2020年05月23日

本日の映画「バリー・リンドン」

去年公開された映画
「キューブリックに魅せられた男」
というドキュメンタリーが
あまりにも素晴らしくて、
初公開以来、久々に
名匠スタンリー・キューブリックの
「バリー・リンドン」を観た。

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「魅せられた男」は、
この「バリー・リンドン」で
オーディションで非常に重要なポジション
(主役のバリーの種違いの息子の役)を
勝ち取ったレオン・ヴィタリを追った記録映画。

その後、彼はキューブリックが作る映画の
スタッフに就き、自分の全身全霊を込めて
監督に人生を捧げたのだ。


さて、この「バリー・リンドン」。
当時、「ある愛の詩」や「ペーパー・ムーン」で
一斉を風靡したイケメン俳優
ライアン・オニールが主演。
彼は『パートナーズ』で
ゲイに扮した警官も可愛かった。

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オニールが扮するのは、18世紀半ばの
アイルランドの農家出身の青年バリー。
彼はその後、ありとあらゆる経緯を踏み、
大富豪の未亡人と結婚するまでへと
のし上がっていく。

有名な七年戦争を背景に、略奪と決闘、
華やかなブルジョアの生活を
まるで当時の西洋美術を見せるように
じっくりと描かれている。

ヘンデルのサラバンドに載せて、
どこを切っても、美しい画角。
NASAの全面協力という
ロウソクだけで撮影したという映像。
建造美術、衣装の緻密さ、その豪華さ
追求された様式美。

その美しさとは裏腹に、ドラマの中では
裏切りや嫉妬や復讐など、
ネガティブな感情が
ドロドロともつれ合っていく。

バリーが、自分の身分を変えるために、
湖で裸で愛を語り合う軍人二人の
軍服を盗むシーンがある。
こんなちょっとした同性愛シークエンスが
入っていたのはすっかり忘れていてびっくり。

こんな映画を3時間超えの二部構成として見せる。
インターミッション、つまり途中休憩あり。

思えば、最近の映画、3時間を超えても
休憩が入らないのは、その時間を惜しんで
あと1回分、入れたいからなのか。
昔は映画も、優雅に観られた。

それにしても、この映画のみならず、
「アイズ・ワイド・シャット」
「シャイニング」「博士の異常な愛情」等々、
すべてが粒揃いの名作。
そしてそのジャンルも時代背景も幅広い。

完璧主義、と言われた男の凄さは
どのシーンをとっても、
しっかりと伝わってくる。
長い自粛生活で作る豊かな時間を
何十年も経って再び、与えてくれた。

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posted by みつあき at 19:23| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする