2020年12月21日

ノンケビルダーとの再会

昨日、ジムに行ったら、
もう20年ほど前に行っていた
某ボディビル・ジムのストレートの
知り合いが来ていた。

「お!久しぶりっす。
元気ですか?」

見かけは結構歳をとったなあ
(お互い様)とは思ったけれど、
そのノリは、相変わらずで
気持ち良く、さわやかで
いかにもノンケだなあと思った(笑)

images-1 2.jpeg

しかし、びっくりしたのは
「お店、どんな感じですか?」と
聞いてきたのだ。

僕は彼とは15年以上会っていないし、
その前に、僕がゲイだと伝えた覚えも
まったくない。

「え?なんで知ってるの?」などと
野暮なことを聞くのもなんだし、
「うん、大変だけど、とりあえず
なんとかやってるよ」そう伝えた。

「そっか〜。皆さん、そうですよね・・・。
俺も子供が中学生になって、めっちゃ
金がいるんで、参っていますが、
まあ、みんな大変なんで、頑張りましょう!」
と笑顔で「じゃ、また!」と
ロッカーを出て行った。


僕が当時行っていたそのジムで、
ゲイ雑誌のグラビアに出ていた会員が
ジム内で話題になっていたことがあった。

当時、僕も含め、4人くらい入っていた
ジムのサウナの中で、その話になり、
「彼、頑張って大会に出ようとしていたのに、
まさかのまさかっすね」
「うん、すごく尊敬していたのに、がっかりです」
「って言うか、ホント、キモいから」

ノンケたちの会話に辟易しながらも、
何も言えなかった自分が今は
腹立たしいが、昨日の彼は
その中の一人だった。

あれからずいぶん長い時間が流れ、
世の中も変わった。
「LGBT」なんて言葉もまったく
なかった時代だ。

オカマ、ホモ、(口の横に手をかざして)あっち?
という言葉で、多くのストレートは
ゲイを揶揄していた。

彼の中で、何かが変わったのか、
それとも変わってはいないけれど、
なんらかの形で僕のことを知り、
表面的に取り繕ってくれたのか。
それはわからない。

でも、少なくとも僕自身は
ああして気軽に声をかけてくれた
彼に対して、前よりもずっと好感が
持てたことは確かだし、
どうであれ、確実に世の中は
変わってきているのだなと
少しだけ嬉しい気持ちになった。

*******************

各種公式SNSはこちらから
Facebook→https://m.facebook.com/bridgetokyo/
Instagram→https://www.instagram.com/bridge.tokyo/
Twitter→https://mobile.twitter.com/gaybarbridge


GAY BAR BRIDGE
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-13-16 SENSHOビル 6F
posted by みつあき at 12:58| Comment(0) | ジム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする