2020年10月16日

ひとり旅の愉しさ

来年30になるハヤトが、昨夜は
比較的早い時間から
遅くまでいてくれた。
人から聞くところに寄ると、本当に
ハヤトは日々、仕事に追われて大変そうだと
いうことだった。

しかし、本人、あまりそんな愚痴を言うことなく、
それよりも、ひと月前、2年つきあった彼と別れ、
また、つい最近、4日ほど休みが取れて
北海道に一人で行ってきた、という話をしてくれた。

それも札幌ではなく、道東。
飛行機で、根室まで行き、
レンタカーを借りて、知床から
羅臼、別海まで、のんびりと
秋の景色を満喫したらしい。

ひとつの恋愛が終わったことと、
壮絶な職場から少し距離を置けたことは
ハヤトにとって、本当に
ほっとひと息だけではなく、
素晴らしい時間を過ごせたようだった。

中には「一人じゃ寂しくない?」
「一人で何するの?」という人もいるかも
知れないけれど、よく一人旅をする僕も
「人と一緒では感じられない何かがある」
そう思うタイプ。

そして、いつも思うのは、唯一、食事を
する時が一番寂しく、孤独を感じるくらいだ、
そう思うのだ。

ハヤトもまさにそうだ、と言っていた。
一人っきりだと、それほど良いレストランに
行く気にもならないし、
美味しいからと言ってさほど多くも
食べられない。

なおかつ、食事をしながら、
ずっと携帯を見たり、本を読んだり
しているのもどうか、と。

それにしても、ちょっとだけ肌寒くなった
秋の道東を、ひとり車を走らせ、
途中、カフェなどに入って
思いのたけ、自分の気持ちを
ノートに書き殴る。
それがハヤトの4日間の日常だ。

30前の彼がどんな思いで、生きているんだろう。
自分のその頃はどうだったのか。
色々なことを考えさせてくれる
素敵なひとり時間の話だった。

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posted by みつあき at 17:23| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする