2021年01月31日

ギャンブルについて

昨日来てくれたキョウゾウは、
朝起きたらあまりに良い天気だったから
競艇に行って来たらしい。

競艇!!!いわゆるボートレース。
そもそも、ギャンブルを、
ほぼしない僕の中で、
馬が美しく走る競馬や、
スポーツとして観られそうな競輪なら
ちょっと観たい気がするけれど、
競艇は、どうなんだろうか。
そんな話をするとキョウゾウは
「競艇は当たるとデカいんだよね」
そう言った。
なるほど。。。

そう言えば、あまり占いもしない僕だけど、
過去に手相や四柱推命で診てもらった時に
「ギャンブルだけは手を出すな。
身を持ち崩す」と言われたことがあった。

だからと言うワケではないけれど、
ほとんどギャンブルはしたことがない。
パチンコも、麻雀も学生時代に
少しやったほど。
でも、確かに言われてみれば、
そんな数えるほどのギャンブル経験でも
少し熱くなったりする傾向はあった。

大学時代、麻雀をやっていて、
テーブルをひっくり返したことがあった。
何故か理由はまったく思い出せないし、
今となっては信じられないけれど、
とても恥ずかしい。


また、ラスベガスに行った時に、
カジノでルーレットをやったら、
50ドルがものの15分ほどで
900ドルくらいになった。

よし、1000ドルになったらやめようと思ったら、
そのあとはまったく勝てない。
ガタガタ手持ちは減り、結局、追加で
コインを買い、500ドルくらいの負けとなった。

その時の熱さと言ったら。
もう少しお金を持っていたら、
どこまで擦ったか、わからない(笑)

ベガスで500ドルの負けなんて、
カジノ通いしている人間からしてみたら、
10円か20円くらいの感じかも知れない。

人に話すと、最初勝たせて、あとで
ぶん取る、というのはよく聞く話らしかった。

てなワケで、今後もギャンブルは
しないだろうなあ。
でも、競馬場で馬が走るのも観てみたいし、
賭けは関係なく、麻雀は老化防止に良いと聞くので
改めてやってみたい。

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2021年01月30日

お気に入りへの贈り物

ジムに勤めるマッチョなシュウサク
39歳は会員の女性たちに大人気らしい。

去年の暮れも、新しいiPhoneを
プレゼントされたらしいし、
昨日は昨日で、来月彼の誕生日を知った
数々の会員から、多くの贈り物をもらったと
店で開けて見ていた。

1万円以上もするプロテインやら、
あらゆるスポーツウェア、
そして恐らく3万円以上する
写真立てなどなど。

また、近いうちに買ってくれる、と
言われているらしい
旅行カバンの値段を調べると
なんと40万近く。凄い。

特にお金に困っていない人たちらしいし、
おまけにほとんどが主婦。
特に彼に何かを求めているワケでもないようだ。

ゲイも、ストレート男性も、
好感を持ったお気に入りの人に
プレゼントを渡す人はそれなりにいる。

僕の中では、恋人や友人以外に
高価なモノを贈ったことも、
いただいたこともほとんどない。

まあ、この年齢になると、
物欲もなくなるし、ちょっとしたモノなら
自分で買えるしなあ、
なんて思いながら、若い頃、
そんなふうにされたら、
どうだったんだろうか。

自分のことだから、結構調子に乗って、
ねだる、ということはないにしても、
何かをいつも期待してしまったのかも知れない。
いずれにしても、そんな人生では
なかったから、考えても仕方がないけれど(笑)

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2021年01月29日

雪の記憶

昨日、東京は久しぶりに雪が降った。
積もりほどではなかったけれど、
夕方あたりは、かなり吹雪いていた。

家を暖かくして、窓からその光景を
見ていると、高校時代のことを思いだした。

島根県、松江市で寮生活だった僕は、
朝、雪の中を毎日5キロマラソンしたり、
街中にボランティアで雪かきに
駆り出されたりしたのはかなり辛かった。

そんな中で、たまの土曜日や日曜日、
寮の炬燵の中に入って、ぼ〜っと
雪が降るさまを見るのは
決して嫌いではなかった。

太くて長いつららを見たのも初めてで、
それを折って、子供のように
同級生とチャンバラ遊び
(あれ?これってもう死語?)をしたりもした。

そもそも、大阪生まれの僕は、それまで
これほどの経験がなかったからだ。


東京に来たこの40年、豪雪に見舞われたことは
ほとんどないけれど、数年に一度、
20センチほど積もったりすることはある。

山陰地方に住む高校時代の友人と
メッセージをやり取りしたりすると、
いまだに冬は雪で悩まされているらしく、
複雑に思いながらも、ついつい
雪が降ると色々なことを思い出したりする。

生きていた母親が、冬のある日、
店に来てくれて、その日に大雪が降り、
数少ないお客さんたちと、
ほぼキャンドルだけの店内で
ホットワインを飲んだ。

母は「こんな風に雪を見ながら
お酒を飲んだのは、
生まれて初めてかもしれない。」
そんなふうに呟いていた。
僕にとっては、懐かしく
忘れられない店の思い出だ。


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2021年01月28日

パートナーであるということ

先日、このブログにも書いた91歳で
亡くなられたAさんの告別式が親族と
親しい人たちで行われたようだ。

パートナーのMさんは、とても
しっかりされていて、テキパキと
葬儀を取り仕切っていらっしゃったらしい。

50年近いパートナーを失くされて、
悲しく辛かったんだろうと想像していたけれど、
すべてをやり切ったというある種の
清々しささえ感じていたのではないかとのこと。

Aさんは、それなりに名前がある方だったので、
各メディアの訃報欄掲載も、Mさん御自身が
そのまま記事に使用できるようにまとめたモノを
送られたようで、とてもしっかりされていたとも聞いた。

素晴らしいのは、おふた方とも
残されているご親族がその関係を
きちんと受け入れられているということだ。


そんなMさんにお悔やみのメールを
お送りしたら、すぐに返事をいただいた。

そこには「僕たちの48年は本当に早かった。
今年、49年目、あと1年で50年目とは
思っていましたが、去年在宅酸素を設置してから
本人も病人だと認識したようで、
目に見えて体力が落ちていきました。」
とあった。

それでも日曜日ごとに、車椅子で近所まで出かけて、
途中は歩くという事を続けられたらしいけれど、
歩く距離はどんどん短くなったらしい。
それでも、今まで近いのに、まったく
歩くことがなかった街並みを散策することに関心を持たれ、
地図まで買い込んで楽しまれていたようだ。

暮れの12月には、体調を崩されていても、
洗濯や、食事の後片付けも一緒にされていたようで、
いつもは人を集めるお正月は
「なんだか新婚のようだ」と、
お節をつままれていたらしい。

その2日後、倒れられ、
2週間で逝かれたようだけれど、
Mさんは仕事を休み、自宅で看護し、
最後の晩まで添い寝でき、
自宅で看取ることが出来たことを
幸福に感じられているようだった。


同性婚など、ままならないこの日本で
お二人のようにこういう形でお別れが
出来たのは本当に幸せなのかも知れない。
パートナーであるということは、
ストレートであれ、同性愛者であれ、
ごくごく自然なことなのだ。

こういう話を聞くと、あとに続く我々は
きちんと学んで、生活に、そして世の中に
生かしていかなければならないなあ、
そう思う。

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2021年01月27日

コロナ禍でのマインド

数週間前にFacebookで
知り合いが仕事を辞めて、
ちょっと休みを取っていると書いていた。

大丈夫かと連絡をとってみたら、
何と彼は都内の保健所で長く
仕事をしていたようだった。
公務員であることは知っていたのだけれど
これは知らなかった。

コロナ禍になり、
体調の不調を訴える人ばかりでなく、
自粛警察らしき人からの訴えや
ありとあらゆるクレームが                                 
どんどん電話で入り、
すっかり参ってしまったと言う。

それでも、人が足らずに
右往左往している職場を
辞めるのもどうかと、
去年一年は本当に頑張ったものの、
鬱状態になり、辞めざるを得なかったらしい。


細かく話を聞くと、本当に大変そうで
心から不憫だなあと思った。

そんな中、国は特措法で、
コロナだとわかって入院しない人を
懲役という罰則を与えようと
したりしている。

それを管理するのは保健所だそうだ。
それにまた、どれほどの手がかかるのか。

また、僕と同業の飲食店で
給付金をもらっても
どうしてもやっていけない、という
店にも罰金という話もある。

ロックダウンが出来ないから
時間短縮などは要請のはずであるのに、
そこに罰則が加わると
いうのはどうなんだろうか。

もちろん、うちも含めて、
その要請にきちんと従っている人からすると、
面白くない、という人もいるのかも知れない。
しかし、それぞれに色々な事情がある。

それこそ、また、上にも書いた
自粛警察のような人間が
大騒ぎすることも含めて、
コロナはどんどん人の精神も
蝕んでいっているような気がしてならない。

苛立ちを抑えて、なんとか
ポジティブになることが出来るように
何かを見つけていくしかないのかも知れない。

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2021年01月26日

今日のゲイ・ムービー「マダム」

10日ほど前から、オンラインで始まった
「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」。
その中の1本でもあり、Amazon Primeでも
観られるドキュメンタリー映画「マダム」を観た。

Unknown.jpeg

このポスターから、え?女装の映画?
などと思う人もいるかも知れない。

いやいや。
これは監督も兼ねているゲイである主人公の
ステファン・リトゼール監督の94歳の祖母を
中心に、自分との関係を描いた映画だ。

ちなみに、フレンチ・フィルム・フェスと
言いながら、この監督はスイス人であり、
ほとんどがスイスで撮影されている。

ブルジョアで生まれ育ったけれど、
良い結婚とは言えなかった女性だった祖母だが、
自分の息子夫婦(ステファンの両親)や
その子供たちに恵まれて、
趣味の油絵を描きながら、
なかなか幸福な生活を送っている。

ステファンは幼少期から、自分が男性に
関心があることをわかりながらも、
自分はゲイではない、いつかは
結婚し、子供を持つモノだと信じている。

僕も含めて、多くのゲイ男性が若い頃に
悩み、自分に言い聞かせていたりすることだ。

永世中立国であるスイスに、徴兵制がある
ということを、恥ずかしながら僕は知らなかった。
そんな兵役の中でも、
ステファンは悶々とし続けていた。

映画は彼が、成長するにつけ、
男性に恋をし、肉体関係を持ち、
そして受け入れていく、その過程を
自分の父親が趣味だった8ミリフィルムや、
自身のホームビデオによって
明らかにしていく。

この映画のクライマックスは、
保守的で同性愛者を
決して認めようとしない父親、
そしてある意味、世間知らずの祖母に
自身のことを伝えることが正解なのか、
否かという部分である。

祖母への愛、祖母からの愛は
偏見や嫌悪を超えることが出来るのか。

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2021年01月25日

台湾消防士カレンダー

毎年のように、好意で、
台湾のマッチョ消防士の
カレンダーをプレゼントしてくれる
ユキヒロが、今年も持って来てくれて、
2週間ほど前に店のお手洗いに
飾らせてもらった。

f1462521-2.jpg

この消防士のカレンダーは、世界中で作られており、
僕が最初にニューヨークに行った
1990年前後でも、ゲイショップで
売られていた。

もちろん、その棚には、
警察官や、ラグビー、フットボール、水泳選手など、
それぞれのユニフォームと裸のカレンダーが
並んだりしていたものだ。

2011年から3年ほど、日本の沖縄でも
ドクターヘリのサポート・チャリティのために
制作されて、うちのトイレにも
貼っていたりしていた。
かなり好評だったということで、
ゲイのみならず、女性がこぞって
買っていた、という噂も耳にした。

日本人警察官がちょっと肌を
露出させたカレンダーなど、
日本で売られる日が来ることは
恐らくないだろうけれど、
消防士はまた出してほしい、そう思う。

思えば、うちの店にも、警察官、自衛官、
そして消防士のお客さんが来てくれることも
あるけれど、その中で一番オープンなのは
消防士のような気がする。

それぞれ、仕事に誇りは持っているけれど、
署内はともかく、近しい友人などに
カミングアウトしているのも、消防士が
最も多いかも知れない。

それこそ、最初にニューヨークで
LGBTパレードを観た時に、現役警察官や
消防士たちの行進に目頭を
熱くしたこともあったけれど、
そんな光景も日本でいつか
見ることが出来るのだろうか。

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2021年01月24日

暑い夏の熱い思い出

昨日、久しぶりに来てくれたオオハシちゃん、32歳。
「コロナ禍になって、初めてだよね。
どう?仕事や、プライベートは順調?」と
尋ねると
「仕事はまあまあなんですが、
プライベートでとっても良いことがあったんです。
と言っても、夏の話ですが」
とニコニコ顔。

2020年の夏のある日、オオハシちゃんが、
比較的空いていた電車に乗っていたら、
凄く筋肉質で日に焼けた同世代の青年が
ぐっすり眠っていたのだそうだ。

珍しい縞模様のマスクをしていて、
目は閉じていたので
顔はよくわからなかったけれど、
少し濃いめの眉毛や
タンクトップから出る腕の筋肉、
スウェットの足の太さ、
その雰囲気はオオハシちゃんにとって
ど真ん中だったと言う。

もう、携帯で隠し撮りをしたい、
そう思うくらいだったけれど、
グッと堪えて、
およそ自分が乗り換える駅までの
15分くらいドキドキして眺めていたのだそうだ。

そして、翌日。
たまたま自宅の近くにあるプールに泳ぎに
行って、何故か目が合う良い男がいた。
かっこ良いし、絶対ゲイだなあと思っていた。
帰り際に更衣室に行くと、着替えながらも
目が合う。

何よりも驚いたのは、
なんと彼は縞模様のマスク、
そして見覚えがあるスウェットパンツ、
色違いのタンクトップ。
そう、あの電車の中の彼だった。

彼は関西から出張で来ていて、
前日からその日は週末でのんびり
過ごしていたのだそうだ。

昨日も泳ぎ疲れて、電車の中で
ぐっすり眠ってしまっていたらしい。
「かっこいいと思ってずっと
見ていたんだよ」と言うと
彼はなかなか信じてはくれなかった。
「それならホントに写メでも撮っておけば
良かった、なんて言うのは冗談ですが」と
オオハシちゃんは笑う。

結局、そのまま、彼は
オオハシちゃんの部屋に来たそうだ。
そして、今は遠距離だけど、
なかなか良い関係だとのこと。

このコロナ禍で、鬱々とする中、
久しぶりにほっこりする話を聞いた。

ちなみに昨日のブログの銭湯の話ではないけれど、
彼らが会ったプールは特にゲイが
集まる場所でもなく、
もちろん、彼らはその場所では
指一本も触れなかったようだ。

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2021年01月23日

銭湯での猥褻行為のニュースを聞いて

昨日、渋谷の銭湯で
破廉恥な行為をした30代の男、二人が
書類送検されたというニュースが
ツイッターなどで拡散された。

僕の頭の中では、またか、
もう、うんざりだ、という気持ちと
残念、悔しい、恥ずかしいというが
一瞬交差した。

でも、いや、まてよ、と考えた。
何故、「恥ずかしい」と思うのか。

彼らはゲイだから。
そして僕もゲイだから。

しかし、仮に僕も、彼らもノンケで
(無理矢理に言ってしまうと、
混浴の公衆浴場があったとして)
こんな行為をした、としたと
聞いたらどうだろう。

上のような気持ちになるのだろうか。

ただ、ただ、バカな奴らだなあ、
そう思うに過ぎない。

その銭湯には「LGBT云々」
という張り紙がしてあったと言う。

銭湯の方は、本当に腹立たしいだろうし、
その気持ちはよく理解も出来る。

一部の人間がそのような行為を
することで、ゲイすべてを指すのが
バカバカしいし、どうかと思う。

実は僕もとっても若い時期、
まだ自分をきちんと受け入れられていなかった時に、
公衆トイレや、深夜の公園で
その手の行為をしたことがあった。
今となっては、非常に恥ずかしい。

セックスについてのファンタジーは
このブログでもたまに書くことも多い。
しかし、それはあくまでもファンタジーであり、
仮にリアルであっても、
他人に迷惑をかけることなく、
大人同士が了解の元での行為だ。

だからゲイのみならず、この手の
恥ずべき行為をやらかしてしまう
すべての大人は、僕自身の自戒も込めて、
本当に自重するべきだ、そう思う。

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2021年01月22日

「続・ボラット」という破茶滅茶映画のこと

昨日、バイデン就任式のことを書いたけれど、
つい先日、旧トランプ政権をおちょくった
「続・ボラット 栄光ナル国家だった
カザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画」
(長っ)という映画をAmazon で観た。

Unknown-18.jpeg

これ、14年前に上映された、下品で紛い物と
批判されながらも、めちゃくちゃ面白いと
話題になった「ボラット 栄光ナル国家
カザフスタンのためのアメリカ文化学習」の
続編なのだ。

このボラット、という主人公は、
架空でもなんでもないのに、あり得ない国として
描かれるカザフスタンのジャーナリストという設定。
前作はアメリカを取材する、という内容だったが、
今回はカザフスタンを傷つけたという
理由で強制収容所に入れられていた
彼が汚名をはらすべく、
はたまたトランプ政権下のアメリカに行く話。

「レ・ミゼラブル」のテナルディエとか、最近上映された
「シカゴ7裁判」の主演をした
サシャ・バロン・コーエンがこのボラットを
やっているのだが、製作、原案、脚本はすべて彼。

自らのおちんちんや、お尻まですっかり見せて
(ちなみに前作は、Youtubeで無修正なのに、
さすがに今回はボケボケの修正)
体当たり演技、と言うよりも、
ありとあらゆる設定が、
これ、ありなの?という凄まじい内容だ。

以下、ちょっとネタバレ

副大統領のペンスがスピーチをしている会場に
「ペニス!」と呼び、娘を貢ぎモノとして
背負っていったかと思いきや、
トランプの弁護士(旧ニューヨーク市長)の
ジュリアーニを、ドッキリ番組さながら、
娘に手を出すのか、と思うようなシーンまで
撮影している。

Qアノンでトランプ絶賛の連中に組みいったり、
ホロコーストの犠牲者に、ホロコーストは
偽りだったか、と問いかけたりと
本当にめちゃくちゃだ。

これをアイロニーたっぷりの政治批判映画と
思うか、それともただの悪趣味と取るか。
興味があれば、是非。

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2021年01月21日

バイデン就任式

昨夜、と言うか明けて、
今日の午前1時過ぎ、
バイデン大統領就任式を観た。

自分たちの国を良くしたい、
地球のために尽くしたい、と
宣言した新しいアメリカの大統領。
過去の過ちを変えたいとのスピーチは
強く胸を打つ。

彼に限らず、カマラ・ハリス副大統領や、
その他の議員それぞれの言葉。
それに加えて、レディ・ガガの国歌や、
ジェニファー・ロペスの我が祖国も泣けた。

アメリカという国は、とかく
ナショナリズムを感じる部分も多いけれど、
今回は、トランプがこの4年
世界を巻き込んで混沌とさせた
それを省みようとする志が
ところどころに見えた。

思えば、日本の首相が決まる際、
その言葉に、心が震え、共に頑張って
良い国にしよう、そう伝わることは
あっただろうか。

オバマはもちろん、
あのトランプでさえも、
仮りにプロンプターを読んでいながらも、
目を落とすことなく、
強い意志の元に、国民に向けて言葉を放ってきた。

このコロナ禍で、決して独善的ではない、
しかし意志を持った強い言葉を
国民が求めていることを
日本のリーダーはわかっているのだろうか。

就任演説を見ながら、ものすごく
複雑な気持ちになってしまった。

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2021年01月20日

夢の時間を追いかける

またまた、昼間書いたブログが
飛んでしまって、今日は店を閉めてからの
書き直し。

一昨日来てくれたセイジが、
秋田県の大館市にある映画館の話、知っています?
と聞いてきて、いや、知らない、と答えた。

その映画館とは、「御成座」と言って、
もともと1952年に作られた劇場らしいけれど、
一度、2005年に経営難で閉館したようだ。

しかし、2014年、千葉の電気工事をする会社の
社長が目を付け、リオープン。

その劇場が、なんと週末、東京の上野から
大館まで無料のバスを出し、
映画を観てもらい、また東京まで
戻ってくれる、というサービスがあるのだそうだ。
とは言え、途中休憩を含めて、片道14時間。

運転は支配人と従業員が
交代でするらしい。
バスは島根県の木次町の
ローカルバスを買い上げたモノだったが、
去年、老朽化のため、新しいバスに代わり、
今ではリクライニングも付いているようだ。

コロナ禍でバスは密を避けるため、
限られた人数での運行らしく、
どうやら、長く満席が続いていると言う。

とは言え、往復28時間。
運転する人は、大館、上野の往復を含めると
その倍の時間を要するワケだ。いやあ、凄い。

基本的に、お客さんは映画代金だけらしいが、
映画がない時間に、比較的安い料金を払って、
その大スクリーンでゲームや、
カラオケをしてもらっても良いとのことだ。
また、とりあえず近くの宿に宿泊してもらい、
一日観光をしてもらって、東京まで送る、というシステム。
そういう意味では、少ないながらも、
大館市の観光にも役立っているようだ。

それでも、決して儲けが出る仕事ではない。
三重県伊勢市なんかにも
家族経営の映画館があることも聞いたことがあるが、
おそらく同様だと思う。


経営する人も、観に行く人も、
この混沌とした世の中から
少しだけでも夢のような時間を得るために
そこにいる、ということは
金銭以上の幸せな空間なのかも知れない。

セイジも、少し空いてきたら、
是非とも、そのバスに乗って行きたい、
そう呟いていた。

夢の時間を追いかけて。

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2021年01月19日

羽根と薔薇と六尺

昨日、来てくれたシュウゾウは、
ここ15年ほど(10年?)の熱心な
宝塚ファン。
知り合いに連れて行かれてから、
観まくって、一人のタカラジェンヌ
(彼女はいわゆるトップスターではないようだ)を
追いかけ、そのファンクラブにも入っている。

宝塚好きなゲイはたまに耳にするけれど、
うちの店でも彼ほどの人はなかなかいない。

ブロードウェイ・ミュージカル好きな僕でも、
宝塚を観たのは、本国の有名な振付家で
演出家のトミー・チューンが
やった「グランド・ホテル」を
含め、数本だけ。

歌舞伎と同じように、宝塚を
ひとつの日本文化として観ていくと、
とても興味深いとは思うものの、
そこまで趣味は広げられないため、
僕はハマらないようにしていた。

ともあれ、シュウゾウは、
前のほうに陣取って、出待ちなんかもするらしく、
休みの日など、午前中に並び、
舞台が終わってから、また並ぶとのこと。
それが今回、コロナでまったくなくなって
しまったのは悔しいらしい。

お正月興行も元旦からあり、
彼は2日の日に行ってきて、
胸がいっぱいになったと言う。

そして、その足で、うちの六尺デイに。
宝塚から六尺。。。。
変な取り合わせのようだが、
華やかなモノとエロスと、という意味では
完璧なゲイの好きな世界。

シュールだよね、と話していたら
お客さんのトオルが
「羽根と薔薇と六尺」というタイトルで
本でも出したら、直木賞候補になるんじゃない?
と盛り上がった。

このタイトル、本当に素敵(笑)

*******************

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posted by みつあき at 13:32| Comment(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月18日

なんと本日は「愛の不時着」のお話

去年、このコロナ禍で大ブレイクした
配信ドラマ「愛の不時着」16話を今年になって
すべて観終わった。

Unknown-17.jpeg

韓国テレビドラマは、
2003年から05年くらいにかけて、
日本で大ヒットとなった「冬のソナタ」
「天国の階段」「チャングムの誓い」をはじめ、
結構な数のモノを観たし、
当時の韓流ブームに乗って
公開された映画も随分観まくった。

映画は、年に4、5本は
観続けていたものの、
韓国のテレビドラマになると、
1話がCM抜きで60分以上、
そして長いモノになると、
30話、40話となっていくので
とてもじゃない、と観るのをやめた。

ドラマの内容も、多くが血縁の秘密や、
時空を超えた繋がり、そして復讐劇がメインで
よく出来てはいながら、個人的に
ちょっとマンネリだったこともある。


そんなワケでずいぶん韓流ドラマと
離れていたのだけれど、
今回、また自粛が始まったりしたことと、
お客さんでもハマっている人が結構いて、
是非、観てくださいと言われたこともあり、
重い腰をあげて、挑んだワケだ。
(そんな大層なモノか!笑)

おお!なんだ、16話か、と
軽い気持ちで観てみたら、
一話がほぼ1時間以上あって、
日本やアメリカのドラマの1.5話か2話分。
最終回なんて、2時間近くある。
もう映画1本分。

お話は、韓国のお高い財閥令嬢が、
パラグライダーの事故で北朝鮮に不時着。
そこで軍の将校と出会い、
二人の関係とそれぞれの性格の変化の
サマが描かれている。

韓国に帰りたい令嬢と
帰したい将校。
その二人が、いかにして「一時も離れたくない」
という状態になるのか。

その大恋愛を軸に、令嬢が座る
一族の社長の椅子を巡っての争いや、
北朝鮮の軍や暗殺者などが絡んでくる。

これでもか、とたっぷり泣かせる演出は
半分、やれやれ、と思いながらも
ついつい涙腺が緩む。
なおかつ、脱北者の手を借りたという
脚本で描かれる北朝鮮の人々の暮らしは
なかなか興味深く、楽しく観ることが出来た。

とは言え、さすがにドラマは
ツッコミどころ満載だ。

ミニシアター系のリアリティある
諸外国の映画好きな僕や
その手の傾向が強い人は、
このドラマの中でのあり得ない展開や、
恥ずかしくなるような会話劇に
「いやいや、大丈夫!今回はハマってみよう」
そんな心構えがないと、かなり厳しいかも知れない。


ただ、昨日、このブログに書いた
お亡くなりになった知識人でもあり、
僕が心から尊敬していたAさんは、
あのベタベタな「冬のソナタ」にハマって、
毎回泣かれていた、
そう聞いたことがあった。

韓国ドラマは、多少展開があざとくても、
個人のどこのツボに入るとたまらない、
ということなのかも知れない。

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posted by みつあき at 15:57| Comment(2) | テレビドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月17日

48年の別れ

昨日、15時からの営業で、来てくれた
お客さんたちと色々と話していた矢先、
お世話になった店のマスターから
一通のメッセージが入った。

古い友達でもあり、大先輩でもある
カップルのうちのお一人のAさんが91歳で
お亡くなりになった。
残されたMさんは、70代になられたばかりで
まだまだお元気だ。

お二人は今から48年前に、会って
お付き合いが始まり、ほぼすぐに
同居されたと言う。

僕が知っているゲイのカップルで最も長い
お二人だった。

AさんとMさんが会われた時、
Aさんは大手新聞社に
勤められ、Mさんはまだ学生で
ジャズの勉強をされていたようだ。

僕が会った頃のお二人は、
まだ付き合って15年か、
20年には満たない頃だったとは思うけれど、
それでも、男同士でそれほど
付き合っている、という事実は
僕にとっては驚愕だった。

Aさんは詩人として、オペラ評論家としても
有名で、何度かオペラもご一緒させて
もらったこともあった。
80歳を過ぎてからも、劇場で
うたた寝しがちな僕の横で、
まったくコクリともされないのは
本当に凄いと思った。

お二人の住まいで開かれたパーティに、
何度も誘われて
いつもその仲睦まじいところを
見させてもらったり、
思い出はたくさんあった。


ずっとお元気でいらっしゃったのに
年末に心臓の働きが弱くなり、
自宅診療のサービスを受けるように
なられたようだ。
それからのお二人は、本当によく語り、
普通に食事も摂られていたと言う。

今年に入ってから、さらに症状が
悪くなり、危機的な状況が起こったら
すぐにでも入院出来る形を取りながらも、
結局、昨日亡くなるまで、
Mさんは仕事を断り、
寄り添われていたようだ。

日本では決して、同性婚がまだ
出来ない状態で、それでもいち早く、
同性婚と同様な生活スタイルを
教えてくれたお二人。

50年近くのその人生と、
90を超えたAさんを支えたMさん。
残念で悲しいけれど、こんなに
幸福感に満ち溢れた別れを耳にして、
ただ、ただ、ありがとう、
そういう気持ちになった。


芸術について、文化について、
そして何よりも人の生き方について、
多くのことを教えていただいたAさんの
ご冥福を心よりお祈りします。

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posted by みつあき at 05:29| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月16日

デートの食事

昨日は、50を過ぎたヤマタニと、
マサオが、デートの食事について、話をしていた。

二人とも、30前後の自分たちより、
ふた周りも離れているのが好きなのだが、
ヤマタニがその年代のコ、何人かと、今まで
デートをした時に、若いから「食べ放題」とか
バイキングに連れて行っていたとのこと。

それを聞いたマサオは
「若いと言っても、17、8じゃないんだから、
少し高くなっても美味しいモノのほうが
良いんじゃないかな?僕はそうしてる」と。

それを聞いたヤマタニは「確かに」と。
今まで連れて行って、店を出た時に
「僕、奢ってもらわなくてもいいので、
もっと落ち着いた場所で、
美味しいモノを食べたいです」と
言われたことがあった、と。

ヤマタニは、若い頃、体育会に所属していて
自分もそういうタイプが好きなので、
そんな連中は、安くてもたくさん、
楽しく食べるのが好きだと
思い込んでいた、と。
そして、いまだに自分もそうなのだと。

食に重きを置かずに、
もっと楽しいこと、
お酒にお金を使うことのほうが多かったと。

ただ、最近のゲイの若い人たちは
美味しいモノ、ということに
こだわる人も多いことに気がついたと。
なおかつ、自分自身の食生活も
変えなければならないかと
最近思うのだと。

ホント、人それぞれだ。

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posted by みつあき at 14:40| Comment(0) | 恋愛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月15日

昨日観た映画「惜春島」

昨日のブログにも書いた
日本で最初のゲイ映画、と評される
木下恵介監督の「惜春島」を昨日、観た。

Unknown-16.jpeg

1959年。
60年以上前の映画だ。
このポスターを見ると、どこがゲイ映画?
とも思うし、映画自体を観てみても、
男同士の恋愛、性的要素はなかなか見当たらない。


映画は東京から生まれ故郷の福島の会津若松に向かう
青年(川津祐介)と、友人の叔父(佐田啓二)が
列車で出会うところから始まる。

当時のイケメン中年と、若者の
恋愛模様が始まるのか、などと期待するけれど、
これも、すぐにそうではないことに気がつく。

学生時代の友人宅に泊まる川津祐介、
そして彼をとりまく4人の青年たち。
映画はこの5人の友情に
芸者、有馬稲子との恋愛に苦しむ
胸の病気を患う佐田啓二を絡ませる。

彼らの無邪気とも言える青年たちのじゃれあい、
そして今では気恥ずかしいとも思える
「友情の証」の表現の数々。
温泉で全裸で抱きつく、手と手を強く握る、
腕を組むなどという行為は
まさにゲイ的なのかも知れない。

しかし、当時の邦画でそれくらいの
描写は結構あるような気がするけれど、
どうなんだろう。

ただ、その5人の若者たち、それぞれ
女性への恋慕や、結婚観などが描かれるが、
一人、まったくそういうモノを感じさせない
足の悪い青年がいる。
後半、川津祐介を心配して、
足を引きずりながら走る彼の姿が
唯一、ゲイ的とも思えるシーンだ。

ただ、彼がゲイであるとすると、
その人間を障害者として描いているのは
どうかと思うけれど、これは考え過ぎなのかも知れない。

ゲイだったと言われる木下監督が、
そういう気持ちでこれらを撮ったのか、わからない。
少なくとも、必要以上に
身体の接触が多い部分は何かを
感じながら、撮影したのかも知れない。

木下恵介は結構好きな監督だけれど、
この映画が他の傑作と共に
並ぶかと言うと個人的には微妙だ。
ただ、上のようなことを色々考えて
観られたという意味では観て良かった。

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2021年01月14日

INSIDE/OUT 映像文化とLGBTQ+ 展

去年の9月から早稲田大学の演劇博物館で
「INSIDE/OUT 映像文化とLGBTQ+ 展」なるものを
やっていた事は知っていたけれど、
すっかり抜けていて、明日で終わると知り、
昨日、行ってきた。


恥ずかしながら、この博物館は初めてで、
大学内にあるこの建築物、その室内の
古色蒼然たる作りが、非常に趣きがある。


そこに展示されているモノの、ほとんどが
日本に於けるLGBTQ関連の映像文化の数々。

映画のパンフレット、プレスシートから
写真、映像、そして市川崑監督の
「雪之丞変化」で衣装で使った
市川雷蔵が着た着物まで展示。

ただ、「日本に於けるLGBTQ」とは言っても、
そこを題材にした映画、テレビに関しては
欧米ほどは多くないし、メインになっているモノは
ここ20年少しだったりする。

細かく記された年表を見てみると、
木下恵介監督の「惜春鳥」(これ、観ていないので
近々、観る予定)が、かなり初期で1959年。

で、つらつらと見ていくと、
橋口亮輔監督が「二十歳の微熱」を発表し、
テレビではあの「同窓会」が放映された
1993年、というのが日本での
ゲイを主人公にした映像化の画期的な
年だったとわかる。

あれから27年。
世界規模での日本のビッグな映画作品は
まだ生まれていないのかも知れない。

この展示の多くをきちんと整理して
会場で売られていた図録は
資料として、本当に貴重なモノ。

ちなみに、外国のLGBT作品のパンフレットが
ずらりと並んでいて、この多くが
うちの店に置かれているモノと同じであり、
ここにあぶれている僕が持っているモノを
お預けしたかったくらいだ(笑)

これが、明日まで、というのは本当に残念。
もっと早くに観て、ここで紹介し、
さらに多くの人に観てもらいたかった。

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posted by みつあき at 12:58| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月13日

コロナ感染した友人からのメール

一昨日、ずいぶん会っていない友人から
コロナに感染した、と連絡があった。

毎日、東京では2000人前後の
感染者数が出ているし、
何人かの知人の感染も耳にしているので
もう誰がかかってもおかしくない。

ただ、その友人は1週間ほど前に発熱があり、
保健所に電話しても長く繋がらず、
4時間ほど経って繋がっても、
PCRがすぐに受けられない状態。

受けても、結果が出るまでにすごく
時間がかかる、と言われたと言う。

結局、陽性だとわかるまで
38度くらいの熱と咳。
くしゃみや鼻水も出ていたので、
風邪なのか、コロナなのか、わからず
不安との闘いだったらしい。

なおかつ、最も辛かったのが同居している
パートナーへの感染で、その彼には
近くのビジネスホテルに宿泊してもらったと言う。

友人は動き回ることが出来ず、
パートナーが買ってきたモノを
玄関に置いておく、ということの繰り返し。

まさか、このような事態になるとは。

結局、感染がわかったのが数日前。
昨日あたりから指定のホテルへ
彼は移動が決まったそうだ。

どんどん感染者が増え、入院も出来ず、
ホテルにも入れず、という人も多いようだ。
彼はまだ自宅に篭っていたけれど、
わかっても、そのまま外出している人も
多いのではないか。

こんな話を耳にするたびに、
店をやっている僕自身も悩むことが多い。

完璧という事は決してないだけに、
いかにして対策をしていくか。
日々、考えながら営業努力は続けていきたい。

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2021年01月12日

お勧め映画「ソウルフル・ワールド」

「トイ・ストーリー」シリーズや、
「ファインディング・ニモ」のピクサーが
今年、映画館で上映するはずだった
新作「ソウルフル・ワールド」が
配信サイト、ディズニープラスで
観ることが出来た。

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監督のピート・ドクターは
「モンスターズ・インク」や
「カールじいさんと空飛ぶ家」で
評判になった人だが、この映画は
彼が作った前作「インサイド・ヘッド」に
テイストがとても似ている。

「インサイド〜」が、人間の頭の中の
色々な感情をCGアニメ化した事に続き、
今回は人間の生死を描いている。

話は、学校の音楽教師をしている中年男が
憧れのジャズ歌手と自分が弾くピアノの共演が
決まったあとに、マンホールに落ちてしまう。

そこから、彼は魂の世界へ入り込み、
「死」の世界に行きたくない彼と、
これから生まれいく「生」の世界を
求めない一人の子との冒険のお話。

この二人が、それぞれの思惑を
交換しながら、人生の意味を
考えるという作りになっていて
これがアニメとは思えないほど奥が深い。

なんと言っても今回驚きなのが、
全編に流れるジャズ・ナンバー。
かつてのアニメでは決して描かれなかった
スタイリッシュで爽快な使われかた。
演奏シーンも迫力ある。

それにしても、これが映画館で
観ることが出来ないのは本当に残念。

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posted by みつあき at 15:25| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする