、私がまったく想像をしたことがない、
驚くような人々の色々な生き方が書いてありました。

私のような田舎者にとって、それは
衝撃というよりも、まったく他の国、
いや、他の惑星の話のようにさえ思えます。

そして、今までの私の生き方、生活は
一体なんだったのだろう。
一度きりの人生、これで良いのだろうか。
などと、深く考えてしまいました。

とは言え、この北の地を出たことは
高校の修学旅行で東京に一度行っただけです。
少し体が弱くなった母親の介護や、
仕事を思うと、ゲイである自分を
見つめ直すことは、とても無理な気がします。

ただ、これからもマスターの書かれる
私とはまったく違う惑星の世界を
ワクワクドキドキしながら
読ませてもらって、叶うことがない
夢を胸に生きていこう、そう思っています。

まったく華やかではない、クローゼットな
このような人間がいることを、ブログに
お書きになったり、メールを載せていただいても
大丈夫ですよ。

まだまだ寒い北の大地より」

このメールをいただいて思うことは、また改めて。

本日、明日はまたハルキのデミ・ランチ。
13時オープンです。

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2021年02月19日

別れの理由

昨夜は常連のヤスヒサが
過去、別れた人たちとの
理由とその後について語ってくれていた。

ヤスヒサの場合、どちらからともなく
フェードアウトして終わることが
とても多かった。

自分が終わりにしたい、と思った時に
それを伝える術がなかったり、
非常に苦手だと言っていた。

その代わり、時間が経つと
まったく普通の友人になっている、
ということが多かったと。

恋人から友人へ。

先日、ストレートの友人と話していたら、
ストレートは男女問わず、
ほぼ友人になることはない。
あり得ない、そう言っていたが、
確かにゲイの場合、ごくごく
普通の友人になることはさほど少なくない。

このブログに何度も書いたけれど、
僕もその一人だ。
今まで付き合った人と連絡が取れない、
まったく会っていない、という人はほぼいない。

ストレートや、
別れたらまったく前の人に関心が持てなくなる、
という人からすると、
ちょっとそれは気持ち悪いのかも知れない。


話を戻すと、別れに関して
フェードアウト、
という経験は僕にはなかった。

もちろん、こちらが別れを切り出す時に、
正直な理由が言えないこともあり、
それで相手が「それじゃワケわからない、
何故、それが分かれる理由なのか」と
詰め寄られたことも一度あった。

そういう意味では、別れる時に
なかなか良い形の別れなんてないのだが、
それでも時間が経つと、別れる瞬間の
ネガティブなことよりも、
僕の場合、出会ったことの
理由のほうが大きくなってしまう。

ホント、このあたりも人それぞれ。
自分には理解できない、ということも山ほどあるけれど、
どれにも正解、不正解はない、そう思う。

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2021年02月18日

オススメ映画「サウンド・オブ・メタル〜聞こえるということ〜」

例年なら今頃、映画界は
アカデミー賞の話題で
盛り上がっている時期だけど、
今年はコロナの影響で
4月に延びてしまった。

それでも今年は春先に封切られる
「ノマドランド」が
圧勝する、と言われているけれど、
俳優部門で、主演男優、助演男優で
ノミネートはもちろん、
おそらくこの二人、
と言うのが、「サウンド・オブ・メタル
〜聞こえるということ〜」
に出演しているリズ・アーメッドと、
ポール・レイシーだ。

他の作品もそうだけれど、今回のオスカーは、
劇場公開できなかった映画が多いこともあり、
半数以上が配信になりそうだ。

そういうワケで、この映画もAmazon Primeで
早速観ることが出来た。

Unknown-1.jpeg

ポスターにもあるように、主人公ルーベンは
ロックバンドのドラマー。
オープニングからヘビメタの大音量で始まるから、
ここで引いてしまう人もいるかも知れない。
でも、ちょっと我慢して観続けてほしい。

そう。この映画はまず、ここまで耳をつんざく音を
観客に聴かせることに意味がある。

そう。そのルーベンは次第に耳が聴こえなくなり、
結果的に日常の音声は、
ほぼ認識出来なくなってしまうのだ。

ドラマは、この聴力を失った視界で
この主人公と同じ体験をさせながら進んでいく。

金髪、ピアス、タトゥーという出立ちと共に、
何かとキレ易いルーベンは、この状態に
耐えられず、ありとあらゆるモノに
当たり散らす。

バンド仲間のガールフレンドの勧めで
ろう者の支援コミュニティに入ることになるのだが、
ここでもなかなか他者と渡り合うことが出来ない。

しかし、ここにいる老人のジョーとの
言葉を使わないキャッチボールから
ルーベンは、音がない世界での生き方を
考えていく。


うちの店にも聴覚障害のお客さんは結構いらっしゃる。
こういう映画を観ると、その不便さ、大変さも
強く感じるけれど、それにも増して、
聴覚を失ったあとに味わう感覚。

精神的なことも含めて多くの病で
失ってしまう何かを、人はどうやって埋めていくのか。
それを乗り越えていくのか。

それがルーベン、もしくは映像を通して
我々は学び、実感出来ていく。

出来れば大音響の映画館で観てみたい、
そんなことを思わせる一作だ。

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2021年02月17日

コロナ禍の病院で

トオルのお母さんは、70代後半。

二人暮らしで、つい去年の年末まで
チャキチャキと食事を作り、
散歩や買い物にもどんどん
行っていたのだそうだが、
数週間前、何だか足が重い、
と言われ出したようだ。

近くの町医者に行くと、
運動不足だと言われた。
でも、見る見る足が太くなっていき、
大きな医者で診てもらおうと
大学病院などに連絡をすると
コロナの影響で門前払い。

やっと大丈夫だという病院を見つけ、
色々調べてもらったら
なんと心不全という結果が出た。
薬を処方され、家に帰ってからが
なかなか大変だったと言う。

その日から寝たきりの時間が多くなり、
このひと月、ほとんど横になられているらしい。

つい先日まであれほど元気だったのに
さすがに食も細くなり、
物忘れや言葉がおぼつかない、
ということもどんどん進んでいく。

そんなワケで、ここひと月、
介護の日々だったのだそうだが、
足の腫れもさらに酷くなり、
昨日、入院がやっと決まったと言う。

一気に悪くなってしまったお母さんを見て
トオルはかなり気が重くなり、
かと言って、ひとりで家にいるのも
嫌なので、店に来てくれたそうだ。

何よりも、今回病院を回って、感じたのは
コロナ禍で、それぞれ対応が本当に違うし、
どこも大変だったとのこと。

どの病院のスタッフも完全にマスクや
ヘッドセットをし、とにかくPCRを受けてからの
対処となり、医療従事者の人の苦労を強く感じながらも、
そこで長時間待たされたり、あっちや
こっちを車椅子で移動させられるお年寄りも
ストレスフルだということだ。

トオル以外に来てくれていたヤスヒサのお母さんも
最近、同じような経験をしたと言う。

ワクチン接種が今日から始まったけれど、
少しでも先に光が見えればと思うし、
それまでとにかく自分も身の回りの人たちも
健康でいたいものだとつくづく思った。

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2021年02月16日

メガネ男子はゲイに是か否か

昨夜来てくれたシズオ君、38歳は
今まで何度か来てくれていたけれど、
マスクにいつもしていないメガネを
かけていたので、最初、まったくわからなかった。

飲む時にマスクを外して
やっと彼だとわかった時に
「メガネ、かけているの、初めて見たね」
僕がそう言うと
「うん、いやなんですよ。
メガネって保てないですよね」と答える。

え?
僕はどちらかと言うと、メガネをかけると
2割くらいポイントが高くなる(笑)
まして屈強なスポーツマンが
ふとした瞬間に眼鏡などかけていると
「文武両道」という言葉が
頭を駆け巡る←(高校生か、お前は 爆)

それにシズオ君だって、十分似合っている。

そんな話をすると、
「いや、メガネはダメ、やめたほうがいい、
ほとんどの友達はそう言うんです。
僕自身、好きな人はメガネ外しているほうが
エロいって思うし」だと。

なるほど。。。
そう言えば、もう何十年も前に
ゲイ雑誌の出会い系文通欄(死語)に
「メガネ不可」という文字が
踊っていたこともあった。

逆に「メガネ好き」という人は
それほど見当たらなかった。

そう言えば、ゲイの中で背が低い人がモテる、
という話もまことしやかにあって、
「『ガッチビ』という言葉があっても
『ガッデカ』はないよね」とよく言う。

ただ、だからと言って必ずしも
身長が高い人はモテない
というのもどうなんだろうか。
背高のほうが好き、という声も結構聞く。

ってなワケで、メガネは決して悪くないから
これからもかけなさい!とシズオ君に
断言した(笑)

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posted by みつあき at 17:08| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月15日

不祥事が起こった際に

昨日は結婚式帰りという
タクロウが来てくれた。
そして、その帰り道に大変な光景を
観た、という話をしていた。

結婚式で出た食事が
比較的小ぶりなフレンチで
まったくお腹いっぱいにならなかったので
その式場から比較的近い
中華料理屋に一人で入ることにしたらしい。

その料理屋に、タクロウの直後に、
もうひと組の同じ結婚式帰りの
二人の男女が入って来た。
確か、新婦の友人側に座っていた
30代くらいのカップルか
夫婦のような感じだったと言う。

男性は黒の上下。
女性は真っ白なドレスに
辛子色のスカーフを肩にかけていたらしい。

タクロウは携帯を見ながら、
自分が頼んだ餃子とご飯を
食べようとしている時に、
食器が床で割れる物凄い音と、
「きゃあ!」という女性の声がして
そちらを向くと、
白いドレスの女性に
しっかりとラーメンがぶっかかっていたのだと言う。

それを運んでいた店の中国人らしき女性が
「ごめんなさい。本当に申し訳ありません!」と
頭を下げながら、タオルやおしぼりを
取りに走ったらしい。

ドレスはラーメンのスープで真っ茶色になり、
なおかつ熱い、熱いと女性が泣きそうになる。

相手の男性は「大丈夫か?」と
自分の持っていたハンカチや
従業員にもらったタオルをかける。

お店の奥から料理人でもあり、
店の主人らしき人も出てきて、
さっきの女性と一緒に
何度も頭を下げて
クリーニング代と店に置いてあった
ジャージか何かを渡し、とりあえず
これに着替えてください。

幸い、身体自体にかかったスープは
それほど多くはなく、火傷には
ならなかったらしいが、ドレスは
酷いモノだった。

「あ。着替えは大丈夫です。
スカーフをタオルに巻いて帰るので。」
と彼女は言う。

幾ら入っているか、わからない封筒を
渡され、連れの男性も何度も彼女に
「大丈夫か?」と聞き、
彼女はうなずき「ごめんなさい。
びっくりしたので、大声を出してしまって」と
タクロウのほうにも頭を下げた。

正義感が強いタクロウは
「いや。僕は良いのですが、
ちょっと酷いんじゃないですか?
もっと細かいことを聞いて、
おうちに謝罪に伺うとか、
タクシーを呼ぶとか、病院に行ってもらうとか
お店のほうがもっと迅速に動くべきじゃないですか」
と店の店主に詰め寄ったらしい。

店主は「おっしゃる通りです。すみません。」と
ちょっと動こうとしたのだが
連れの男性が、改めて彼女に
「本当に大丈夫なんだね?」
そう尋ねて、彼女が大きくうなずくのを見て
タクロウに「ありがとうごいます。
彼女が大丈夫だと言っています。
こちらの人がわざとやったことではないし、
こういう事で大騒ぎすることを
彼女も僕も好まないし、
お店なりの誠意を尽くそうとしてもらっているので
大丈夫です。」というふうに言われ、
帰った行ったらしい。

タクロウは、昔似たような件で
訴訟問題にまで発展させた
彼の友人の怒りを思い出してはいた。
思えば、その後、本当に泥試合に
なってしまったと言う。

確かにこのように許す人がいる。
それが正解か、どうかはわからないけれど、
自分が彼女や彼だった時に、
こういう穏やかな対応になれるだろうか、
帰りの道すがら、色々考えたと言う。

問題の事柄には寄るものの、
こういう事態になった時に
自分にとって何が正しい判断か、
僕も考えさせられた話だった。

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2021年02月14日

地震のあとに

昨日も7時間の営業の間、
有難いことに、入れ替わり
立ち代わり、色々な人が来てくれた。

多くの人と、ちょこちょこ話をしながら、
おお、この話を書かせてもらおう、
などと考えていたのだけれど、
自宅に帰って、久しぶりの大きな地震。

色々な人から心配のLINEやメールが入り、
また、それぞれ怖かった、ビビったと書いてある。

確かに昨日の地震はかなり長く感じたし、
うちのマンションは揺れに揺れた。

エレベーターも深夜遅くまで
止まっていて、震災の時の大変だったことなど
思い出していた。


思えば、うちの店のエレベーターも
ちょっとした地震で過去、何度も止まった。

店が6階にあるせいもあって、
上がって来てもらうのが本当に大変だ。

何度かエレベーターの会社に連絡をし、
来てもらう、その間にお客さんには
店で待ってもらったり、
下から上がる人は階段途中で
断念した、とあとから聞いたこともあった。

確かに、4階までの店はまだなんとか
階段で上がりきることが出来るけれど、
それなりの年配者にとっては
かなりキツかったりするのだ。

まあ、エレベーターが止まるくらいで
収まってくれるのなら、まだ良いだろう。
他県で、大きな人災がなければ良いのだけれど。

そんなことを色々考えた一夜となった。

これから日曜ランチ。
今日はこんがりチーズのラザニア。
お待ちしております。

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2021年02月13日

続く緊急事態宣言の中で

2度目の緊急事態宣言が出て
ひと月以上が過ぎた。

新宿2丁目では、去年の4月同様、
閉めている店が多く、
一部、週末だけ開けている店を除き、
うちのように毎日、
3時間(週末は昼から7時間)
という店はそれほど多くない。

とは言っても、1日3時間、それも
多くの人がまだ仕事をしている17時から
というのはなかなか限界もある。

これが言われている通り、3月7日まで
続くのか、どうか、今現在、
まだわからないけれど、
だとすると、かなり限られたお客さんとだけ
対峙する、ということになる。

お客さんたちも、夜の街に出ないことに
慣れてしまっている人たちも多いと思う。
そういう人たちは、コロナが収まって
戻って来てくれるのだろうか、
という不安もある。

ここひと月半、僕とは別日に
スタッフも共にお願いしていたけれど、
とは言え、僕自身が週に3日しか店に
出ない、というのはどうなんだろうかと
ここ数日、考えていた。
お客さんにとってもあまり良くないだろうし、
僕自身どんどんリズムが
掴めなくなっていくこともある。

そんなワケで、頑張っている
スタッフには申し訳ないけれど、
緊急事態宣言が終わるまで、
基本的には、金曜日から火曜日まで
僕自身が一人で入らせてもらうことにした。

ただし、あくまでも暫定的なモノで
あとはスケジュールを見ていただければ
有り難く、よろしくお願いします。

また、先週から始まった週末のデミ・ランチは
本日、明日も続きます。

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2021年02月12日

カッコ良さよりもインパクト

昨日来てくれたミチヒコが、
新国立美術館でやっている
佐藤可士和氏の個展を観てきて
大変楽しかった、そう言っていた。

佐藤可士和氏。
名前を聞いても、?と思う人は
ググってみると、
「おお!」と驚くだろう。

ほとんどの日本人なら、どこかで
目にしたロゴやマークが
ずらずらと並ぶ。

え?これも?あれも???と
企業名がわからなくても、
知ってる、知ってると膝を打つ。

ユニクロも、セブンイレブンも、
楽天や、TSUTAYAのTカード、
そしてイトーヨーカドーも。

そして彼は単にロゴデザイナーではなく、
クリエイティブ・プロデューサーであり、
アート・ディレクターでもある。

ミチヒコにいただいた多くのロゴデザインを
あしらったクリアファイルを見てみる。

IMG_5115.jpg

まったくどこの企業なのか、わからなかったり、
デザインとしてかっこ良さを
追求しているワケでもない。
一見、これなら誰でも作れそうじゃん!
とか思う人もいるのかも知れない。

しかし、ここまでのインパクト、
一度見たら忘れないというデザイン、
その発想は本当に凄い。

展示自体が、非常に面白く興味深い
作り方をしているらしく、5月まで
やっているようなので、僕も是非
行ってみようと思った。

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2021年02月11日

お薦め映画「すばらしき世界」

今日から始まった日本映画「すばらしき世界」。
これ、佐木隆三氏が描いた
「身分帳」の映画化だけれど、
かなり早いけれど、個人的には今年のベストかも、
というほどの出来栄えだったと思う。

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演出は「ゆれる」や「ディア・ドクター」
「永い言い訳」など、どの映画も
人間の生き方を問う、という意味で
抜きん出た才能を持つ、西川美和監督だ。

映画は、ちょっとしたことで
殺人をしてしまった男が
刑期を終え、刑務所から
出所するところから始まる。
この男、三上を演じるのが役所広司。

出所後、三上は真っ当に
生きていこうと努力するのだが、
これがなかなかうまく行かない。
彼を受け入れる側の社会の問題もそうだが、
すぐカッとする彼自身の性格も問題だ。

彼をとりまく人間もきめ細やかに描かれる。
身元引受人の弁護士夫婦、
三上のドキュメンタリーを
作ろうとするテレビ制作者、
ひょんなことから知り合うスーパーの店長、
そして過去繋がっていたヤクザの組長。

あらゆる誘惑との闘い、
過去を切り離したいともがく苦悩。


はみ出した人間が、
いかにして人に受け入れられるか、
またそういう人間を
いかに受け入れることが出来るか、という
両方の角度で描かれているのが秀逸だ。

この三上と、ゲイを同列に扱うのは
かなり飛躍しているのかも知れないけれど、
ある意味、ゲイもアウトローで
世間からはみ出ている、そう思う人も
いるのかも知れない。
そんなふうに考えていたら、
とても複雑な気持ちになった。

「身分帳」はヒットするタイトルとは
思えないけれど、「すばらしき世界」って
ベタだなあ。
それでも、人は「すばらしき世界」を
求めて生きているのかも知れない。

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2021年02月10日

本当のイコールとは

ここ数日、どのネットニュースを見ても、
テレビを付けても、森発言に対する怒りや
落胆の声が出ていて、日本もやっと
性差別について、過渡期に来ているのかも知れない
そう感じたりする。


ただ、そんな反面、
森氏に限らず、彼をとりまく男性たちが
「決して差別しているワケではない」
そう言いながら、「女性は素晴らしい」
「尊敬している」「彼女たちがいなければ
成り立たない」
そんな言葉にさえ、大きな差別を感じるのは
僕だけだろうか。

「女性は云々」とあたかもポジティブに言っているだけで、
そこに男性と同列ではなく、イコールがないのだ。


僕も日頃、気を付けなければならない、と
思っている言葉に、「どこの国の人間は〜」とか、
「理科系の人は〜」などと、とあるカテゴリーに
所属する人を一緒くたに
評価しがちだったりすることだ。

よく、ゲイ自身が「ホモってさ云々」と
ネガティブなことを大枠で語る人がいる。

色々聞いてみると、それはストレート男性にも
あてはまったり、一部女性にもあてはまったり
することもある。

パーセンテージが高く、そういう傾向がある、
ということが「こういうタイプの人はね」と
良くも、悪くも言いがちなのだ。
その「枠」に当てはめることで
何が生み出されていくのだろう。

すべての人が同じであるワケもないし、
同じである必要もない。

長所も欠点も人、それぞれが持ち合わせている。

ただ、人として生まれたからには、
基本的にはイコールである、
そんな視点から考えたり、
語ったりしていかなければいけない。

僕は自分にそう言い聞かせながら、
それを守ってこそ、
国も、人間関係も良くなっていくだろう
そう思いたい。

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2021年02月09日

性のめざめ

昨日、流行りのClubhouseを聴いていたら、
男女、それぞれの性のめざめについて
語っていた。

驚いたのが、ほとんどの若い人たちが
インターネットでなんとなく
いやらしい画像、映像を観て、
ドキドキしたのがきっかけ、
などと答えていたこと。

40歳以上の人たちは、幼少の頃、
携帯やインターネットが
それほど普及していなかったため、
学校の先生や同級生、
もしくはテレビや映画、
という答が多かった。


自分はどうだったんだろう、
そう考えてみると、おそらく
幼稚園の時に遡る。

当時、まだモノクロテレビで
アニメという言葉さえなく、
テレビまんがと言われていた時代に
「鉄腕アトム」「鉄人28号」が
男の子の人気の2台アニメだった。

ただ、僕がドキドキしたのは、アトムでもなく、
鉄人でもなく、28号を操縦していた
正太郎君だった。
いわゆる「ショタ」の語源になっている
あの正太郎だ。
ちなみに僕は「ショタ」じゃないけれど(笑)


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いや、正太郎、と言うよりも、
ある回で、鉄人か、操縦する機械が
海に沈んでしまい、正太郎君が
上半身裸になって、海に飛び込むシーンに
無性にドキドキしたという記憶。

翌日、幼稚園で「お絵描きの時間」に
みんなが鉄人やアトムを描いていたのに
僕だけが海に飛び込む正太郎君を描いていた。

その絵は僕が大人になるまで
実家の棚の中に入っていたりした。

その「鉄人28号」の回が、何回目に
当たるのか、実際そういうシーンが
きちんとあったのか、確認したいものだ。

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