2020年05月29日

本日の映画「七人の侍」

店のオープンも決まり、
今後はあまりゆっくりと長い映画も観ることが出来ない
と、今回、久しぶりに選んだのが
黒澤明の「七人の侍」だ。

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え?
今さら?
何故???などと言われそうだが、
僕自身、学生の時に映画館でリバイバルを
観た以来、何度観たのだろう。

数々の世界映画の歴代オールベスト10で
必ず上位に入り、
何度もベストワンになっているのだから凄い。

とは言っても、
今回は15年ぶりくらいに観たけれど、
何度観ても、この多くの絶賛は
十分、理解が出来る。

芸術的なことも十分含めて
もの凄く面白く、興奮覚めやらぬ
エンターテインメント大作になっている。

休憩も入れて、3時間半近くだが、
どこも切ることが出来ないほど。
脚本、撮影、照明、編集、役者の動き、
そのすべてが計算し尽くされているほどに完璧。
まったく無駄がない。

戦国時代の農村で盗賊と化した野武士たちと
戦うべく、力を貸してくれる侍を求める農民たち。
そして集められるのが、非常に個性的な七人だ。

その中でも、菊千代役の三船敏郎。
他の黒澤映画では、渋い演技や
ミステリアスな部分も見せる彼は
ここでは無鉄砲でやんちゃ、
ちくいち大騒ぎをして異彩を放つ。

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彼の輝かんばかりの芝居は
魅力的とかいう言葉を
取り越して、狂犬、荒馬のごとしだ。

いつも大口を叩き、強気でバカ明るい菊千代。
そんな彼が、一度だけおいおいと泣くシーン。
ここは何度観ても胸が引き裂かれそうになる。

もちろん、彼以外の役者たちも、
ひとりひとりが個性的で、
書き出したら止まらなくなってしまいそうだ。

特に志村喬、宮口精二の二人など
こういう芝居が出来る俳優、
今、いるのだろうか、と思うほど
緻密で深い。

映画は侍たちを集め、野武士たちとの
合戦準備を前半に、そして合戦が後半という
作りになっている。

後半の合戦シーン、夏の収穫後の山村が
舞台となっているが、これが撮影が伸びて
真冬の雪を溶かして、土砂降りの雨という設定。

ここで半裸で六尺、お尻丸出しの三船も含め、
さぞ寒かっただろう、と裏話にも感激だ。

とにかく、映画好きなら、
決して見落とせない傑作。
未見の人には是非とも、しっかりと
腰を落ち着けて、観てもらいたい一作だ。

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posted by みつあき at 17:57| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする