2020年07月29日

まさか今さらの「愛と憎しみの伝説」

何人かのお客さんたちから、僕が
フェイ・ダナウェイ主演の "Mammie Dearest"
(邦題『愛と憎しみの伝説』)を
観たことがない、と言ったら
すぐにでも観るべき、と言われ続けていた。

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特に急いで観なくても、という
僕が放置していた理由は
第2回のラジーショウ
(アカデミー賞の真逆の史上最低の映画賞)の
作品賞、女優賞など5つも取っている
ということだった。
それが原因だったのか、どうか
日本では劇場未公開。

しかし、DVDが安く発売されていて
昨日、初めて観てみたら、これが凄い作品。

言ってしまえば、ゲイ好きな日本映画「疑惑」や
「吉原炎上」「卍」などに匹敵する
女の闘い(と言っても、この映画は母娘)を
これでもか、と、とことん描いた映画。

そして、これを読まれている中でも、何を
今さら?と思われるほど、アメリカの
ゲイシーンでは有名で、ドラッグショウの
ネタになったりもしているようだ。


映画は、実在した大女優ジョーン・クロフォード
(『何がジェーンに起こったか』
『ミルドレッド・ピアース』などが有名)の
破天荒な人生を描いているが、
中心になっているのは、養女にとった
娘、クリスティーナとの関係。

ジェーンが子供が欲しくて、養子に
次々にとったのは有名な話だが、
その長女をいかに虐待していたか、
というのがあらゆるシーンで露呈していく。

最初は猫可愛がりだったジェーンだが、
もともと潔癖症であり、自分が大女優だと
自負している彼女が、娘からバカにされている、
反抗的、などという妄想からの虐待。

以下、少しネタバレ。



鏡の前で女優の真似をする娘の髪を
刈り込んだり、スタジオ解雇の腹いせに
庭中の花を切り刻み、斧で木を倒し、
怒鳴り散らした上、平手打ちは当たり前。

自分の買った高級なドレスを
クリーニング店の針金のハンガーに
かけていたことに爆発的に怒るシーンは、
歴史に残る怪演で、あらゆるシチュエーションで
よく真似されているらしい。


彼女の激しい気性については、
テレビドラマ「フュード」でも
克明に描かれていた。
これは、映画「何がジェーンに起こったか」で
共演したベティ・デイヴィスとの確執を
ライアン・マーフィがプロデュースした作品。

フェイ・ダナウェイの演技がそこまで
酷いとも思えず(僕個人はオスカーでも
おかしくないと思う。)、
これが何故、ラジー賞なのか、
首を傾げるところ。

この80年当時、虐待をこういう形で
描いている、ということが世間から
そっぽを剥かれた、という話もある。

いずれにしても、ゲイなら一度は!
店に来てくれて声をかけてくれたら
DVDをお貸しします(笑)

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posted by みつあき at 14:51| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする