2020年12月31日

ゲイ矯正施設の記事を読んで

数日前の朝日新聞デジタルで、
「同性愛を治す」と言って全米で大規模な
同性愛を矯正する団体を作って活動を
していた52歳の男性が、
実はずっとゲイとして苦しんでおり、
謝罪をした、という記事を読んだ。

彼は厳しく、かつ偏見に満ちた
家庭で育ち、学生の頃こそ、
同性との性的交流はあったが、
それを肯定することは出来なかった。
その後、キリスト教副音派の信徒になってから
ゲイとキリスト教とは共存できない、と
セラピーを受け、そこから矯正する、
ということを考えたらしい。

その後、結婚し、子供を設けながらも、
彼はひっそりとゲイ・ポルノを観ながら
悶々とした偽りの日々を
送っていたようだ。

これは去年、公開された映画
「ある少年の告白」で、主人公が
入れられた矯正施設(その施設長も
実はゲイ、という設定だった)を
思い出させる。

結果的に、この男性がいた
団体によって矯正に成功した人は
誰一人いなかったと言う。

まだまだ無知だった僕は
長く付き合っていた女性に
カミングアウトしたあとで
「一緒に治そう」という言葉に
うなづいたりした時期もあった。

結果的に、その女性に背中を押され、
僕はゲイであることを確信し、
受け入れて生きていくことを決心したのだが。

たまに店でも「もしゲイが治ったら」
という言葉を耳にすることがある。
ゲイは病気ではないし、治るモノでもなく
治す必要もない。

そんなことを改めて読み取れる記事だった。


さて、大晦日。今年最後のブログになってしまった。
本当に今年は世界中の誰にとっても、
忘れられない大変な一年だった。
来年、これがどういうふうに
変化していくのか。

出来る限り、早く収束を望むのは
すべての人の思いだが、
そんな中でも、それぞれが
一握りの何か良かったこと、幸せだったことを
思い起こせる一日であり、
良い年を迎えられますように。

本日は18時オープン、22時までですが、
元旦を休み、2日タクヤの六尺デイでスタート
3日から通常営業をいたします。

2021年もまたよろしくお願いします。

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posted by みつあき at 14:06| Comment(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする